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防衛大いじめ 元学生が逆転勝訴~福岡高裁

きょう議会から帰ると、嬉しいニュースが流れました。
防衛大の人権侵害訴訟で、元学生が逆転勝訴したのです。
裁判所で見た凛とした青年の姿と、お母さんのひたすら息子を信じ愛して闘う姿が思い出されます。
防衛大学校の学生寮で、上級生による下級生への言語に絶するイジメが蔓延し、多くの学生が泣き寝入りする中で、勇気をもって裁判に訴えました。
体毛に火をつけて笑ってみていたとか、陰険で残酷なイジメの数々に衝撃を受けました。
もはや集団による密室でのリンチです。
ボロボロの精神状態から立ち上がり、力を振り絞って訴えてくれた一人の青年のおかげで実態が明るみになりました。
これで国の責任が問われなければ、日本に正義はないと思っていました。勝訴して本当に良かった。
いま日本中ではびこるイジメ、パワハラ。
大人の世界も子どもの世界も。
その根絶へ、明るい希望となることを心から願います。

背振山系に巨大風力発電計画


7月16日付の佐賀新聞によると、大和エネルギー(大阪本社)が唐津の七山と糸島の二丈にまたがる背振山系に2026年の運転開始をめざし、風力発電事業をすすめている。
高さ160メートルの風車は巨大である。(可也山の高さ365メートル)
風車1基3200キロワット、10基程度の予定という。

議会にはまったく話がないので詳しく知らなかったが、生活環境課で会社の環境配慮書が公開され、意見を8月11日まで求めていたので、私もネットで読んで意見を会社に送った。

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糸島市は福岡県で唯一、玄海原子力発電所のUPZ圏内にある。二丈は20キロ弱しかない
トイレなきマンションと言われる原発の危険性。福島での原発事故の悲惨さを思うとき、再生可能エネルギーへの転換は急務だ。
ただ巨大な風力発電の及ぼす生態系への影響もまた無視できない。
とくに山頂付近の広大な地域の森林開発とそれによる生態系の破壊、自然災害の問題等である。
市の話では、風車はすべて唐津市に建つらしいが、自然環境への影響はどうなのか?

建ててしまうと巨大なゆえに簡単に撤去できない
十分な調査検討が必要だと思う。


市民のみなさんへ
この夏も戦争の悲惨さと平和の大切さを考えさせられました。
平和、環境、生活。切に守りたいと思います。
「広報いとしま」の8月15日号。魯迅と鎌田誠一の記事に心打たれました。

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今月発行された九州大学女子卒業生の会の会報「松の実」第54号に、一文寄稿させていただきました。
拙文を載せていただき、心から感謝致します。

防衛大学校人権侵害裁判は不当判決。
元防衛大生が福岡高裁に控訴(10月16日)


10月3日、私は福岡地方裁判所101号室の法廷前にいた。
100人入れる法廷は、マスコミ関係者と傍聴の人でいっぱい。なかに入れず、40〜50人の人たちと控え室で判決を待ちわびていた。
しかしそれは、国の責任を免罪する不当判決であった。

日本中にあふれるパワハラ、指導と言う名の暴力。
しかし防衛大学校で生徒間指導との名目でなされた暴力ほど、凄まじく恥ずべき暴力を私は知らない。
自衛隊という世界に知られた軍隊の幹部を養成する大学の寮で、下級生への暴力が蔓延している実態を、社会に告発したのがこの裁判だった。

下級生の陰毛に火を付けて面白がるという上級生の姿は、異常というほかない。戦時下の軍隊による女性への性暴力を思い出し、背筋の凍る思いがした。
普通の大学で行われたら毎日マスコミを賑わすであろう卑劣極まりない事件が国家権力の背後にあって見えにくい。

台風19号の被災地で身を徹して救助活動をする自衛隊員、彼らの上官になるエリート養成校で長年、生徒間指導という名で伝統的に受け継がてきたらしいリンチまがいのイジメ、その実態を把握しつつ適切な対応を取ってこなかった教官、大学、国。
その国に忖度したような判決だった。

正義はどこにある? 学内の暴力の責任を誰もとらないでいいのか?
寮生活では理不尽な暴力から逃げることさえできなかったのに。
多くの国民は虐待、イジメ、パワハラと弱いものへの暴力が繰り返される社会の不条理に深く心を痛めている。
平和、人権、環境は、世界のキーワード。もしこんなことがアジア、世界の国々に知れ渡れば、自衛隊に対する国際的な信頼は失墜してしまうだろう。


今日の毎日新聞に「元防衛大生が福岡高裁に控訴」とあった。
国の責任を問うためにたった1人立ち上がった原告の勇気に深く胸を打たれる。
この事件が高裁では常識と道理ある判決が下されんことを切に願う。

昨夜「深層捜査 スペシャル」というドラマがあった。
舞台は関東のひびき野とかいう市。
市長と多数派の議員、建設業者らが癒着して長年、利権をむさぼってきたが、
突然、クリーンな政治を掲げる女性市長が当選する。

これは一大事。
女性市長が公約した子どもセンターを実現すれば、財政上、前市長が推進してきた50億円の開発が難しくなる。
そのうえ、これまでの談合がばれてしまえば破滅。
そこで殺人事件が起きる。
入札担当課長と建設業者が、口封じのために消される。
犯人はだれ?

