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視察はガラパゴス?

明日から視察で2泊3日いないわよ、というと、「あっ、ガラパゴスに行くんだ」と娘。それは、東京都知事でしょう。オオトカゲを見て、なんの役に立つか知らんけど、母さんは、東北。「東北もいっしょやん。視察はムダ、ムダ」と、てきびしい。そりゃ、視察に行っても、まったくレポート書かない議員はごろごろいるけど、母さんは、違うわよ。いつもレポート書いて、市民のみさなんに学んだことを知らせたり、なんと言っても、議会での質問に徹底的に役立ててるし。それでも、まだいろいろと反論してくる。議会より大変だ。たしかに、大方のことは、現地に行かなくても、調べることができる。こんどの9月議会のときには、入札、下水道料金値上げ問題で、私は福岡県庁、福岡市はじめ、20こえる役所に電話をかけて担当者から話を聞いたり、必要な書類は、ファックスで送ってもらったりした。国土交通省と経済産業省の大臣官房会計課に電話したときは、ちょうど安倍総理が突然やめちゃって、てんわやんやしていたときだったが、「すぐ事実を調べてから、ご連絡します」といって、かけ直してくれた。しかし、年に1回の視察で、思いがけない刺激と収穫を得ることも多い。市民の目線で視察に行くと、目的以外にもたくさん学べるから、議会の質問に大いに役立つ。たとえば、前原市の学校は、老朽化がひどい。東中など、メンテナンスすれば、50年はもつはずの鉄筋コンクリートの建物が、「わずか10年で老朽化してきた」と先生方に言われるほど。ある市に行ったとき、二十年たった学校施設が、どこも頑丈で、びくともしない。おどろいて聞けば、建築中は、市がきびしく施工管理をしていたそうだ。適正な工事と、適切なメンテナンスで、鉄筋の建物は長持ちするのだと。前原市では、建築に関して、施工管理を民間に委託している。市は、建物が建ってから、(外側から)竣工検査するだけ。耐震偽装の問題で、いかに、きちんとした施工管理が重要か、私たちは大きな犠牲をはらって学んだ。それでなくても、きちんとした公共事業をしないと、ばく大な税金の無駄になる。9月議会で、現実に、1昨年の公共工事で、簡単な業者の不正(虚偽の記載)を見抜けなかった事例をあげて、「不正を見抜き、きびしい行政指導ができるよう、建築を市で施工管理する」よう、改善を求めたが、市は「ノー」と言った。市民に知らせたら、なんと言うでしょう?(くわしくは、次の機会に。)てなわけで、今日から二白三日、出かけます。防災と生涯学習の件で、北上市と米沢市、小山市に。報告を楽しみに待っていてください。