(株)へいせいが100%で入札したのはなぜか? 談合を疑わない市役所
全国オンブズマンが、95%以上の落札率は談合の疑いが強いと述べたことがある。ところが・・・
昨年9月27日、新駅建設に関連して、2つの大きな入札があって、
どちらも、市内のナンバーワンとナンバーツーの建設会社だけが入札に参加し、
どちらもナンバーワンの株式会社へいせいが予定価格の100%で入札し、
どちらもナンバーツウの松吉建設株式会社が99.7%と言う高値で落札した。
もし談合で高値落札になっていたら、ばく大な税金の損失だ。
100%で1日に二つも入札に参加するなんて、初めから取る気がなかったんですね、市は馬鹿にされてませんか?と私に言った人もいた。
その点を議会で質問した。
いとう ~ 99.7%と言う高値落札の原因は、たった2社で競争し、しかも1社が予定価格の100%で入札したからだと考える。どうしてこういうことになったのか、業者を呼んで話を聞きましたか?
市 ~ 落札後に、業者さんを呼んで、落札内容について聞き取りをすると言う風な事は、一切行っておりません。
いとう ~ それはひどいのではないか。
もし、今回は2つともあなたのところに取らせるが、次は自分のところにくれよねと、相談していたら大変なことだ。
市民の血税である。今年は、50億円の雷山の運動公園の入札があるが、信用できない。
ちよこの視点
洞孝文総務部長は、99.7%になった原因を、「予定価格が市場価格を適正に反映して積算され、設定された結果であると言うふうに考えている」と答弁した。
しかし私は全く信用していない。
なぜなら洞部長は、谷口俊弘元副市長とともに、存在しない会社を業者選定したり、
運転免許証を会社の証明に使ったり、
農業振興地域除外の事務で資格のない申請書を受理したり、
議会で私に幾たびも虚偽の答弁をおこなってきたからだ。
この3月に退職をなさったが、他の議員がその不正をみんなで黙認しても、松本嶺男前市長時代から幹部職員としてやったことは議事録や公文書にのこっている。
話はそれるが、今度の予算委員会でわかったことだが、フォレストアドベンチャーに絡む不正で、東京の有限会社パシフィックネットワークという会社に、市はいまも20万㎡の広大な公園と建物3棟を、年間わずか10万3000円で貸し付けている。
いったい、どれだけの損失を毎年、市に与え続けるのか?
私が「会社がないのに、業者選定したのはおかしい」と議会で反対したが、3人以外の圧倒的多数の賛成で、可決したのが2012年。
賛成討論したのは、小島忠義議員であった。
小島議員が利害関係者となっている前原東土地区画整理事業が始まってすぐの頃である。
松本前市長が、ある市長派議員のご機嫌を取るためにやったことだが、どれだけの職員を無駄に働かせ、無駄な税金を使ったことだろう。
職員の公務員倫理を奪い、市長派議員に守られてやりたい放題だった松本前市長。それを受け継いだ現市政。その実態を市民に知らせ、税金のムダづかいをなくす必要がある。
(「財産の無償貸付」というブログを参照。)
| 20:42
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