きょう、市役所で二回目の話し合い。
半年ぶりに水道の水が出ることになって
「これで風呂に入れる。疲れが取れます」と安堵した表情のAさん。
本当に長くつらい半年だったろう。
真夜中の工事現場で、つるはしをもって土木の仕事をしている。
この数日は、小雪の舞う寒い日が続いていた。
「赤ちゃんがいても、水道を止めるという『糸島の風』の記事を読んで涙が出ました。
私も半年、水道を止められ、困っています」と電話があり、驚いて家をたずねた。
2万円ちょっとの滞納を、一括で払えず、ずっと止まったままだという。
以前、何回かで滞納を払うと誓約書を書いたが、日雇いの会社が倒産し、賃金が未払いに。それで誓約書どおりの返済を実行できなかった。
そのため、悪質滞納者とみなされ、分割納付を認められなかったのだ。
一時は電気も止まっていた。
電話ではなく、直接行って、窮状を訴えればよかったのだろうが、市役所という場で、自分の口で、困っている実態をうまく説明できない人がいる。
私は、月に十数件の相談だから、丁寧に話を聞けるが、市の水道料金徴収業務の担当正職員は、わずか3人。
何千件もの滞納者を相手に、親身な相談はなかなかできないと思う。
しかも、水道料金の徴収窓口は、民間会社になったから、貧困世帯への対応は、保護援護課を紹介するのが精いっぱいの状況だ。
不景気で、貧困世帯は確実に増えている。
去年は、ホームレスになってしまった人や、それに近い人の相談も十件近くあった。
きょう、Aさんはまた誓約書を書いたが、日雇いの仕事がなくなって、また計画通り払えなくなるかもしれない。
その時はそのままにしないで、すぐ市役所に行って、相談しましょうね、と言って、別れた。
モノがあふれ、人間が宇宙に行く時代に、生きるために必要な水道が使えない。そ
んな非人間的な、生存権を侵すようなことは、絶対にあってはならない。
止められる市民も、止める職員もつらい。
どうしたらよいのか?答えはわかっている。
※市民のみなさんへ…日本共産党応援団のU子より
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