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100万円のあめ玉

福岡市の議員は、1期で上限100万円を使って「海外視察」ができます。

行き先は、カジノで有名なモンテカルロ(とても人気があるみたいで、何人もの議員が行っている)、カンボジアのアンコールワットなどの文化遺産めぐり、ミュンヘンワイン祭りに参加した人、いろいろ・・・

100万使っていいといえば、99万9640円使う。

視察報告がわずか4行とか、旅行会社の記事を丸写しの議員も。

ゲンミツな領収書がいらないため、30万円で行けるところでも、100万近くかけ、おみやげまで税金で買ってくる。

ふう。。。(ため息)

福岡市民生活アンケートによると、「生活の負担は、税金」と答えた人が、69%もいたのに・・・マスコミも「海外視察ではなく、海外旅行」と書いた。

行政から、100万円のあめ玉をもらって、「おいしい、おいしい」としゃぶっていると、税金の使い道に、甘くならない?

環境破壊のむだづかい、人工島に反対しているのは、日本共産党とネットワークだけ。

住民税の増税や、国民健康保険料などあらゆる公共料金の値上に、共産党以外、みな賛成。

借金2兆7千億円。実質公債費比率で見ると、福岡市は、法人税がたっぷりはいっているのに、県内の市町村で、一番、財政状況がわるいのです。(前原市はワースト9位)


ところで前原市でも、何年間も毎年視察に行って、一度もレポートを書いていない議員が、あの人、この人・・・

視察先で、特産の酒や料理をならべて、宴会するときは盛り上がるのに、議場で視察を生かした活発な質問をする議員は、ほとんどいない。

議会でこそ、盛り上がらなきゃ。


議場でほとんど発言せず、行政の提案に、賛成の手を挙げるだけの議員があまりに多すぎる。

もっと議論(ぎろん)をたたかわせなきゃ。

議場で、子どもや、お年寄り、障害者の生活実態、残土や森林破壊の状況、農業者や地場産業、元受にこき使われれる下請け業者の大変さなど、市民のあらゆるくらしの様子が、いきいき反映されて、その結果、こういう税金の使い道にしよう、来年度はここに力をいれよう、これは優先順位が低いから先に延ばそうとか、議論して決めるべきじゃないの? 議会だもの。


長いものにまかれて生きた方がずっとラクです。

議会の間中、他のおおぜいの議員と論戦しながら、財政、福祉、教育、総務、農業、商業、災害、あらゆる問題について、発言しつづけるのは、大変な緊張をしいられ、エネルギーがいる。

でも、あまりに市民の生活が反映されず、その願いとかけはなれた方向へすすんでいる市政に、「さんせい!さんせい!」と言ってはいられない。


毎日、帰りが遅くて、とうとう昨日はダウンしてしまいました。

今日は一日、休憩。

今から、宗像市の親類宅に来ていた鹿児島の父を見送りに、博多駅に。

私が4歳、5歳のころ、山に囲まれた小さな村で、父は、黒牛のサチコを使って畑をたがやしていた。

木の下に敷いたござの上で、赤ん坊の妹たちをあやす母といっしょに、父が働く姿を見ていたものです。

森をかけぬける風。空を飛ぶ鳥たち。