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13ヘクタールの水田埋立てで、小さな浦志川が氾濫の恐れ・・・水害の危険性が高まる下流の浦志地域

                     「浦志うらし川」 浦志川は、JRの下をくぐり、下流の浦志地域へ流れ、約1キロ下流で雷山川にそそぐ。線路を超えると、パチンコ店、国道、住宅街となる。前原東土地区画整理事業で、水田13ヘクタールとため池ふたつが埋め立てられる。この広い水田を埋め立てると、2万トンから3万トンのぼう大な雨水が行き場を失う。農業振興地域整備促進協議会で問題になったのは、そこだ。市は、「柱田ため池があるから、そこに溜めて少しずつ排水するから大丈夫」と説明して、委員を納得させた。しかし、その柱田ため池は、この事業ですでに埋め立てられてしまった。虚偽の説明で、農振除外の許可を得たと言われても仕方がない。区域内に新しく作る調整池は、わずか2400トン。まったく足りない。つまり、埋め立てによって、大量の雨がこの小さな浦志川に流れこむ。下流の浦志一帯は土地が低いのに、ゲリラ豪雨などで浦志川や周辺の水路があふれれば、非常に危険だ。いっぽう市は、区画整理事業の地点から1キロ下流に、人工のため池(調整池)を、「水害対策として」7~8億円で建設する計画を発表した。上流のため池ふたつは開発で埋め立て住宅地にし、下流には7~8億円と言うばく大な税金を使って、水害のための調整池をつくるという。これ、かなり変じゃないの。区画整理の地点から新しい調整池までの人口の多い「1キロ区間」の浦志が、もっとも危険になるということだ。