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99.99%の入札価格が満点の評価に~雷山運動公園の事業者選定

99.99%の入札価格が満点の評価
雷山運動公園の事業者選定


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雷山に建設される運動公園

契約の相手方と契約金額
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清水建設、(株)へいせい、松吉建設等が行う建設費は45億円

今回の入札結果「落札率99.99%」は明らかに高い
もしこれが落札率90%だったなら、5億7千万円以上の税金が節約できたはず。
そうすれば、貧困対策やコロナ対策などの事業にもっと予算を回せたではないか。
糸島市は今後、教育、福祉や公共インフラの維持に多大な予算が必要になる。
市は財政難で小さな工事なども入札で価格を下げる努力を必死にしている。
しかし今回の50億を超える大型事業の業者選定では、落札率99.99%の入札価格を審査委員会は最高点で評価していた。
いったいどういうことなのか?

   「価格審査の結果は以下の通り」 (入札価格は税抜き) 
項目      合人社計画研究所グループ
入札価格     5,245,066,241円=52億4506万6241円  
価格評価点    250点=満点


価格評価の最高点は、250点。
事業者選定委員会の審査結果で、落札率99.99%という予定価格ぎりぎりの入札価格が、なぜ最高点をゲットできたのか?
それは価格評価点の出し方(得点化の方法)にあった。

                     入札参加者のうち最も低い入札価格
価格評価点=価格審査の配点(250点)× -----------------------------------------
                        入札参加者の入札価格


1者入札のため、入札参加者のうち最も低い入札価格=入札参加者の入札価格。
よって、250点×1=250点(最高点)

この審査方法なら、1者入札である限りどんな高値で入札しても、必ず最高点を得ることができるというわけだ。

市の執行部は入札以前から「本事業はDBO方式の設計、施工、管理一括方式であることから、価格点を高くする必要はない」と、高値落札を容認する言動をしていた。
審査会でも「本事業はDBO方式の設計、施工、管理一括方式であることから、従来方式に比べ、事業費は抑えられていると考えており、価格点を高くする必要もない」と委員に述べていた。
DBOが絶対に価格が安くなるという根拠はどこにもない。
1者入札なら、かえって高値で落札されてしまう。
審査委員会の大学の先生方や一般市民の審査委員は、市の窮迫した財政事情まで詳しくご存じなかっただろう。
高値落札の入札結果による市への負担。利用者を過大に見積もったとしか思えない今回の事業費。
この結果は執行部の責任が大きいと言わざるを得ない。