本日 244 人 - 昨日 354 人 - 累計 504818 人
  • 記事検索

RSS
月形祐二市長と元前原市長の契約書
(財産の無償譲渡について)

79856C46-A7CF-4182-8F6D-F932FC5FCADA
2015年4月1日、月形祐二市長は元前原市長の春田整秀氏が理事長を務める社会福祉法人に市立深江保育所を無償譲渡した。上は、そのの契約書。

無償譲渡したのは建物、ピアノ4台など2千点以上の備品で、きちんと財産価値を把握すれば、1億円前後にはなったであろう。
市は「財政難」と言って税の滞納者からはわずかな物品を差し押さえ、時には50円、100円で売って税収を増やしている。
持てるものには与え、持たざる者からは取り上げる。江戸時代の悪代官のようだ。
58B39CD6-95FB-4A1E-A303-C764FDBAEB5A D975F4A3-BEAA-47AF-AF2A-9B958152E048
左)不動産鑑定もせず、無償譲渡された建物。
右)建物とともに無償譲渡された多数の設備と備品。

春田整秀氏は有名な資産家であり、無償譲渡する必要などまったくなかった。このとき長糸保育所も同時に無償譲渡したので、二つの保育所財産は総額1億円から2億円にもなっただろう。
その無償譲渡に関する議案は2014年12月議会に提案され、議決された。

春田氏は裕福なだけでなく、市役所には元部下の職員がたくさんいる。議会にも仲のいい保守系議員が多数いる。そして月形市長とは同じ保守系の政治家同士、親しい間柄だ。
私はそれをよく知っているから「保育所財産を元市長の法人に無償譲渡する」という説明があれば絶対に反対した。
しかしその説明がなかったために、私は気づかないまま議案に賛成してしまった。痛恨の極みである。

深江保育所と長糸保育所の財産処分の議案を審議したのは、前期の市民福祉常任委員会たった。そのときの会議録がこれだ。

6BBDC373-2B3A-4C28-8224-C9DE892967EC 会議が開かれたのは12月5日。

A3830B80-CF7D-44A0-8CD1-27F8637F8047 議案の説明は1行。質疑をしないまま賛成している。

C4064DA2-51F4-4624-A494-41CDB70785CC 会議録が正しいと委員長の井上健作議員が署名。

何億という財産の無償譲渡に関わる議案が、所管の委員会で全く審議されず可決されていた。
公文書は事務が法令遵守で行われたかを後世に伝えるために必要だ。しかし会議録には、深江保育所の無償譲渡先が元市長の社会福祉法人春陽会という事実はいっさい出てこない。
それは市が説明せず、議会でも議論がされなかった結果である。

CEC9BC40-3A16-4179-A989-C339B3D6D787
無償譲渡された財産の1つ。

月形市長、1期目の前期4年間で、4つの財産を無償譲渡

2015年4月1日  深江保育所
           長糸保育所
2017年4月1日  二丈温泉 きららの湯
           神在保育所

建物だけではなく、厨房設備やピアノ、マッサージ機にいたるまでおよそ1万点もの物品を添えての無償譲渡だった。

財政が苦しい中で、なぜ有償譲渡しなかったのか?
どれもこれも不動産鑑定さえしていない。

きびしい貧困状態にあって税金が払えず滞納した市民に対しては、「税の公平性」の名の元にわずかな生活用品を差し押さえ、100円、200円から値をつけて販売しているのに、この違いは何なのか?

一部の利害関係者に対するこの気前の良さは何だろう?
いったい、どんな方々へ無償譲渡したのか?

およそ350人の住民が、きららの湯をただでやるな!の裁判をたたかっているが、
裁判長は、時折
「市民が選んだ議員が議会で議決したから、問題ないのでは…」と言いたげな雰囲気が見て取れる。
裁判はいよいよ最終版だが、裁判長が住民の立場に立った判決を出すことを願っている。

それにしても、議会で議決さえすれば何億円もの財産をタダでやっていいとなれば、議会の責任は重大だ。
本当に慎重審議をしてのち、議決が行われたのか?

