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ごみ袋が5倍に値上げで業者が悲鳴~165円が935円(10枚入り)に

ごみ袋が5倍に値上げで業者が悲鳴~
165円が935円(10枚入り)に


糸島市の事業所用のごみ袋が6月議会で議決され、10月から5倍になった。
その件が今朝の全国ニュースで報道され、市民の方々から「ひどすぎる。個人業者は一生懸命、商売しているのに。だれが賛成したんですか?」と連絡があったので、急ぎ書いておきます。

令和元年6月議会に議案79号が出され、その説明書きが上の表です。
議会の採決前の様子を、会議録から抜粋してご紹介します。

2019年(令和元年)6月議会
副議長(堀田 勉君)
 市民福祉常任委員会に付託しておりましたので、委員長の報告を求めます。笹栗純夫委員長。
市民福祉常任委員長(笹栗純夫君)
 委員長報告を行います。
 今定例会において市民福祉常任委員会に付託されました議案4件について、審査の経過と結果を報告します。
 まず、議案第79号 糸島市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例について報告いたします。
 本案に対する討論では、事業所の納得が得られるのか疑問であり、価格を段階的に引き上げる等の措置もないため反対であるという意見や、税の公平性の観点から必要な改正であるため賛成であるとの意見、事業所用ごみ袋の新規格は、利便性の観点から見て必要であり賛成であるとの意見が出されました。
 その後、採決の結果、賛成多数で原案可決と決しました。(以下略)。
 以上、報告を終わります。

副議長(堀田 勉君)
 これより委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑の通告があっておりますので、発言を許可します。伊藤議員。
(伊藤千代子君)
 市民福祉委員会の委員長報告に対しまして、質疑をさせていただきます。まず1回目です。議案第79号についてです。
 この議案の中では、特にごみ袋が、事業所用が10枚入り162円から850円と非常に大きな引き上げになっています。
そこで、これは特に糸島市では零細業者が多いわけですけれども、そういう執行部の説明だけではなく、対象事業者に対しまして、委員会の中で声を聞くようなことをなさったかどうかをお尋ねいたします。

副議長(堀田 勉君)
 笹栗委員長。
市民福祉常任委員長(笹栗純夫君)
 ただいまの伊藤議員の質疑でございますけれども、対象事業者に聞き取りをやったかということでございますけれども、委員会の中では聞き取りはいたしておりません。

副議長(堀田 勉君)
 伊藤議員。
(伊藤千代子君)
 では、2回目の質疑です。
 ごみ収集事業においては、特に収集運搬業が年間5億円もの多額の経費を要し、財政を圧迫しております。
そういう意味で、このごみ袋だけの問題ではなく、この引き上げに関連して、やはり広い視野で、このごみ袋の引き上げの問題について、財政を圧迫している要因についても広い視野で委員会では議論がなされたのかということを2回目にお尋ねをします。

副議長(堀田 勉君)
 笹栗委員長。
市民福祉常任委員長(笹栗純夫君)
 伊藤議員の質疑で、財政に関して圧迫しているということでございますけれども、幅広く議論を行いましたけれども、今申されました内容については議論は行っておりません。

副議長(堀田 勉君)
 伊藤議員。
(伊藤千代子君)
 では、最後の質疑になります。
 今のお話では、随意契約しているごみ収集事業の関係については議論はなさっていないということがわかりました。
 では、3番目と4番目をまとめてお尋ねをします。政策立案の段階で、十分な市民の声を議会として聞いたと言えるのかということは1番に関連してお尋ねをします。
 それから、この議案4つの審査と討論及び採決にかかった時間はどのようになっておりますか。
 つまり、最近、さまざまな委員会の議案の審議の時間を見ておりますと非常に短いところも結構ありますので、それで最後にかかった時間について伺いたいと思います。

副議長(堀田 勉君)
 笹栗委員長。
市民福祉常任委員長(笹栗純夫君)
 質疑に対する答弁を行います。
 ただいま言われました3番目の要旨でございますけれども、今定例会における市民福祉常任委員会に付託された議案の審査経過と結果に対する質疑の範囲を超えておりますので、お答えする立場にないと考えます。
 なお、私どもが審査に要した時間を、十分な審議ができたかということだろうと思いますけれども、おおむね1時間でございます。その1時間は執行部より説明を受け、質疑、自由討議、討論、採決の時間を合わせて1時間でございます。
 以上です。
副議長(堀田 勉君)
 これをもちまして、質疑を終わります。

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質疑は制約があり、自由にモノが言えないが、市民福祉委員会で十分な審議がされたとは思えない点は理解いただけたと思う。
反対討論は、共産党の後藤議員が行った。

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副議長(堀田 勉君)
 賛成議員多数です。したがって、議案第79号は原案のとおり可決されました。
(反対は伊藤、後藤、柳の三人だけであった。ほとんどオール与党であるのがよくわかる)

ごみ袋の値段が高いのは特定業者への随意契約が原因
糸島市において、ごみ袋の値段が高いのは、特定業者への随意契約があまりに多いためです。それがどれほど市の財政を圧迫しているかについては、きちんとした調査と議会での質問が必要だと痛感しています。