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3日輪島市珠洲市でまた震度5強の地震

~糸島市は玄海原発から19キロしかない



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今月配布の議会便り、一般質問から。先の3月議会で能登地震による原発の避難計画が役に立たないことを訴えた。


6月3日のNHKニュースによると、3日朝、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.0の地震があり、石川県で震度5強の揺れを観測したといいます。気象庁は今後1週間ほど最大震度5強程度の揺れに注意するよう呼びかけています。


二丈の女性から、「珠洲市にも新しい原発を作る計画がありましたが、住民運動でやめさせたんですよ。今回の能登地震で、原発を作らせないで本当に良かったと住民のみなさんが言っているそうです」と聞きました。その直後の地震のニュースです。

日本は地震大国。原発は危険であること、自然エネルギーへの転換を根気強く訴えていきましょう。核兵器も原発もない地球を子どもたちに!


審議未了になった請願「自然エネルギーへの転換を」

署名数4239筆~2014年2月14日号

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2024年3月18日に行った一般質問の動画を3回に分けてお伝えします。その1

原子力災害の避難計画について


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動画は下をクリックしてください⬇️

https://youtu.be/WFWfhrxRp08?si=j6ytVod6ByUFSK9U



(概要)

1,   原発力災害の危険性と避難計画について

①   今年、1月1日に発生した震度7の能登半島地震では、地震による道路の損壊で集落が孤立し、車両での避難ができない状況になりました。道路の損壊、がけの崩落により、移動が困難な状況に陥った場合を想定した原子力災害の避難計画は作成されていますか。


 ②   玄海原子力発電所では、3号機4号機が再稼働しています。避難せず、屋内退避となる住民はどの地域が対象で、対象人数は何人ですか。


 ③   道路などのインフラが老朽化しています。また大きな地震で家屋が倒壊したら、屋内退避はできない。建物が破損すると、放射能をブロックできません。避難計画において、屋内退避ができない状況を想定していますか。


 ④   放射能が漏れた場合、安定ヨウ素剤の服用が必要になります。放射能は子どもの遺伝子にもっとも影響が大きいとされます。チェルノブイリの原発事故のときも、一番、深刻な被害を受けたのは、子ども達でした。集落が孤立したら、服用はどうするのか、市がまもるべき18歳未満の子どもは何人ですか。


 ⑤   二丈の鹿家は、原発から19キロしかなく、最速30分で放射性物質が到達するとの答弁が以前あっています。日本は地震が頻発する国です。能登地震を教訓に、一日も早く、原子力災害への避難計画の再検討をすべきです。来年度、防災会議は何回開かれる予定ですか。


⑥   防災会議には女性が何人いますか。小さい子どもの親の意見が反映されていますか。


⑦   2022年8月24日、岸田内閣は原発の再稼働と同時に、原発の新増設についても方針を転換しました。しかし原発はあまりにリスクが大きすぎます。使用済み核燃料の問題もあります。市長には市民を危険から守る責任があります。市長のご認識をうかがいます。


※市の答弁、動画の字幕は、後日追加します。


一日も早く停戦合意を!

ロシアはウクライナ攻撃をやめよ!まちを破壊するな!人を殺すな!

戦争反対



テレビに、ロシアのミサイル攻撃から逃げ惑うウクライナの人々が写っています。伝統と歴史ある美しいまちが爆撃を受け、アパートが、学校が、病院が、道路が、公園が、無残に破壊されています。

つい数日前まで、そこには人々の日常がありました。学校に通う子ども達、公園でくつろぐ高齢者。鳥が鳴き、犬が猫が寝そべるあたたかな光景が。

小さな女の子が「死にたくない」と目に涙を浮かべ、病院の地下室には、たくさんの赤ちゃんがお母さんと避難していました。

世界中が新型コロナと闘っているとき、核兵器が数万もある世界で、原発が建ち並んだ国々で、戦争をする愚かしさ、恐ろしさ。多数の犠牲者が出るまえに、一日も早く停戦合意を!


「徴兵は命かけても阻むべし母・祖母・おみな牢(ろう)に満つるとも」

この歌は、1978年9月18日付朝日新聞「朝日花壇」に掲載された石井百代さんの句。政府が有事立法の研究を指示した情勢のもとで詠まれた句です。(2006年6月10日付「しんぶん赤旗」より)

「戦争反対!」と抗議するロシア国内のデモでは、数千人が捕らえられたといいます。戦前の日本でも、戦争に反対して大勢の人々が逮捕、拷問され、殺された歴史があります。「わが子を、孫を戦争になどやるものか」。世界中の母親が、女性が、老いも若きも命がけで侵略戦争に反対しよう、その決意が伝わっています。


3月議会一般質問3月15日 平和都市宣言と原発も取り上げます

15日の一般質問は、今回20人中、5人が質問します。中尾議員(公明)、佐藤議員、畑中議員、伊藤、高橋議員の順です。

平和と民主主義ほど大切なものはないと、改めて思います。糸島市の平和都市宣言と核・原発問題についても質問します。

①子ども・障がい者・高齢者が使いやすいバス交通について、②潤南のアンダーパスについて、③平和都市宣言と核兵器、原発について

福祉関係は予算委員会で質疑します。きのう、若い女性の方から電話がありました。「非正規雇用なので、コロナで暮らしが大変です」と。市民の声を議会に反映させるために、3月議会も力をつくします。(いとう)






増え続ける核のごみ 原発の運転は中止を!

