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工事受注業者=利害関係者についての質問を

私生活にわたる言論」とすり替え非難


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問責決議を提案する波多江貴士議員。後ろは堀田議長。

7月16日、波多江貴士(自民系)が提案した「伊藤千代子議員に対する問責決議に関する議決の再議について」が、自民系12、公明2、維新1、立憲1、無所属2の全員賛成で議決しました。

提案の様子とわたしの弁明、採決の様子はユーチューブの動画をごらんください。


〇波多江貴士議員の提案(字幕付き)

https://youtu.be/i99jZF8B-8M?si=c3NKCG6jTdn2ErFG


〇伊藤千代子の弁明(字幕付き)

https://youtu.be/lvgePUwzT7w?si=ElgGq9058wvA-3B9


〇議会開会から採決まで(字幕なし)

https://youtu.be/bSiS4h1SHcQ?si=H1gNS20uy7-UPYnb


わたしの弁明(原稿) 

みなさん、私たち議員の仕事はなんでしょうか。

第一に行政をチェックすることです。税金の使い道がきちんとしているか、政治は公平・公正におこなわれているか。利害関係者との癒着(ゆちゃく)はないか、監視することです。

市と契約した企業が、税金の滞納はないか。暴力団とのつながりはないか、などの情報を、市は市民に説明する責任があります。

 さきほど波多江貴士議員が読み上げたこの問責決議案には、わたくしが本年6月17日の一般質問で、特定企業の課税情報に関する発言をした、それが、地方自治法第132条に該当するというのです。

地方自治法第132条には何と書いてあるか?「無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる発言をしてはならない」と書いてあります。。

無礼の言葉とは、お前だの、きさまだの、出ていけ!だの人を侮辱することばです。私は何遍も言われました。

「他人の私生活にわたる言論をしてはならない」というのは、「議事に関係のない、個人の私生活について議論してはならない」という意味です。

私が議会で、いつ個人の私生活について発言しましたか。この問責決議案には、そのことが書いてありません。

特定企業の課税情報に関する発言が、なぜ個人の私生活に関する発言なのですか? 私は提案者にうかがいたいです。

昨年度約5億円の工事を受注した建設会社支店が、法人市民税を払っているかどうかを質問したのです。個人の私生活の話などしておりません。

したがって、この決議文には重要な事実誤認があります。

事実認定に誤りがあるのに、多数決で罰をくだせば、それは議会ハラスメントです。議会制民主主義の破壊です。

 月形市長が契約を結んだ(株)キューボウ糸島支店は、糸島市に登記しておらず、実際に支店があるようにも見えない。それで、市に法人市民税が入っていますか?と聞ききました。

市は「個人情報である」と答弁しませんでした。個人情報ではないのに、個人情報だと言って答弁しないのは、市民の知る権利を踏みにじるものです。

議会が注意すべきは私ではなく執行部です。「説明責任を果たせ」と注意すべきなのです。

市長が契約を結んだ建設会社支店が、実際には支店として存在していないのではないか、そういう疑惑があるから私は質問しました。

過去に市は、なんども架空の法人を使って法人選定した事実があるからです。

利害関係者についての私の発言は、個人の私生活にわたる言論ではありません。したがって、私の発言は、地方自治法第132条に該当しないため、この問責決議案は違法です。

このような問責決議は、地方議会における「懲罰的対応」です。多数派による少数派排除のためのハラスメントそのものです。

意見がちがっても、立場はちがっても、安心して議会活動ができる議会になってほしい。私は心からそう願っています。以上です。


関連ブログ⇩をクリック

〇6月議会の質問内容

※官製談合とは?会社の実態はあるのか?支店は本当にそこにあるのか?信用できない市の答弁




堀田議長よ これが私生活にわたる言論ですか?

(本年6月17日一般質問より)

〇伊藤千代子~令和5年12月18日、市は(株)キューボウ糸島支店と深江小学校の大規模改造工事を4億1,250万円で契約した。キューボウ糸島支店は糸島市高田1丁目14-25となっているが、会社があるように見えない。支店を登記していないので、法人市民税は払っていませんよね。確認します。

〇市~法人市民税に関しては、個別具体的な課税に関する内容は、地方税法の守秘義務に当たることから答えられない。

〇伊藤千代子~登記をしていなかったら、法人市民税を払う必要はない。市と多額の契約を結ぶような業者に対しては、きちっと登記をして法人市民税を納めていただくべきだと思うが、いかがか。

〇市~公共工事の請負は、建設業法による建設業許可及び経営事項審査を受けていること、支店や営業所の実態があることが要件。(株)キューボウ糸島支店は確認ができており、発注先としては問題ない。登記の必須化は実施しない。

〇徳安達成~議長!動議!

〇堀田勉議長~徳安議員。

〇徳安達成(立憲)伊藤議員から、特定の法人が市民税を払っている、払っていないというふうな言及が確定的にされた。地方自治法に違反する可能性がある。確認をするため、休憩の動議を申し上げる。

(午前11時37分 休憩)

(午後1時29分 再開)

〇堀田勉議長(自民)~伊藤議員の特定企業の課税情報に関する発言は、地方自治法第132条「議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない」に該当すると判断する。


 不正から目をそらす野党叩き~議会は市の番犬でいいのか?

