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虚偽の図面で市の開発審査会をクリア・・・市も住民も知らなかったバキュームカー

市の委託業者であるK社が、志摩師吉の住宅地に事業所を移転し、ここを拠点に、「ごみとし尿の収集運搬業」を行うことがわかってから、生活環境への悪影響を心配する住民と、会社との間で紛争が続いている。紛争の原因は、住宅地内で「し尿の収集運搬業」をすること。地域住民にとって、バキュームカーによる悪臭と町のイメージダウンは、もっとも深刻な問題。それについて、3月9日の私の一般質問で驚くべきことがわかった。会社は、昨年4月23日に、市役所で開かれた開発審査会に、事実と異なる虚偽の図面を提出し、審査会をクリアしていたのだ。虚偽の図面とは・・・会社は、パッカー車8台、バキュームカー5台、ほか3台を使って、ごみとし尿の収集運搬業をすることになっており、そのための審査会であったのに、図面には、「パッカー車用車庫16台」と記載していた。そして、「パッカー車でごみ収集事業を行う」とだけ説明し、「バキュームカーによるし尿収集運搬業務」については、隠していたのである。そのため、関係者として、住民の代表として出席していた地元区長は、「パッカー車専用の倉庫をつくる」と理解し、反対意見を言わずに帰った。もし、会社が正直に図面に記載し、本当のことを説明していたら、持ち家の真ん前にバキュームカーの倉庫ができるとわかったら、当然反対したのに・・・住民の方々が、「市の会議でだまされた!」と怒るのも無理はない。(近隣住民が、バキュームカーのことを知らされるのは、それから二週間もたって、会社が地元に個別に説明にきたとき)しかし、この会議のとき、市はなぜ、会社の虚偽を見逃したのか?「パッカー車用車庫16台は、間違いだ」と注意し、きちんとこの場で訂正させるのが、あるべき市の指導ではないのか?その点を私が問いただすと、市は、「市も知らなかった」と答弁したのである。ほんとうに驚いた。市も会社のウソの図面と説明に騙されていたというのか?パッカー車専用倉庫だと。それならもっと悪質だ。企業の倫理は?市民の税金で仕事をする委託業者としての資格は?しかしもっと問題なのは、ごまかされたはずの市が、会社の虚偽を責めもせず、また住民に謝罪もさせず、県への許可申請に必要な書類(副申書)を、今年、1月20日に出してやったということだ。そのおかげで、会社は1月25日、正式に県に開発申請が完了した。3月9日の私の一般質問を見た市民の方々から、「信じられない。糸島市では、虚偽の図面が通るのか!」「住民が気の毒だ。なぜ市は注意しないのか?」「詐欺とどう違うのか?ひどすぎる」といったメールや電話が寄せられた。「公平公正であるべき市役所が、 特定業者にはこういう対応をしているのですか。 がっかりしました」、という声もあった。※私の書いていることが、「ほんとうなの?」と思う方は、インターネットで議会中継をご覧になって、確かめてください。3月9日の一般質問です。