◎議会たより5月15日号に3月議会の報告がアップされたので転載します。読みにくいので下に書き出しています。
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玄海原子力発電所における核のごみの発生状況と避難訓練について
いとう~玄海原子力発電所にある核のごみの状況は?
市~低レベル放射性廃棄物は、ドラム缶で約3万8000本。使用済み核燃料は2180体が敷地内で冷却、貯蔵中である。順次、青森県六ケ所村の処分施設に搬出の予定である。
いとう~この10年間で原子力防災訓練の参加者は何人か?
市~17行政区、約800人である。(市の人口は10万人)
いとう~子ども、障がい者、要介護者、病気の人もいる。家畜を飼う農家も多い。避難の日数の想定はどうなっているか?
市~市外へ避難する一次移転の訓練では、健康講和やペット同行避難などを行い、一定期間の避難生活を見込んだものとなっている。
いとう~福島の原発事故から10年後の今も、4万人が避難生活を余儀なくされている。美しい自然を守り、市民の命を守るため、原発の運転は中止すべきではないか。
市~原子力政策はエネルギー基本計画に基づく国の責任。市は不測の事態に備え、万全を期す。

玄海原発から30キロのUPZ圏内にある姫島には核シェルターが作られています。原発事故で放射性物質が降り注ぎ、避難が必要な時、嵐など天候が悪くて船が出せない場合に備え、島の住民が3~4日避難するための施設です。普段は福祉施設として使われていますが、放射性物質を防御する設備と食料が備えられています。この設備は、約1億7000万円でなんと九州電力の関係会社が受注していました。
また、なんとか島の外に避難できても、その後、福島のように放射能によって帰還できなければどうするのでしょうか? 海が汚染されて魚を捕れなくなったらどうするのでしょうか?そのような議論はされないままです。(いとう)

コロナ禍の市民生活困窮について
いとう~水道は重要なライフライン。料金滞納による給水停止の実情と減免はどうなっているか?
市~給水停止は令和元年度が226件。令和2年度が153件である。
コロナ関係の減免措置は実行しておらず、支払い猶予で対応している。
いとう~食糧支援のフードバンクの利用状況はどうなっているか?
市~ボランティア団体が収集した食料を、市と社会福祉協議会の窓口で令和元年度は43件、2年度は108件配布した。

松本前市長のとき、「水道料金を2万円滞納して29日間、水が出ない」という若いお母さんといっしょに「子どもがいるので給水停止の措置をやめてほしい」と市にお願いに行ったとき、「水は商品。タダではやれません」と言われたことがあります。それで分割の誓約書を書いて、直ちに給水停止を解除させました。
市の政策だから職員もそう言うしかなかったのでしょう。前市長も月形市長も、平成グループ会長のお友達や春田元市長には莫大な財産を無償譲渡し、議員の口利きなら市の施設さえ無償貸付するのに、市民には「財政難」「不公平になる」と言って弱者救済の減免制度を作ろうとしません。助ける相手を間違えています。
ちなみにこの家庭は、不景気で夫の土木仕事が減って滞納してしまったのです。妻は身重で働けず、夫が毎朝、出勤前に無料の水を20リットル缶で汲みに行っていました。
コロナ禍の今は、もっとそういう家庭が増えているのではないでしょうか? 


◎同じく原発についての質問を載せておきます
原発事故時に弱者は避難できるのか?
 AA1F336E-EF50-4819-B15F-DC5AFFF7F58C 広報いとしま2018年2月15日号
下段は「手話言語法の制定と政策」について

原発再稼働による放射能汚染のリスクは 
 8BE5948C-E916-4ADD-96AD-7A18E1D9A3C9 広報いとしま2018年5月15日号

玄海原発に近い糸島市~他人事ではない福島の過酷事故

A1C522BF-4CE6-4D47-9D9E-39C6943EB3F4 玄海原発と糸島市
赤い丸の線は30キロ圏内を示す。ちょうど糸島市役所のあたりが30キロ。
風が強いと放射性物質の雲(プルーム)はわずか30分で糸島市に到達する。

2CA81839-CC12-46A7-898D-517DD628BCA3 福島第一原発による汚染図
外側の丸の線が30キロ圏内を示す。
1平方メートルあたりのセシウム137と134の蓄積量。赤が300万ベクレル以上。黄色が100万から300万ベクレル。緑が60万から100万ベクレル。レントゲンなどを取る部屋の放射線管理区域は4万ベクレル以下。よって、ぼう大な地域が高濃度、広範囲に汚染されたことがわかる。比べてみると、糸島市は原発に近いまちだということがよくわかります。


溶け落ちた核燃料、たまり続ける汚染水
「オリンピックだ」「GO TOトラベルだ」と言っているうちに、原子炉がメルトダウンした福島の過酷事故が忘れ去られてしまうのでは…と心配になります。高レベル放射性廃棄物の処分場も定まっていないのに。早急に原発は廃炉、核兵器は廃絶をと願っています。


