令和5年糸島市一般会計歳入歳出決算の認定に反対〜5分間
市長はアンダーパスに反対する住民の声を聴かないまま推進している。
5分間。議案の賛成は自民系12、公明2、維新1、立憲1、無所属2の18人。反対1。
落ち着きのない堀田勉議長。議会はどれだけ多くの違法行為を見逃してきたことか。その責任は重い。
野党は私だけ。結局、圧倒的多数の自民に巻かれた議会。市役所にうそとヤラセがはびこる原因は、議会にチェック機能がないから。
長年の自民党政治で腐っているのは、国だけではない。裏金、公文書の虚偽記載、飲み食い政治、地方も同じだ。
2026年1月が改選になる。国と同じで、市長も議員も大胆に替えよう。
議会傍聴のご案内
9月議会の一般質問は18日午後1時から
昨年7月に発生した豪雨の後、雷山川の脇にできた陥没現場を写真に撮り、市の担当課に報告しました。アンダーパスの予定地はこの川の向こう側。
質問予定
⑴ 物価高騰、格差と貧困下での子ども、市民を守る政策と多額の税金を使うアンダーパスについて
・物価が高くなって生活が苦しい、税金、公共料金が高い、そんな声があちこちから聞こえてきます。市民を取り巻く状況について。
・そして多額の税金(約60億円)を投入する地下8メートルものアンダーパス。平面で建設すれば多額の経費はかからない。こどもたち、市民のために良いことがいっぱいできる。
・7月23日の住民説明会でも、「アンダーパスは困る。なぜ住民の声をきかないのですか?」「周船寺のように平面で急ぎ拡幅を!」の声が圧倒的でした。
・土地の買収ができたので、これから穴を掘る大工事が始められようとしています。これでいいのか?と市に問います。
⑵糸島サイエンス・ヴィレッジ構想と住民要望について
・新しいまちづくりというが、「科学の村づくり」は市民の切実な要望なのか?
何を目指し、誰が担っているのか?
・予定地は、元焼却場=清掃センター跡地であるが、ダイオキシンなどの汚染の心配はないのか?
・予定地は、誰の所有になっているのか?市の所有率は?
・いったいどれくらいの税金を投入して広大な土地(60ヘクタール?)を開発することになるのか?事業費はどうするのか?
・SVI協議会、イトシマ株式会社、(株)メタコードとは?
⑶ 多面的機能支払交付金事業について~おびただしい虚偽文書
・4年も前から「不正がある」と内部告発があっているのに、市が事実確認を実施しない=怠っているために、日当の未払いや受領書、領収書の偽造が放置され、その責任をだれもとっていません。
・多面的機能支払交付金の予算は年間1億5千万円です。毎年毎年、これだけの税金を投入しているが、議員、市の三役等が利害関係者になっているのか?
チェック機能が働いていない原因は何なのか?
税金を正しく使えば、福祉や教育など市民の要望にこたえることがたくさんできます。
🌷6月議会は、妨害があって本当に大変でした。ご支援くださったみなさん、ありがとうございました。朝夕、涼しくなりました。虫の音も聴こえてきます。でも昼間はまだ暑いです。涼みがてら、議会の傍聴においでください。インターネットでも傍聴できます。
法令を遵守し「真っ当な市役所になって!」と叫ぶ
上は写真です。
動画は⇩こちらをクリック。執行部の答弁と議長の様子をごらんください。
https://youtu.be/Pph7zRwge3w?si=mjF5f6olAlxOkGCo
1.健康福祉センターあごらの東に建設中のアンダーパスについて
2.学校給食費の無償化と減額(返還)について
ここまで20分。
以下はあまりにひどい違法行為について。
3.樋の口ハイランドの貸付と法令遵守について
4.泊一環境保全組合の多面的機能支払交付金と適切な財務会計処理について
全体で60分。
村八分を利用した不正の隠蔽。一番悪いのは糸島市とそれを支える議会です。
たくさんの議会傍聴ありがとうございました
気づけば、昨日は、私にとって記念すべき100回目の一般質問でした。傍聴席は満員で、市政の現状に驚き、憤る市民の熱気がひしひしと伝わってきました。
財産を無償譲渡する議案の契約相手方法人が、議会の後に設立されていたとか、職員が法人の代表者を名のって事業者選定に紛れ込んでいたとか、契約書の法人の住所が、どれも登記簿と違うとか、不正を告発した住民の声を市が握りつぶすとか。…
松本清張のミステリードラマを地でいく様な市を相手に、ぼう大な時間を調査活動に費やしてきました。市民生活は苦しいのに、腐敗は底なしの糸島市です。
この25年、旧態依然とした議会でさまざまな妨害にあいながら、命がけで闘ってきましたが、最近相当疲れてきました。でも、きのうは議会傍聴に詰めかけてくださった市民のみなさんのおかげで、また勇気と元気が湧いてきました。本当に感謝です。
市議会で野党は私だけですが、平和と民主主義と法令遵守、暮らしを守る旗を掲げてもうしばらく頑張ります。
詳しい報告は、次回から。
ちよ便り34号できました
アンダーパスやめ身近なくらしを大切に!
表面の記事
太宰府市で水没し1人死亡 アンダーパスは中止を!
7月10日 福岡県に線状降水帯
福岡県に線状降帯が発生し、数十年に一度の記録的な大雨で、大きな被害がでました。
太宰府市では、アンダーパスが水没し、3・6メートルの深さまで水がたまり、地下歩道から男性の遺体が発見されました。
潤南の健康福祉センターあごらの東に建設予定のアンダーパスは、地下8メートルです。
雨に弱い地下道路は、絶対にやめるべきです。
アンダーパス事業費50億円 床上浸水の見舞金1万円
潤の道路は平面で拡幅を!
アンダーパスの事業費は、50億円です。このばく大な事業費は、今後、税金や公共料金の値上げにつながる怖れがあります。
床上浸水の見舞金一万円 全壊、全焼でも6万円
市の規定では、災害見舞金は、床上浸水が1世帯当たりわずか1万円です。
畳も替えられません。
住宅が全壊、全焼、流失した場合でも、1世帯当たりの見舞金は、6万円です。
半壊、半焼は1世帯当たり3万円となっています。あまりに低すぎます。
もっと、身近なくらしに税金を使うべきです。
7月10日、糸島市内の住宅地域でも浸水被害があった。左はその写真。
税金の使い道が、市長の友達最優先になっています。
それを、市民のくらし最優先にすることが大切です。
健康福祉センター前や身近な道路は 草ぼうぼう 夜は暗い
事業費約60億円の雷山の運動公園が完成し、その豪華さに驚きました。
対して、この写真は健康福祉センターあごらの前の道路です。歩道は草がぼうぼうで、夜は街灯が少なく暗い状況です。
つぎつぎと行われる大型事業が、身近なくらしの予算を圧迫しています。
生活道路や施設のメンテナンス費用は、とても大切です。
《環境美化の水路掃除》
市「区長の申し出があれば 市が対応する」
いとう 高齢化で水路掃除ができない地域が増え、梅雨どきは悪臭の被害もある。泥がたまり、大雨が降ったら水があふれる心配もある…。
市 高齢化等により、水路の清掃が困難な場合は、行政区長からの相談、申出等により市が直接対応する。
隣組でお金を出し合って、水路掃除を業者に委託している町内があります。
水路は市の施設。税金で市が管理すべきで、隣組での費用負担は必要ありません。
プール授業の民間委託 みなさんはどう思いますか?
