市民の方が、興奮して電話を下さった。
「市長が、今宿からJRで通勤しているのを見たという人がいます。糸島市民をバカにしている。いったい、こんなんでいいんですか?」
「(福岡市の)今宿にお宅がありますが、住民票は糸島市にあると思います」と私が言うと、
「でもそこに、本当に住んどうとですか? だれに聞いても知らんと言うし。家はどこですか?」
「前原駅の近くの線路をあがったところに、セブンイレブンがあるでしょう。その向かいの賃貸マンションの最上階、たしか5階です」
「そうですか。でも、家族で普通の市民生活をそこで営んであるんですか」
「さあ、よくわかりません」
そんなとき、また別の市民から手紙をもらった。
「市長は、郵便受けに名前を出していない。こっそり暮らしている。
『何でも糸島』とか、『ふるさとを愛する愛郷もんになれ』とかいうが、自分はそうしているのか? 地域で日々の付き合いや買い物をしてもいない人に、『何でも糸島』とか、言ってほしくない。議会でとりあげてほしい」と書いてあった。
そうだった。私が去年、ビラを配った時も、マンションの郵便受けに名前はなかった。
市長なら、堂々と名前を出したらいいのに。
出せないわけでもあるの?と思った。
林間施設の民営化問題を議会で取り上げたとき、市長は「ウソとやらせの天才」と思った。
前原東区画整理事業の件では、さらにその思いを強くした。
存在しない会社を「ある」と偽って事務を進めるなど言語道断なのに、オール与党の議会が容認して、何でもアリ。
こんなスゴ腕の市長のマンションを、どんな人たちが訪問しているのかしら?
※議員は住民票がなかったら立候補できないが、首長は住民票がなくても立候補できる。
また議会事務局の話では「法的には、そこに住まないままでも市長をやれる」というが、それでは市民が許さないだろう。