与党議員が女性への暴行にストーカー行為、覚せい剤使用で逮捕されても、議会は懲罰的な対応を一度もとってきませんでした。市を追及するわたしにだけ、懲罰や辞職勧告をしています。

与党議員らは、市がヤラセをしようが、虚偽公文書を作成しようが、見て見ぬふりをしてきました。議会が懲罰的対応(議会ハラスメント)で、市の数々の違法行為から目をそらす(隠ぺいする)役割を果たしてきたのです。何十年も議会は行政のチェック機能を果たさず、市の番犬になりさがっています。現在、市議会で野党はわたしだけです。


⇩下のブログ参照

4)〇ヤラセと虚偽公文書作成が蔓延~市と議会がグルの官製談合天国


市長が結んだ工事契約書

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「支店は法人市民税を払っているのか?」の質問に市は答えない。


A09852B9-3D79-412C-89B3-B6DF2BB4F7DD 問責決議の趣旨。


関連ブログ

1)議会は市の犯罪行為をスルーして執行部と宴会へ

2)弁明の機会を与えなかった問責決議

3)臨時議会は16日~問責決議は不正隠しが目的のイジメ 

4)市と議会がグルの官製談合天国


不当な問責決議を16日に受ける予定…


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昨日、ホテル日航福岡で地方議員を対象にしたハラスメントの研修会に参加し、発言中思わず涙があふれました。(上、ちょっと私が写っていました)

TBSテレビのニュースは⬇︎をクリック

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1289865


講師は上智大学教授の三浦まりさん。参加者はおよそ400人。

実に聡明で的確。わかりやすい。次第に自分が26年間、議会ですさまじいハラスメントにあってきたことがひとつひとつ思い出され、フラッシュバックし気分が悪くなりました。


三浦氏は、議会における「懲罰的対応」についてもきちんと説明されました。政治的動機による異分子排除。その通りです。

意見の違うものを多数派が力で押さえつけるのです。


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問責決議、辞職勧告、議事録削除、謝罪などを多数決でやって、気に食わない議員にみんなで罰を与え、孤立させ、時には落選させるのです。

胸の動悸が激しくなり、息苦しくなり、「いまこのホテルから飛び降りたら、ニュースになってみんな糸島市のひどい現状に関心をもつのではないかしら?」と思ったりしました。


質疑応答のとき手を上げて発言しました。

6月議会で弁明をさせてもらえないまま問責決議をうけたこと、おかしいと抗議したら、16日に臨時議会を開き問責決議をやり直すこと、問責を受ける内容が納得できない不当なこと。

これまで市議会では、覚せい剤で逮捕された議員や、女性にストーカーして逮捕された議員もいたのに、だれも懲罰にあってない。

私に「お前は出ていけ!」「だまれ」と怒鳴った議員らには何のお咎めもないのに。

司会者が「質問をお願いします」と言ったので、はっとして「どうすればいいんでしょう?」と締めくくった。うかつにも「糸島市議会の伊藤です」と名乗るのを忘れていた。


三浦氏は「勇気ある発言をありがとうございます」と言ってくださったが、そこで私の記憶はとぎれて何も覚えていない。ただ、胸が苦しいのにひたすら耐えていた。


帰りに見ず知らずの議員の方々が「どこの議会ですか?」「人権侵害で訴えたらどうですか?」「よく発言してくれましたね」とか声をかけてくれました。「頑張りましょう。応援します」と名刺をくれる人たちも。

記者の方々からも名刺をいただいたので、今後、少しでも政治的動機による議会ハラスメントに光があたることを祈っています。

市から5億円の工事を受注した利害関係者が市税を払っているかどうかが、私的な言論でないことは明白です。16日同調圧力に負けないで反対できる議員がいるでしょうか?

みなさん、16日の臨時議会の問責決議の様子をCD等にして全国のテレビ局、新聞社に送ってください。議会中継はネット配信されていますから、電話でもいいです。

世論をひろげてください。お願いします。


裁判所へ書類を提出

きのう午前中は、私が市長を訴えた森林公園樋の口ハイランド違法貸付についての書類を出しに裁判所へ行きました。

ついに準備書面4まできて出した証拠は74号まで。被告の市長側は証拠を7号までしか出していません。それもほとんど後付け。

17日までに、月形市長や堀田議長、パシフィックネットワーク社長らの証人尋問を求める書類を提出します。

松本前市長と月形市長の2代にわたって、官製談合による違法な貸付の実態が裁判で明らかになり、全国ニュースになることをこころから願っています。

三浦まり先生、本当にいい講演をありがとうございました。感謝します。


関連ブログ

1)議会は市の犯罪行為をスルーして執行部と宴会へ

2)弁明の機会を与えなかった問責決議

3)臨時議会は16日~問責決議は不正隠しが目的のイジメ 

⭐︎2023年1月県議会で議会関係ハラスメント根絶条例が施行

①きさま黙れ!・・・あれから25年

②県保護司会会長が関与した不正

③不正に関与した人が政治倫理審査会副会長


違法行為も犯罪も容認し

追及する議員を叩きのめす議会


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「伊藤議員、問責決議の議決前に弁明の機会を与えず申し訳ありませんでした」と議会事務局長が私に謝罪したのは10日前。そして昨日、臨時議会開催の通知がありました。


7月16日に臨時議会 

主な議題は「伊藤千代子議員に対する問責決議について」

私に問責決議をくだす臨時議会は、7月16日の10時からです。

多勢に無勢ですが、当日は堂々と弁明を行なってきます。

まさか弁明の機会まで奪わないでしょう。

奪えば、議会のパワハラ体質がいっそう明白になります。


では、私がどんな悪いことをしたというのでしょう?

こちらをクリックしてください。⇩

〇議会の不手際を謝罪し臨時議会開催へ


昨年度、市と5億円もの多額の工事契約を結んだ会社の支店が、きちんと税金を納めているかどうかは重要なことです。「私生活にわたる言論」などではありません。

(株)キューボウ糸島支店は、会社の支店があるようには見えず、登記もしていないため、会社支店の実態があるのか、法人市民税を支払っているのかを問題にしているのに、市は「個人情報」と答弁しませんでした。

しかし、個人情報などでないことは、市も議会も知っています。

契約する業者については、必ず税の滞納がないか、納税をきんとしているかを調べるからです。

彼らの目的は、市の不正を追及するただ一人の議員を攻撃し、議会便りに「伊藤議員問責決議!」とデカデカ載せて誹謗中傷することです。


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これは、2017年私を私を辞職勧告にした時の広報いとしまです。市会議員選挙の直前に市内4万戸に全戸配布されました。(このときの議会ではストレスで呼吸が苦しくなり、議会から病院へ救急搬送された)。

