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「詐欺に加担させられた」と悩む高齢者~多面的機能支払交付金の不正受給

死んだ人の領収書を作っても問題ないとは!


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ちよ便り37号裏面 2024年11月発行


市長は高齢者を泣かすな

事務はデタラメ

毎年250万円の多面的機能支払交付金を18年間も受給している住民組織(◯◯組合)があります。そこでは転居した人や、亡くなった人の領収書を勝手に作ったり、高齢者に無理やりうその領収書を書かせたりしていました。(告発当時の事務局長は市の職員)。

ところが市は、内部告発でそれがわかった後も、「問題ない」と組織の責任を問わず、放置しています。

泊一行政区の環境美化活動は、他の地域同様、住宅地のボランティア活動です。

しかし組合は、「環境美化活動は農地維持活動」だと市に報告し、うその領収書を大量に作り、多面的機能支払交付金を受け取っていました。それを市は、長年黙認していたのです。

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平成30(2018)年度に高齢者が環境美化活動で8,000円の日当をもらったという嘘の領収書


「詐欺に加担させられた」と悩む高齢者

2020(令和2)年6月にうその領収書を書かされたA子さん(97歳)は、「この年で悪いことに加担させられ、苦しい。公に謝罪してほしい」と言います。

A子さんが書かされたのは、環境美化活動で水路の泥上げや草刈りをして1万6千円をもらったという虚偽の領収書です。水路の泥上げなど一度もしたことはなく、交付金の詐取という「詐欺に加担させられた」と悩んでいます。

2020年(令和2年)はすでに亡くなっているのに、環境美化の日当を2万円もらったという嘘の領収書を作られた人の遺族は、「亡くなった親の名前を勝手に使って領収書を作ったのは詐欺だ。お金のことも知らない」と怒っています。

他にも転居して住んでいない人や参加していない人たちの領収書が大量に作られています。

私は今年3月議会、6月議会、9月議会でこの問題を取り上げ、「環境美化の日当再配布で名前を使われた人たちに市長は謝罪すべきだ」と求めましたが、月形市長も馬場副市長も無視しています。議会は、堀田議長を先頭に、これらの違法行為をすべて見逃しています。

(長年の不正受給をごまかすため2020年の国の検査後に大量の文書偽造が行われ、市がそれを事実確認せず受理して「問題ない」と処理していた。)


市は内部告発者をパワハラから守れ

2019年12月、内部告発で国(九州農政局)が検査に入るとわかると、組合長(=区長、当時)は内部告発者の家に行き、「行政にチクったのはお前か?」「たいがいにしとけ!」などと暴言をあびせました。

2020年2月、国に書類の不備を指摘されると、今度は「カネ返せ」「電話に出ろ」などの脅迫メールを告発者に送りました。しかし、市は事実確認をおこなわず、それらすべてを「問題ない」と処理しました。

行政区長のパワハラを見てみぬふりをした市の職員(当時、◯◯組合事務局長)を、月形市長は2021(令和3)年9月議会で人権擁護委員に推薦する議案を提案しました。不正隠蔽のためなら、何でもする市役所です。

脅迫メールの一部

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農家に日当の未払い 13年間も

市が隠蔽(いんぺい)した中で一番ひどいのは、2007年度から2019年度までの13年間、組合が農家の出方(春と秋の年2回)に弁当だけ配って日当を払っていなかったことです。

出方に日当を払ったのは令和2年6月から。未払い金の総額はおよそ1千万円になります。

農区が行なう年2回の出方は、本交付金の対象事業です。しかし組合は、2019年度まで、水路の泥上げや草刈りの参加者に日当を払っていませんでした。

2020年2月、「おかしい」と内部告発をうけ、国(九州農政局)が検査に入りました。それで組合は、その年6月の出方の参加者54人に、8千円の日当と弁当をはじめて配りました。

10月にもひとり8千円と弁当を55人に配りました。それまではお金を払わず弁当だけ配っていたのです。

20年度の出方は総額87万2千円です。では19年度までの未払い金はどこにあるのでしょうか? 組合が預金通帳を組合員に見せないため、わかりません。

13年間、出方作業に従事した農家には一円も払わず、会長、事務局長、会計、監査委員などの役員手当などは支払っていました。


 一番悪いのは糸島市 なんと国と県に虚偽説明

糸島市は虚偽の公文書があふれるブラック市役所です。

20年に市が行なった違法行為は、

① 「環境美化活動は農地維持活動」と国、県にうその説明をした。

② 組合が総会を開いていないのに「開いた」とうその説明をした。

③ 「農家に出方の日当を支払っていない」という事実を隠した。

④ 領収書、決算書、議事録の偽造を黙認して書類を受理し、国(九州農政局)、県に提出した。

そして組合は住民に真実を隠し、今も書類の虚偽記載を続けています。

本交付金は年間1億5千万円もあり、多くの議員が利害関係者です。議会では彼らが質問を妨害しています。どうぞ真相解明にご支援ください。



《参考》 2021年9月議会の報告 ちよ便り26号

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画像

政務活動費で12000枚作成し発行。


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