登記簿でわかった議案の虚偽~ちよ便り解説⑵
社会福祉法人の設立日は議決の後だった
2017年4月10日、私は福岡法務局で社会福祉法人桂信会と社会福祉法人幸和会の登記を調べて、がく然とした。(上記)
二法人とも設立日が平成19年(2007年)3月28日となっていたからである。
雷山保育所と井原保育所をそれぞれ社会福祉法人桂信会と幸和会に無償譲渡するという議案を議決したのは、その前日の3月27日。
つまり議会は10年前、契約相手方法人が本当はまだ設立されていない議案を議決したのである。(そのときの議長は新久太議員)。
あらためて、議決した議案を見てみよう。
平成19年(2007年)3月1日、松本嶺男市長(当時前原市)は市議会に議案第39号 財産の処分について(雷山保育所建物の無償譲渡)と、議案第40号 財産の処分について(井原保育所建物の無償譲渡)を提案した。財産価値は、総額およそ1憶2千万円。
その時の市長の説明は、要約すると
「平成19年4月1日から、雷山保育所と井原保育所を社会福祉法人に移譲するため、議会の議決を求める」
「契約の相手方は、社会福祉法人桂信会 理事長 吉田信行氏、社会福祉法人幸和会 理事長本田陽子氏」
「財産の所有権の移転時期は、平成19年4月1日」
と言うものだった。
議案を審査したのは市民福祉委員会で、委員長は西佳明議員。
議会最終日の3月27日、西議員は委員長報告の中で、「執行部の説明を受け、質疑したのち、原案の通り可決した」ことを報告。
採決した結果は、議員全員の賛成。しかしこの執行部の説明がウソだったのである。
私は、虚偽の議案と市長の虚偽説明にだまされて賛成したことを、10年後に法務局で知って、怒りと恐ろしさで胸が苦しくなった。
「利害関係者の便宜を図るために議会をだまし、議決させるとは!」
しかし市は「契約までに法人を設立すればよい」とこの3年間、答弁し続けた。
谷口一成前議長が、2017年6月議会で「認めたら犯罪者になりますから」と述べたのを考えると、絶対に「間違っていた」と認めないだろう。
2017年6月議会でも今回の12月議会でも、井上健作議員と徳安達成議員が私の質問を中断した。それは質問の動画を見ていただければわかる。
社会福祉法人の設立日は議決の後だった
2017年4月10日、私は福岡法務局で社会福祉法人桂信会と社会福祉法人幸和会の登記を調べて、がく然とした。(上記)
二法人とも設立日が平成19年(2007年)3月28日となっていたからである。
雷山保育所と井原保育所をそれぞれ社会福祉法人桂信会と幸和会に無償譲渡するという議案を議決したのは、その前日の3月27日。
つまり議会は10年前、契約相手方法人が本当はまだ設立されていない議案を議決したのである。(そのときの議長は新久太議員)。
あらためて、議決した議案を見てみよう。
平成19年(2007年)3月1日、松本嶺男市長(当時前原市)は市議会に議案第39号 財産の処分について(雷山保育所建物の無償譲渡)と、議案第40号 財産の処分について(井原保育所建物の無償譲渡)を提案した。財産価値は、総額およそ1憶2千万円。
その時の市長の説明は、要約すると
「平成19年4月1日から、雷山保育所と井原保育所を社会福祉法人に移譲するため、議会の議決を求める」
「契約の相手方は、社会福祉法人桂信会 理事長 吉田信行氏、社会福祉法人幸和会 理事長本田陽子氏」
「財産の所有権の移転時期は、平成19年4月1日」
と言うものだった。
議案を審査したのは市民福祉委員会で、委員長は西佳明議員。
議会最終日の3月27日、西議員は委員長報告の中で、「執行部の説明を受け、質疑したのち、原案の通り可決した」ことを報告。
採決した結果は、議員全員の賛成。しかしこの執行部の説明がウソだったのである。
私は、虚偽の議案と市長の虚偽説明にだまされて賛成したことを、10年後に法務局で知って、怒りと恐ろしさで胸が苦しくなった。
「利害関係者の便宜を図るために議会をだまし、議決させるとは!」
しかし市は「契約までに法人を設立すればよい」とこの3年間、答弁し続けた。
谷口一成前議長が、2017年6月議会で「認めたら犯罪者になりますから」と述べたのを考えると、絶対に「間違っていた」と認めないだろう。
2017年6月議会でも今回の12月議会でも、井上健作議員と徳安達成議員が私の質問を中断した。それは質問の動画を見ていただければわかる。
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