松下由樹演じる女性市長は虐待、貧困から子どもたちを救うため、子どもセンターの建設を訴える。
それに対して小野武彦演じるボス議員らは、今までのように甘い汁が吸えなくなって苦々しくてたまらない。
何とかして新市長を追い落とそうとする。

市議会の本会議場のシーン。
利権屋の議員たちが口々にヤジを飛ばして女性市長を怒鳴る。
ちょっと迫力不足だったが、自分の経験と重ね合わせて面白かった。
女性市長が保守系の男性議員らに攻め立てられ、議場で倒れた場面では「おお!」と声をあげてしまった。
2年前の9月議会で、私は懲罰決議の後、過呼吸がひどくなって救急車で議会から病院へ運ばれた。
私はいち女性議員にすぎないが、身近なくらしを中心にした政策を訴える女性へのパワハラは同じようなもの。

前市長と建設業者とボス議員がいっしょに料亭で酒を酌み交わすシーンでは、思わず笑ってしまった。
私もそっくり同じような光景を見たことがある。
それを議会で「政治倫理条例に反する」と取り上げると、反対に怒鳴り上げられ、懲罰にあい、何ページも発言を削除されてしまった。

長塚京三演じる主人公の心療内科医師は冷静で温かく、殺人事件を追う地元の警察も、正義感にあふれるいい人たちだった。
終盤、子供時代のつらい経験と向き合ったことで、女性市長は心の病を乗り越え、毅然と胸を張る人に変わった。
その姿は美しかったが、残念だったのは彼女を支える良識ある市民の姿が描かれなかったことだ。
でもこれは医療ドラマ。よしとしよう。

ドラマのような事件はごめんだが、法令順守のクリーンな政治は絶対に必要だ。
利権は人の心を蝕む。

社会の片隅で

2019年09月08日
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障がい者作業所で働く友達の一人が作ってくれた手提げ。
2年以上、愛用している。個性的で温かみがある。

夕飯の支度をしていると、Aさんが電話してきて、
「今月、わたし、給料が上がりました!」
と嬉しそうな声で言った。
炎天下の野菜畑で、作業所の仲間たちと額に汗して働く彼女の姿が目に浮かんだ。
「暑い中、よくがんばったわね。」と言うと、ちょっとはにかみながら、笑った。
何かうれしいことがあるたびに、報告の電話をかけてくる彼女。

給料が上がったと言っても2万円には届かない。
障がい者年金があっても、年収は100万円前後だろう。
それでもこつこつ工夫しながら、周りの人々の支援を受けつつ自分の力で生きている。
ひたむきに前向きに生きる姿に、私はいつも胸を打たれる。

社会の片隅で、まじめにけなげに生きる人がたくさんいる。
市が耳を傾け、心を寄せ、力を入れるべきは弱者、普通の市民であって、資産家や力のある人の要望や願いではないといつも思う。

数日前、その女性は、弱った足を少し引きずるように、わが家を訪ねて下さった。
27年前、兄弟4人でまとめた被爆体験記を携えて。
長崎の原爆にあったとき、小学校の4年生、9歳だったという。

三菱兵器の本館で被爆したお父さんは、苦しみながら1週間後に亡くなり、大火傷で全身が膨れ上がっていたお姉さんも、その1週間後に20歳の若さで亡くなった。
それからお母さんの故郷、福岡に転居し、戦後を生き抜いた家族の歴史が、70ページの文集に手書きで綴られていた。

被爆当時、長崎中学1年生だったお兄さんが福岡市の梅林中学校で教師をなさっていたとき、自らの家族の被爆体験を平和教育に役立てようと、生き残った姉、弟、妹に声をかけ、1992年に編集、300部印刷なさったという。

きのこ雲の下の原爆投下直後の様子は、あまりにむごたらしく悲惨。
この地獄絵のような状況下で、9歳の少女と13歳の兄がけなげに生きる姿に胸を打たれた。
家族のありふれた日常、極限の状況下でも人間らしく生きようとする姿。
貴重な貴重な、決して埋もれさせてはならない手書きの体験記だ。

