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学校のポール倒壊事故で失われた尊い命~財政難のしわ寄せは教育にも

学校のポール倒壊事故で失われた尊い命
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左)国旗掲揚ポール(画像はイメージです) 右)事故を報じた当時の糸島新聞

1999年(平成11年)5月29日
前原市の怡土小学校で鉄製の国旗掲揚ポールが折れ、運動会の準備をしていた小学5年生の男子児童の頭を直撃、死亡する痛ましい事故が起きた。
安全なはずの学校でなぜ? 大きな衝撃と悲しみが市内中に広がり、葬儀には参列者の長い長い列ができた。

何年もたってから、当時の教頭先生が事故の管理責任を問われたと聞いた
しかし本当の責任は学校設置者の市にこそあったのではないか。
当時、前原市の学校はどこも老朽化がひどく、PTAがトイレのドアを修理したり、プールのペンキを塗ったりしたこともあった。
めくれ上がった職員室の床をガムテープで補修してあったり、部活の部屋の天井に穴が開いていたり、思い出せばきりがない。

市が「お金がない」と学校現場の要望の1~2割台しか修繕費を出さない状況が続いたことが、事故につながった恐れがあると私は指摘した。このときの市長が、深江保育所の無償譲渡を受けた社会福祉法人春陽会理事長の春田氏だった。

追記
私が必死になって税金の無駄遣いを正そうとしてきたのは、命に関わる福祉や教育費が足りないと痛感していたからです。
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当時、私が書いた議会ニュース。市長はどちらも春田整秀氏。