この4つの財産の無償譲渡を議会で審査したのは、前期市民福祉委員会だった。当時の委員長は、井上健作議員。
そこではどんな審査がおこなわれたか?
今後まとめてみよう。

そのまえに、9月議会、私の一般質問の日程をお知らせします。
9月18日10時から。おおおまかに4点。
1、雷山の運動公園建設と住民要望について
2、樋の口ハイランドの貸付について
3、深江保育所の無償譲渡について
4、桂田踏切閉鎖及びアンダーパスの危険性について
などです。

住民本位の市政を心から願っています。

15A05DCC-9678-48A5-B046-295872C66856
神在神在保育所をタダでもらった人(理事長)の素性がわからない
~ 情報がないのにどうして賛成できるのか?~

5千万円以上の神在保育所財産を無償譲渡する議案の「契約相手方」の履歴書がこれだった。
名前以外、何もわからない。年齢も住所も学歴も職歴も、なんと性別すら隠している。
市の保育所をタダでもらって園長に就任すると言うのに、これで「議案に賛成していただきたい」と市の執行部が言うのだから、恐ろしい。
議会審査などできないのは明白だ。

2017年3月議会で、この無償譲渡の契約議案を審査したのは、きららの湯と同じく、前期の市民福祉委員会(井上健作委員長)だった。
委員長 井上健作(自民)、 副委員長 松月よし子(自民)、
委員  徳安達成(立民)、 黒田公二(公明)、浦伊三次(自民)、 三嶋俊蔵(自民)
の6名。
わずか数分の審査で全員一致で可決とは驚く。

2017年3月24日、議会最終日、議案に反対討論したのは、伊藤だけだった。
120人の子どもたちの命を、経歴のわからない人に預けることはできない。
反対した議員 伊藤千代子(無)、柳明夫(共)
賛成した議員 堀田勉(自)、井上健作(自)、浦伊三次(自)、小島忠義(自)、三嶋俊蔵(自)、田原耕一(自)、寺崎強(自)、中村進(自)、松月よし子(自)、波多江貴士(自)、那須英仁(自)笹栗純夫(公)、黒田公二(公)、徳安達成(民)、三嶋栄幸(無)、藤井芳広(無)、高橋徹郎(無)、岡村一伸(無)

情報がまったくないのに、どうしてみんな賛成できるの?

月形祐二市長はこの議決にもとづいて、2015年4月1日、若尾氏と無償譲渡の契約を結び、市立神在保育所の建物財産と備品をすべて無償譲渡した。
議会の議決で、市長はきららの湯と神在保育所を同時に無償譲渡したのである。
議会には全くチェック機能がない。


ちよ子の視点
利害関係者の情報を徹底的に隠すのが、糸島市の常識になっている。
前原東土地区画整理事業では、議員たちと建設都市部長が利害関係者だったのを、市は7年以上も隠していた。
それについて、まとめてみよう。


#伊藤千代子
#糸島市議会議員
#神在保育所

昨年2016年7月5日、
法人ではない「いとしま子どもの会設立準備会」(福岡市東区)を、
市の規程に反して
神在保育所の移管先に決定した糸島市。
市がその次にしたのは、
「設立準備会」を正式な「社会福祉法人」として
設立認可してやることだった。
都合のいいことに、5年前、
社会福祉法人認可の事務が
県から市へ移管させられていた。
「いとしま子どもの会設立準備会」代表のW氏が、2016年11月1日、市に提出した社会福祉法人設立認可申請書は、虚偽と不備だらけである。
市が認可するとわかっているからだ。
それを形だけの審査で認可決定したのは、9人の市の幹部。
2週間後の11月18日には、書類が不備のまま、設立を認める決定書を作成し、同日市長が、社会福祉法人設立認可書を発行した。
 
3月議会の議案作成に間に合わせるために、相当急いだのが分かる。しかし、あまりにいい加減な申請書類に、唖然とさせられた。
ここで社会福祉法人に認可されれば、2017年度から毎年、1億2千万円の補助金を受けることができる。にもかかわらず、このデタラメな書類の数々…。
議会が書類のチェックなどせず、なんでも賛成するとわかっているから、平気だ。市民への生活保護認定のきびしい審査とは大違い。
 神在保育所移管と財産の無償譲渡の一連の経過は、行政権力があれば、どんなことでもできるというお手本のようである。
10年前、前市長が二つの保育所財産をタダで処分したとき、明白な官製談合だったといってよい。それは、複数の重要公文書の虚偽記載でわかる。
申請者の住所を糸島市に虚偽記載し、ごまかしていたため、当時、私は虚偽の議案に気がつかず、だまされて賛成してしまった。
今回、10年前を真似してほとんど同じことをしたのである。
だれが命令したのか?一番悪いのはだれか?
書類に基づいた詳しい解説は後日。