◯16番(伊藤千代子君)
 玄海原発から一番近い福吉小学校は23キロメートルです。山の眺めも海の景色もすばらしい学校です。通常の500倍以上の高い放射線量の中を市民は避難しなければなりません。
 国道やバイパスには車が殺到します。地震で道路が破壊される危険性もあります。妊婦あるいは乳飲み子や幼い子供を抱えて、放射能が目に見えないために、たくさんの保護者の方々、市民が逃げ惑うことが予想されます。
 子供2万人、市民10万人が大渋滞で被曝をした場合、誰が責任をとるのですか。
◯総務部長
 原子力災害での損害の賠償は、原子力事業者(九州電力)が負うこととなっている。
◯市長(月形祐二君)
 私は、再稼働については国が判断すべきものというふうに考えております。
◯16番(伊藤千代子君)
 姫島に放射線の防護施設、核シェルターがつくってあります。ここは放射能が雨のように降り注いでも放射線を完璧にブロックして住民を守る機能がありますか。
◯危機管理課長
 姫島のはまゆうは防護対策機能を整備しており、住民を守ることができる設備である考えています。
◯16番(伊藤千代子君)
 ここに逃げ込んだ住民は守ることができるでしょう。それも、3日分ぐらいしか食料は保存していないから、それ以上は無理です。しかし、島の産業は漁業です。海が汚染されて、名物のカキとか、あるいは漁場が被害を受けたら、どうしますか。
◯総務部長
 事故が起こることがないよう、昨年の4月、福岡県知事を通じ、安全対策に万全を期すよう、国と九州電力のほうに要請をした。原発の事故による被害は、原子力損害の賠償に関する法律に基づき、原子力事業者が賠償するようになっております。
◯16番(伊藤千代子君)
世の中にはお金で賠償できないものがいっぱいあるんですよ。それがこの海とか、自然の問題じゃないでしょうか。…

原発の問題については、ぜひこちらをご視聴ください
2015年3月議会より 

汚染水、事故の状況、福吉校区の避難、子どもの甲状腺がん、子どもの避難…。基本的なことを色々質問しています。

2017年12月議会より 

障害者、こどもの被爆の危険性・・・

2018年3月議会より

避難と再稼働…

市「核弾頭の攻撃を想定している…」
〜いつのまにか戦後ではなく戦前の様相

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昨日、総務文教委員会で危機管理課から「糸島市国民保護計画の変更」について説明がありました。
武力攻撃を受けた場合の対応が書いてあります。
武力攻撃で原子力災害が発生したらどうするか?

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いとう~安定ヨウ素剤を服用とはどういう意味か?
核弾頭によって原子力発電所が攻撃され、放射能が拡散した場合を想定しての対応である。
いとう~核戦争になったら、人類も世界も破滅だ。日本国憲法の平和主義の精神に反するが、市として議論したのか?
~それはしていない。

安倍首相の元で、日本は戦後75年と言うより、核戦争前夜の様相を呈してきました。
みなさん、政治に関心をもちましょう。権力者の動向に!

何重ものきびしいチェックを通り抜けて、
きのう、私たち一行は、3号機の原発建屋の中に入った。
エレベーターで上がったところに、
眼下を見下ろす窓があって、
そこからみんなで下をのぞいた。
深いエメラルドグリーンの大きなプールの中に、
1050体の使用済み核燃料が眠っていた。
それは不気味なほど静かで、おだやかだった。
1体が600キログラム。
1050体なら、630トン?
6年前、福島原発でまき散らされた放射性物質は、500グラムくらいでした。
吉田所長が直面した恐怖は、東日本壊滅だったと思います。
「福島の原発は…」と九電の人が言った。
「建屋の上の階にあったから、水をかけるのが困難だったが、
ここは下にあるので、水をかけやすい…」と説明。
帰りに、水を7メートルも噴射できる大砲みたいなのを見た。
火事の火を消すための放水砲じゃないという。
格納容器が破損したとき、
そこから放射性物質が出ないように、格納容器に水を噴射させて、
放射性物質の拡散を防ぐのだそう。
10年前、ここに視察に来た時、
「原発は安全。放射性物質は絶対に外に漏れない」と力強く言わたのを思い出した。
きょう、夜のニュースで規制委員会が、「玄海原発3,4号機、審査合格」と報じられ、
先週は、糸島市が、住民の内部被ばくを減らすため、「8万5千人分の安定ヨウ素剤を備蓄へ」と報じられた。
核燃料に火をつけて、再稼働するのですか?
エメラルドグリーンのプールに沈む膨大な使用済み核燃料。
10万年以上も、おとなしくさせられるでしょうか?
私たち人類が、この途方もない物質を。

11月28日の避難訓練の日、西風だったのに、風下にあたる(福岡市)へ避難しました。

放射能からの避難は、「風向きが最も大切」とは専門家の共通意見です。

風下に逃げるのは、わざわざ放射能の汚染がひどいところへ逃げるようなものだからです。

まさに、福島の原発事故がその例。汚染がひどかった飯館村に、原発周辺の住民は逃げていたのだから。


いとう~(風下に避難訓練を行ったことについて)本番ならみんな被ばくしている。 避難計画は、風向きを考える必要はないのか?


市~考慮する必要はない。



重大な原発事故が起きたら、玄海町や唐津の住民が先に逃げて、糸島市民はその後です。

しかも避難の基準は、毎時20マイクロシーベルトを超えたとき。


いとう~「帰還困難区域」が毎時約6マイクロシーベルト以上だ。 毎時20マイクロシーベルトとは、防護服が必要な「高濃度汚染」からの 避難になる。その覚悟で避難訓練に参加したか。


市~具体的な避難訓練をすることで、課題を収集し、今後の訓練に反映させる。


いとう~1日、2日の避難ではない。 一生戻れない「命がけの避難」が必要なレベルの汚染だ。 家や田んぼ、畑、工場やお店、すべて失う覚悟のいる訓練だと、市民に伝えるべきだ。

いとう~九州大学副学長、吉岡斎氏は、「住民が被ばくしてからの避難だ」と 批判している。市長は、吉岡先生に会って、専門家の話を聞いてほしい。


市~国の基準、決定に従って対応する



原発事故の避難訓練で、糸島市から福岡市などへ避難してきた子どもが、どの程度、放射性物質によって被ばくしたか調べる、スクリーニングをしている様子が、翌日の新聞に載っていました。


