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議会中に涙止まらず、胸の動悸で退場・・・弱者救済制度もないまま、国保税の大幅引き上げが決定

きのう、議会の後半、猛烈に気分が悪くなった。胸の動悸がはげしくなり、涙がこぼれ、呼吸が苦しくなった。議会事務局の職員が、「救急車を呼びましょうか」と心配して言ってくれたが、何とか3つの反対討論をし、採決を終えてから退場した。この3年ほど、理不尽な場面で極度にストレスが高じると、胸が苦しくなって呼吸困難な状況に陥ることがしばしばあった。しかし、議会ではいつももちこたえてきた。たとえ、どんなにことがあっても。そうだ。昨日の本会議。私とやなぎ議員は、30議案のうち、26議案に賛成し、3議案に反対した。1、国保税の大幅な引き上げ2、中央ルートへの4500万円の予算増額(親しみのもてる道路をつくるため」とか)3、九州電力の古い営業所への図書館移転工事費の増額弱者救済制度もないまま、国保税の大幅引き上げ決まったとき、心臓がきゅーっと絞られ、引きちぎられた気がした。最近、相談にのった若い夫婦。夫の難病で国保税を滞納し、数年間で元金は40万円になっていた。(延滞金も38万円ほどついていた。)病気になったり大けがをして、翌年所得が激減しても、糸島市には救済制度がない。そのうえ、10%近いペナルティの延滞金がつく。生活保護以下の世帯にも、10万、20万と言う多額の国保税が課税される現実。そして何より、今度の引き上げでもっとも負担が増えるのは、所得300万以下の低所得者世帯。(4人家族の場合)なんと13~15%近く上がる。その一方で、年収1051万円以上の世帯は、なんと1円も上がらない。この理不尽で不平等な高所得者優遇の引き上げが決まった瞬間、私は胸が押しつぶされ、吐き気が襲ってきた。議会は、数の力で決まるから、こんなことで、いちいち肉体的に苦しんでいたら、議員なんてできないのに。           *   *   *   *5年前の合併以降、中央ルートや土地区画整理事業などの大型開発問題を議会で取り上げ、税金の使い道をただせと追及してきたのは、私だけだった。そのため、市といっしょに開発を推進する中心派の議員たちから、徹底的に攻撃された。「共産党は出っていけ」「きさまはだまっとれ」ありとあらゆる暴言を浴びせられても、ひるんで、スジを曲げることはしなかったが、私はときどき病院に通うようになった。胸の動悸と不眠で。「議員の暴言に耐えられない」との悲痛な言葉を残して、自ら命を絶った職員の無念を思えば、私はまだ、議員を辞めるわけにはいかない。私を必要とする市民がいる限り、いま、やめるわけにはいかない。※ やなぎ議員の国保税の反対討論は、これまで聞いた中でいちばんよかった。議員1年目で、これだけ知性と良識をもった発言のできる人はいない。同じ党派だから言うのではなく、人間としての率直な感想。インターネットでごらんください。 12月議会、2日目に市長や議員のボーナスをあげて、最終日に国保税を大幅に引き上げる。 私たちは、どちらにも賛成できませんでした。