昨日、電話すると、女性は穏やかな声で、すでに10人の兄弟姉妹の中で生きているのは私だけですとおっしゃった。
そしてあの日、
木の葉のように焼かれた無数の人々を、子ども達を忘れないで。
核戦争は絶対にしてはならないと言いたかったのだと思う。
そのためにこの手記を役立ててほしいと。

10連休も続くと、学校の給食で栄養を補給している子どもたちが心配になります。

先日、改元のお祝いムードであふれるテレビに、ネットカフェで缶詰を食べる姉妹の様子が写し出され、胸が痛みました。
格差と貧困が広がったこの30年。
派遣労働で安定しない若い世代の極度の貧困が、子どもたちを苦しめています。

政治は、人々の幸せのためにあるはず。
年間600億円の糸島市の予算が、間違いなく市民のために使われるように、議会は市のチェック機能を果たすのが仕事です。
ムダ遣いをなくせば、市民のためにできることがたくさんあります。

日本国憲法に保障された基本的人権の尊重と平和主義。国民主権。
憲法は、国民の幸せ実現のために作られたはずです。

子どもたちがひもじい思いをしないですむように!孤独なお母さんお父さんの拠り所に!と願って、全国で子ども食堂が広がっています。
市でも、公民館の一部屋で連休中、市民の手で子ども食堂が開かれました。

今日はたくさん来てくれたのよ。子どもたちの笑い声っていいね!とボランティアのお母さん。
金儲け主義と矛盾だらけの世の中で、悩み苦しみながらより良い社会を目指す人々の善意もまたすぐそこに生きています。


#伊藤千代子
#糸島市議会議員
#子ども食堂

心の支え

2018年10月24日
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「伊藤議員,Aですけど」
きのうの電話は、知的障害のある女性だった。

「新しい作業所に慣れてきました。みんないい人です。」彼女の声は弾んでいた。
「お昼になると、さあみなさん、お昼ごはんにしましょう、とやさしく声をかけてくれるし、わたしが乱暴な言葉を使ったら、いけませんよと、ていねいに言ってくれるし、…」
しばらく、嬉しそうな会話が続いた。
「それはよかったね。でも、前の所のみなさんも良くしてくれたのを忘れないでね」
「はい。またご報告します」

十数年、つとめた作業所をかわって、新しい作業所でも働いてみたいという彼女の相談を受けてから、いろいろと話をしてきた。新しいところでうまくいかなかったらどうしようかとも思ったが、本人の願いが一番だと考えた。
夏の暑い日、2人で見学に行った作業所で、スタッフや仲間の働く姿を見て彼女の心は決まった。

それからは、福祉関係のさまざまな方々のお世話になって、落ち着いた。

Aさんとはもう15年以上の付き合いになる。
「伊藤議員に助けてもらいながら、これからもがんばります」とよく言ってくれるが、そうじゃない。
助けてもらっているのは、私の方。

議会であの議員たちから辞職勧告をうけても、「あなたが必要です」といってくれる市民がいるかぎり、私はがんばれる。それが心の支え。

きのう、広聴委員会の後、買い物をしていると、高齢のご夫婦に「伊藤議員ですか?」と声をかけられた。

「はい、そうです」
「私は○○に住んでいる○○と言います。いつも、障がい者や学校のことを取り上げていただいて、ありがとうございます」

私は驚いた。
その地域は、私の議会報告「ちよ便り」を配っていない地域だったからだ。

「どうして私の質問をお知りになったのですか」
「以前、波多江校区に住んでいて、楽しみに読んでいました。
今は市の広報で見ています。がんばってください。ずっと家族で応援しています」

私は涙が出そうになった。
この方たちは、私が懲罰や辞職勧告を受けた時、選挙前に市の広報(の議会欄)にでかでかと載ったのに、どの新聞でもその報道がされたのに、
私を信じて応援してくださっていたのだ。

私は、巨大なゾウに立ち向かうアリのように小さな存在だが、踏まれても踏まれても議員活動を続けることができたのは、陰にひなたに応援してくれる市民のみなさんのおかげだと心から思った。

感謝してもしきれない。

情報公開講座

2018年07月31日
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市民オンブズマン福岡の児嶋研二代表幹事を迎えて、約30人で情報公開について学習しました。流行語大賞にもなった「官官接待」や、福岡県庁の59億円ものカラ出張、裏金問題を厳しく追及したお話は、実におもしろく興味深いものでした。
公文書管理法では、「公文書は民主主義を支える国民共有の知的資源であり、適正な管理と保存で現在及び将来の国民に説明する責任を全うする」と定められています。
糸島市政を府令順守のクリーンな市政にするために、ぜひ活かしていきましょう。