いとう~避難訓練では、子どもの被ばくも検査した。 服や帽子についた放射性物質は、脱ぎ捨てればいいが、 体内に入ったら洗い流せない。どうするのか。


市~医療機関に搬送する。


原発を建設する時には、「ぜったいに事故は起きない」と言っていたのに、福島で事故が起きた今、再稼働を前にして、子どもの被ばくも想定内です。未来をになうかけがえのない子どもたちが被ばくする危険性があるなら、原発の建設に賛成しなかったでしょう。



11月28日、福岡県と糸島市がおこなった大規模な原発事故避難訓練について、12月議会で、一般質問しました。


実際の質問はこまかく、丁寧におこないましたが、ニュース「ちよ便り」に書く制約上、相当、短くまとめています。

まず、糸島市の平常時の放射線量について質問したところ、0.042マイクロシーベルト(12月9日計測。浦志の県の合同庁舎において)という答えが返ってきました。


まず、この値を覚えておきましょう。原発事故での避難は、毎時20マイクロシーベルトを超えたときです。

つまり、平常の値の約500倍の放射線量になってから、ようやく避難ということになります。

これでは、相当被ばくしてからの命がけの避難になってしまいます。

しかも、原発事故が起きたら、玄海町や唐津の住民が先に逃げて、糸島市民はその後となっています。

命に関わるのに、家の中で「お先にどうぞ」とじっとしていなければならないのです。

あまりに非合理的で、非現実的です。



「安全な水と食料」のある「普通の生活」が、どんなに幸せなことか、私たちは5年前の福島の原発事故で学びました。

しかし川内原発に続き、市から20キロ先にある玄海原発も再稼働されようとしています。


いとう~福島の原発事故で、日本を汚染した「放射性物質」の量(重さ)は?


市~放射性ヨウ素が35グラム、放射性セシウムが310グラムである。


いとう~わずか350グラムの「放射性物質」がもれただけで、 東日本の広大な地域を汚染し、何兆円もの被害を出し、 5年たった今も、およそ十万人が、避難生活を強いられている。

いとう~玄海原発に溜まっている使用済核燃料は?市~866トン。再稼働すれば、毎年48トン増える。

※使用済み核燃料の放射線量は2万シーベルトです。人は即死します。



議会は、どうしてこんなにも民意とかけ離れているのか?核シェルターまで作られて、再稼働の準備がどんどん進んでいるのに、ほとんど原発についての議論が「地元議会でない」のだから。福岡県知事には、電力会社よりの方が再選された。沖縄のように、真に県民の命を守る立場に立って、国にも毅然とモノを言う知事の誕生を願う。原発なくす公約掲げて奮闘された後藤とみかずさん、お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。原発再稼働を認めなかった高浜の判決をきくと、その奮闘がけっして無駄ではなかったと、心から思います。



原発から20キロ地点の姫島に、国の放射線防護対策事業で核シェルターが完成したと前回書いた。事業費は、設計費を入れると、1億7200万円になる。これだけの投資をしても、津波のときは使えない施設であることがわかった。危機管理課は総務委員会の所管。総務委員会委員のやなぎ議員が私に言った。「ここは、すぐ前は海で、津波が来たら使い物にならない。税金の無駄遣いですよ」と。福祉や教育、再生可能エネルギーにはお金を出ししぶる国が、原発再稼働のためには、実に気前がいいけれど、こんな政策、お金の使い道でいいのかしら?このシェルターの電源は、48時間しか持たないそうだから、ここにいられうのは、最長でも2日間。その二日のために作った施設。しかも、このときまだ外部が放射能に汚染されていたら、シェルターを出られない。だから住民は、赤ちゃんから高齢者まで防護服を着て、船で逃げることになる。何らかの事情で、二日以上シケガ続いたらどうなるの?船は動きませんよ?あらゆる想定を超えた事態が、自然界には起きる。放射能がどんなに怖いかは、チェルノブイリや福島の事故が教えてくれている。福島第一原発の吉田元所長は、原発事故が起きたとき、「東日本壊滅か…」と震え慄いたそうだが、放射能とは、まさにそのような恐るべき力をもった怪物なのだから。



玄海原発から約20キロ地点にある姫島のふだん福祉施設として使っている「はまゆう」が、放射線防護対策事業で万一の原発事故にそなえ核シェルターになった。事業費はなんと1億6332万円。国は着々と玄海原発の再稼働を進めている。今日の建設産業委員会での市の説明によると、原発事故が起きた時、海がシケていたら避難できない。そのため、30キロ圏内の離島は、国の税金でシェルターを作ることになった。姫島の住民約180人全員が入ることができる。 2、3日でシケがおさまったら船で避難していただくと言うので、 その時まだ外の放射能がひどかったらどうするのか? 船は放射線を防げる防護船か?ときくと、 船は普通の船だから、そのときは防護服を着てもらうという。 また身体に放射性物質をつけたままシェルターに入れないので、 逃げ込む前に除染が必要だ。 除染テントではどんな除染を行うのか?ときくと、 シャワーで洗い流し、拭き取るだけという。 赤ちゃんから寝たきりのお年寄りまで、そんなことをしなければならないというのか? 住民の被ばくを前提にした再稼働というほかない。 シェルターに逃げこむほどの放射能が海を汚染したら、 地場産業の漁業はどうなるのか?委員会ではあまり議論にならなかったが、ばく大な税金を使い核シェルターを作ってまで発再稼働したがるなんてどうかしている。来月現地に見に行く予定。