自分たちの仲間の議員なら、女性に暴行して逮捕されようが、覚せい剤で逮捕されようが、視察先でのホテルに女性を連れ込もうが、こんな記事を広報に載せたりしません。


卑劣な議員攻撃は「市役所ぐるみの犯罪」を隠蔽するため

消防幹部が存在しない架空の法人の理事長になりすまし、ヤラセの事業者選定に参加したり、応募資格のない個人を「法人」と偽って応募させ、市の財産を無償譲渡したり。

これらは虚偽公文書をいっぱい作った行政組織ぐるみの犯罪でした。

議会はこの事実を熟知しながら、ずっと見て見ぬふりをしてきました。

「それは伊藤議員が質問すればよかろうもん。俺らは知らん」と無視してきました。


虚偽公文書の作成は公務員の重大な犯罪

ところが、糸島市では、歴代市長が虚偽の公文書をつぎつぎ決裁して利害関係者の便宜を図るなど、違法行為の先頭に立ってきました。

今回、行政区長が会長をつとめる泊一環境保全組合が亡くなった人の領収書を作っても、高齢者にうその領収書を書かせても、農家に出方の日当を10年以上払っていなくても、市は放置し、議会はそれを容認しています。

市と議会は車の両輪。グルです。


農家の議員(元議員)は、ほぼ全員、多面的機能支払交付金を受け取っている住民組織の構成員だとわかってきました。

自分が利害関係者だったのですか?

それで私の質問を妨害していたのですか?

どんなに攻撃しようと、私は引きません。

子どもたち、市民のために法令遵守のクリーンなまちを!と訴え続けます。

次回のブログは、市長の違法行為をまとめて載せます。

ちよ便りは毎日チェックしてください。市政に関心を持つ人をひとりでも多く増やしましょう。真実が明らかになる日は必ず来る、と信じて。


伊藤千代子に懲罰を与える決定後 酒盛りをする議員たち

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2021年6月12日のブログ参照。ここにいる全員が議長、副議長職に就任した。


関連ブログ

〇へいせい天国のまち~議会多数派の横暴① 2021年5日22日 

〇会社の代弁者~議会多数派の横暴② 2021年5月27日

〇多数決でパワハラはない~議会多数派の横暴③ 2021年6月2日

〇ブログの写真に激怒し辞職勧告~議会多数派の横暴④ 2021年6月12日

〇最高裁が60年ぶりに判例変更 2020年12月1日


市と議会が反論できなかった「ちよ便り~市役所ぐるみの犯罪」

ちよ便り19号 2019年1月発行

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ちよ便り20号 2020年10月発行

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弁明の機会を与えなかった問責決議


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6月27日、議会事務局で堀田議長、大神議会事務局長連名による私宛の文書を受け取りました。それが上の「「伊藤千代子議員に対する問責決議」に係る弁明の機会について」。

簡単に説明すると、6月19日議会最終日に「伊藤千代子議員に対する問責決議」を議決したが、本人が弁明を希望すれば議会に諮って決定しなければならないのにそれをしなかった。それでは地方自治法第127条に違反するとわかった。弁明を希望すれば臨時議会を開いてやり直さなければならない。どうしますか?ご回答くださいというものです。

最後に「不手際は心からお詫び申し上げます」と書いてあります。

そこで昨日7月1日、議会制民主主義を守ることは何よりも重要であり、多数派による問答無用の懲罰等を許さない立場から、弁明の機会を希望する(=臨時議会を開いてやり直す)書面を提出しました。それが下の文書です。

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⑴問責決議(=議会からのお叱り)を受けた経過

では、どんな理由で私は問責決議を受けたのでしょうか?

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一般質問で私が特定企業の税情報について発言したのは、「他人の私生活にわたる言論をしてはならない」という地方自治法第132条に該当する、という理由です。

特定企業とは、株式会社キューボウ糸島支店のこと。

税情報とは、キューボウ糸島支店が、昨年度2件の契約で約5億円の契約を市と結んだのに登記をしていない。糸島市にきちんと登記させ、法人市民税がはいるようにすべきではないかという質問のことです。

「キューボウ糸島支店は糸島市に登記していないが、法人市民税を市に納税しているのか?」と聞くと、市は「個人情報である」として回答しなかった。

しかし、糸島支店ということで「地場業者」として指名で優遇されているのに、納税の有無も言えないのはおかしいと私が追及したのが気に入らなかったのでしょう。

予想通り、徳安達成議員(立憲)が動議を出して、堀田議長(自民)が「暫時休憩」にし、議会は2時間も中断しました。以下参照。


⑵6月17日(月)質問要旨

〇伊藤千代子~令和5年12月18日、市は(株)キューボウ糸島支店と深江小学校の大規模改造工事を4億1,250万円で契約しました。キューボウ糸島支店は糸島市高田1丁目14-25となっていますが、会社があるように見えません。支店を登記していないので、法人市民税は払っていませんよね。確認します。

〇市~法人市民税に関しては、個別具体的な課税に関する内容は、地方税法の守秘義務に当たることから答えられません

〇伊藤千代子~登記をしていなかったら、法人市民税を払う必要はない。市と多額の契約を結ぶような業者に対しては、きちっと登記をして法人市民税を納めていただくべきだと思いますが、いかがですか。

〇市~公共工事の請負に当たっては、建設業法による建設業許可及び経営事項審査を受けていること、また支店や営業所の実態があることが要件です。(株)キューボウ糸島支店は確認ができており、発注先としては特段問題はないと考えています。

なお、登記の必須化については、法令上の根拠がないこと、近隣他市においても本市と同等の取扱いを行っていることから、登記の必須化については実施しません。

 (「議長、動議」と呼ぶ者あり)

〇堀田勉議長~徳安議員。

〇徳安達成~先ほど伊藤議員のほうから、特定の法人が市民税を払っている、払っていないというふうな言及が確定的にされておりました。地方自治法に違反する可能性がございますので、確認をするため、休憩の動議を申し上げます。

