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きららの湯で懇親会~期末手当引き上げ採決の後

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今夜、議会は市の執行部ときららの湯で懇親会
~期末手当引き上げ採決の後


絵文字毎度のごとく議会運営委員会の呼びかけで、議会最終日の今日、執行部と議員の懇親会が開かれた。それもまたもや、市が無償譲渡した「きららの湯」で。
「意見交換会」となっているが、実質は飲食が主な懇親会である。
糸島市は、職員と利害関係者の飲食も「意見交換会」と開き直ってきた。

私は、議運の方々には言葉にならない思いをさせられてきた。
懲罰や辞職勧告だけではない。
寺崎議会運営委員長からは10年にわたり罵声を浴びせられ、今年も「お前!」だの「帰れ!」だの怒鳴られた。それを誰も注意しない。
井上総務文教委員長からは、一般質問中、何度も「動議!」と質問を中断され、理不尽な発言の取り消しをされた。
私がこの方々と一緒に酒を飲むことは、一生ない。

思いだすのは、2011年1月5日の夜のことである。
私は当時の松本嶺男市長とHグループ会長(=H建設社長)がふたり仲良く飲食店の方へ歩いていくのを見た。
「利害関係者と個人的な飲食はしていない」と言うのは、やはりウソだったのだ。
2人は行った先の小料理屋で、委員長職の議員や幹部職員らと集まって宴会をした。
新駅建設に向けて、市長が「実現の先頭に立つ!」と議会表明したあとで、だれもが興奮しているように見えた。
私はそのことを3月議会の一般質問で取り上げ、「市長と利害関係者との飲食は政治倫理条例に反する」と問題にした。
しかし議員らは、反対に私を数の力で懲罰にし、私の発言を何ページにもわたって削除。「出席停止3日間」という制裁を課した。
会議録から、その夜の様子と「癒着」と言う文字はすべて消しさられた。
私はいつの日か、削除された文面をすべて情報公開させたいと考えている。

今日、市の特別職と議員の期末手当が引き上げに
反対したのは栁、後藤の共産党議員団と、藤井議員、わたしの4人だけだった。
私は今回、胸の動悸がして討論に加わらなかったが、他の3人がそれぞれいい討論をしたことに敬意を表したい。
特に共産党議員団は修正動議まで出して、野党政党の存在ぶりを示した。

ところで、今日の討論を聞いていてちょっと違和感を感じた。
それは審議した総務文教委員会では、ほとんど発言しなかった川上議員(自民)と重富議員(自民)の賛成討論だった。
川上議員は「議員と市の3役の期末手当の引き上げは、他市と比較して妥当」と言った。
重富議員は「人事院勧告にもとづき、国の特別職に準拠している。国の働き方改革で市民の生活水準は上がっている」と述べた。
この2人の討論が市の説明のようにそつがなく、理路整然とまとまっていたのが気になったのだ。

国民年金の平均は、月額5万2千円。
そこから個人住民税、介護保険料、国保税と引かれたら、市民生活は相当苦しい。
そのうち生活保護受給者はほんのわずかだ。
非正規雇用も全国に400万人いる。親の失業で家を失う子ども達さえいる。
貧困世帯への支援が、今ほど求められている時はない。
特別職と議員の期末手当、6年連続の引き上げは、やはり市民の理解が得られないだろう。