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都議会セクハラヤジ議員が謝罪~糸島市議会も少し変わった…

東京都議会本会議で、質問中の女性議員に、早く結婚しろよなどとヤジを飛ばした自民党議員が、今日、名乗り出て記者会見し、謝罪をした。子どもを産めないのか、という許せないヤジの犯人は、まだわからない・・・なんと品性のない、卑劣なヤジだろう。言われた人の気持ちが、まったくわからないのだ。ただ、こういうヤジが、テレビなどで問題にされたことは、いいことだ。マスコミ関係者でも、多くの記者が、セクハラ、パワハラに鈍感だから。なぜ、自民系議員は品性のないヤジを平気で飛ばすのか?と聞かれる。それは、彼らが与党だから。当局のすすめる政策を、ともに推進する彼らの中には、批判や追及する野党議員の質問を黙って聞いていられない人たちがいる。地方では圧倒的多数だから、仲間がいっぱい。権力の側の強み。何を言っても、許されると思っている。実際、許されてきた。糸島市議会では。同僚議員を「きさま!」と呼ぼうが、幹部職員を「おまえら!」と怒鳴りつけようが。ときに、大勢で一人を怒鳴り散らし、質問の邪魔をしてきた。その迫力は、ヤクザのごときで、だれも注意できなかった。学校でのいじめが、見て見ぬふりになるのがよくわかる。「いじめじゃないの?」と私が言っただけで、「議員の資格がない」と大騒ぎした人たちが、どれだけひどい暴言を吐いてきたことか。思い出すと、吐き気がして、胸の動悸がはげしくなる。15年前、議員初日に、議長から「きさま、黙れ!」と怒鳴られた。まともな議会なら、それだけで議長職を失うほどのパワハラ発言だ。しかし、だれも注意しない。議員も職員も。あの時の衝撃。ここは異常だと思った。ああ、だが今度の選挙で新人議員が当選し、この人たちがとても感じのよい人たちだ。思想信条は違っても、人間として、誠実で信頼できるところがある。議会の雰囲気が少し変わった。いつもげらげら大勢の与党議員の笑い声に満ちていた議員控室に、まじめで新鮮な空気が流れ始めた。それはまだ微風だけれど、きっといつか、市民にも見えるさわやかな風になるだろう。