6月議会で、ある議員から「学校のプールの現状」について質問があり、プールの修理や改築に費用がかかることから、「プール授業を、民間のプール業者に委託してはどうか?」との提案がされました。
多くの学校で、プールの老朽化が目立っています。しかし、体育のプール授業は教育の一環です。外部委託すると、大勢の子どものバス移動も必要になります。
長い目で見たら、民間委託は、請負業者の利益になっても、税金の節約にはならないと私は考えています。
もっと教育費の増額を!
大型公共事業が優先され、学校の整備費用は極限まで切り詰められてきました。
もっと教育費を増額し、学校校舎やプールの改修、子どもたちの日々使う備品や教材費の予算を増やすべきです。
学校改修は、地元の中小業者の仕事を増やします。
学校給食が、ほぼすべて県外の大手企業に民間委託され、放課後児童クラブも、大企業に一括委託されました。
あらゆる分野で民間委託が進められ、一部業者の独占的な利益につながっています。
免許返納後の交通支援を!
いとう 運転免許証を返納した後の交通支援について、福岡市のような支援を実現できないか。
市 乗車券やICカードの交付は、多額な費用がかかるため、本市では難しい。
いとう 高齢者や障がい者の交通問題は深刻である。市長が、直接当事者に会って、要望を聞くべきだ。
〇 非正規雇用で子育てが大変。制服代や部活費など、保護者の負担が多い。
〇 二世、三世と世襲の今の政治はおかしい。貧困と格差で子どもたちが苦しまない社会を望む。
〇 介護保険料や水道料金が高い。国保税も高い。議員は、市政のチェック機能を果たしてほしい。
〇 不登校で悩んだ時、子どもの居場所の先生に助けられた。悩む市民に寄り添う政策を充実してほしい。
裏面の記事
原子力災害から市民・自然を守るために 加筆しています
避難訓練について
いとう 再稼働後、平成30年度以降の避難訓練は?
市 延べ3回実施し、UPZ圏内=30キロ内の住民は述べ5323人、UPZ圏外住民は228人参加した。
安定ヨウ素剤について
いとう 過酷事故が起きたら、市には最速30分で放射性物質が到達する。
安定ヨウ素剤を子ども達が服用できる体制はとってあるのか。
市 医師や薬剤師の協力のもと、住民に安定ヨウ素剤を配布し、服用を指示する。
備蓄場所は、市役所、UPZ圏内のコミュニティセンター、病院、社会福祉施設、保育所・幼稚園、小・中学校である。
いとう 子どもの命に関わると、周知しているか。
市 防災マニュアル原子力災害対策編を策定し、訓練も定期的に実施し、周知していると考える。
姫島の放射線防護施設について
いとう 姫島には原発事故に備え、放射線防護施設が作られている。性能は?
市 放射性物質の除去効率は、99.999%以上だ。二重サッシと特殊自動ドアを整備し、外気の流入を防ぐシステムである。鉄筋コンクリート構造で、外壁でベータ線、ガンマ線を遮断できる。
いとう その設備に1億7千万円も税金を使った。たとえ命が助かっても、海や山、農地が汚染されたら第1次産業は大打撃だ。
地震や水害とは違う。
核のごみについて
いとう 原発が再稼働すれば膨大な核のごみが出る。再稼働後の現状は?
市 低レベル放射性廃棄物は、ドラム缶で約1万5千本分出た。プルサーマル発電で使用した使用済みのMOX燃料は、使用済み燃料プールに保管してある。
いとう 最悪の事態を想定し、実効性ある避難計画を議論しているか。
市 地域防災計画で原子力災害対策計画を定め、市の原子力災害広域避難個別計画も定めている。
いとう 防災会議は、何回開いたのか。
市 令和4年度は、1回開催した。
危険な原発と核兵器
福島の原発事故が終結していないのに、国は原発の新増設と60年以上の運転を可能にする方針へ転換しました。
原発が核兵器で攻撃されれば、地球規模の汚染や国の存続さえ危ぶまれます。
日本は唯一の被爆国です。危険な原発と核兵器をなくすため、子ども達の未来を守るため、ともに考え、声をあげ続けましょう。
議会と裁判でうそをつくのはやめてください
昨年7月、泊一行政区自治会と泊一環境保全組合は、私を裁判に訴え、「不正はない。伊藤議員の質問、ビラ、ブログで名誉を棄損された」と、500万円を請求しています。
多面的機能支払交付金は年間1億5千万円
多面的機能支払交付金は、農地の保全など農用地の活動に交付金が出る制度で、市では毎年、80の組織に年間1億5千万円が支出されています。
泊一環境保全組合は、年約250万円の交付金を受給していますが、総会を開かず、「決算額のない決算書」を作り、市はそれを放置していました。
泊一行政区は環境美化で、「水路の泥上げ」をしていない
さらに組合は、行政区が行う生活環境の美化活動を「草刈り・水路泥上げだ」と偽って交付金を受給していたのです。
私が県に情報公開請求し、386枚の公文書を取り寄せると、大量の偽(ニセ)受領書や領収書が作られていました。
それについて市は、「泊一の環境美化は、草刈り・水路泥上げ。農地維持活動である」と議会答弁し、馬場副市長は「事務は適切。問題ない」と繰り返しました。
しかし泊一行政区の環境美化は、住宅地の歩道の草刈、公園、公民館の清掃で、水路の草刈り、泥上げはしていません。
それは、住民のみなさんが一番よく知っています。にもかかわらず、6月の裁判でも、自治会の役員は、「泊一の環境美化は草刈り・水路泥上げ」と主張しました。
令和2年 国に虚偽説明
令和2年2月、国が泊一環境保全組合を検査し、「環境美化は、交付金の対象事業ではない」と指摘したときも、市と組合は「水路の泥上げ・草刈りをしている」と言い張り、交付金の返還をまぬかれました。
いま裁判で、そのときと同じうそを主張しています。
農業者の「出方」に日当を支払っていなかった
組合は、農業者がおこなう水路の泥上げ・草刈り活動(出方)に、日当を払っていませんでした。
農業者ひとりに8千円の日当を支払ったのは、国の検査後、令和2年度からで、春と秋の出方に総額87万2千円を配りました。
では、平成19年から令和元年度までの「農業者に支払わなかった日当」はどこにあるのでしょうか?
