23年度、市町村税現年度課税分の徴収実績で、糸島市は県内60市町村のうち、市税で第一位。国民健康保険税は、二位だった。
市長も多くの議員も、「よくやった!」と胸を張り、喜んだ。税金の徴収率が上がるのは悪い事ではない。
税金を納めるのは、国民の義務。
しかし、不況が長引く中で、真面目に働いていても、倒産や失業、病気、様々な事情で税金を納めるのが困難な状況に追い込まれることがある。
とくに、糸島市の場合、災害の減免はいくらかあっても、経済的な減免制度がないために、多くの市民が苦しんでいる。
昨年度の所得で課税されるため、翌年度に所得がガクンと減って、払えないという人がでてくる。
減免がないと分納するしかないが、それがなかなか大変なのだ。
差し押さえが増えているのは、この徴収率と無関係ではない。悪質な滞納者を、許すわけにはいかない。納税者に直接対応する職員ほど大変だ。
問題は、政治をする市長の政治姿勢。有力者に甘く、市民に冷たい。
しかも、こんなに苦労して集めた税金を、湯水のように開発に使う。
中央ルートに120億円。前原東土地区画整理事業の住宅開発に国、県市で16億円。
もったいなくて涙が出そうだ。
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