自民党の国会議員と地方議員の意見交換会 2022年
ネットで自民党の参議院議員大家さとし氏の活動報告を見ていたら、糸島市議会議員との意見交換会がアップされていた。
国会議員の活動報告だから、この意見交換会の費用も税金から支出されたのだろうか?
日付は2022年5月22日、ちょうど2年前、糸島市議選が終わって4ヶ月後である。
糸島市議会の20人の議員のうち13人が自民党。
堀田勉議長、井上健作副議長、
重冨洋司総務文教委員長、松月よし子市民福祉委員長、加茂正彦委員長、
畑中鶴見総務文教副委員長、長田秀樹市民福祉副委員長、波多江貴士建設産業副委員長、
川上伸吾監査委員。
議会運営委員会〜重冨委員長、松月副委員長、加茂委員、畑中委員、長田委員、波多江委員。
議会の重要な役職を全部自民が握っている。
裏金問題で国民は怒っているのに、おごった自民党がちょっとは減ってくれよと、多くの国民が願っているのに、地方の自民党応援団が強すぎてなかなかそうはならない。
国政選挙は、地元に根を張った地方議員の数、いわゆる兵隊の数が多いほど有利だからだ。
糸島市では、無所属で立候補した方々が、思想信条が自由なはずの自治会やさまざまな団体から推薦をもらって、当選したら自民党員として一致団結し、国政選挙の応援団となっている。
彼らは絶対に言わない「書類の偽造はいかん!」
私はこの2年半、多面的機能支払交付金の書類、特に領収書偽造について一般質問してきた。
90代の高齢者や小学生が泥上げした嘘の領収書や、死んだ人が活動に参加しお金をもらったという領収書、やってもいない総会の会議録。デタラメな決算書。
ところが、議長以下、ここにいる議員の誰ひとり「書類の偽造はいかんやろう!」と言わない。
地方への農業の交付金が活動組織の虚偽報告によって裏金化している疑惑があるのに、まるで他人事だ。
「伊藤議員は一般質問やめて個人で市に聞きに行け」
5月20日の議員全員協議会で、また多面的機能支払交付金について「問題ない」という報告を聞かされた。
そのうえ「いつまでこの質問をするのか?」「自分達は分からん」「伊藤議員が個人で市に聞きに行けばいい」と言うものまで現れた。
多面的機能支払交付金の一般質問をやめてほしくてたまらない市の代弁者たちだ。
議会が行政のチェック機能を果たすことができ、市民の声を代弁できる議会にするにはどうしたらいいのか?
アンダーパスはじめ、つぎつぎ進められる大型開発事業で市の財政は食いつぶされそうだ。次の市長選、市議選はあと1年7ヶ月後。それは国政とも関連して市民の暮らしを左右する。
大家さとし参議院議員と市議会の先生方 2012年
2012年度の意見交換会の様子。政治倫理が問われる首長、議員は市民の目に晒されて当然の立場にある。月形市長はこの場に自民党県議として参加していた。私には、意見交換会というより、飲食をともなった懇親会にしか見えないのだが…。