〇堀田勉議長~休憩。賛成の議員。

〔賛成者挙手〕

〇堀田勉議長~動議は成立しました。暫時休憩いたします。

(午前11時37分 休憩)

(午後1時29分 再開)

〇堀田勉議長~再開します。

先ほどの伊藤議員の発言の中で、特定企業の課税情報に関する発言がありました。この件については、地方自治法第132条に「議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない」と規定をされております。したがいまして、特定企業の税情報に関する発言は、これに該当すると判断します。

伊藤議員に申し上げます。先ほどの特定企業の法人市民税に関する発言を取り消されますか。

〇伊藤千代子~取り消しません。領収書の偽造とかはほったらかすのに、絶対取り消しません。

〇堀田勉議長~座ってください。ただいまの伊藤議員の発言は不穏当発言と認めますので、地方自治法第129条第1項の規定により、発言の取消しを命じます。なお、取消しをする箇所については、議長において処置をするものといたします。

 

⑶2時間待っていてくれた裁判所

17日は、午後1時半から私が月形市長を訴えた「森林公園樋の口ハイランドの違法貸付」(私が官製談合と言い続けている件)についての裁判でした。

質問を終えて六本松の裁判所へ向かえば間に合う予定だったのに、動議で議会が2時間も伸びて終わったのは午後2時すぎ。弁護士を雇わない本人訴訟なので、私が行かないと欠席になります。

家に帰ったらすでに2時半。「ああ間に合わなかった…」とがっかりしているところへ裁判所からスマホに電話が。「お待ちしているのでおいでください」「はい!すぐ参ります!」と返事して裁判所へ。

3時15分902号法廷へ到着。裁判官3人、市の顧問弁護士3人、市の担当職員2人、事務官が2時間も待っていてくださったのです。

実は前もって「もしかしたら一般質問を暫時休憩で伸ばされて、裁判に間に合わない恐れがある」と裁判所に伝えていたので、善処してくださったのかもしれません。


⑷6月19日(水)問責決議案を議決

議会最終日に、波多江貴士議員(自民系)が「伊藤千代子議員に対する問責決議案」を提案し、中尾浩昭議員(維新)が賛成討論。全員賛成で議決しました。

決議案の審査に入る前、私は議場から退席するよう議長に命じられたのですが、その時「議長!弁明はさせないのですか?問答無用ですか?」と聞きました。

すると、事務局が「懲罰と違う。問責決議に弁明はない」との返事。でもそれが間違っていたのです。

8月の市議会便りに「伊藤千代子議員に対する問責決議!」とデカデカ載せる予定だったでしょう。

地方自治法第条2第16項には「地方公共団体は、法令に違反してその事務を処理してはならない」とあり、17項には「前項の規定に違反して行った地方公共団体の行為は、これを無効とする」と書かれています。

そこで、もう一度臨時議会を開いて問責決議案だけをやり直します。

臨時議会の日程が決まったら、お知らせします。ネットでライブ配信ありますので、ぜひご視聴ください。


大事なところは参考までに拡大しています。

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A09852B9-3D79-412C-89B3-B6DF2BB4F7DD 問責決議の一部


ブログの写真に激怒し辞職勧告 議会多数派の横暴④

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2013年6月議会で、三嶋俊蔵議員が「伊藤議員にいじめやんと言われて傷ついた」と言って議長に懲罰動議を提出したため懲罰委員会が設置され、委員長に谷口一成議員が選出されました。
上の写真は、懲罰委員会が私に「3日間の出席停止」の罰を与える決定をした直後、市役所のすぐそばの店に集まってゲラゲラ笑いながら祝杯を挙げている様子。

この写真を私がブログに掲載して、「私への懲罰は言論弾圧とイジメ、パワハラ」と書いたところ、議員たちはカンカンに怒って、6月19日辞職勧告決議案を提案し可決しました。
それが下の「平成25年(2013年)8月1日号広報いとしまの臨時号の記事。まるで週刊誌のようです。

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議会便りの臨時号を発行し、このニュースを4万世帯に配りました。「次の選挙で伊藤は落ちるばい」と言って喜んだ議員がいたそうですが、それが彼らの狙いだったのでしょう。
賛成の手を挙げている議員の中には、視察中にホテルに風俗の女性を連れ込んだ議員、特定業者の社長としょっちゅう酒を飲む議員、職員を「オマエら!」と怒鳴るボス議員もいますね。
この2年前、中村隆光議員が交際していた女性をストーカーしたうえ暴力を振るったとして逮捕されたときは、みんなで「辞職は本人の判断」などと言ってかばいました。
つまりこの人たちは身内の犯罪には甘く、気に入らない議員は徹底的に叩きのめす体質を持っているということです。(議会多数派の横暴①②③を参照)。

私はこのときの懲罰で一般質問をする権利を奪われました。命を絶った課長職の職員にパワハラを振るっていたのは誰だったのか? 前原東土地区画整理事業で小島忠義議員が名義人となっている土地は、本当に彼の所有ではないのか?
当時、議員への懲罰は議会の強い権限だったので、不当な懲罰にあっても泣き寝入りするしかありませんでした。
あるボス議員が威張った調子で言っていたのを思い出します。
「俺らは市民の代表ばい。議決があれば、裁判所も口を出せんとばい」

なお議員たちがワイワイ騒いで飲んでいた店は、馬場貢副市長が経済振興部長のとき、「商店街の活性化のため、地産地消の店をつくる」と議会で説明し、補助金を1000万円以上使って設備投資し、前原商店街に開店させた店でした。
しかしわずか1~2年で経営難に陥り閉店したという、いわくつきの店です。多額の税金を使った事業が失敗したのに、誰ひとり責任を取っていません。

懲罰動議と私の弁明
参考までに懲罰動議と私の弁明を載せておきます。
三嶋俊蔵議員の懲罰動議
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谷口一成懲罰特別委員長の報告(一部)
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「…伊藤議員は、「いじめ」という言葉を使って、三嶋議員の人権を侵害されたことについて、全く反省される様子もなく、人権に関する意識が余りにも低いと言わざるを得ません。
 これらの行為は絶対に許されるものではなく、本特別委員会では厳罰をもって対処することとし、これを機会に、伊藤議員の人権に対する意識を改めていただき、議会人としての節度ある行動を切望するものであります。…」
私には「オマエ」と怒鳴る人たちが、「議会人として節度ある行動を切望する」とは、笑っちゃいます。

