上の写真は、
※一番左が、懲罰委員会委員長のT議員(自民系)
※左から二番目が、伊藤議員の懲罰動議を提出したU議員(自民系)
きのう14日(金)の午後3時半頃から、議会では私に対する懲罰委員会が開かれ、市民や新聞記者が傍聴にきた。
30分くらいの審議の後、採決に入って、傍聴の人たちがでてきた。懲罰委員会では、「三嶋俊蔵議員を傷つけたことを、まったく反省していない」という意見が多かったらしい・・・・
「たったひとことで懲罰委員会をつくって、こんな会議に税金使って、ひどい議会ですな」
「自分たちの暴言は棚に上げて、糸島市議会はでたらめよ」
「伊藤さん、出席停止で17日の一般質問、できなくなるかもよ…。悔しいね」
そういって、帰っていく人もいた。
議員控室では、数人の与党議員が、テレビを見ながら、懲罰の審査結果を待っていた。
議長室をのぞくと、議長、副議長といっしょに、当の三嶋議員がテレビを見ていた。
私はひわだ議員と別れて、下の駐車場に行った。
ほどなくしたら、古川議員から電話があり、「3日間の出席停止」処分が下されたと知った。
私が駐車場にいると、しばらくして懲罰委員会委員の『議員が1人』出てきた。
「伊藤は反省していない」と、懲罰委員会で熱弁をふるっていた議員だ。
自家用車には乗らず、意気揚々と歩いていく。
家に帰らず、どこにいくのか?
後からついていくと、案の定、ビアガーデンみたいなところで、
酒を飲みながら何人かの与党議員たちが、すでに一杯やりながら待っていた。
そこには、懲罰動議を提出したU議員やN議員もどっかり座っている。 後から来た懲罰委員の議員が、「伊藤千代子は、3日間の出席停止になったぞ」と言ったのだろう。
背広を脱ぎ、笑顔で仲間に加わったその議員とわあわあ、げらげら、楽しそうに食べたり飲んだりしている。
それから半時間も経ってから、今度はなんと懲罰委員長のT議員が「待ち合わせ場所」にやってきた。これで総勢7人。
宴会はいっそう盛り上がって、20メートル離れたワゴン車の後ろにいる私のところまで、げらげら笑いが聞こえてくる。
懲罰動議を出した議員と、それを厳正に審査すべき責任を負った懲罰委員会委員長の議員は、繋がっていたのだ。(みな同じ自民系議員でわかってはいたが)
検察官と裁判官がいっしょになって、容疑者をサカナに酒を飲んでいるようなもの。
いや、電力会社と原子力規制委員会がいっしょに飲んでいるようなものだ。
とにかく、計画通りことが運んで、打ち上げをしているこの人たちの写真を撮っておこう。近づいて「こんにちは」というと、みんな振り返った。そこでパチリ!
「月曜日に議会で懲罰の採決をする前に、もう打ち上げやってるなんて。(懲罰)委員長もいっしょに。不公平じゃないの」 パチリ!
すると、「おら!もう今日の議会は終わってるっちゃけん、かまわんくさ!」と一人が言う。
そうね。今までもこうやって、数の多数を武器に、自分たちの思い通りの議会運営をしてきたのだから、あなたがたは悪いとは思わないでしょう。
そう心でつぶやきながら、私は走ってその場を去った。
× × × ×
『3日間の出席停止』になったら、6月議会にはもう出られないということだ。
もちろん、一般質問はできない。
原発やTPPの意見書提出もできない。松本市長とも議論できない。
それ以上に、市民の要望をとりあげることができないのが、とても残念だ。
3月議会の前にも、複数の議員が「質問、やめない(やめろ)」と圧力をかけてきたが、断った。
こんどは懲罰という形で、発言権を奪われるのか?
6月17日、10時から、市議会で懲罰委員長の報告があり、その後、全員での採決となる。
23人の議員中、圧倒的多数が市長の与党議員。
たぶん私は、あの一言で、「三嶋俊蔵議員の発言権を侵害し、議会の品性を汚した」として3日間の出席停止処分を下され、議場から追い出されるだろう。
2011年3月議会のときのように。