児嶋氏


昨日は娘の月命日で、朝から胸が苦しかった。
涼しい風が吹き始めて秋の気配が漂うと、スカーフをふんわり巻いた彼女の微笑む顔が思い出される。
 
しかし、感傷に浸ってはいられない。
年に4回しかできない一般質問の日だったから。
 
市は、この10年あまり、(私が気がついてから)
存在しない架空の会社や法人を業者選定して、決定し、
そのあと会社や法人を設立させ、契約を結ぶということを市役所ぐるみでしてきた。
今回、約五千万の価値があるのに、市が東区の人に無償譲渡した(タダであげた)神在保育所もそうだ。
 
昨日の質問では、
1、応募要項の応募資格に「今宿から西に住所を有する法人」としながら、なぜ「福岡市東区三苫3丁目・・・」の若尾氏を移管先に決定したのか?
2、移管先法人名としながら、「設立準備会」という法人ではないものを記載しているのは、ウソである。市の法令順守はどうなっているのか?
等々を尋ねるために、資料を600枚以上情報公開で求め、質問を用意していたが、市の答弁はあまりに不誠実で、ひどかった。
 
中央ルートと桂田踏切閉鎖についても、迷惑を受ける住民のことは何一つ考えない答弁だった。
傍聴に来ていた住民の方たちが、市の答弁にがっかりし、悔しく悲しい思いをされているのがじんじん伝わってくる。
私は息が苦しくなった。
1年前の9月議会でバキュームカーの問題を取りあげていたときとまったく同じ。
 
いや、市の答弁以上に、平気で大声を出し、人の質問を邪魔する議員、それをだれ一人注意しない議場に、息が詰まりそうだった。
7年前、「議員の暴言に耐えられない」という言葉を家族に残し、命を絶った職員の気持ちがよくわかる。
 
議員が覚醒剤で逮捕されたり、女性に暴行して逮捕されたりしても、辞職勧告も懲罰も求めない彼らが、私には2回の懲罰と辞職勧告を行ってきた。
19年間、私一人が、市と利害関係者との癒着、馴れ合いを議会で追及してきたからだ。
「伊藤をつまみ出せ」とか、「きさま!だまれ」とかの
集中豪雨のようなヤジはなくなったが、何人かの口汚いヤジは止まらない。
 
私は疲れたのだろうか?彼らの顔を見ると、胸が苦しく息が詰まる。怒鳴り声を聞くと、涙があふれ、呼吸困難になりそうだ。
 
市民のみなさん、今週は仕事を休ませてください。
来週からまた元気にがんばります。

市民生活がこんなにも苦しいのに、特定の人の利益ばかりを追求するような政治が続く。

法律や条例に基づかない業者選定は、利権政治と税金の無駄遣いの温床となり、おのずと福祉や教育へのお金が減っていく。

わたしは、たとえ一人でもおかしいことはおかしいと言い続ける。

そう決意して、いつも議会に臨んできた。どんな妨害を受けても。


あまりにひどい嫌がらせは、このブログの中で書きます。



今日と言う日

2016年02月10日

最近、とあるところで二人の方から「ブログ見てますよ」と笑顔で話しかけられた。

私のつたない文章を、インターネットを通じて読んでくださる方がいるのだと、少し恥ずかしく、また嬉しくもなった。

フェイスブックは閉じたが、10年近く書いているこのブログは、やはりやめずに書き続けよう。

合併して糸島市になってからの4年間は大型事業が目白押しで、その必要性をめぐって議会で論戦せねばならず、ほんとうに大変だった。

総事業費120億円と実施計画に載った中央ルート、16億円の税負担となる浦志の土地区画整理事業、それにともなう新駅整備事業には今年度10億円…それに加えて市役所の建て替え…。

これらについて、財政および必要性から、反対、あるいは慎重論の立場で意見を言うのは私だけだったから、正直疲労困憊した。(2年前の選挙後から、市庁舎、運動公園計画については、財政上の問題点を指摘する活発な議論が複数の議員から出ている)


