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すべて見せます・・・我孫子市議会の委員会はとてもオープン

糸島市議会では、議会にさまざまな請願を出しても、その審査を傍聴するのにきびしい制限がある。

最近では、原発の再稼働に反対する請願が多く出されたが、傍聴にきた市民が見ることができるのは、執行部の説明時とそれに対する議員の質疑の間だけである。

議員の討論、採決になると、退席させられる。(その理由は、傍聴者がいると、議員が圧力を感じて自由に意見が言えなくなるからという)

よって、議案や委員会によってはわずか10分とか30分とかの傍聴だけで退席を求められてしまうケースもある。

しかし、我孫子市議会では、討論、採決の最後まで傍聴を許可している。

しかも、インターネット中継のできる委員会室がひとつあり、各委員会の審議の様子を中継しているのだ。

その請願、議案について、議員がそれぞれの立場から意見を言うのを、聞くこともできる。請願が採択されたかどうか、確認して帰ることができる。

「ありのままを映し、議会への関心を深めていただくことを目的に、委員会の様子もインターネットで中継することにした」とのこと。あの大きな議場と違って、議員7人、8人の少ない委員会で、議員がそれぞれ意見を言い合うのだから、面白い。

原稿がないから本音も出やすい。


ああ、この議員は、福祉についてこんなことを考えていたのか、へえ、この議員は、地場産業の振興について、こんなことを言うのか、などと市民にとって関心のもてることがたくさんあるだろう。議員と市民の間の距離が縮まって、政策についての認識が深まるにちがいない。

議会中継について、昨年度、本会議は3247件のアクセスがあり、委員会はそれより多い3859件のアクセスがあった。今年度は両方合わせて1万件を超えている。あっぱれ!

× × × ×糸島市議会は、本会議の中継だけだが、今年度、何件のアクセスがあったか、確かめてみよう。

とにかく、市民要望の強い老朽化のひどい学校施設の改修や、二丈の中学校も自校給食にという願いや、身近な生活道路の改善や、波多江駅の南側にもエレベーターをとか、国保税の引き下げをとか、障がい者福祉センターの設置をとか、さまざまな市民要求が請願として議会に出され、所管の委員会で議員が熱心に議論する様子を市民が直接見れるようになったら、議会は市民に親しまれ、面白くなるだろう。