3月11日、東日本大震災の4年目のその日、市議会で一般質問をします。予定は2時から。昨年の12月議会では、格差と貧困をテーマに、非正規雇用や子供の貧困を取り上げましたが、今回は、命、いのちをテーマに質問します。取り上げるのは、1、障がい者の高齢化について2、ペットの殺処分について3、原発再稼働の危険性についてです。高齢者施設や障がい者施設、保健所、様々なところへ行き、関係者の話を聞いてきました。議員として、市民の声、特に弱者の声を取り上げ、殺ばくとした今の世の中で、命を守る大切さを訴えたい。原発事故が、国の存亡にかかわるということも。 ※ ※ ※ ※ ※やなぎ議員は、13日の10時。高齢者の介護と子ども医療費の無料化を中心に取り上げます。



三嶋栄幸議員のFacebookや新聞報道で、玄海原発の再稼働に反対する意見書が、9対11で否決されたのはご存知と思います。

しかし、今までにない活発な討論が、議場の傍聴室を埋め尽くす市民の前で行われ、賛否が拮抗したことは初めてで、歴史的意義があったと確信できます。


9月25日の最終本会議を、ぜひインターネットで、視聴していただきたいと思います。

また、退場して採決に加わらなかった議員のインタビューにあるとおり、再稼働推進派の強烈な説得工作があったのは事実です。

人は自然なくして生きられません。放射能で故郷を汚染させたくない。

避難だけの問題ではない。

その声が、今いっそう高まりつつあります。



7月26日、脱原発いとしまネットワークのみなさんが、ドキュメンタリー映画「飯館村」を上映してくださった。

風下にあたる飯館村は、全村避難している。

原発から4~50キロだから、放射能に距離など関係ない。

村が汚染され、連れて行かれる牛たち。慣れ親しんだ牧場から、離れたくないと足を踏ん張るが、無理やりトラックに乗せられていく。

普段はおとなしい牛たちが、不安におびえ、抵抗する姿に涙をこらえきれない酪農家の夫婦。牛の大きく美しい瞳には、たしかに涙があふれていた。

原発事故さえなかったら、死ぬことはなかった多くの命・・・

× × ×

3月議会で私が、「人間さえ避難できればいいのか?」と聞いたとき

市は、「家畜の避難も検討している」と胸を張って答弁した。

何百頭、何千頭、何万頭の牛や豚や鶏を、いったいどうやって、

どこに避難させるの?

どうやって餌をやるの?

人間の避難でさえ、交通渋滞で無事に逃げられるかわからないのに。

野の花、小さな虫や鳥まで、あらゆる動植物のいのちを、人の都合で奪っていいはずがない。

空を大地を海を、すべての自然を、放射能汚染から守ることは不可能なのに、いまだに、「人間の力で原発をコントロールできる」と安全神話を振りまいて、再稼働に向けてつきすすんでいる。

2,3日でも苦痛なのに、3年以上もの避難生活を強いられている村人たち。

涙と憤りが全編を貫く。

すべての電力会社の重役のみなさん。

パートナーや子どもたちを連れて家族で、あの狭い仮設住宅に引っ越してください。

それでも原発は必要だと、あなた方は言えますか?



昨日の朝、コーヒーを飲みながら思った。

「今朝は最高の新聞!」西日本、読売、赤旗…各紙を広げて踊る文字。


「大飯原発再稼働差し止め判決」

2014年5月21日3時15分、福井地裁。憲法に保障された人の生命を超える価値は見出せない、と。

取り返しのつかない原発事故の教訓を踏まえた、明快で画期的な判断。

新たに痛感したのは、原発事故の心配のない安全な場所は、日本列島にはないのか?ということ。何しろ、福島第一原発事故直後に、原子力委員会委員長が首相に提出した最悪のシナリオでは、半径250キロ圏内の避難を検討していた。

250キロ!日本列島は、どこも原発から、250キロ圏内にスッポリはいる。福島の事故が未だ収束していない元で、再稼働していいのか?原発が止まっても、電気は足りている。

子どもたちに、放射能汚染の中で生きる恐怖の世界を、残したくはない。数日前、1人の若い男性が、原発についてまとめたレポートをもって、市役所に会いに来て下さった。

その情熱。真面目な心。居ても立っても居られない市民がたくさんいるはず。

ただ原発なくせの思いの一点で、手をつないでいこう。

思想信条も宗教も趣味も暮らしも、好きなサッカーチームもあらゆることが違っても。




連休中、2泊3日で故郷の鹿児島に帰省した。
写真は、薩摩半島最南端の長崎鼻。
海に溶岩がせり出し、自然の雄大さを体感できる観光名所。
開聞岳は標高924m。
菜の花やレンゲの頃には、実に美しい。
今回、初めて砂むし風呂~砂風呂を体験した。
熱い砂に埋れていると、この地面の地下には、煮えたぎったマグマがあると感じられる。
ここの溶岩は、開聞岳の噴火によるもの。川内原発からおよそ60~70キロ位。
昨年1千回もの噴火で鹿児島中に大量の火山灰をまき散らした桜島は、川内原発からさらに近く、およそ50キロ。
灰色の溶岩道路は、迫力満点の絶景である。
近年、噴火した霧島は原発から60キロくらいか。
南九州は、噴火でできたくぼ地カルデラがつらなって、名高い温泉地帯となっている。
鹿児島の大地が、火山灰で覆われているのは、子どもでも知っている。
気象庁の火山噴火学会の会長が、「九州川内原発の立地は認められない」と5月11日付のしんぶん赤旗で語っていた。
なんと原発が立地している川内は、九州南部を襲った巨大噴火に伴う火砕流に、過去何度も襲われていたというのだ。このことは、規制委員会の再稼働審査で九電自身も認めた。
福島の原発事故が未だ収束できず、汚染水や廃炉への道も綱渡り状態のなかで、安倍首相は原発を外国に販売し、日本では再稼働を急いでいる。
なんということだろう!降灰や火砕流は、自然災害。
人間の力では止められないが、火山灰の降り積もった大地にも豊かに作物が実り、牛や豚が飼われ、温泉ができ、人々の暮らしが続く。
しかし、原発事故は人災、政治災害ともいうべきもの。
大量の放射能で汚染された大地を元に戻すには、何百万年という途方もない時間がかかる。
そう。原発は、人類と共存できない。