私の弁明~三嶋議員による請願の紹介議員への侮辱的な質疑
◯(伊藤千代子君)
おはようございます。懲罰特別委員会の委員長報告に対して弁明を行います。
6月3日の本会議で請願の紹介をしていた檜和田(正子)議員に対し、三嶋俊蔵議員の質疑が始まったとき、私が「いじめやないの」とつぶやいたのは理由があります。
三嶋議員は、以前にも自分が事前にしゃべっていたことを事細かに聞き、檜和田議員がそれに答えられないと、「そんなことも知らないのか」、「勉強すべきだ」、「私の話を聞いているのか」と、実に人を侮辱するような言い方をし、長々自分の意見を言って、住民の請願自体が間違っていると、必要でないかのような意見を述べ立てました。私は、それを聞いて本当にひどいと思いました。
後から檜和田議員が私に、「三嶋議員は私をばかにしている。私は悔しくて夜眠れなかった。質疑を利用していじめられている。これではもう請願の紹介議員にはなりたくない」、そう言いました。
紹介議員がいなかったら、住民は請願が出せなくなります。だから、今回も三嶋議員が同じような質疑を始めたので、(私の前の席にいた彼に)「いじめやないの」とつぶやいたのです。(大声を出していない)。
紹介議員の名誉を傷つけ、いじめるような質疑をさせるわけにはいきません。しかも、憲法に保障された国民の請願権を奪うような横暴を許すわけにはいかないからです。この報告は……
◯議長(有田継雄君)
 伊藤議員、最初に申し上げておりましたように、委員長報告に対する弁明でございますので、お間違いにならないように。
◯(伊藤千代子君)続
 沿っていると思うんですけれども。
 この報告は、「いじめやないの」の一言で三嶋議員が発言権を奪われたと私を非難しています。私は、「共産党は出ていけ」、「つまみ出せ」、「おまえは黙っておれ」などの怒鳴り声や大勢の不規則発言を浴びながら、「静かにしてください」と何度も注意しながら議会活動を行ってきました。
◯議長(有田継雄君)
 伊藤議員、言いましたように、委員長報告に対する弁明ですので、関係ないことは申し上げないようによろしくお願いします。
◯(伊藤千代子君)続
 そうでしょうか。心の問題をおっしゃったので、数の多数で怒鳴り散らすような人たちの横暴に私も疲労こんぱいをし、精神が消耗し、心療内科に通ったことがあります。人を平気で怒鳴るというようなことがあってはなりません。
3日間も発言停止を行われたら、私はきょう予定の一般質問ができなくなって、それこそ発言権が奪われます。波多江駅南のバリアフリー化や原発の再稼働問題、ぜひきょうの一般質問で取り上げてほしいと言われていました。それもできなくなります。…」
◯議長(有田継雄君)
 伊藤議員、3回目です。委員長報告に対する弁明でございますのでね。
◯(伊藤千代子君)続
 でも、関係ありますよ。きょう……
◯議長(有田継雄君)
 いやいやいや、それは議長が注意しよるですよ。聞かれん場合はもう停止しますよ。
◯(伊藤千代子君)続
 私は、きょう議員の暴言に耐えられないといって自殺をした職員の問題を取り上げる予定でした、この後の一般質問で。そのことを思うと、私が3日間の出席停止になると……
◯議長(有田継雄君)
 伊藤議員、先ほど注意しましたが、なお議長の命令に従っていただけませんので、これで弁明を終わります。
◯(伊藤千代子君)続
 どうして。関係あると思いますよ。議員の発言権を……
◯議長(有田継雄君)
 議長が判断してしよりますので。(「議員の発言権を奪ったらいけないということを私が一生懸命言っているんです。三嶋議員の発言権を奪ったらいけなくって、私の発言権はどうなるんでしょうか。議会は……」と呼ぶ者あり)
 ここで、地方自治法第117条の規定により、伊藤議員の退場を求めます。
  〔伊藤千代子議員退場〕

公平性のカケラもない議長です。
この懲罰議案の賛成討論は井上健作議員と小島忠義議員がおこない、お二人は19日の辞職勧告決議案の賛成討論もおこないました。

行政のチェック機能を果たさず市の不正を見逃してきた議会
議会はわたし1人を叩きのめすために何度も会議を開き、どれだけの税金と職員を使ったことでしょう。
しかし議会本来の仕事は、行政をチェックすることです。しかしそれができていません。なぜなら、糸島市は嘘とヤラセが蔓延し、虚偽公文書があふれ、特定業者とそのお友達の天国ともいうべき状態が今も続いているからです。

多数決で「パワハラはない」~議会多数派の横暴③

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2017年9月議会、懲罰事件の弁明で…。
〇伊藤千代子 
私が言いたいのは、私への懲罰は、いじめだと私は思っています。自由な議論の妨害だと思っています。違う意見でも安心して、女性や障害のある人でも安心して議員活動ができるように私は議会のパワハラをなくしたい、ずっと願っています。きょうから多くの…
〇谷口一成議長
これをもちまして、伊藤千代子議員の一身上の弁明を終わります。(「議長、動議」と呼ぶものあり) 三嶋議員。
〇三嶋俊蔵議員(=副議長)
今、伊藤議員の弁明の言葉の中に、議会のパワハラと言う言葉がありました。この議会の中に事実、そういうことがあるんでしょうか?
もしなければ、伊藤議員にその発言は取消しをお願いしたいと思います。
〇谷口一成議長
賛成議員の挙手をお願いいたします。
(賛成者挙手)
動議が成立しましたので、ここで暫時休憩します。