市と県は、組合に預金通帳を開示させ、交付金の使い道を明らかにすべきです。
7月10日の裁判で原告の役員は、
「環境美化の日に大塚ため池の草刈り、水路の泥上げをした」と主張し、9月8日の裁判までに、「証拠の写真と住民の陳述書を提出する」と言いました。
しかし、やってもいない作業の陳述書をだれが書くのでしょう。
市と組織が同じうそをつけば、不正を正当化できると思っているのでしょうか。
多くの住民は本当のことを知りません。
不正を告発した人たちは暴言等のパワハラを受けたうえ、名誉棄損で訴えられています。
法令を遵守しない市の責任は、重大です。
子ども・高齢者を巻き込み 環境美化で「草刈・水路泥上げ」をしたという大量の虚偽受領書を作成 (県の公文書より)
交付金の不正受給は、補助金適正化法できびしく禁じられ、違反者には交付金の返還のほか、懲役や罰金が課されることもある。
関連ブログ~23年3月19日 県の事実確認の依頼を市が放置
職員給与引き上げの議案が賛成多数で議決
12月16日の本会議で、この議案を審議した総務委員会の委員長・重富洋司議員に、どのような審議をしたか経過をたずねた。
伊藤千代子~糸島市の職員の平均給与は県内一位で最も高い。それをさらに引き上げることについて、市民の目線で質疑したか。今回の引き上げでどれくらいの税金が必要になるという説明を受けたか?
重富洋司~給与額の現状、他団体との比較、平準化に向けた前向きな提言等、市民目線で質疑した。歳出予算の増額について、詳細な説明はない。人事院の勧告に従った。市の職員も市民である。
反対討論は私がおこない、賛成討論は、立憲民主の徳安建成議員が行ないました。
結果は賛成18人、反対1人。ほぼオール与党議会です。
伊藤千代子~目的は民間企業との格差を埋めるため、とあるが、糸島市では、職員の平均給与の方が民間より高い。すでに福岡市や北九州市を抜いて県内一位にある。新型コロナ感染症が発生し、市民生活が苦しい。収入が減って生活は苦しい。子どもの学校給食を無償化してほしい、スクールカウンセラーの数が足りないとか、国保税や水道料金が高い、引き下げられないかという切実な声がたくさんある。市民生活を応援する予算を充実すべきである。
徳安建成~糸島市が、国、県の改訂を受けて改正することは、当然のことである。人事院勧告に従った。高いのは、平均年齢が高く扶養家族が多いからである。……職員は最前線で働いている。若く優秀な人材確保が必要である。
市民のみなさんへ
「伊藤千代子は職員を攻撃している」という宣伝が行われているそうです。
私が職員給与引き上げに反対するのは、職員をいじめ、攻撃するためではありません。税金の使い道を問題にしているのです。
私が虚偽公文書や事業者選定の件を取り上げるのは、市が法令にそった政治を行っていないからです。一番悪いのは、市の執行部です。
公務員は、地方公務員法で上司の命令に従う義務があります。市では、無数の虚偽の公文書を職員に作成させ、特定の利害関係者の便宜を図ってきました。議会人として、それらを看過できないからこそ、議会で質問し、皆さんにお伝えしています。
ちよ便り31号 2022年12月議会の報告より
ちよ便り30号 2022年7月議会の報告より
「市民の目線で質疑したか?」「職員も市民…」
どこかで聞いたセリフです。
そうそう、私が特定業者に偏った事業契約を批判し、中小の地場業者にもっと仕事を分配せよと質問したとき、ある議員が「特定業者も市民ばい!」とヤジったのでした。
その議員は、特定業者と平気で飲食をしていました。そういう癒着馴れ合いが、市政を歪めていったのだと私は考えています。
6月議会一般質問の動画ができました
上は写真です。
動画は下↓をクリックしてください。字幕を付けました。
取り上げたこと
1,消防団員報酬の個人への支払について
2,多発する災害と消防の役割について
3,119番通報を処理する通信指令台の1名勤務を2名以上にすべき件について
4,糸島消防本庁舎の排煙設備が不足し建築基準法違反になっている件について
5,申請弱者等へのコロナ給付金の確実な支給について
ちよ便り28号できました
お花がいっぱいの春ですね!
3月議会報告と糸島市の問題点をまとめた「ちよ便り28号」ができました。
クリックすれば、拡大できます。
先週、波多江郵便局の駐車場で「伊藤議員でしょう?」と声をかけられました。
「うちの子が選挙の時、いとうちよ子さんの車にみんなで手を振ったよ、って言ってました」
そうなんです。音楽をかけて宣伝カーで通ると、下校中の小学生がわーっと集団で走ってきて「がんばれ!」と声援を送ってくれました。うれしかったですね。この歌詞に共感してくれたかな?
不正にまみれた糸島市…
癒着と馴れ合い 無駄遣い
力を合わせて打ち破ろう
クリーンな市政に替えるのさ
コロナで暮らしは大変だ
アンダーパスは無駄遣い
福祉のまちがみんなの願い
あたたかいまちにかえるのさ
学校キレイに 通学路安全に
バスを増やして生き生きと
福祉のまちがみんなの願い
あたたかいまちにかえるのさ
歌はコチラをクリック↓
歌詞はコチラをクリック→歌の歌詞
市民のみなさん、今期もどうぞよろしくお願いいたします
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堀田19票 伊藤1票で堀田氏が議長に
オール自民の議会体制に
2月16日の初議会で議長選挙が行われ、前副議長の堀田勉議員(無所属だが自民党員)と私(無所属)が立候補しました。
その立候補演説は、以下の通り。順番は事前のくじ引き順です。クリックしてください。
投票結果は、
堀田議員19票 伊藤 1票
合併後の松本前市長、月形市長を先頭に立って支えてきた市議会主流派の堀田議員に、自民系議員、公明、立憲民主、維新ほか全員が投票しました。私は、堀田議員には絶対に投票できないと考え、立候補しました。理由は、
① 玄海原発の再稼働に賛成だった。
② 健康づくりセンターきららの湯の無償譲渡に大賛成だった。
③ 保育所すべての無償譲渡に大賛成だったった。
④ フォレストアドベンチャーの無償貸付に大賛成だった。
⑤ 市と契約関係にある利害関係者の企業経営者らと長年にわたり付き合いがある。
⑥ 特別支援学校の用地取得に関して、議会で一切の審議をせず採択するという暴挙を行った市議会で副議長をつとめていた。
他にもいろいろありますが、民主的討論の保証、少数意見の尊重という点で信頼できないと考えたからです。
副議長には、井上健作議員と笹栗澄夫議員が立候補し、井上議員が選ばれました。井上議員には、保育所の無償譲渡に関して、質問するたびに、立憲の議員とともに発言の妨害を受けたので、とても賛成できませんでした。
今議会では、常任委員会の委員長も決まりました。オール自民の体制が出来上がったと思いました。無所属で立候補されていますが、市議会内では自民党員として団結した議会活動をしておられます。
1)総務文教常任委員会 委員長 重富洋司議員(自民) 二期目。
2)市民福祉常任委員会 委員長 松月よし子議員 (自民)四期目。
3)建設産業常任委員会 委員長 加茂正彦議員 (自民)二期目。
4)議会運営委員会 委員長 重富 洋司議員(自民)
12月議会 請願の採決
先の12月議会では、4つの住民請願が議会に出され、採決がありました。上はその賛否結果。
①糸島市原子力災害広域避難計画に関する請願書
②沖縄本島南部土砂採取計画撤回に関する請願
③糸島市に子どもの権利に関する条例の制定を求める請願
④難聴者の補聴器購入に関わる負担軽減を求める請願書
住民の請願4つに全部反対だったのは、堀田勉議員、松月よし子議員、重富洋司議員、平田雅紹議員、加茂正彦議員、長田秀樹議員の6人でした。この方々が重要ポストを占めましたね。
