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ポール事故後に給与報酬大幅引き上げ

ポール事故後に給与報酬大幅引き上げ

1999年のポール倒壊で児童の死亡事故が起きた日からわずか1年後、
春田整秀市長は報酬審議会委員を任命し、三嶋兵蔵氏が委員長に就任した。
三嶋氏は元前原町長で、春田市長の絶大な後援者。
審議会が答申したのは、市長以下3役と議員の大幅な給与報酬引き上げだった。

2001年3月議会
春田市長は給与報酬引き上げの議案を提案した。引き上げ額は、
市長~5万5千円、助役~4万4千円、教育長~4万円、
議長~5万円、委員長職議員~4万4千円、議員~4万3千円。

これは年間引き上げ額ではない。なんと月額。
まだ学校施設の老朽化がひどく、市民要望には「お金がない」と言っていたのに、議案は市長派議員の賛成多数で議決した。

当時私は日本共産党の議員で、男性の党議員と「前原の風」という議会ニュースを書いていた。
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春田市長はこの給与報酬引き上げのあと、今度は三嶋兵蔵氏の親族が経営するホテルを通る道路の建設計画を進めた。
当初計画は9億円の道路を建設し、6億円をホテルに移転費用として支払うというものだった。なんと見え透いた計画だと思った。
議会で追及しニュースで知らせると、多くの市民が「経営難にあったホテル救済の道路計画だ」と怒りに怒った。
保守系の洲之内昌司元議員がこの情報を吉丸克彦元議員や共産党議員団に教えてくれたおかげで、3年がかりで市民と共同しつぶすことができた。

この時、三嶋兵蔵元町長は私を名誉毀損で刑事告訴したが、後に取り下げた。さらに議場の前で十数人に取り囲まれ、前原の風(議会ニュース) に嘘を書くな、書き直せと怒鳴られたが断った。
書くと長くなるので今回はやめるが、言いたいのは、
市民の声をきかない行政は、財政難など関係なしに、事業の優先順位など関係なしに、あらゆる手を使って目的を達成しようとすること。
亡くなった子どもの無念に応える政策が優先されない。

その非人間的体質は今も変わっていないとつくづく思う。

なお、前期副議長の三嶋俊蔵元議員は保育所の無償譲渡に関して私を懲罰や辞職勧告にした議員の一人。三嶋兵蔵元町長の息子。議員になる前は市の職員で民生部長だった。春田市長、松本市長、月形市長の支援者。深江保育所、長糸保育所、神在保育所、きららの湯を無償譲渡する議案を審査しすべて賛成した前期市民福祉委員会の委員。私はこの人から何度も懲罰や辞職勧告にあった。