とまれ、夜昼、さまざまな会議が入り、娘に「お母さんはいつも忙しいね」と言われ、思春期の彼女の話をゆっくり聞いてあげるゆとりがなかった。

娘の死後、私は後悔ばかりした。

母親として自分はダメな人間だと、わが身を責め、落ち込んだ。

そんな時、娘の保育園から短大までの友達や職場の同僚の方たちがつぎつぎ訪ねてきて、たくさんの心温まる思い出話とともに、写真やビデオをプレゼントしてくれた。

その中には、家庭とはまた違った、笑顔あふれる彼女の生き生きとした生活があった。

短かかったが、充実した娘の人生を知ることができ、私は救われた。娘よ。

あなたの友達は、みんな、母さんや父さんをいたわり、励ましてくれます。

手を握り合い、抱き合って、泣いてくれたりもします。

なんとありがたいことでしょう。あなたは、みんなのなかに生きています。

だから母さんは、今日と言う日を、大切に生きていきます。

あなたの分まで。


どうか、風になり、光になって見守っていてね。



娘の写真を整理していたら、劇作家の井上ひさしさんが、生前、釜石小学校の校歌を作詞したコピーが出てきた。

いつだったか、朝の食卓で話題にした。東日本大震災の後。それは、このような歌。


生き生き生きる 生き生き生きる

ひとりで立って まっすぐ生きる

困ったときは 目をあげて

星を目当てに まっすぐ生きる

息あるうちは 生き生き生きる


はっきり話す はっきり話す

びくびくせずに はっきり話す

困ったときは 慌てずに

人間について よく考える

考えたなら はっきり話す


しっかりつかむ しっかりつかむ

誠の知恵を しっかりつかむ

困ったときは 手を出して

友だちの手を しっかりつかむ

手と手をつないで しっかり生きる

生き生き生きる 生き生き生きる



美しいもの

2014年09月30日

今日、(9月28日)美しいものをいくつも見ました。

病院の近くで、お母さんが満面の笑顔で小さな子どもを抱きしめていたのです。

子どものくるくるした目のあどけない笑顔もかわいかった。


夕暮れ、高齢のご夫婦が手をつないで歩いていました。

ロンの散歩中、知らない小さなワンコが寄ってきて、うちのロンに頬ずり。

中学生が「かわいい!」と言って、駆け寄ってきました。

天変地異の被害がつづくなか、あらゆる普通の生活がいとおしいと感じるこの頃です。

地上の命、すべての存在を否定する放射能の恐ろしさを、もっともっと多くの人に知ってもらうことが、次への一歩。

冷静になれば、必ず多数派になるのは、原発をなくす願いのほうだと信じます。



ご無沙汰しています。

フェイスブックを始めたので、そちらも見てくださると助かります。




先日、弁護士の方の講演を聴いて、なるほどと思った。


集団的自衛権は、軍事同盟であると。知り合いの店主が方言で言っていた。

「おまえが危険な目にあったら、外国でもどこでも、俺が助けに行っちゃる、ということですか」と。

イタリアのムッソリーニや、ドイツのヒトラーと日独伊三国軍事同盟を結んで、戦争に突っ走っていった時代は、アメリカが敵の大将。友好のために贈られた《青い目の人形》さえも敵国の手先として敵視され、学校から取り上げられ、焼かれていった・・・

「鬼畜米英」なんと憎しみに満ちた怖い言葉だろう。


それを今、中国や韓国や北朝鮮に当てはめて、同じ道を歩むのか??

反対のデモや署名が全国で取り組まれ、安倍内閣の支持が落ちていると新聞にあった。 (閣議決定前が52.1%。決定後は、47.8%。共同通信)世界中のどこの母親が、わが子を殺し合いの戦争に行かせたいだろうか?

政治家の半分が女性になったら、世界はどんなに変わるだろう。

「産めよ増やせよ」なんて超差別的な言葉も戦争中はあった。

人間が消耗品だった不幸な時代は、ごめんです。

× × ×

夕方、用事で出かけた帰りに、すばらしくきれいな夕焼けを見た。

切り絵のような懐かしい色。

目に染みるオレンジと黒のコラボレーション…

平凡に生きるすべての命に、平和に生きる権利を!



ホールインワン

2014年06月23日

昨日は、池田南行政区の球技大会。初めてグランドゴルフに出場。

1球目に、ホールインワン。

おお!できすぎ(笑)

後半にも、二つ目のホールインワン。

表彰式で酎ハイを二缶いただく。

神の気まぐれで、校区の大会にも出場することに。


一緒に回った皆さん、楽しい時間をありがとうございました!