玄海原発の3・4号機が「再稼働する」と、原子炉内の温度は20度から325度に上昇し、いま敷地内に866トンある使用済核燃料は、毎年48トンずつ増え続けます。糸島市は、20キロ圏内226人。30キロ圏内1万5千人、40キロ圏内10万人住んでいます。

放射性物質は、二丈の鹿家に最速30分で到達します。


いとう~国は、万一の原発事故に備え、30キロ圏内の福祉施設を改修し、 放射性物質を防ぐ「核シェルター」にする計画だ。

糸島市では、今年、姫島の「はまゆう」を2億円で工事をする。 外がどんなに汚染されても、屋内は放射能をゼロにできるというのか?


危機管理部長~ゼロに近い数字になる。いとう~屋内が安全でも、外が汚染されたら、何にもならない。 糸島の魅力は、豊かな自然とその恵みだ。


いとう~ 「核シェルター」をつくってまで再稼働させるべきではない。 市長はどう考えるか?

(市長答弁せず)

危機管理部長~放射性物質はずっと降りそそがない。おさまったら避難してもらう。


いとう~農地も産業もばく大な損害を受け、住めなくなる。 自然と他の生物の命を犠牲にして、人間は生きられない。

子どもの未来を守るため、再稼働には反対だ。


※「はまゆう」は、介護、医療、子育ての機能をもつ福祉施設。

去年、約9千万円で建設された。3月議会一般質問より




          熱気。伝わりますか?


このところ、汚染水が、じゃじゃやもれ状態の福島第一原発に、

「いったい、原発は本当に安くつくの? 」

「こんだけ、海を、環境を、破壊して・・・」と、国民が不安を感じているとき。NHKテレビで、「原発テロ」のスペシャル番組があった。

24時間、ものものしい防護服に身を固め、警察の特殊部隊の若者たちが、福島第一原発で警備にあたっている。

これは東電の経費ではなく、税金だろう。

原発などの核施設に、ひとたび、侵入を許すと、簡単に電源が破壊され、メルトダウンのリスク・・・

アメリカで、年間140億円かけて警備している核施設へ侵入したケースが報じられた。人間の手に負えないのが、核施設なのか。

日本の警備は、先進国では最低レベル。使用済み核燃料が、全国の原発にたまり続けて、原子爆弾1100個分のプルトニウムがたまって、その危険性が、世界中から厳しい目で見られているのだ。

『再生可能エネルギー』には、テロは起きない。

子や孫の代に、何を残すべきかはすでに明らかであろう。

台風による大量の雨が、福島の原発を襲わないことを祈る。


※糸島市議会、最終日。「玄海原発の再稼働に反対する請願」の採決が行われ、 自民系議員、公明議員の反対で、 否決になった。



昨日9月4日の議会の質疑は、いよいよ次の選挙の日程が来年の2月2日と決定し、議会傍聴が多かったこともあって、、いつも大声でヤジを飛ばす人たちが、ずいぶんおとなしかった。