一般質問の締め切りが25日正午です。忙しくなってきました。今期もよろしくお願いいたします。
初議会は2月16日10時 ~政治倫理を守り市民のための議会へ
改選後の議員の任期は明日の2月14日から。初議会は2月16日10時からです。まず議長選挙が行われます。議長の権限は実に大きいので、議会が民主的に運営されるかどうかは議長次第と言っても良いでしょう。会議はインターネットで傍聴できます。
視察先で女性と遊ぶ議員
上は、私が2018年に、井上健作総務文教常任委員会委員長あてに提出した「視察の欠席届」です。理由はふたつ。
「理由一、 前期の行政視察において、宿泊先のホテルに風俗の女性を呼んだ議員がいたにもかかわらず、本人の言い訳だけを根拠にうやむやにしたことで、行政視察への信頼を失わせたこと。
理由二、・・・2010年の合併以降、女性に暴力をふるって逮捕された議員、覚醒剤を使用して逮捕された議員がいたが、懲罰や辞職勧告を受けることも、議員としての人格を批判されることもまったくなかった。私への懲罰や辞職勧告は、…議会多数派による理不尽なパワハラであり、議員としての名誉、個人としての尊厳を著しく傷づけられ、精神的なダメージは計り知れず、宿泊を伴った共同行動は不可能であること。 以上 平成30年10月1日」
上記のホテルうんぬん視察については、2017年6月14日、私が前期の谷口一成議長に説明を求めた文書が残っています。議長は私を議長室に呼んで「すでにこの件は、浦前議長のときに本人に調査して何もなかったと確認している。だから議員全員に説明しない」と言いました。仲の良いお友達議員同士の調査で「何もなかった」と処理したのです。
有力議員同士の馴れ合い。多数派は何をやっても許されるという旧態依然とした古い体質。明日から始まる新しい議会では、政治倫理が守られる議会へ変えることが必要です。
公共事業で私腹を肥やした議員と市の幹部
上は、2019年1月18日、私が議会運営について提出した公開質問状です。前原東土地区画整理事業について、建設産業常任委員会委員長の小島忠義議員は、土地区画整理組合の組合員であり、明らかに利害関係者であったのに、「個人所有はない。名義を貸しているだけ」と議会で弁明し、それに市の執行部と議長らが同調し、私の質問を妨害しました。
しかし私がのちに法務局に通って調査すると、小島議員はため池だった土地を、土地区画整理事業完了後の2018年に、複数回売却していました。
そのひとつが上の写真です。伊都の杜の土地(元は資産価値ゼロだったため池)を売って利益を得ていたのです。市の開発事業の利害関係者が議会で建設産業委員長をつとめ、その事業をチェックするという構図は癒着そのものです。
月形市長の部下としてこの事業を推進したI建設都市部長も利害関係者でした。(この人はフォレストアドベンチャーで利害関係者のK氏やH農林水産部長らといっしょに酒を飲んだ農林土木課長)つまり、市の幹部と議員たちが利害関係者となって手に手を取って開発を進めたのが、前原東土地区画整理事業だったのです。
不動産賃貸業の議員が、「駅が無ければ土地が売れない」と市に新駅建設を求めたのも、この開発に関連した発言でした。
2003年(平成15年)10月14日、前原東土地区画整準備委員会委員長だった井上智議員が、秘密裏に清水建設(株)九州支店執行役員委員長と覚書を交わしてから19年。周辺整備事業を含めるとおよそ50億円の税金を投入して2018年に完了した浦志の大開発。この開発で桂田踏切を廃止したため、いま潤南に住民の大反対を押し切ってアンダーパスの建設をすすめています。
2010年合併後初の市長選挙で、井上智元議員は松本嶺男陣営の選挙対策本部長でした。井上氏は、農業振興地域だったこの区域内に約7000㎡の土地を所有し、長年にわたり開発の先頭にたっていました。松本前市長の時代に嘘とヤラセがはびこり、政治倫理も公務員倫理も地に落ちました。
2022年1月発行の「ちよ便り27号」から。
今年度から泊土地区画整理事業が清水建設とともに始まり、その中心に私文書偽造を行った泊一環境保全組合の事務長(市職員)がいます。泊の隣、馬場地区の開発は、副市長が中心になって着々とすすめています。数年前、月形市長は、泊と九大に新駅をつくる構想をうちだしました。すべてが水面下でつながっています。
新しい議会では、コロナ禍の市民生活を守らねばなりません。有力者ではなく、市民にあたたかい市政へ。癒着・馴れ合いを断ち、市民に開かれた議会、活発に議論できる議会へ変えることが本当に大切です。
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2019年1月発行の「ちよ便り16号」から。ホーム画面の画像をクリックすると拡大できる。
コロナ下での手づくり選挙
宣伝カー
選挙公報
看板
選挙ポスター
2022年1月30日投開票の糸島市議会議員選挙で、私は前原市議から合わせて7期目の連続当選を果たすことができました(得票数2022票、7位)。癒着馴れ合いを正し、住民本位のクリーンな市政を願う市民のみなさんからの期待が寄せられたものと深く感謝しています。
今回は、新型コロナ感染症のオミクロン株がまん延し、糸島市でも連日50人から90人の新規感染者が出ている状況で行われました。
そこで今回の選挙は、前回以上に質素に徹しました。地縁血縁なく、支援する組織いっさいなく、1週間宣伝カーを回すだけの実にシンプルな選挙運動でした。
宣伝カー~運転手は夫、ウグイス嬢は私。2人での運行だったので、感染の心配がなくて良かったです。声が枯れてきたので最終日のみボランティアで応援を頼みました。
選挙公報~二日かかって手づくりで仕上げました。市民への心からのメッセージです。
看板~前回、私がアクリルペンキで描いたものを使いました。「温かみがあっていい」と評判は上々でした。
選挙ポスター貼り~これだけは自分でできないので、36人の方に頼みました。山から海まで広い糸島市の217カ所に一度にポスターを貼るというのは大変です。告示の日は雨だったので、ボランティアで協力してくださった方々に感謝です。
以上が今回の選挙運動でした。費用がほとんどかからなかったシンプル選挙でした。(誰それは〇百万円かかったという噂も聞きます)。(注)ポスター制作費、宣伝カー車両借り上げ費、ガソリン代、運転手(家族はダメ)の費用は基本公費で出ます。
なお、議会ごとに年4回発行しているニュース「ちよ便り」は、選挙活動ではなく政治活動です。今回は、1月23日の告示前までに27号を主にボランティアで配布していただきました。
これから先、もっと多様な立場の市民の方々が選挙に立候補してほしいと心から思います。資金がない、バックに組織がないと立候補できない状況では、本当の民主主義とは言えません。
「自民党の党員なのに無所属で出ている候補者を町内で推薦して応援している。納得がいかないが、同調圧力が強くておかしいと言えない」
「国政で自民党の手足となっている地方議員を応援したくない」…
こういう電話が選挙中、いくつもありました。今の市議会では無所属議員のほとんどは自民党員で、議会内では月形市長の応援団として団結して行動しています。賛否に是々非々とは言えず、これが一番問題です。
そもそも宣伝カーで名前を連呼して走る選挙運動が間違っています。校区あるいは行政区ごとに立会演説会を開いて議論するなどして、有権者に候補者の人となり、政策を知ってもらうことこそ大切ではないでしょうか。いえ有権者だけではなく、選挙権のない子ども達にも政策を訴えたいですね。学校トイレの改修や地域の遊び場のことなどを。地方自治は民主主義の学校ですから。
糸島市長選挙結果
月形祐二氏 32644票
岸塚由将氏 9171票
3選を果たした月形氏。今回当選した20人中、税金の使い道にモノ言える議員は何人いるでしょう?
