職員給与引き上げの議案が賛成多数で議決
12月16日の本会議で、この議案を審議した総務委員会の委員長・重富洋司議員に、どのような審議をしたか経過をたずねた。
伊藤千代子~糸島市の職員の平均給与は県内一位で最も高い。それをさらに引き上げることについて、市民の目線で質疑したか。今回の引き上げでどれくらいの税金が必要になるという説明を受けたか?
重富洋司~給与額の現状、他団体との比較、平準化に向けた前向きな提言等、市民目線で質疑した。歳出予算の増額について、詳細な説明はない。人事院の勧告に従った。市の職員も市民である。
反対討論は私がおこない、賛成討論は、立憲民主の徳安建成議員が行ないました。
結果は賛成18人、反対1人。ほぼオール与党議会です。
伊藤千代子~目的は民間企業との格差を埋めるため、とあるが、糸島市では、職員の平均給与の方が民間より高い。すでに福岡市や北九州市を抜いて県内一位にある。新型コロナ感染症が発生し、市民生活が苦しい。収入が減って生活は苦しい。子どもの学校給食を無償化してほしい、スクールカウンセラーの数が足りないとか、国保税や水道料金が高い、引き下げられないかという切実な声がたくさんある。市民生活を応援する予算を充実すべきである。
徳安建成~糸島市が、国、県の改訂を受けて改正することは、当然のことである。人事院勧告に従った。高いのは、平均年齢が高く扶養家族が多いからである。……職員は最前線で働いている。若く優秀な人材確保が必要である。
市民のみなさんへ
「伊藤千代子は職員を攻撃している」という宣伝が行われているそうです。
私が職員給与引き上げに反対するのは、職員をいじめ、攻撃するためではありません。税金の使い道を問題にしているのです。
私が虚偽公文書や事業者選定の件を取り上げるのは、市が法令にそった政治を行っていないからです。一番悪いのは、市の執行部です。
公務員は、地方公務員法で上司の命令に従う義務があります。市では、無数の虚偽の公文書を職員に作成させ、特定の利害関係者の便宜を図ってきました。議会人として、それらを看過できないからこそ、議会で質問し、皆さんにお伝えしています。
ちよ便り31号 2022年12月議会の報告より
ちよ便り30号 2022年7月議会の報告より
「市民の目線で質疑したか?」「職員も市民…」
どこかで聞いたセリフです。
そうそう、私が特定業者に偏った事業契約を批判し、中小の地場業者にもっと仕事を分配せよと質問したとき、ある議員が「特定業者も市民ばい!」とヤジったのでした。
その議員は、特定業者と平気で飲食をしていました。そういう癒着馴れ合いが、市政を歪めていったのだと私は考えています。