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消防団員の報酬が個人振り込みへ  消防2

消防団員の報酬 今年度から個人振り込みへ


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糸島市議会発行の「議会だよりNo.13」

昨年の6月議会で、消防団員の報酬を団への振り込みではなく、個人への振り込みにするよう求めましたが、それが今年度から実施されることになりました。


主な改定内容

消防団員の団員報酬を年額3万5500円から、3万6500円に引き上げる。

災害出動報酬を1日8千円支給する。(半日は4千円)

費用弁償を2100から交通費として1000円支払う。

この条例改正とともに、報酬と費用弁償を個人への支払いにするため、振り込みで個人支払にする。


個人への振り込みを議会で取り上げた理由

議会ニュースちよ便りで、「多面的機能支払交付金の事業で、作業日当が参加者に支払われていない」と書きました。

すると、ビラを見た元消防団員の方から、「自分たちも報酬をもらったことがなかった」という電話をいただきました。「火事で出動したときの費用弁償をもらったこともない」と。

そこであちこちで聞いて見ると、

「本当です。ガソリン代も手出しでした。いま物価が高騰してガソリン代も高いし、後輩の消防団員のために、個人にちゃんとお金が支払われるようにしてください」とも言われました。

災害の時、駆け付けてくれる消防団員に、活動に見合った報酬をきちんと支払うことは、絶対に必要です。

しかし、この数年、全国では消防団員報酬が実際に活動した消防団員に支払われず、一部の人の飲食費やタクシー代、コンパニオン代、旅行代などに消えていたことが新聞等で報じられました。東京では、振込通帳を預かって、他人が引き出すという悪質なところもあったようです。


糸島消防の答弁では、「団員からの委任に基づき、分団長口座に振り込みをさせていただいている。その後については確認していない」ということでした。

ただ、消防団員の中には市の職員が大勢いたわけで、何十年もこういう状況がつづいていたことは衝撃的ですらあります。

そういえば、消防の集まりのたびに酒をあおってべろんべろんに酔っぱらい、だらしない格好でぐだぐだ言う威張った議員がいました。議長にもなった人ですが、もうこういう節操のない時代は終わりにしたほうがいいと思います。


先日、志摩の元消防団員の方が、「伊藤議員の質問は、こっちでも話題になりました。その通りですよ」と言ってくれました。

令和4年4月1日現在の消防団員数は985人。

報酬及び費用弁償の額については、令和3年度の支出額で報酬が5,574万5,250円、費用弁償が1,877万1,900円。合計で7451万7150円。

令和5年度は、予算が一億円を超えていましたが、団員にきちんと支払うことで、このお金がさまざまに消費され、団員の家庭を温かにし、地域活性化につながることを願います。


B7B905B3-A223-45BB-8249-26FEED095CB7毎日新聞記者高橋祐貴氏の本です。