これくらい、いつも品性があると、怒鳴られる側は楽なのだが・・・

住民の請願権は、憲法に保障されている。

しかし糸島市議会は、紹介議員にいろいろ難癖をつけるような質疑を繰り返し、議員いじめのようなことをして、請願をつぶそうとしてきた。

だから議員が、市民に頼まれても紹介議員になりたがらない状況がうまれている。

こんなことは、絶対にあってはならないことだ。

× × ×

私は、今回、2つの請願の紹介議員になった。

ひとつは、「糸島市が自然エネルギーを積極的に推進し、原子力エネルギーに頼らない政策への転換を早急に始める請願」

原発の近くにあって、市のエネルギー自給率はわずか6~7%。

10年計画を策定したが、 10年後目標を達成しても、 市のエネルギー自給率は10%から12%程度にしかならない。

あまりに目標が低い。 多くの市町村が、太陽光発電など住民に補助金をだして、推進しているのに、 糸島市では、その補助金を出す予定がない。


もう一つの請願は、「国に、消費税増税中止を求める意見書の提出を求める請願」どちらも大切だと思ったから、紹介議員になった。

議会での論戦は、インターネットでごらんください。




きょう、糸島原水爆禁止協議会のみなさんと参加した原水爆禁止世界大会長崎。核兵器をなくすため、全国から集まった7千人の人で満員の会場に、あのJFKやプラトーンの映画で知られる映画監督のオリバーストーンさんが登場。
大きな拍手に包まれた。笑顔の素敵な堂々たる体格のオリバー監督。力強い言葉で語ったのは、  「アメリカでは、学校で子どもたちに、   日本への原爆投下は戦争終結のために必要で正しかった、と教えている。   
戦前の日本人は、ゴキブリ以下とみなされていた。   私は、保守的な家庭に育ったが、ベトナム戦争に行き、   その後、なぜアメリカが次々戦争するのか?考え始めた。
   日本の敗北はすでにわかっており、原爆投下は必要ではなかった・・・。」 
 「歴史を学ぶことが、同じ過ちを繰り返さないこと。   日本が、戦争中、中国や韓国に侵略したことも、   きちんと学ぶことが大切、」と。
※最近まで、NHKテレビのBS放送で、「もうひとつのアメリカ史」というオリバー監督の歴史を揺るがす3部作を放映していた。
それは、ち密な調査と証言で、実に説得力のあるドキュメンタリーだった。
今回、オリバー氏と来日したアメリカン大学のピーター・カズニック教授。16年前、ネバダでの核実験の調査で原水協の代表団の一員として、私がアメリカに行ったとき、ワシントンで平和交流があった。そのときパネラーとして、会議を進めていたのが、カズニック氏だった。
きょうは、海外代表団のほか、日本中で粘り強く核兵器廃絶と原発をなくす運動に頑張っている若者、女性、市民の多彩な運動について、元気いっぱい報告があった。
若者が多く参加し、明るく希望のみなぎる今年の大会は、例年以上に感動的だった。
糸島の私たちは、長崎での大会を終え、またバスで会場を後にした。
ウイ シャル オーバーカーム・・・と歌いながら。


東京大学名誉教授、井野博満先生の講演会が伊都文化会館であり、参加した。

金属材料学の専門家の目で、原発に関しては、『圧力容疑鋼材の中性子照射脆化』の研究をされている井野先生。 玄海1号炉は、老朽化による脆性遷移温度が全国一高い。

その危険性を科学の目でわかりやすく解説してくださった。専門的なお話なのに、市民の立場からの謙虚で誠実な人柄がにじみでた講演は、あっという間だった。

それは、地元・糸島や福岡県で「危険な原発をなくそう」「子どもたちに、放射能に汚染された未来を残してはならない」と活動する市民に、勇気と確信を与えてくれたと思う。

× × ×

元気いっぱいの始まりのあいさつから、最後にそれぞれの団体からの訴えもよかった。

原発なくそう!九州玄海訴訟いとしまの会、せふり山系森と水のネットワーク「リニアコライダー」の環境破壊の不安、(反対署名) 7月の風船プロジェクトについて…最後の実行委員長の木村公一牧師の訴えが、格調高くまたよかった。平和に生きる権利、平和憲法について。あのやさしい声でのお話は、いつも人を引き付ける。

同じ時間を共有できた心の満足感が会場にあふれ、帰りには、多くの人が原発をなくす署名をしていた。

わずか1か月足らずの取り組みで、大ホールにあれだけの人を集めたスタッフのみなさん、ほんとうにお疲れさま!私より10歳も20歳も若いお母さんたちの、はつらつとしたチャーミングな姿、声にうっとりしてしまった。

糸島市の一部には、原子力村のように古くて、封建的なところがあるけれど、明るい希望を感じる。

今日出会った、自然を海を山を空気を、何より子どもたちを守ろうとする人たちの明るい笑顔に。市民が主役とはこういうことだと思う。市会議員も私たち3人含め、7人来ていた。よかった!

× × ×

今度の議会の一般質問で、「玄海原発再稼働の危険性について」も質問する予定だった。

玄海原発の近くでの風船プロジェクトの結果では、西風が多いので風船は佐賀の方ではなく、福岡の方へ多く飛んでいた。市民の避難先は、東の方の福岡市方面だ。北は海。南は高い山。西は原発。東へ逃げるしかない。

しかし、その方向へ放射性物質は飛んでいく可能性が高いのだ。(「年に100日は西風」と、以前、市は私に答弁した) 今回、つぶやきで3日間の出席停止にされて、質問ができなかった。

その分は、ニュースでお知らせしていこう。

今日も、会場の内外で いろいろな人から温かい励ましを受けた。 玄海町で、長年、原発の反対運度をしてきた方々もみえていた。

原発推進の町で、その危険性を40年も訴えてこられた。

大変な苦労があったと思う。 ほんとうに、ありがとうございます。



6月議会に、日本共産党糸島市議団は、原発輸出の中止を求める意見書(案)を提出しました。

議会最終日に提案、質疑、採決となります。

(1週間も、風邪をこじらせて寝込んでしまいました。 季節の変わり目、皆さんも、くれぐれもお大事に!)

『原発輸出の中止を求める意見書(案)』

「日本は事故後、原発の安全性を高めている」として、安倍晋三首相は、原発を海外に売り込むトップセールスを展開している。 

アラブ首長国連邦やトルコと原子力協定締結で合意し、インドとも5月末に東京で開く首相会談で交渉を再開し、ブラジルにも官民一体で売り込んでいる。 

しかし国内では福島第1原発事故の収束も見えず、除染も進んでいない。大量の放射能汚染水の処理も困難な状況のなかで、地下水や海に放射能が今も流れ出ている。原発の運転で生み出された膨大な使用済み核燃料は、人類、地球環境にとって極めて有害で、何万年も厳格な管理が必要とされているが、その処理方法も定まっていない。 

この状態で、

「日本は世界一安全な原発を提供できる」と述べ、他国に原発を輸出することは、命よりビジネスを優先する考え方であり、いまも避難生活を強いられている福島の15万人の被災者、及び国民に対して許されないことである。 

新興国からは、建設だけでなく運転や保守点検、放射性廃棄物の処分まで含めた「パッケージ型」の提供を求められるケースが多いとされている。新興国における技術教育は日本とは異なり、リスクはさらに不透明である。 

