新駅設置のため廃止された桂田踏切。南北を結ぶ道路が閉鎖され、大変不便に。30メートル西に駅ホームをずらせば、踏切を廃止する必要はなかった。いま周辺は混雑し、近隣が大反対するアンダーパス事業を80億円で整備し始めた。
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先週、3月1日の施政方針演説で月形市長は、財政厳しい中、
新庁舎建設(約65億円)と雷山運動公園建設(約50憶円)の大型事業二つを同時に実施する決意を述べた。
また新駅については「関係者のご尽力が実を結び、長年の夢でありました新駅“糸島高校前駅”とその周辺整備が終わり、無事に開業を迎えることができる…」と述べた。
市が半分所有していた柱田ため池は新駅のまん前にあって、ため池跡地はなんと坪55万円で売れ、3億円に。全く大したものだ。
40億円以上の税金を使い、1日4000人の利用者があった踏切を廃止した浦志の開発。この開発に最も尽力したのは、市長と市の幹部、一部の議員だったと思う。
特に建設産業委員長の浦伊三次前議員は何度も議会で取り上げた。
平成20年12月議会で「区画整理事業と新駅はセット」と言い、
平成22年12月議会では新駅建設を市長に強く要望、市長が「先頭に立って頑張る」と答弁すると、「ありがたい答弁をいただきました」と感謝した。
翌平成23年に新駅設置促進期成会が結成され、市長が会長に浦議員と組合理事長で元議員の井上智氏が会長代理に就任した。
私には、すべてがシナリオ通りに思えた。
小島忠義議員と井上健作議員は地元選出議員として長年、期成会役員に名を連ね、新駅設置に邁進した。
当時の小島議員のブログや議会ニュースには、新駅設置に向けて活動する姿が、生き生きと描かれている。
平成25年3月議会では井上健作議員が「前原東土地区画整理事業は、定住促進に一番効果がある」「これに不可欠なのが新駅なんです。ここには絶対駅がないと土地も売れん、土地の評価も上がらん…」(会議録の91ページ)と発言した。
この二人の共通点は、地元で不動産賃貸業をしていること。平成25年当時の資産報告書によると、
井上議員は約53,000平米の土地と約3,500平米の建物を所有し、
小島議員は約12,000平米の土地と約2,000平米の建物を所有していた。
自ら尽力して新駅ができたことで、アパート、マンション経営をしている2人の議員には大きなメリットだったはず。しかしこれは政治倫理上、いかがなものか。
いま糸島市議会の三つの常任委員会の委員長は、以下の通りである。
総務文教委員会 委員長 井上健作議員(自民)(不動産賃貸業)
市民福祉委員会 委員長 笹栗純夫議員(公明)
建設産業委員会 委員長 小島忠義議員(自民)(不動産会社社長)
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税金を使う優先順位が違うと考え、市民の命、くらしを最優先する市政へ!と議会で訴え続けてきた。弱者救済や教育予算の拡充、面積が広い広い糸島市のバスの充実。だが… 。
#伊藤千代子#糸島市議会議員#糸島市議会#アンダーパス
| 23:46
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