糸島市議会では立憲民主は与党陣営。日本共産党がいなくなった議会で、住民無視の大開発がさらに加速する恐れがあります。アンダーパスなどのムダづかいを許すかどうか、予算を審議する3月議会はもうすぐです。
市議選立候補予定者による
「いとしま未来フォーラム2022」に参加しました
1月20日の夜8時から、ズームによる市議選立候補予定者のオンライン公開討論会がありました。11人の参加で1時間半ほど、議員になろうと思った理由、市民にこれだけは伝えたいことなどを、一人ひとりが心を込めて話しました。大変有意義な時間でした。主催者のみなさん、視聴くださったみなさん、ありがとうございました。
発言内容を文書化しました
① 自己紹介(お名前と最近一番うれしかったことor感動したことを一言)
いとうちよこです。最近、一番うれしかったことは、ある若いご夫婦が、「伊藤議員のブログを見て糸島市の政治に関心を持ちました」と言ってくれたことです。
② なぜ、議員になりたいと思ったのですか? これは、小学生からの問いです。 市政を目指そうと思った理由を含め 2 分でお話しください。
いとう~私は議員になる前、女性団体で平和担当の仕事をしていました。広島、長崎に原子爆弾が落とされましたね。核兵器をなくす運動をしていました。子どもが二人いたので、保育園の保護者会や学校のPTA活動に参加しました。
すると、学校のトイレやプールがひどく老朽化してボロボロで、市に直すようにお願いしても、お金がない、財政難といってなかなか改善してくれない実態に直面しました。まちには街灯が少なく、通学路が暗く、信号機も足りず、子どもたちが危険だという声もたくさんありました。
中学校は一つの中学校しか給食がなく、他の中学校にも給食を実現してほしいという声がたくさんあって、その運動にも参加しました。貧困が問題になっているけども、子育て支援の就学援助制度は、申請のハードルが高く、ほとんどの人が利用できない状態にありました。
障がい者へのサービスも福岡市に比べてはるかに遅れ、特別支援学校(養護学校)を設置してほしいというのが、保護者や先生がたの切実な願いでした。高齢者の介護や年金が少ないための貧困問題も社会問題になっているときでした。私は、子育てや介護など実生活で矛盾を感じ、それを解決したいと願う女性は、政治家に向いていると思います。
20年前の市議会は圧倒的に男性ばかりで、女性議員はゼロか、1人でした。地方議会にもっともっと女性の声を届ける必要がある、平和と民主主義を守る一員として、命や暮らし、文化を大切にするまちにしたいと思って立候補する決意をしました。その思いは今も同じです。
③ 10年後にあってほしいもの、あってほしくないもの(なくしたいもの)は何ですか?
いとう~あってほしいものは、市民の声をきくあたたかい市役所です。自然を守ったり、市民が住むところがあって、毎日安心して食べるものがある。子ども達が安心して暮らせる。そういう安心感のあるまちをつくるために、市民の声をきいて市政を行う、あたたかい市役所が、10年後はあってほしいと心から思います。
なくしたいもの。それは…2011年に東日本大震災と原発事故があり、日々の暮らしが当たり前ではなく、とても大切なものなんだ、かけがえのないものなんだとわかりました。しかし(玄海原子力発電所が再稼働され、)いま姫島には原発の過酷事故を想定して、核シェルターが1億7千万円で作られています。私がなくしたいのは、(危険な原発)、そういう核シェルターとか必要ないまち。子ども達の未来を奪う原発事故はあまりにリスクが大きすぎる。それをなくしたい。心から願います。
④ 最後に、ぜひこれだけは市民の皆さんに伝えたいと思うことを 1 分でお伝えください。(1 分)
いとう~みなさん、水道料金が払えず、給水を止められている世帯があっても、糸島市には減免制度がありません。国保税が高くて払えず、保険証がない世帯もあります。長引くコロナ禍で失業や自殺も増えています。不要不急の大型事業が行われると、みなさんの税金や公共料金の値上げにつながります。
地下8メートルのアンダーパスとか、本当にムダづかいです。議員の仕事は、税金の使い道を、生活者の目線でチェックすることです。ときには、議会でゆ着やなれ合いや不正とたたかわねばなりません。
税金を大切に使えば、市民のために良いことがたくさんできます。
たとえばバスを増やせば、高齢者や子どもたちが病院や買い物、図書館や公園などへ行けるようになります。剪定ゴミや生ごみの資源化や、ペットの殺処分をなくすなど、身近でできることが本当にたくさんあります。年齢や性別を超えて、いまみんなでいいまちにするために創意工夫して知恵を出し合っていきたいと思います。
議案95号糸島市新庁舎建設工事に反対討論
採決結果可決(賛成16人,反対3人)
この契約は、新庁舎建設工事に関して、50億3800万円で村本(株)九州支店と契約を結ぶとなっています。しかし市は、今議会で雷山運動公園の整備事業費を59億2450万円に増額したばかりです。二つで新たな負担は110億円にもなります。50億円のアンダーパスも粛々とすすめています。
国が補助金を出すと言っても、国家財政は赤字で、国債の発行残高は1000兆円を超えています。さらにいま新型コロナ感染症の世界的流行で経済は低迷し、貧困世帯への現金給付が必要な状況です。今後、オリンピックでかかった費用や福島原発事故の廃炉費用と、つぎつぎ財政負担が増えていきます。来年10月から高齢者の医療費を一部1割から2割へ増額することが報じられ、福祉へのしわ寄せは現実となっています。
私は、これからの右肩下がりの時代は、今ある施設を大切に使い、学校や道路や水道、下水道などのインフラ正義を優先し、環境を大切にしたまちづくりへ転換すべきときにきていると考えます。
わずかなソフト事業ではお金を出し惜しみ、ハード事業では大型事業をつぎつぎやる。これでは、市民への財政負担が重くなることは目に見えています。
税金と公共料金が高くて払えない、運転免許を返納したのにバスの便が悪くて済み続けられない、障がい者や高齢者への福祉を良くしてほしい、身近な施設を廃止しないでほしい、学校の備品のお金が十分ない、等々の声がたくさんあります。運動公園が凍結できなかった以上、賛成できません。
子ども達が一日の大変を過ごす学校施設の老朽化、特に30年以上の古い老朽校舎が多く、プールや体育館の建て替え、大規模改修に必要な資金はおよそ200億円相当との試算がなされたことを覚えています。優先すべきは、子どもです。略・・・と考え、反対します。