それから40分後。
〇谷口一成議長
再開します。
三嶋議員の動議のとおり、伊藤議員に対し、(「議会のパワハラ」)発言の取り消しを求めることに賛成の議員の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
〇谷口一成議長
賛成議員多数です。三嶋議員の動議のとおり、伊藤議員に対し発言の取り消しを求めることに決定しました。

議員天国~「議会をなめとうとか!」
パワハラのある、なしを多数決で決める。多数決がすべての恐ろしい議会です。
私の辞職勧告決議案に、職員を「おまえら!」「議会をなめとうとか」と怒鳴る議員も名前を連ねていました。
彼らは、気に入らない職員を議会に呼びつけ長々と説教し、人権がどうだの、学校の入学式や卒業式がなっとらんだの、と言いたい放題でした。
首長や業者と結びついた利権まみれのパワハラ議会。その実態を地方自治の向上と市民生活を守るため、きちんと記録しておきましょう。

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2016年11月。「一生に一度とない嫌ごとを言われた」との言葉を残し命を絶った職員の裁判で、市に賠償命令。11月11日付西日本新聞引用。

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2019年6月議会の私の質問から。ちよ便り18号。文字が見えにくいとの声があったので、下に書きだします。

いとう~合併後、職員が上司や議員からパワハラを受けた報告は何件か?
市~職員間のパワハラは、平成23年度から30年度までに6件。議員からのパワハラの報告はない。
いとう~「うそをつくな!関係なかろうが!たいがいにせい!おまえやろうもん!議会をなめとうとか!」こんな叱責はパワハラにあたらないのか。
市~個別の言葉については、答弁を差し控える。

いとう~元職員は議員に呼び出され、「今日のお前の答弁は何や!」と机を叩いてどなられ、それ以来、胸の動悸に苦しんだという。議員のパワハラの報告がないのは、職員が泣き寝入りをいたからではないか。
市~個人がどう感じるかは個人の問題。泣き寝入りをした、パワハラと感じていないかは、答弁する立場にない。

いとう~糸島市では合併後、職員が過労自殺したが、「過重勤務と上司、議員のパワハラに苦しんでいた。この件は公務災害に認定され、市の責任は明確になったが、第三者委員会を設置し、調査したか?
市~第三者委員会の設置はしていない。
いとう~被害者の立場にたった調査記録がないのは、非常に問題だ。
私は3月19日、議員控室で「ヤクザのような言葉を使わないで」と注意したら、「いたらんこったい!オマエは帰れ!」と怒鳴られた。しかしそれをだれも注意しない。恥ずかしいことだ。

時代遅れの議会
 女性議員は、20人中2人。身近なくらしの声が届かず、暴言がまかり通る議会は、まさに時代遅れです。人権を守る議会の品性、モラルの向上が不可欠です。

関連ブログ ここをクリック
突き落とされんように気をつけや~パワハラ議会と腐った市政
バカと言ったら人権侵害か?

会社の代弁者~議会多数派の横暴②


8BE30CC4-B9DF-4251-B250-F870463654732017年6月議会


2017年(平成29年)6月議会で私は、市が神在保育所の財産すべてを応募資格のなかった若尾勉氏に無償譲渡した件を取り上げました。結論から言うと、松本前市長と月形市長が、市立保育所5施設を無償譲渡するために開いた3回の移管先選定委員会は、移管先法人を募集しながら、個人や設立準備会を事業者選定し、移管先法人に決定するという不正を行っていました。

その中には、無償譲渡の議決をしたとき、契約相手方法人が設立されていない議案もありました。

つまり市は、2012年(平成24年)2月6日、フォレストアドベンチャーのため、嘘の林間施設指定管理者決定書を作成し、3月議会に無償貸付の議案を捏造して提出しましたが、それと同じ詐欺行為を保育所の移管先選定でも行っていたのです。


市長が法人格のない団体「いとしま子どもの会」を保育所の移管先法人に決定し、その理事予定者に平成グループの社会福祉法人今山会の元事務局長朱雀静雄氏がいました。今山会の理事長は、(株)へいせいの社長、西原幸作氏です。

私が9月議会の一般質問でそのことに言及し始めると、議員たちは「なんでオマエが朱雀さんのことを知っているんだ」と騒ぎだし、質問が終わると「朱雀さんはもう会社をやめんなった。いま株はもっとんしゃらん」「退職してもうへいせいとは関係なかとばい」「ウソつくな」と口々に言って私を責め立て、あれよあれよという間に懲罰委員会を設置し、三嶋俊蔵副議長が懲罰委員長となり、「伊藤議員は…一般市民の個人名を挙げ、事実と異なる株式の保有状況について言明した…地方自治法違反…」と報告し、議会は私に3日間の出席停止を命じました。(藤井議員と栁議員は反対)

しかし、この10年間に無償譲渡された保育所5件の移譲先が、すべて(株)へいせい社長のお友達関係者だったこと、そのために応募資格のない個人を移管先法人に決定し、虚偽の公文書がつぎつぎ作成されていた事実はあまりに重大です。

9月26日に懲罰を受けた私は、翌日の9月27日、(株)へいせいの元幹部が神在保育所の無償譲渡に関わったことを市民に知らせようと、下の写真をブログにアップしました。(右は拡大)


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朱雀氏の名前が右下に載っています。

すると翌日の9月28日、栁議員以外のすべての議員が名前を連ね、私への辞職勧告決議案を谷口一成議長に提出しました。それがこれです。


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ブログをアップした翌朝、議員がみんなで「へいせいの内部情報を流したな!許せん!伊藤は辞職させろ!」「そうだ、そうだあ!」となるなんて驚き、あきれました。当事者の会社が「伊藤議員、ブログを削除してくれ」と私に要求してくるならわかります。しかし会社は直接私に何も言ってこないのに、なぜ議員らが怒って私に辞職を迫るのでしょうか?


井上健作議員は、辞職勧告決議案を提案したとき、次のように発言しました。

「伊藤千代子議員は、…いたずらに一般市民の個人名を挙げ、個人の財産情報の一部を示すという糸島市議会の品位を汚す発言を行い、…地方自治法及び議会規則に違反したとして出席停止3日間の懲罰を課せられています…」

品位ねえ。糸島市議会に品位なんてあるんですか?

