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命より優先すべきものがあるか?~大飯原発再稼働を認めなかった福井地裁

昨日の朝、コーヒーを飲みながら思った。

「今朝は最高の新聞!」西日本、読売、赤旗…各紙を広げて踊る文字。


「大飯原発再稼働差し止め判決」

2014年5月21日3時15分、福井地裁。憲法に保障された人の生命を超える価値は見出せない、と。

取り返しのつかない原発事故の教訓を踏まえた、明快で画期的な判断。

新たに痛感したのは、原発事故の心配のない安全な場所は、日本列島にはないのか?ということ。何しろ、福島第一原発事故直後に、原子力委員会委員長が首相に提出した最悪のシナリオでは、半径250キロ圏内の避難を検討していた。

250キロ!日本列島は、どこも原発から、250キロ圏内にスッポリはいる。福島の事故が未だ収束していない元で、再稼働していいのか?原発が止まっても、電気は足りている。

子どもたちに、放射能汚染の中で生きる恐怖の世界を、残したくはない。数日前、1人の若い男性が、原発についてまとめたレポートをもって、市役所に会いに来て下さった。

その情熱。真面目な心。居ても立っても居られない市民がたくさんいるはず。

ただ原発なくせの思いの一点で、手をつないでいこう。

思想信条も宗教も趣味も暮らしも、好きなサッカーチームもあらゆることが違っても。