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木材の香りのするバンガローや、広々とした野外炊事場
大小そろった木の研修施設、すてきなデザインの水洗トイレ
こんな建物が14個もあるキャンプ場と、広い広い公園
それに遊歩道などと、広大な山林を無料で10年間も、ある会社に貸すという。
議員に議案を配った2月23日の前の日、2月22日にできた会社。
会社とは、まともな協議を1回もしないで、市民の財産(行政財産!)を、何の担保もなしに貸すとは、もう行政の私物化としか思えない。
北新地の地区計画でもダミー会社がでてきたし、県のリサーチパークの土地取得の時も、ダミー会社、いわゆるペーパーカンパニーが活躍した。
今回も、事業実績はまったくない。
「住所は正確でないし、電話もない」委員会でそういうと
ある議員が「性善説よ、いとうさん」と賛成の意見を述べた。
市長や議員の財産なら、どうでもいい。
しかし税金でつくった施設や公園を、どうしてお酒の販売をする業者に、無料タダで貸すの?条例違反を承知で出してくるとは、政治倫理どころではない。
近くには名水も湧き出ているこのすばらしい二丈の宝を、守らなきゃ。
採決は26日。(今議会に出ている議案14号には、地方公共団体のふつう財産は、国や他の地方公共団体にしか、無償で貸せないと書いてある)
ついでに言うと、富士のフォレストアドベンチャーの事業主体は、勝山耕地整理組合。元助役が組合長。
県有地を一部借りているが、年間借地料をきちんと収めている。
ただで貸すとか、議会直前にできた会社にという話に、向こうの人もびっくり仰天していた。


                        
冬場のキャンプ場       (夏はキャンセル待ちのときも・・・)
糸島市は、およそ二億円で作った「木の香ランド」と「樋ノ口ハイランド」、それに「周辺の山林31ヘクタール」を無料で10年間も、福岡市の会社に貸し付ける議案を三月議会に出しました。
この議案には、木の香(きのか)ランドと樋ノ口(ひのくち)ハイランドを、暴力団排除条例からはずす議案もついています。
不審に思って3月5日、議案に書いてある福岡市早良区小田部7丁目の住所を訪ねると、その住所に会社はなく、中古の賃貸マンションが建っていました。
電話番号の登録もありませんでした。
そこで法務局で登記を調べると、なんと議員に議案が配られた前日の2月22日にできたばかりの会社でした。
登記簿の会社設立の目的には「飲食店の経営」「お酒の販売」とあり、会社のイラストには「大人のためのキャンプ場」とあります。
子どもたちのキャンプ場を暴力団排除施設からはずし、お酒の飲める大人のキャンプ場にしようとしているのです。
市の条例で、無償で市の財産を貸し付けできるのは、公共的な団体か、地震、火災、水害等の災害にあった場合だけです。
業者に無料で十年も貸すのは、明らかに条例違反です。   

1月、議員がストーカー行為で書類送検され、職員が談合容疑で逮捕起訴され、市役所は家宅捜索まで受け、政治倫理と市民の信頼を回復するのがキーワードの議会で、よくぞこんな議案を出してきたものと感心します。
3月12日の一般質問で「事業実績も実態もない会社に、大切な市民の財産を十年も貸して、残土や産廃を埋められ、水源が汚染されたらどうするのか」と質問すると
市長は「そうならないようにする」と答え、あくまで議案を通すかまえです。
市長はこの会社が1月からすでにあったように建設産業委員会でウソの説明をし、議案を通そうとしています。
採決は26日です。
いま傍聴においでくださいと呼びかけています。
こんなひどいことは、ご一緒にやめさせましょう!
※木の香ランド~年間三千人以上が利用するキャンプ場。


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