議案96号前原南小学校校舎大規模改造工事に賛成討論
採決結果可決(全員賛成)
この議案は、前原南小学校校舎大規模改造工事を、4億7850万円で契約するための議案です。落札率95.3%、指名競争入札によって決定した相手方法人は、松吉建設株式会社です。
学校改修では、屋根や壁、教室、トイレ、調理室、音楽室などさまざまな工事が必要となります。コロナ禍で地元の零細中小業者の仕事が減っているとのこえが寄せられており、工事に当たっては、学校改修で地元にお金が回るよう、元請業者への市の指導をお願い致します。
(略) ……
令和3年2月15日に糸島市が文部科学大臣に提出した「公立学校等の整備計画」には、こう書いてあります。
「前原小学校、雷山小学校及び長糸小学校、桜野小学校及び前原中学校において、建設年度が 古く、途中、トイレブース改修、部分的な便器の取替工事などを実施しているが、長年の使用による 臭いの染みつきもあり環境としては非常に悪い。
また近年、家庭でのトイレ環境が変わり、洋式便器しか使用できない児童も増えたため、改修を行う。(トイレ) 南風小学校校舎、一貴山小学校校舎、福吉中学校校舎の設備の老朽化に伴う空調機の改修工事を行い、教育環境の改善を図る。東風小学校の児童数増加に伴い普通教室へ改造する教室に 空調機を設置し、教育環境の改善を図る。(空調)…」
つまり、多くの学校で学校老朽化の対策が急務であり、それへの対応が必要です。旧前原市では、かつて学校で国旗掲揚代のポールが劣化で倒壊して、子どもが死亡する事故がおきています。子どもの命を守ることを最優先して、コロナ禍でも安全に清潔に過ごしやすい学校施設をきちんと作っていただく、入札、工事施工では地場業者の利用を優先することをお願いし賛成します。
犯罪を見て見ぬふりの市と議会
※写真はクリックすると拡大できます。
上は月形祐二市長が2021年9月議会に提案した「人権擁護委員の候補者の推薦について」。
人権擁護委員法の規定により田中幸昌氏を人権擁護委員の候補者に推薦する提案です。この議案は、議会最終日に私以外、全員の議員の賛成で可決しました。
私がなぜ反対したか。それは田中幸昌氏が、2020年6月に多面的機能支払交付金の日当の支払いに関して、領収書の偽造を行った泊一環境保全組合の事務長だからです。しかも田中氏は月形市長の部下、法令を順守すべき再任用の市職員=公務員です。
2020年6月、泊一環境保全組合は、10年間未払いだった多面的機能支払交付金の日当のうち5年分264万4千円を、泊住民に配りました。そのとき、活動に参加していない住民にも金を配って領収書を集めたり、勝手に人の名前を書いて領収書を偽造したりして市に提出しました。その時の事務長が田中氏であり、前会長とともに責任があるのは明白です。しかし市は完全に無視し、市長が「立派な人だ」と人権擁護委員に提案したのを議会が議決しました。
これは先月の11月5日、泊一環境保全組合の事務長と前会長が、田原耕一議長に送った文書です。概要は、「伊藤千代子議員の多面的機能支払交付金の質問で名誉を棄損されているから、糸島市議会においても伊藤議員に厳正な対処をしていただきたい」というもの。
私文書偽造という重大な犯罪を行った住民組織の役員が、その問題を議会で質問する議員に圧力をかける目的で議長に送った手紙です。上司の市長がバックについていると、こんな卑劣なことも平気でできるのです。
しかしなぜみんなで泊一環境保全組合の事務長で市の職員田中幸昌氏を守るのでしょうか?「文書偽造は犯罪だ。なぜこんなことをしたのか?」と、どうして市は組合を正せないのでしょう?
それは今度の質問ではっきりしたように、泊一環境保全組合と同じような不正を、他の複数の住民組組織が行っているからです。「おいおい、バレたじゃねえか。どうしてくれるんだよ。松本市長のときから10年、うまく騙してきたのによ…」「みんなで隠ぺいするしか仕方あるめえ」というのが本音でしょう。
合併後、市は虚偽の公文書をさんざん偽造しました。これまで多くの職員が公文書偽造に関わってきたのに、「私文書偽造は犯罪だぞ」と言えるわけがありません。
市と議会の癒着馴れ合いでどんな不正も隠ぺいしてきた市役所。それによってばく大な税金がムダに使われ、いくつもの財産が失われました。それを思うと黙っていることはできません。
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⑤ちよ便り26号
ちよ便り25号できました
お久しぶりのブログアップです。パソコンの調子が悪かったり、個別の相談が忙しかったりして、遅くなりました。
「見えにくい」という声があるので、下にそれぞれの記事を拡大したものを載せておきます。
今回は特に新しい問題、「包括管理委託制度導入」の問題点を書いているので、ごらんください。
ご意見、ご感想を寄せてくださった皆様に感謝申し上げます。すべて網羅できず、ごめんなさい。
~虚偽公文書あふれる糸島市役所
昨日の佐賀テレビによると、
うその起案文書を作り町道の立木などを伐採する業者との契約を不正に延長させたとして、
虚偽有印公文書作成などの罪に問われた太良町の建設課長に対し、
佐賀地方裁判所は3月3日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決です。
今月17日に刑が確定すると失職し、退職金は支払われません。
判決の中で裁判長は、
「公文書に対する信頼を害し町の意志決定を誤らせるおそれの高い悪質なもの」と述べました。
公務員による虚偽公文書の作成と行使は重大な犯罪です。
ところが糸島市役所には、多くの虚偽公文書が存在します。
住所が虚偽、法人の名前がない、契約相手方が存在しない・・・
まるで反社会的勢力の組織のようです。
なぜ表沙汰にならないか? 上司の命令による組織ぐるみだからです。
私はこの7年、法令順守を訴えてきましたが、市は「問題ない」と開き直り、議会はすべて黙認してきました。
そして2017年4月1日、とうとう月形祐二市長は
1,市立神在保育所の無償譲渡
2,健康福祉センターきららの湯の無償譲渡
3,農業公園ファームパーク伊都国の指定管理者制度を悪用した無償貸付
を実行しました。
この時の副市長は谷口俊弘氏。総務部長は洞孝文氏。両名とも「ウソとヤラセの天才松本嶺男前市長」の有能な部下でした。
私以外の議員が市の虚偽公文書に無関心、あるいは黙認し続けても、私は黙りません。
これ以上、不正の連鎖で市に損害を与えるわけにはいかないからです。