近所のご夫婦は、息のあった試合運びでペタンク優勝。


この日は久しぶりに会えた人が幾人も。

議会が終わってたから、地域の行事に参加できてよかった。

夜、知的障害のAさんから電話。何事かと心配して

「どうかしたの?またいやなことでもあったの?」と聞くと、

「伊藤さんのおかげで施設に入れて、元気にくらしてるけん、心配せんでいいけん」

と。楽しい近況報告・・・ほっと胸をなでおろす。

7月に会おうねと約束。

いつも励まされているのは、私の方。




数日前の西日本新聞のトップ記事。
世論調査では、解釈改憲反対が51%。集団的自衛権の行使を容認する人も少数だった。
原発の輸出、再稼働だけでも信じられないのに、解釈改憲での武力行使まで言い出す安倍内閣は卑怯ではないか?
戦後70年近く、日本が戦争に巻き込まれることなく平和であったのは、戦争をしないと宣言した平和憲法の存在が大きかった。           ×    ×    ×私が十代の頃、アメリカは長くベトナムと戦争していた。板付の米軍基地から、ベトナムへ向けて戦闘機が飛び立っていた。日米安保条約のもとで、アメリカの戦争に巻き込まれるのではないかと、多くの若者が不安を感じていた時代。
このベトナム戦争では、米軍が大量散布した枯葉剤で、ベトちゃんドクちゃんのような奇形児が多数生まれた。
私は、広島や長崎の原爆投下と同じように、非人道的行為を受け入れられない。
戦争中だからと、子どもや市民を殺害して、正義を振りかざす軍隊を信用できない。
外国にまで出かけて行って、戦争する国を信用できない。
アメリカは、ベトナム、アフガニスタン、イラクと世界中で戦争してきた。
殺し殺される憎しみの連鎖で、テロの危険にさらされ続けている。日本のように、狭い国土にたくさんの原発を作ってしまった国は、テロ行為による原発攻撃こそ最も恐ろしい。
平和憲法と人道的支援で、近隣諸国と平和外交を貫いてほしい。
昨夜、知人が真夜中の飛行機でアメリカへ立った。
別の知人は、中国、韓国からの観光客を案内する仕事をしている。
今や世界は、深く繋がっている。経済も暮らしも。


真っ赤なあまおう

2014年05月14日


農家の方から、取立てのイチゴをいただいた。
まっかなあまおう。

農業が大好きな人は、原発事故で農地が汚染されるのを、心配していた。
開発で、広大な緑がつぎつぎ失われることも。
母が、畑仕事の帰りに野イチゴをいっぱい積んで、帰ってきてくれた・・・
遠い日が懐かしい。
水と光と大地。かけがえのない自然の恵み。


                ※1月4日「事務所開き」の日に・・・・※木村公一事務所HPhttp://damatoraren.jimdo.com/
先日、福島の原発事故以来、危険な原発なくそうとがんばっている友人が、興奮して電話してきた。
2月2日に、市議選挙と同時に行われる糸島市長選挙に、「木村公一さんが出馬表明したのよ!
 これで、自民党県議の無投票当選はなくなる。うれしい!」と。
そうだ。やはり、民意を問う選挙がなくちゃ。
さらに、話はつづく・・「素晴らしい候補者が出ることになった!冷静であたたかく、こころやさしい木村牧師よ。大学で教えていらっしゃるころから、大ファンだったけど、わが町の市長選挙に出てくださるなんて、夢みたい!」
私もまったく同じ気持ち。
反原発ネットワークの集会などでお見かけする木村さんは、おだやかで品性あふれる知的な方だ。
玄海原発に一番近い糸島市のために、全力で取り組んでくださるだろう。
何よりも、インドネシアで長く教鞭をとってこられたが、貧しき人々、しいたげられた人々への限りない優しさが、その人柄にあふれている。
友は、こういって電話を切った。
「糸島市も変わるときよ。あなたもがんばって!」
ありがとう。わかってるわよ。
わたしは、なぜか涙がこぼれた。
最近、すぐ感動して涙がでてしまう。
さあ、今夜は、あったかい紅茶を飲んで寝よう。


