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❻イトシマ株式会社に行ってみた〜サイエンス・ヴィレッジ開発の舞台裏

サイエンス・ヴィレッジ三者協定


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写真は広報いとしま2024年8月号から。九州大学西側の広大な開発予定地60ヘクタールを、市は今後10年かけて民間主導で開発するというが、本当に資金や人材は民間主導なのか?


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広報いとしま8月号から。写真は7月16日にサイエンス・ヴィレッジの開発に向けた協定を結んだときのもの。左に平野友康イトシマ株式会社社長。真ん中に月形祐二市長、右に馬場貢SVI協議会理事長。

馬場氏は、①SVI協議会理事長 ②糸島市副市長 ③イトシマ株式会社副社長の3つの顔を持つ。要するに、この3者は独立しているように見えるが、実態は市が背後で財政的に支えており、仲間内の協定と言える。


イトシマ株式会社(広報いとしまから)

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広報いとしま8月号から。三者協定に先立ち、市はイトシマ株式会社の設立に関わった。資本金は600万円。


昨日は車でイトシマ株式会社を訪ねてみた。会社設立から4カ月経って、今の様子がどうなっているのか気になった。市役所から20分ほどだろうか。到着すると旧清掃センターの建物が見えて来た。相当、荒れ果てている。


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建物や周辺は草が生い茂り、会社の看板はない。人の姿もないが住所からここで間違いはないようだ。

駐車場で男性が3人何か作業をしてあったので名刺を渡して「市議の伊藤といいます。副市長がここの副社長になったので来てみました」と言うと、「今日は市役所の人は誰も来てないようですよ」と教えてくれた。彼らは自動車関連会社の社員だった。


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正面からの写真。それにしても会社設立にあたって雑草を刈るとか社屋をきれいにするとか看板を設置するとか、そういう設備投資を一切しないまま設立登記だけしたのだろう。資本金以外資産のない会社なのに、これでは会社をちゃんとするまで相当お金がかかりそうだ。


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横から見た様子。


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裏の様子。


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ここは以前、清掃センター(焼却場)だったため、建物の横に最終処分場の跡地がある。草刈り代や建物の修繕費、インフラ整備、アクセス道路の整備など、これから多額の費用がかかるが、いったい誰が負担するのか?それが一番の問題。


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グーグルマップより現地を検索。子ども食堂への年間の支援額はわずか70万円。福祉だけでなく文化・教育予算も乏しい。税金の使い道を正さないと、市民の暮らしへは回らない。「開発へ!開発へ!」と流れていく。みんなで行政をチェックしよう!(❼につづく)