(株)メタコード「人手が足りない。マジ誰か来い!中学生から大人まで」
2024年広報いとしま1月号
「偽りの新春座談会」から1年後、またも9ぺージにわたってサイエンス・ヴィレッジの宣伝が広報いとしま新年号に載った。市民が物価高騰で苦労しているとき、九大西側の山林大開発に全力で突き進む月形市長。いったい誰の要望なのか?
2024年10月25日付糸島新聞の1面より。(株)メタコードの平野友康社長がsvi(サイエンス・ヴィレッジ)まちづくりについて講義している様子。
糸島サイエンス・ヴィレッジは、産・学・金・官そして地権者・土建業者の熱烈な要望である。その旗振り役が(株)メタコードの平野社長。しかし、糸島市民の切実な要望ではない。
市の職員らは「(株)メタコードは無料で仕事をしてくれている」といい、市長は「タダで働いてもらって悪いね!」と言った。サイエンス・ヴィレッジの計画作成業務を、メタコードに無料(タダ)でやってもらうとはどういうことか? 要するに、サイエンス・ヴィレッジは公共事業ではないから、税金を使ってやることができないのである。
広報いとしまにはきれいごとしか書かれていないが、平野社長のフェイスブックには、社長がこのチャンスを逃すまいとして、イトシマ株式会社の設立に向け、懸命に業務を遂行していった様子がつづられている。
上は今年2月7日の社長のフェイスブックから。「技適の申請の準備を中学生にやらせてるブラックです。」中学生に仕事をさせ、会社が「ブラック」と自ら認める記述をしている。労働基準法では原則中学生の労働は禁止されているが、社長はそれを承知しているようだ。そして、次のような記述がイトシマ株式会社の設立まで続く。
「糸島サイエンス・ヴィレッジのためにblender部隊が結成された!〇〇(中学生)にやれって言っただけだけど!」
「・・・なんていうのを中学生の〇〇に頼んでます。そして全然やってくれている。月曜は更に何人かの地元の中学生が遊びにきてくれるので手伝ってくれないか相談してみるつもりです。」
「何度も言うけど、これは遊びやごっこではなく本番であり実践です。うちに遊びに来た子は子ども扱いしないでしっかり活躍してもらいます。」
「人手が足りないからマジ誰か来い!この家に一年通えば、将来くいっぱぐれることは多分ない人になれると思うぞ。中学生から大人まで連絡まってます。」
平野社長は何度も「この家に来い」と書いているが、(株)メタコードは取締役が4人もいるれっきとした営利企業である。サイエンス・ヴィレッジの計画作成も、メタコードという会社が行なっている業務であり、労働基準法の適応対象だ。
「人手がなければ中学生でも使う」という発想は、企業倫理とかけ離れている。平野社長自身はお金をもらわず無料でやったとしても、計画完成後はイトシマ株式会社の社長に就任できるという見返りがあった。
新庁舎で流されているサイエンス・ヴィレッジのCM
先日、新庁舎の1階でサイエンス・ヴィレッジのコマーシャル=CMが流されているのを聴いた。この宣伝を毎日のように耳にすれば、サイエンス・ヴィレッジ構想が市民や職員に浸透し、税金投入しやすくなると市は考えているのだろう。
下は、今年3月5日の平野社長のフェイスブックから。
「出来立てホヤホヤの糸島市役所・新庁舎では、1月からSVIまちづくり構想のCMがガンガン流れています。4月からはこの2本が流れます。1本は〇〇、1本は僕がつくりました。」
〇〇とは、社長が親しくしている中学生のことである。
馬場副市長「子どもでも才能を発揮していい」
先の9月議会で、私が「サイエンス・ヴィレッジのCMを中学生に作らせて、市は何をやっているのか?」と質問すると、馬場貢副市長は「中学生であれ、高校生であれ、小学生であれ、その才能を発揮するということに対しては否定するものではない。」と答弁した。
糸島中の会社が「人手が足りない、中学生よ来い!」と呼びかけても、「才能を発揮している、オーケー」と副市長は言うのだろうか?
平野社長は資金不足と人材不足の中で、子どもまで呼び集めて大急ぎで生成AIを使ったサイエンス・ヴィレッジ計画を完成させ、イトシマ株式会社の社長に就任した。しかし、労働基準法違反の疑いありだ。
それに、イトシマ株式会社の相談役・顧問は、うそとヤラセの天才松本嶺男前市長である。(株)メタコードは設立1年半。イトシマ株式会社は設立3か月。なんの実績もない。
架空法人を使ったヤラセが得意だった松本前市長と前市長の有能な部下だった馬場副市長。この2人が関わっているのだから法令遵守もコンプライアンスもないことだけは確かだ。(❾につづく)
スマホで「労働基準法 中学生」と検索したらAIが以下のように回答した。