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「議場で喉あめ 懲罰必要?」の記事に思う~二日酔いの議員をかばった議会


今日、家に帰ると、毎日新聞の「熊本市議会 議場で喉あめ 懲罰必要?」の記事が目に入った。
それで思い出したのが、合併前の前原市議会で、二日酔いの議員をかばった議員たちのことだ。

議場に入ると、隣の議員はアルコールの匂いがプンプンしていた。
夕べ相当飲んだのだろう。
私は「議長、アルコールの匂いがひどい。○○議員を退席させてください」と頼んだ。
しかし、圧倒的多数の市長派議員等は、この委員長職の議員を守るために、全力をつくした。
「ゆうべ、焼き肉を食うただけじゃ言いよる。それはニンニクの匂いじゃ」
「アルコールは測れん」
「お前が一人、退席ゆうてるだけやろうが」
などといって、みんなでかばい、議会を続行しようとした。

今のように、議会中継のない時代で、保守の男性議員たちは今以上にやりたい放題だった。
私は何度も「議長! 臭くて我慢できません」
「議長! 議長! 退席を!」と手を挙げて叫んだ。
すると、ついにその議員は、自分から立ち上がり、黙って議場を出て行った。

議会とは力関係だ。
議会の品性を汚すようなことをしても、仲間なら、絶対にみんなで守る。
だから、この20年、だれ一人、懲罰や辞職勧告を受けていない。
合併後、逮捕された議員たちも、だれひとり品性や人格を批判されないままだ。

私だけが3回の懲罰で出席停止。2回の辞職勧告。
5回とも、議会の品性を汚したとさんざん、責め立てられた。
そのすさまじいパワハラに私は呼吸が苦しくなり、昨年の9月議会では救急車で搬送されてしまった。

無償譲渡の利権が絡んでいる質問をしたから、よほど私をつぶしたかったのだろう。
前回の懲罰は、議員の土地の開発をめぐる問題で追及していたころのことだ。
その前は、前市長と建設業者との癒着なれあいを取り上げたときだった。

私が言いたいのは、
懲罰や辞職勧告にすべき議員は、もっとほかにたくさんいる、ということだ。