これ以上、職員に違法な事務をさせるわけにはいかないからです。
市役所の階段に貼ってある警察のポスター。市民をだます卑劣な詐欺師は市役所の中にも。
左は空白だらけの申請書の一部。農業振興地域を除外するために必要な書類。
右は前市長が提案した開発議案。
松本嶺男前市長は、選挙で応援してくれた多くの有力者に、市長の権限を悪用してさまざまな便宜を図った。
たとえば合併直前に市街化調整区域の土地を地区計画で開発してもらい、4800万円の借金を返済した議員がいた。
おかしいと思って書類を調査すると、①申請書は空白だらけ。②不備な申請書を応募期間の前日に受け付けてやり、③利害関係者である議員の息子(職員)に事務の一部を担当させた。
市長の許認可権と人事権を悪用したのである。
この議員は副議長も務めた有力議員であったが、④自分の土地の開発議案に自ら賛成の手をあげ、⑤他の議員たちは「お友達議員のカネ儲け」に協力した。まともな審査をしない、不正な議案に賛成するという手法で。
前市長の詐欺的手法①~⑤は、その後もさまざまな行政事務で使われ、市は「行政手法」と開き直っている。
2012年2月16日臨時議会会議録から
◯議長(有田継雄君)
1月19日、中村隆光議員から議員の辞職願が提出されましたので、地方自治法第126条の規定により、同日、議長においてこれを許可しましたので、報告いたします。
今般、同議員が暴行の容疑で書類送検されたことは、市民の皆様の糸島市議会に対する信頼を著しく損なうものであり、深くおわびを申し上げます。・・・
2012年3月1日 第2回糸島市議会定例会
◯市長(松本嶺男君)
本市職員が官製談合防止法違反で1月24日逮捕、2月15日に起訴される事件が発生いたしました。
このたびの職員の逮捕・起訴につきましては、市の信用を著しく失墜させ、市民の期待を裏切り、関係者並びに市民の皆様に多大な御迷惑をおかけしたことに対し深くおわび申し上げます。…
(ところがこのとき市長は、議会に虚偽の議案を提案していた。議案第26号「財産の無償貸付」。存在しない会社を「ある」と偽って副市長や農林水産部長らに指定管理者選定させ、森林公園とキャンプ場を与党議員の知人(フォレストアドベンチャー)に無償貸付する議案。自らの犯罪行為は市役所ぐるみで隠ぺいした。ちよ便り19号参照)
2012年3月12日 一般質問
〇伊藤千代子
1月13日、女性への暴行容疑とストーカー行為で書類送検され辞職した議員の資産報告書を調べると、合併直前まであった4千万円の借金が合併後にはゼロになっていた。一度に多額の借金を返済できた理由は何なのか御存じか。
〇松本嶺男市長
それほど深いつき合いはなく、知らない。(本当は中村隆光元議員とはいとこ同士)。
〇伊藤千代子
この議員の土地が市の地区計画で開発されたおかげで、調整区域の土地が8,095万円で住宅会社に売れたからだ。
〇伊藤千代子
利害関係者の中には、有利な情報を得るため飲食の接待、あるいは借金の肩がわり、子供の就職先の世話などの誘惑をもって職員に近づいてくる者もいる。
…昨年の3月議会で私は、市長が1月5日、へいせい建設の社長と一緒に前原中央の小料理屋に行ったことについて、政治倫理条例違反だと指摘をした。
…今回、官製談合容疑で職員が逮捕、起訴された今、市長みずからが襟を正して、利害関係者との個人的な飲食は今後一切しないというふうに断言ができるか。
〇波多江総務部長
政治倫理条例は規範条例で、そういった禁止項目は定めてない。
〇伊藤千代子
昨年1月5日、その店には市長と社長と建設産業委員会の委員長と、職員1人の計4人がいた。…職員は職員倫理条例において、利害関係者と飲食をしてはならない。その職員はだれか。
〇松本嶺男市長
…覚えていない。
〇伊藤千代子
この宴会のわずか5カ月前に、((株)へいせいの)取締役○○が大麻の所持容疑で逮捕される事件があった。…今のような答弁を聞くと、市役所の中に官製談合を生む土壌があったのではないかと感じる。
2017年10月18日 ブログから
私への懲罰・辞職勧告は「市の不正」隠し
9月議会で、私が懲罰と辞職勧告を受けたのは、
神在保育所移管の不正を質問し、理事に「へいせい」元幹部がいたことを明らかにしたからです。
議会の審査で市の不正を見逃し、無償譲渡に賛成した与党議員たちによる「不当な攻撃」です。
これまで覚醒剤で逮捕されたり、女性に暴行して逮捕されたり、酒を飲んで議会に出席した保守系議員がいました。
しかし一度も、彼らに懲罰や辞職勧告をしたことがありません。
私だけが3回の懲罰、2回の辞職勧告を受けました。それは、私が一貫して市の利権体質を議会で追及してきたからです。・・・
2017年10月発行のちよ便り10号
9月議会で3度目の懲罰にあったとき、大勢の議員らの強圧的で不当なやり方に私は胸が苦しくなって救急車で井上病院に運ばれました。その翌月に書いたビラがこれです。
この9月議会では、(株)へいせいに都合の悪い会社情報をブログに書いた翌日、井上健作議員の提案によって、私は辞職勧告を受けました。井上議員は、保育所の無償譲渡を審議した市民福祉委員会の委員長でした。
「市はおかしい」と追及する議員を、徹底的に叩きのめす恐ろしい議会です。
いま世界と日本は新型コロナ感染症の拡大で、かつてない苦難に見舞われています。腐敗した政治では、市民の命と暮らしは守れません。
公平・公正な市政を実現しましょう。
写真は市が導入した消防本部のはしご車(1台目は20年間で耐用年数がきれた)。
会議の後、現地を視察。
マンションが激増し、高さ31メートル以上の高層マンションは35棟も。
35mまで伸びますが、20メートルでもこの高さ。
激しい火災の現場で命がけで働く消防士のみなさん、今年もよろしくお願いします。
市では今年すでに4件の火災(戸建て)が発生。
コロナ禍で迎えた2021年(令和3年)。
何年かぶりにひどい腰痛ともろもろの不調で10日あまり寝込んでしまい、今日はようやく起き上がって会議に出かけました。
パソコンを打つのが非常にきついので、配布された資料の写真をご紹介だけします。
小中学校における「暴力行為、いじめ、不登校」について
1日の大半を過ごす学校で、先生と子どもたちが辛い思いをしないですむよう、行政からの温かい支援が必要です。
行財政健全化計画(案)
取り組みの中身が非常に気になりました。
残骨灰夾雑物とは、斎場=火葬場の残骨灰に含まれる金やプラチナ等の有価物を売却して、1年に200万円の歳入(収入)を増やすというもの。昨年度から実施しています。
