何でも賛成でチェック機能なし
我が家で購読している西日本新聞より。
圧倒的多数の自民系議員13人は三篤会(さんとくかい)
14日の会議が終わると同時に、重冨洋司議員が大きな声で議員に呼びかけた。
「三篤会(さんとくかい)の方は議運の部屋に集まってください!」
三篤会とは、福岡3区選出の自民党古賀篤衆議院議員を応援する会のことである。前期は波多江貴士議員が幹事だったが、今期は重冨議員に代わったのだろう。
ゾロゾロ議会運営委員会室に入って行く議員たち。市議選には無所属で立候補した人たちばかりだ。
裏金疑惑で岸田内閣の支持率が20%を割り、総選挙が近いと判断したのか?これから全力で古賀氏必勝に向けた動きが活発化するだろう。
三篤会が役職を独占
議員20人のうち三篤会は13人。議会の65%を占める。彼らは重要な役職を独占し、議会の主導権を握っている。
堀田勉(議長)
井上健作(副議長)
重冨洋司(議会運営委員長、総務文教常任委員会委員長)
松月よし子(市民福祉常任委員会委員長、議会運営委員)
加茂正彦(建設産業常任委員会委員長、議会運営委員)
波多江貴士(議会運営委員、建設産業副委員長)
長田秀樹(議会運営委員、市民福祉副委員長)
畑中鶴見(総務文教副委員長、議会運営委員)
川上伸悟(議会選出監査委員)
服部清幸、寺崎達也、三苫幹治、木下勇ニ の13人。
圧倒的な数の力で市議会を運営(私に言わせれば支配)し、国政で自民党が圧勝する一翼を担っている。三篤会は、これまで強力与党として長年にわたり松本嶺男前市長、月形祐二市長をバックアップしてきた。
契約相手方が設立していない議案を議決し、事業者選定で架空法人を使ったヤラセを行ない、やりたい放題の市政を強力に支え、自民党の原発推進、アンダーパス推進の方針に賛成してきたのである。無所属という看板に騙されてはいけない。
公明党は笹栗純夫、中尾正俊の2人。糸島市議会は自民公明だけでなんと75%を占める。
95%が与党という現実
他の政党は、徳安達成(立憲民主党)、中尾浩昭(日本維新の会)。
無所属は佐藤倫子、高橋徹郎、伊藤千代子の三人。
だが議案に反対し市の不正を追及するのは私だけなので、与党19人、野党1人という構図。糸島市議会は95%が与党議員なのである。
地方議会は少数意見が排除され、多種多様な考え方の市民を代表する場になっていない。悲しいかな。地方議会は自民とその補完勢力の牙城である。
さらに糸島市政が変わらないのは、立憲民主徳安達成議員の存在だ。立憲は国では野党だが、糸島市ではずっと自民系市長の味方、自民以上に現市政をサポートする役割を果たしてきた。
松本前市長、月形市長を高く高く評価し褒めたたえてきた。
保育所の無償譲渡では、存在しない社会福祉法人を事業者選定するヤラセが行われたが、審査ではそれに積極的に賛成し、井上健作副議長とは「徳ちゃん」「健さん」と呼び合う間柄。2人で私の質問をさんざん妨害してきた。
裏金疑惑は糸島市でも〜倫理観がマヒ
政治資金パーティの収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず「裏金」化し、所属議員らがキックバックを受けていた問題で、いま自民党は大揺れだ。
統一教会との疑惑でも辞めなかった大臣らが、ついにカネが原因で辞任した。東京地検特捜部の捜査の行方に目が離せない。
先日、行政区長経験者が私に「まだ幽霊消防団員がいる」と教えてくれた。活動実態のない消防団員を名簿に載せ、報酬を受けとっているということだ。
多面的機能支払交付金では、活動組織で領収書の偽造が行われ、2020年に市が県に提出した386枚の報告書には何百もの虚偽記載があった。
虚偽報告による裏金作りが蔓延し、「みんなやっている」と倫理観がマヒしているのではないか。
長期自民党政権の腐敗は国と地方を蝕み、国民のための税金が湯水のように無駄づかいされている。今こそ地縁・血縁・利権の選挙を打破し、改革すべきときだ。
質問妨害例は下をクリック