最近こそ減ったけど、前原市のときから長い年月、ボス議員の暴言恫喝が日常茶飯事でした。

2019年(平成31年)3月議会中、議員全員協議会で議会運営委員会委員長の寺崎強議員が私に「いたらんこったい!オマエから言われることはない。帰れ!」と怒鳴ったとき、誰も注意しませんでした。議長も副議長もそこにいたみんなが沈黙していました。

ボス議員には、だーれも注意しない。女の私にだけ「品位を汚す」と責め立てる。卑怯で卑劣、最低の議会です。


参考までに、なぜ寺崎議員は怒って怒鳴ったか?

市は長年、小島忠義議員(現建設産業委員長)が前原東土地区画整理事業の地権者であることを隠してきた。それで私が「議員が利害関係者であるかどうかは重大なこと。それを隠していたとは納得できない。謝罪を」と発言した。

すると小島議員の友達の寺崎議員が「いつまでも同じことを言うな!」と怒鳴ったので、「ヤクザみたいな言葉を使わないで」と私が注意すると彼は激高し、「いたらんこったい!オマエから言われることはない。帰れ!」と怒鳴ったのです。(ちなみに虚偽答弁した建設都市部長も利害関係者だった。)


井上健作議員は、さらにの私の書いたブログが「憲法13条に定められた幸福追求権、プライバシー権を侵害する行為になりかねず、…」、「市民の知る権利の範囲を逸脱している可能性がある」と書いてあります。あきれて笑っちゃいます。下の写真をご覧ください。

私が「神在保育所を無償譲渡する契約相手方の若尾勉氏は、どういう経歴の人か?」と訊くと、市が出してきた履歴書がこれです。1億円近いばく大な財産を無償譲渡する人の履歴書を、市は名前以外公表しなかったのです。それを議会はまったく問題にしませんでした。


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いったい「若尾勉」という人物はどういう人で、朱雀氏とはどういう関係があったのでしょう。

また私が「移管先法人の概要はどうなっているのか?」と尋ねると、市が出してきた法人の概要がこれです。


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真っ黒けの情報公開で、何もわかりません。一つはっきりしているのは、黒塗りの下に朱雀静雄氏の名前と社会福祉法人今山会事務長の経歴が隠されていたことです。

さて、私への辞職勧告議案は議会運営委員会(堀田勉委員長)でどのように取り扱われたのか? その日の議運の会議録を見てみましょう。


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おお…。たった9分の会議。ここには「(株)へいせい」の名前がまったくも出てこない。会社の名前を会議録に残したくなかったんですね。都合の悪いことは公文書に残さない。徹底しています。


それにしても、(株)へいせい社長=平成グループ会長は本当にたいした人です。だってそうでしょう?

自分は社長室にいながら、自分の会社にとって都合の悪い情報を発信する議員に辞職勧告を突き付けることができるのだから。

このとき私はつくづく「議会の議決さえ、この人の強い影響下にあるんだ」と思いました。

あれから3年半。

平成30年1月の市議選で議会のメンバーが多少入れ替わりました。しかし変わらないのは「特定業者優先の政治」「コロナ禍の財政難でも推進する不要不急の大型事業」です。

議会は多数決で予算や契約議案を決定するところ。いったい、議会に会社の代弁者は何人いるのでしょうか?



参考資料

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2017年の懲罰と辞職勧告決議のあと、私が書いた議会ニュース「ちよ便り10号」


参考までにこちらもご覧ください。

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左は2011年4月に私が書いた記事。右は2012年2月に書いたもの。


‟へいせい天国”のまち  議会多数派の横暴①

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上の写真は広報いとしま№189号(平成29年=2017年11月15日号)。9月28日の本会議で「伊藤千代子議員に対する辞職勧告決議案」が出席議員全員の賛成により可決したと書いてあります。(栁明夫議員は棄権)
「9月27日11時43分に更新された自身のブログの中で、その個人名及び過去の財産情報の一部を公開している。この行為は、憲法第13条に定められた幸福追求権(プライバシー県)を侵害する行為になりかねず、市民の知る権利においても公共の福祉の範囲を逸脱している可能性がある。」と述べています。
つまり、議会は私のブログが憲法第13条や知る権利を侵害したのではなく、その「可能性がある」との理由で辞職勧告を与えたのです。
個人名とは、市立神在保育所の財産およそ1億円を市が無償譲渡した社会福祉法人いとしま子どもの会の筆頭理事、朱雀静雄氏のことです。

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この写真は、同じ広報いとしま№189号の記事です。上の写真の前のページに掲載され、辞職勧告の3日前の9月26日「伊藤千代子議員に「出席停止三日間」の懲罰」との見出し。(藤井芳広議員、栁明夫議員は反対。)
平成29年4月1日、市は市民の大切な財産である市立神在保育所を、応募資格のなかった福岡市東区の若尾勉氏に無償譲渡しました。
いったいなぜ月形市長は、神在保育所の移管先法人に、法人格のない「いとしま子どもの会設立準備会」を決定したのか?
私はその調査をしていて、(株)へいせいの元幹部が「理事」として関わっていたことを突き止めました。そしてこの人物が、平成グループの社会福祉法人の元事務局長朱雀氏であったことも。「やはり」と思いました。
一方、議員たちは、お友達の朱雀氏のことを議会で取り上げた私に怒り心頭。「株を持っていた」を「持っている」と言い間違った私に「出席停止3日間」の罰を与え、ブログに(株)へいせいの企業情報を載せた翌日、「問答無用!辞職せい!」とばかりに叩きのめしました。
まるで“へいせいの番犬”のような方々です。