つまり市は相当財政がひっ迫しています。しかし、一番問題なアンダーパス、雷山運動公園、新庁舎建設等の大型公共事業はそのままです。
3月議会では介護保険料の引き上げ議案が出される予定です。
コロナ禍で今年は税金、公共料金の支払いに苦しむ市民が増えるでしょう。
負担増と改革の中身をよく検討する必要があります。
九州電力からのお知らせ
これは議員全員のポストに入っていました。糸島市は、福岡県内で唯一のUPZ圏内にあります。
使用済み核燃料の状況等、調べお伝えすべきことがたくさんあります。
新型コロナ感染症~緊急事態宣言に福岡を追加
糸島市の感染状況
自宅待機者が亡くなるニュースが流れています。
PCR検査の拡大、きちんと病院で治療できる体制づくりを3月議会に向けて求めていきます。
生活保護のご相談がありました。
コロナ禍で職と住まいを失う人が都市部を中心に増えています。
命を守るため、若いからと我慢せずに活用してください。
10年位前、車で生活していた方の相談を受けましたが、公園を住所に保護の申請をしていただきました。
真冬の今頃「半年間、水道を止められている、温かい風呂に入りたい」という土木作業員の方の相談があったのも、10年ほど前のことです。
生存権は憲法に保障された国民の権利です。
今年が糸島市と市民の皆さんにとって良い年になるよう、頑張りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
9月18日(水)午前10時、議場
今回も50人以上の方が傍聴に来てくださり、熱心に質問を聞き、最後は拍手を頂きました。
議場でのヤジ暴言が激減したのは、市民のみなさんの関心が高まったおかげです。
心より感謝いたします。
6月17日の一般質問の動画を、テーマごとにアップロードしました。
どうぞごらんください。
森林公園樋の口ハイランドをフォレストアドベンチャーに貸付ていることについて 40分
市の施設をタダ同然で営利企業に使わせ、住民が自由に使えない状態にしているのは地方自治法違反ではないか。公文書の虚偽記載は看過できない。
市役所内のパワハラについて 13分
凄まじい議会のパワハラが長年、放置されてきた実態。わずか3人の女性しかいない議場。多様な市民の声を反映できる市議会へ。そのためには品性、モラルの向上が不可欠。
土地区画整理事業の利害関係者について 7分
波乱万丈の3月議会報告、ちよ便りできました。
談合防止に不安があるなかで、今年秋に行われる予定の50億円の入札は大丈夫でしょうか?
そもそも、50億円の運動公園が絶対に必要だという市民合意が十分できていないのに、事業を急ぐのはなぜでしょう?
税金を使う優先順位は❓
女性議員へのパワハラの実態は❓
市民のための市政、クリーンな市政を願って調査し、質問した内容をまとめました。
書ききれない情報は、このブログや会議録をごらん下さい。
#伊藤千代子
#糸島市議会議員
#談合防止
3月18日の一般質問の夜、
議場やインターネットで傍聴した方々からメールや電話がきた。
「今日はありがとうございました。いつもながらしびれました。
スカッとしました。泣いている人もいました。伊藤議員、すごい!」
「伊藤さん、
みんなを代表していっぱいいっぱい調べ上げてたくさんの質問をしてくださってありがとうございました。
どんだけエネルギーを使っておられることでしょう。
私が知らないこと、しらなければならないことを、わかりやすい言葉で、いや心で表現してくださるのでしっかり伝わってきます。
本当にありがとうございます。」
…
いいえ、お礼を言うのは私の方。
どんなにヤジや暴言が飛び交っても、負けるものかと議員を続けてこられたのは、多くのみなさんの激励があったからこそ。
一般質問の内容は、
1)特別支援学校設置計画と周辺環境の整備、電磁波問題
2)前原土地区画整理事業と土地の利権、アンダーパス問題
3)雷山の運動公園入札(60億円)を目前にした談合防止対策等々、
質問が終わると傍聴席から一斉に拍手がわいた。毎回だが、今回はいっそう大きな拍手だった。
傍聴席を見上げると、笑顔でガッツポーズの人たち、ハンカチで眼を拭いている人もいた。「よかった!ありがとう」とハグしてくれる人も。
今まで不規則発言で私の質問をさんざん妨害してきた与党議員たちが、一言も発しなかった。初めて1時間、静かに黙って聞いていた。
このブログがなければ、また恫喝まがいのヤジを飛ばしたりしたかも知れない。
市と議会と利害関係者の癒着なれ合いを正し、法令を順守した市民のためのクリーンな市政へ、それが私の心からの願いだ。
#伊藤千代子
#糸島市
#糸島市議会
12月議会報告できました。
今回は、議会での建設都市部長の答弁が事実かどうか確認する必要があったため、発行に時間がかかりました。やはり虚偽でした。
市の執行部は、利害関係者の議員や業者等の便宜をはかるために過去どれだけ嘘をついてきたでしょう。
市も議会も長年の不正で倫理観がすっかり麻痺しています。
その犠牲になるのは、いつもいつも弱い立場の市民です。
下は9月議会のニュースの一部。
20年間、白黒印刷してきましたが、今回からカラー印刷でお届けします。
なお、私がおこなった福祉関係の質問は、広報いとしま2月15日号に掲載される予定です。ごらんください。
今回のテーマは、以下のとおり。1998年11月に初当選して、20年の節目に当たる議会です。議会傍聴をよろしくお願いいたします。
1、福祉のまちづくりについて
➀独居老人の経済状況について。年金の受給額の状況について。
②高齢者と障がい者の2人世帯が無理心中した事件について。
③子どもの貧困状況の把握について・・・など
2、前原東土地区画整理事業と法令順守について
➀土地区画整理組合への補助金について。
②事業の公平性、透明性を図るため、順守すべき法令について~議員名義の土地について。・・・など
3、財産の無償貸付と無償譲渡について
➀未登記で設立されていない「会社」の指定管理者選定の方法について。
②2017年にきららの湯を無償譲渡された会社の経営状況 ・・・など
4、雷山の運動公園事業を50億円で一括発注する件について
20年前の初質問は、障害のある二人の子どもを育てていたお母さんが、過労で倒れ意識不明になられた件を取り上げ、1時間にわたり、障がい者福祉の充実を訴えました。傍聴席は満員で、「私たちの声を代弁してくれて、本当にありがとう」と涙ながらに言ってくださった沢山の顔が今も忘れられません。
誰もが人間らしく生きられる社会へ。そのためにも、税金のムダづかいをなくし、市民にあたたかい市政が求められています。