1か月半も寝込んで、ようやく元気になってきた。

健康のありがたさをつくづく感じる。

ついつい過労になるまで働き、頑張って、かえって寝込んで迷惑をかけたみなさん、ほんとうに申し訳ありませんでした。


消費税、汚染水、フイリピンの巨大台風災害、超危険な使用済み核燃料取出し、秘密保護法案、介護保険制度改悪・・・世はまさに日々激動のなかにあります。

寝込んでブログを休んでいる間、友人がさよなら原発の写真をアップしてくれました。

多くの市民のみなさんから、あたたかい激励の言葉をかけていただきました。

感謝いたします。12月議会は、今期最後の議会。

市民の声を代弁して、きちんとつとめさせていただきたいと思います。


御声援(傍聴)、よろしくお願いします。



「いとうさん、行くよ!」「はあい!」近所の〇〇さんが、敬老会の誘いにきた。

もちろん、私はお手伝いで。

20代の時住んでいた京都などでは、台風で大変な被害がでたと後で知ったが、福岡は良いお天気。

白鳩保育園のすばらしい鼓笛隊や、落語に踊り、もりだくさんの演芸と、ごちそう。

なにより、行政区の区長さんはじめ、役員の方たちの思いやりのこもったおもてなし。

場を盛り上げよう、楽しんでいただこうとする温かな思いが伝わってきて、とてもさわやかな気持ちがした。

毎日、犬の散歩でお会いする方、年にこの日しかお会いしない方々・・・・

「ひさしぶりですねえ!お元気でしたか?」

「まあ、伊藤さんも元気そうでよかった」

「池田の公民館がのうなるけん、困るねえいいよったとよ」

「議会は大変そうやねえ。からだ、こわさんごと、がんばりや」

「はい、ありがとうございます…」

最後まで、笑顔と笑い声。〇〇さんが、帰りの道すがら

「今年はお土産が多かったばい。弁当もおいしかった」

「ほんとですね!」

私もおおいに元気をもらって、帰った。

高齢者が生き生きと暮らせるまちづくりは、市民の方々の協力なしではできない。

役員のみなさん、ほんとうにありがとうございました。


お疲れ様。楽しい一日でした。



きょうは、広島に原爆が投下された日。

夕方、前原駅前で、核兵器廃絶の署名行動をする。

中学生、高校生が立ち止まってよくしてくれた。原水爆禁止糸島協議会のみなさんは、毎月ここか波多江駅で署名をしている。

原爆の恐ろしさを、残虐さを知ったら、核廃絶を訴えずにおれない。被ばく者の苦しみが一日も早く終わるように。軽くなるように。

国が、申請している被爆者を、もっと早く、認定するように。夜6時半から、伊都文化会館で平和劇を観る。戦前、アメリカから平和友好の大使として、1万2千体の人形が日本の学校に送られ、子どもたちに青い目の人形として愛される。

それが、アメリカとの戦争が始まったために、「鬼畜米英」「敵国の人形は、槍でついて燃やし処分せよ…」と・・・

子どもたちの歌と踊り、演技がとてもよかった。


× × × × ×

夜、会議を終えて家に帰り、食事して犬の散歩。夜中になった。

きょうは暑くてくたびれた。朝は、議会で3つの委員会があったが、それはまた次回。広報いとしまに、伊藤千代子懲罰と辞職勧告の記事が載った。

心配くださる皆さん、ありがとうございます。やっとひと段落。次の糸島の風を準備します。とにかく、今夜はおやすみなさい。みなさんも夏バテなさらないように。



                     平和行進          7月26日。鹿家駅で、唐津・西松浦郡(玄海町)へ「引き継ぐ」             若い市議さんも! 来られてたとか(心強い!)昨日、朝8時から8時半まで、日本共産党議員団は、糸島の風を市役所の前で配りながら、演説しました。それから、古川議員の車で、ひわだ議員と私と3人で周船寺駅へ。今年も、長崎に向けて、核兵器廃絶の旗や、原発ゼロへのプラカード、などをもった30人くらいの人が集まっていました。炎天下、笑顔いっぱい、やる気満々の皆さんです。国民平和大行進は、全国各地でとりくまれ、5月6日東京・夢の島、北海道・礼文島をスタートに、全国から8月の広島・長崎めざし、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・フクシマ」「ふたたびヒバクシャをつくるな」の願いをつないで歩いています。昨日は周船寺から深江まで歩きました。「核兵器廃絶」を訴えながら。私は、足と肩を痛めていたので、車から市役所までアナウンサーを。一歩でも二歩でもいっしょに歩きましょう!・・・と。(10時半には市役所到着。春田市長の頃は、平和行進団に市役所内で冷たいお茶を出してくださったものです)きょうは、深江駅から鹿家駅まで。のべ、70人の参加でしょうか。古川議員は、昨日も今日も、先導する車の運転で、大変だったでしょう。途中でスイカを食べたり、一休みしながら、今年も無事に20キロを歩いたのですね。あの夏の日、原爆の火に焼かれた被爆者の苦しみを思いながら…みなさん、ほんとうにお疲れ様。※若い日、アメリカが1954年3月1日、南洋のビキニ環礁でおこなった100万人が殺せる水爆実験のことを知った。日本にも放射能に汚染されたマグロが入った第五福竜丸事件のとき。母親になってから、広島、長崎の原水爆禁止世界大会に参加して、水爆実験のときの様子を、被爆したロンゲラップ島の村長さんから聞いた。地球が壊れたような大爆発と多くの島々に降り注いだ大量の死の灰。裸の子どもたちはそれを「白い雪」と思って遊び、ひどいやけどを負った。アメリカは、軍事優先で、何十年もモルモット扱いされた島民の過酷な運命を、村長さんはとつとつと語り、世界にある数万発の核兵器を共になくしましょうと涙ぐまれた。残虐な核兵器は、人類と共存できない。


国民所得が減って、ワーキングプアが増え、消費が冷え込んでいるいまの時代に、小さい会社や昔ながらの事業を続けていくのは、ほんとうに大変。町を歩くと、どこの自営業者さんも経営に苦労し、「税金に追われている」「子どもに継がせられない」と嘆く…。