全世帯を対象に5万部発行の広報いとしまの影響は甚大で、私に直接、
「伊藤さん。あなた辞職勧告とかされて恥ずかしくないの? 過激なことばかり言わないでもっとほかの議員と仲良くしたらどうなの?」と責める人。
「○○議員が町内の会合でさんざんあなたの悪口を言ってたわよ。自分は女性にもお酒にもだらしないくせにねえ。呆れるわ」と教えてくれる人。
「みんな(2か月後の2018年1月の)市会議員選挙で伊藤さんを落選させたいのよ。負けないでね。応援してるよ」と励ましてくれる人。
糸島新聞、西日本新聞、毎日、朝日とほぼすべての新聞に「伊藤千代子議員懲罰」「伊藤千代子議員辞職勧告」と載ったので、遠くの親戚から「いったい何をやらかした?大丈夫か?」と電話がかかってきたりもしました。
では次に、こちらの広報をご覧ください。


覚せい剤取締法違反で逮捕された議員の記事
 
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これは広報いとしま平成28(2016)年7月1日号。「糸島市議会だより 糸島市議会議員の逮捕・辞職について」。
田中菊男議員が5月23日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕され、辞職しました。おわびします…と書かれています。(右は拡大)
「議員が覚せい剤で逮捕!」とは前代未聞です。全国ニュースでも大きく取り上げられ、糸島市と議会の品位と名誉を著しく傷つけました。
しかしよく見ないと気がつかないほど小さな小さな記事です。
これに比べたら私を非難する記事は、広報の二面を使って賛成議員の写真をでかでか載せて迫力満点。それからこちらは…


女性に暴行して逮捕された議員の記事

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これは平成24(2012)年2月15日号の広報いとしま。市議会だよりのページに、中村隆光議員が暴行の容疑で書類送検され、辞職したと書いてあります。(右は拡大)
議会には「交際していた女性の行き先を訊き出したのち、暴行した」という説明でした。
元副議長で市民福祉委員会委員長をはじめ多くの役職を兼務し、議会の過半数を占める自民党議員団の幹事長でもあった同氏。松本嶺男前市長とは従弟で、市街化調整区域の土地を不備な書類のまま受付期間前に受理してもらい、地区計画で私腹を肥やした有力者でした。
この件で議員全員協議会が開かれたとき、私が「辞職勧告すべきだ」と主張すると、お友達議員らは「辞職は本人が決めること」と言い張りました。
ある委員長職の議員は「あのくさ、結婚した男に近づいてくる女のほうが悪いっちゃないと」と言って庇いました。
糸島市議会の倫理観は、一般社会常識とまったく違うということをみなさん覚えていた方がいいでしょう。
本人は「辞めたくない」との意向でしたが、市民から抗議電話が殺到し、やむなく辞職に追い込まれました。


さて、私は平成23年の3月議会でも、松本嶺男市長と㈱へいせい社長の飲食、癒着を取り上げて懲罰を受けました。下のブログをクリック
懲罰で「癒着・馴れ合い」の発言を削除され

平成25年の6月議会では、松本市長の大の仲良しだった三嶋俊蔵議員に「『いじめやん』と言われて傷ついた」と懲罰動議を出され、その後辞職勧告を受けました。
懲罰の乱用は、議会多数派の横暴です。
この人たちが何より大事に守っているのは、市が特別扱いしている企業の利権。そうでなければ「平成グループ」を取り上げるたび私に「オマエ」だの「帰れ」だの「出ていけ」だの暴言を吐き、大勢で責め立てて罰を下したりするはずがないからです。
「クリーンで公平、公正な市政」を阻んでいるのは誰か?それはあなた方ですよ。
では今日のまとめ。        (つづく)

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懲罰で「癒着、馴れ合い」の発言を削除され

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2011年3月議会の会議録から
写真 懲罰動議を提出されたときの私の弁明(会議録235ページ)
写真 懲罰決議直前の弁明(会議録244ページ)

2011年3月議会
 2011年3月議会で、1月5日の晩、松本嶺男市長が(株)へいせいの社長と前原商店街の小料理屋へ入り、そこで浦伊三次建設産業委員長らと同じテーブルで飲んでいたことについて、私は一般質問で取り上げました。
「開発行政の問題点と政治倫理、公務員倫理について」
 私は長年、市政を腐らせているのは、市と議会と業者の癒着・馴れ合い、与党議員の異常なパワハラだと考えてきました。

 一般質問では、政治倫理のところで「市長と業者の密な関係」について取り上げると、予想通り市長派議員らからすさまじいヤジが飛び、発言停止にされると思った私は、会議録に事実経過を載せるために一気に発言を続けました。
 議員のパワハラについての件では、前年、議会会期中に命を絶った職員が、〇議員のパワハラに苦しんでいたことを述べました。すると議場は騒然となり、カンカンになって怒った議員らは「共産党は出ていけ!」「伊藤をつまみ出せ!」と怒鳴ったりしました。

 私は懲罰委員会にかけられ、四面楚歌の中で責め立てられ、一般質問の「癒着・馴れ合い」発言は虫食いのように削除されました。
 彼らは議員控室でも口々に私を非難し、「オマエは市長の人権と業者の人権を侵害しとうとばい!」「発言を取り消せ」と恫喝しました。
 私は「本当のことだから」と発言取消を拒否し、思いました。
 「この人たちは市長と業者の番犬みたいだ」と。
 
 懲罰委員会委員長の報告は「伊藤千代子議員を出席停止1日間」。賛成多数で採決され、私は退場させられました。
 議会は多数決。そこにコンプライアンスがなければ、ただの恐怖政治です。
 糸島市議会で、懲罰3回、辞職勧告2回の罰を受けたのは私だけ。市長派議員が女性に暴行しようが、覚醒剤で逮捕されようが、たいしたことではないのです。
 
 
市民のみなさんへ
 今朝は1週間ぶりに透き通るような青空を見ました。この度の豪雨で被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げます。町や村々をえぐった濁流、土砂。あまりの深刻な惨状に言葉を失います。
 コロナ禍の上頻発する水害。市民目線の政治が本当に必要です。来週から配布予定の「ちよ便り22号」に、水害関連の記事も載せました。
 人の心を明るくしてくれる青空のように、糸島市政もクリーンに!