市議選立候補予定者による
「いとしま未来フォーラム2022」に参加しました
1月20日の夜8時から、ズームによる市議選立候補予定者のオンライン公開討論会がありました。11人の参加で1時間半ほど、議員になろうと思った理由、市民にこれだけは伝えたいことなどを、一人ひとりが心を込めて話しました。大変有意義な時間でした。主催者のみなさん、視聴くださったみなさん、ありがとうございました。
発言内容を文書化しました
① 自己紹介(お名前と最近一番うれしかったことor感動したことを一言)
いとうちよこです。最近、一番うれしかったことは、ある若いご夫婦が、「伊藤議員のブログを見て糸島市の政治に関心を持ちました」と言ってくれたことです。
② なぜ、議員になりたいと思ったのですか? これは、小学生からの問いです。 市政を目指そうと思った理由を含め 2 分でお話しください。
いとう~私は議員になる前、女性団体で平和担当の仕事をしていました。広島、長崎に原子爆弾が落とされましたね。核兵器をなくす運動をしていました。子どもが二人いたので、保育園の保護者会や学校のPTA活動に参加しました。
すると、学校のトイレやプールがひどく老朽化してボロボロで、市に直すようにお願いしても、お金がない、財政難といってなかなか改善してくれない実態に直面しました。まちには街灯が少なく、通学路が暗く、信号機も足りず、子どもたちが危険だという声もたくさんありました。
中学校は一つの中学校しか給食がなく、他の中学校にも給食を実現してほしいという声がたくさんあって、その運動にも参加しました。貧困が問題になっているけども、子育て支援の就学援助制度は、申請のハードルが高く、ほとんどの人が利用できない状態にありました。
障がい者へのサービスも福岡市に比べてはるかに遅れ、特別支援学校(養護学校)を設置してほしいというのが、保護者や先生がたの切実な願いでした。高齢者の介護や年金が少ないための貧困問題も社会問題になっているときでした。私は、子育てや介護など実生活で矛盾を感じ、それを解決したいと願う女性は、政治家に向いていると思います。
20年前の市議会は圧倒的に男性ばかりで、女性議員はゼロか、1人でした。地方議会にもっともっと女性の声を届ける必要がある、平和と民主主義を守る一員として、命や暮らし、文化を大切にするまちにしたいと思って立候補する決意をしました。その思いは今も同じです。
③ 10年後にあってほしいもの、あってほしくないもの(なくしたいもの)は何ですか?
いとう~あってほしいものは、市民の声をきくあたたかい市役所です。自然を守ったり、市民が住むところがあって、毎日安心して食べるものがある。子ども達が安心して暮らせる。そういう安心感のあるまちをつくるために、市民の声をきいて市政を行う、あたたかい市役所が、10年後はあってほしいと心から思います。
なくしたいもの。それは…2011年に東日本大震災と原発事故があり、日々の暮らしが当たり前ではなく、とても大切なものなんだ、かけがえのないものなんだとわかりました。しかし(玄海原子力発電所が再稼働され、)いま姫島には原発の過酷事故を想定して、核シェルターが1億7千万円で作られています。私がなくしたいのは、(危険な原発)、そういう核シェルターとか必要ないまち。子ども達の未来を奪う原発事故はあまりにリスクが大きすぎる。それをなくしたい。心から願います。
④ 最後に、ぜひこれだけは市民の皆さんに伝えたいと思うことを 1 分でお伝えください。(1 分)
いとう~みなさん、水道料金が払えず、給水を止められている世帯があっても、糸島市には減免制度がありません。国保税が高くて払えず、保険証がない世帯もあります。長引くコロナ禍で失業や自殺も増えています。不要不急の大型事業が行われると、みなさんの税金や公共料金の値上げにつながります。
地下8メートルのアンダーパスとか、本当にムダづかいです。議員の仕事は、税金の使い道を、生活者の目線でチェックすることです。ときには、議会でゆ着やなれ合いや不正とたたかわねばなりません。
税金を大切に使えば、市民のために良いことがたくさんできます。
たとえばバスを増やせば、高齢者や子どもたちが病院や買い物、図書館や公園などへ行けるようになります。剪定ゴミや生ごみの資源化や、ペットの殺処分をなくすなど、身近でできることが本当にたくさんあります。年齢や性別を超えて、いまみんなでいいまちにするために創意工夫して知恵を出し合っていきたいと思います。