濡れ手に粟のうまい話、なかなかありません。

しかし、うまい話はやはりあるのです。よだれの出そうなうまい話が…教えましょうか。

会社をつくって、市と契約するという手法を。

随意契約なら半永久的に、毎年必ず決まった額の売り上げが、税金で保障されます。

民間企業ながら、倒産の心配はありません。

もちろん、営業する必要もない。随意契約ですから。

まとまったお金がなくても大丈夫。設備投資の費用はいりません。

場所も機械もなにもかも、市が用意してくれます。公共施設の管理運営なので。

あなたはただ、(500万円くらいの)株式会社をつくって、事業登録と派遣業の登録をして、労働者を集め、市の施設に派遣すればいいのです。

仕事は、市の施設でしますから、本社は必要ないのですが、契約上は本社がないと困りますから、手ごろなアパートの一室を借りれば、OKです。

そこには普段、だれもいなくていいのです。

カーテン閉めとけば。年に何回か、市の役人が来るだけですから。

家賃3万円くらいのアパートの1室にある「会社」が、市と1億円近い契約を交わしている「すごい会社」だということは、市民にはわかりません。

妻や子ども、家族も取締役にしたらいかがでしょう。 

市は、毎年、公務員並みの人件費を保証してくれます。 

でもそれを、実際に働く社員に出さなくったって、かまわないのです。

ピンハネ自由!ただし、これは市長とその取り巻きの方々と、大の仲良しであるのが条件です。

・・・ ・・・・

※市は、会社をつくってわずか1年ちょっとの会社と、約8千万円の契約を随意契約で結んでいた。堂々と市民に言えるような契約なのか?

公務労働の現場で、なぜこのような特定業者優先の契約が? 

今後、ゆっくり検証してみよう。

※市長は、昨年の3月議会で、議会の開会1週間前!にできた会社に、2億円相当の資産価値のある林間施設を、10年間無料で貸す議案を提案し、日本共産党以外のオール与党の賛成で可決した。 

特定業者のためには、ウソもやらせも平気な市長を、オール与党の議会が、支えている。

※さっきまで、参議院選挙の宣伝カーに乗っていた。暑かった。 

原発マネーに汚れていない、 政党助成金をもらっていない、 癒着や腐敗に無縁。 だから国民の立場にたてる。 糸島市も 自民党対共産党の 自共対決の構図。 

「特定業者優先ではなく、市民が主人公の公平・公正な市政へ」



きょうは、懲罰委員会で、不覚にも涙をこぼしてしまった誠実さや公平さは、いっさいここにはないのか?

※ ※ ※ ※

夜、知人の女性に会いに行った。

まもなく90歳というこの方は、目をキラキラさせて、「いつも楽しみに糸島の風をよませていただいているのよ」とおっしゃる。

上品で、やさしいそのまなざし。

「お元気そうでうれしいです」というと、

「実はね。元気がなかったのよ。 息子の会社が倒産してね。アベノミクスは、下々には来ないわ。そのうえ、消費税というでしょう。・・・ 伊藤さん、いつも頑張ってくださって、ありがとう。いじめる連中に負けないでね。市民は、知っているわよ。あなたを応援している人が、私の周りにもたくさんいるわ。大丈夫よ…」

私はまた、目頭が熱くなった。心なごむ笑顔。

きょうのことを、まだ話してもいないのに、どうしてわかるの?この知的で聡明な女性は、私より35歳も年上。

2・26事件も、命がけの空襲も、鮮明に記憶していらっしゃる。

本を愛し、いまもボランティアを続け、若い友人がたくさんいるこの方が、私は大好き。

× × ×

「伊藤さん、懲罰にあったんだってね。元気出して」 

町内の人が、ご夫婦でお菓子をもってきた。

「あなたが、つぎつぎ市のウソや疑惑を暴露するから、困っているんじゃないの。今度の一般質問をさせたくないんじゃない?」 

と奥さん。

「17日の一般質問が、懲罰で出席停止になって、できなくなるんじゃないの。あたしたちは楽しみにしてるけど、心配ねえ」

あら、また電話。

今度は、福岡市で会社を経営している業者の方。

市民とのふれあいが、私のエネルギー。

みなさん、いろいろな声を寄せてくださる。ありがとうございます。

わたしは、負けない。



橋本氏の発言が、いま内外の批判を浴びている。

もともと信じられないくらい「低俗な人間性の持ち主」だということが、選挙前に多くの国民にわかってよかったと思う。

性欲をコントロールできない一部の人たちは、彼の発言を歓迎するだろうが、女性の人権、女性参画社会をともにつくろうと頑張っている男性にとっても、許しがたい発言だ。


× × × ×いまから、福岡県庁にいくつかの件で調査に行く。ウソとごまかし、腐りきった今の糸島市政をただすには、実にエネルギーがいる。はりきって、行ってきます(笑)



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