特にトルコは、世界有数の地震国である。また使用済み核燃料は、核兵器の材料になり、インドへの原子力技術供与は軍事転用される危うさが消えない。インドは核拡散防止条約(NPT)に加盟せず核兵器を保有し、核実験を強行した時は国際的に批判を浴びた。中東への原発輸出も、核兵器に軍事転用される懸念が拭えない。 

日本は原爆が投下された被爆国である。広島、長崎の原爆被害の非人道性、すさまじい破壊力を世界のどの国よりも知っている。2年前には複数の原子炉がメルトダウンする原発の過酷事故も経験した。にもかかわらず、またも原発の安全神話の下で、原発を他国に売り歩くことは許されない。 

よって、本市議会は政府に対し、原発の輸出を中止するよう、強く要請する。以上、地方自治法第99条の規定に基づき意見書を提出する。


※ご意見をお寄せください。

※※議会傍聴(応援)に、来てください。




玄海原発のすぐ近くから、1000個の風船を飛ばすイベントに参加
子ども連れ、老若男女300名近く、集まっていらしたでしょうか。
風が強すぎる日でしたが、風船が海や山を超えて空に舞い上がる様子に、わくわく。
海に落ちそうな風船に、「がんばれ!」と声援を送る男の子、木々に引っかかってしまった風船を、一生懸命、とっている人…空を見上げる人たちの心は、ひとつ。
危険な原発をなくすこと。
放射能から、子どもの未来を守ること。
豚汁やコーヒーやおにぎりを朝早くから準備して、イベントを盛り上げてくださったスタッフの、みなさん、ありがとう!お疲れ様。ちなみに風船は自然の素材でできたものだそうです。      
 ×   ×   ×   ×
家に帰って、3月議会報告のビラづくりをしていると、NHKで「メガクエイク」の番組。
そして、福島でまた地震のニュース。
地震の活動期に入った日本に、原発は恐ろしく危険…再稼働など、絶対に反対です。
原発なくそう、九州玄海訴訟団にぜひあなたも参加してください!
行きがけに見た玄海町のこんもりとした緑の島々と海の青さ!
入り江にたたずむ昔ながらの家々の日本的な風景のみごとさ!たぶんここは、日本でもっとも美しい故郷のひとつだと思う。


来年度の予算で、30キロ圏から40キロ圏内の住民にもヨウ素剤の配備をすることになっている。(29キロ圏内は、県から支給)それについては、昨年の12月議会で私が一般質問でもとめていたものだ。

それにしても、東京電力の福島第一原発において、ネズミ一匹で原発の冷却装置がシステムダウンしたとは、あきれてものが言えない。信じられない。

使用済み核燃料がメルトダウンし、またも放射性物質が大量に放出される危険に、多くの国民は震え慄いた。原発の再稼働は許されない。恐ろしすぎる。


××× ×××12月議会での質問~原発事故対策について。 

世界一の地震大国日本に、歴代自民党政府は五十数基も原発をつくり、原発のもとに活断層も見つかっている。

日本共産党は、九電のやらせメールを告発し、原発の再可動をやめさせた。

私たち国民は、これ以上、うそややらせ、安全神話にだまされるわけにはいかない。

新聞報道では、福島レベルの事故が起きた場合、糸島市は1週間で積算100ミリシーベルトもの被曝をすると、国が放射性物質の拡散予測を発表した。

この重大な問題について、市長はどのように考えておられるのか。

それに対して、「これは、あくまでも機械的に出される結果でございまして、参考程度にしかならないというふうに思っております」と、市は答弁した。

そこでさらに、糸島は風下地域で、二丈鹿家の方たちにとっては、18キロメートルぐらい先には「玄海原発」がある。

しかも、日本で一番危険と言われている『老朽原発』が。国は今、30キロ圏内にヨウ素剤の配布なども検討しているようだが、糸島市民10万人がいるこの40キロ圏内もきちっと対策を打つべきだ、と要求した。



昨年12月8日に、「原発なくそう!九州玄海訴訟『いとしまの会』」がおこなった風船プロジェクト。

その結果は、驚くべきものでした。

玄海町から飛ばした風船が福岡市、佐賀市、別府市(大分県)、愛媛県、高知県、徳島県、奈良県(玄海原発から550km)にまで到達したのです。403km離れた徳島県に到達するのに僅か7時間しか、かからなかったとか。

空の上の風の強さはスゴイのです。この風船が放射性物質だったらどうなるでしょう、とプロジェクトにかかわった若い女性のFさん。ほんとに同感です。


我が家は、玄海原発から30数キロなので、もう2,30分で放射能に汚染されてしまうってことですね。

1月に91歳の夫の母を、入院させるために車に乗せようとしましたが、あちこち痛がっておんぶも抱っこもできずに、救急車を呼びました。

重度の要介護者や具合の悪い高齢者が、「原発事故だから、直ちに逃げろ」と言われても、絶対に無理だと思いました。

原告団は、この風船プロジェクトの成果を踏まえ、下記日程で要請行動を行うそうです。福岡県知事、福岡市長、九州電力に脱原発を迫りますので、原告の皆さんはぜひご参加くださいとあります。

※※※お知らせ※※※

日時 2月20日(水)9:30福岡県庁1階ロビー集合

福岡県庁→九州電力→福岡市長→天神街頭宣伝(13時終了予定)

みなさん、この寒いのによく頑張っていますね。あたまが下がります。私はインフルエンザで5日間も缶詰(自宅療養)でした。どうぞお体に気をつけてください。



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