昨日は、A君からうれしい電話があった。
「障がい者年金が、わずかだが支給されることになった」という。
「組合の人も、助言してくれてですね」
「よかったねえ!生活費には全然足りないけど、自立の助けになるよ。よくがんばった。すごい!すごい!」
私は手放しで喜んだ。彼は、
「伊藤市議、伊藤市議・・・」と私を呼び、家族とうまくいかないことや、非正規のために国民年金が払えない、生活が大変なこと、などを、夜遅くでも突然電話してきてしゃべりつづける。
知的な遅れはないのに、コミュニケーション能力に障害があるため、人に理解してもらえず、無視されたり、いじめにあったり。
ずいぶん、いろいろな経験をしたようだ。人にとって、理解されない孤独ほどつらいことはない。
彼の風貌や行動は少し風変わりだから、一歩ひいてしまう人もいるが、よくよく話せば、彼が人の悲しさに共感できる人柄であることや、社会や政治、宗教にも関心をもっていることがわかる。
「母親が、介護が必要になってしまったとですよね・・・」
「あなたが、これからしっかりしていかないといけないわね。お母さん、大事にしないと」
「そういうことですかね」・・・・・・
「広汎性発達障害」が、彼の病名。A君。がんばっているね!何年も社会の片隅でまじめに働いてきたあなたを、私は心から尊敬するよ。
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