9月議会 一般質問より
今年4月1日、市は神在保育所を、「社会福祉法人いとしま子どもの会」に無償譲渡しました。
その財産総額は、建物2棟および保育所備品、遊具のすべてで、およそ5000万円にもなります。
しかし、無償譲渡の根拠となった移管先「決定書」は、市役所ぐるみで作成された「虚偽公文書」でした。
なぜなら、「決定書」に書かれた法人名「いとしま子どもの会(仮称)設立準備会」は、法人として存在しておらず、虚偽だったからです。
不正な手段で、市民の大切な保育所財産の所有権を、福岡市東区の人に、移転させた市の責任は重大です。
※保育所移管先の応募資格は、今宿から西に住所を有する糸島の法人であった。東区の人には、応募資格がなかった。

神在保育所の移管には、5千万円の保育所財産の無償譲渡と、認可保育園になることで毎年1億2千万円の補助金を市から交付されるばく大な利権が関わっています。
社会福祉法人いとしま子どもの会の朱雀理事は、単なる市民ではなく、利害関係者です。
市が黒塗りして隠した朱雀氏の職歴には、平成グループの社会福祉法人今山会の理事と書かれていました。
今回、「なぜ応募資格のない福岡市東区の人に市の神在保育所を移管する決定をしたのか?」
その疑惑にかかわっています。

市民の大切な財産である保育所の無償譲渡をめぐって、松本嶺男前市長は、登記されていない架空法人を議案の契約相手方にしていました。
今回、月形祐二市長は、
行政財産に登記した実体のない法人を契約相手方にして、
高額な財産処分の議案を提出していました。
これが、谷口副市長が答弁した
「行政手法のひとつ」なのでしょうか。
そうならば、市の公務員倫理は、マヒしている、
腐っていると言わねばなりません。
今回の神在保育所の移管先募集には、糸島市のきちんとした社会福祉法人や、障がい者のための事業を長年続けてきた法人の代表など、地元で実績を積んだ法人が応募していたのに、
糸島の人ではないまったく応募資格のない個人に移管先を決定したのは、なぜなのか?
そもそも、なぜ応募を認めたのか?
えこひいきした理由は、なんでしょうか?
「資格のない人の応募を認める」という不公平な事務が蔓延(まんえん)していることは、業者選定の公平性を歪める、きわめてゆゆしき問題です。

保育所は、健全な乳幼児を育て、働く親の支えとなり、地域の元気の源(みなもと)にもなる施設です。ところが…
昨年9月、「約5千万円の価値がある神在保育所を、福岡市東区の人に無償譲渡する(タダでやる)」と聞いて驚きました。
そこで、その人の履歴書を情報公開で市に求めたら、すべて黒塗りで、名前と性別しかわかりません。
「これでは賛成できない」と、今年の3月議会で、反対しましたが、議案は反対2(伊藤と議員)、賛成18で可決し、4月1日、市長はW氏と「無償譲渡」の契約を結びました。
その後、調査すると、2016年7月5日付の永年保存の神在保育所移管先「決定書」に、重大な虚偽がありました。
「いとしま子どもの会(仮称)設立準備会」は、未登記の任意団体で法人ではないのに、市は「法人」と偽って、記載していたのです。
市長、副市長、部長、課長が押印しており、
市役所ぐるみで虚偽を行った疑いがあります。
この点は9月議会で質問します。

今年3月議会で可決した神在保育所の財産約5千万円を、
福岡市東区のW氏にタダでやる議案の契約相手方法人が、
登記はしてあっても、実際、
そこには存在しないペーパー法人であることがわかった。
 
それについて、副市長は「これも行政手法のひとつ」と開き直った。
では、架空法人も「行政手法のひとつなのか?
10年前、松本前市長は、同じく二つの保育所を、
福岡市の人に無償譲渡する議案の契約相手方は、
まだ登記さえされていない、存在しない会社だった。
 
 「契約相手方は、登記簿で確かめて議案に記載する、と市は言った。
 契約相手方が虚偽の議案は、公文書偽造ではないのか」、
 と私が言うと、
 後ろの席の議員たちが「市を犯罪者扱いするな!」と騒ぎ出した。
 議案に積極的に賛成した議員たちだ。
 
 議長は私の質問をブチ切り、傍聴席からは「横暴よ!」との声が飛んだ。
                      ・・・
 思えば、副市長は5年前も、存在しない会社を業者選定した責任者だった。
 
 
 
 

前のページ