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120億円の中央ルート反対の「10月の座り込み」は、24日の水曜日、8時から8時半まで。前原市役所前でーす。早いもので、第5回目となりました。今年から3年間で、中央ルートに1億5千万円も借金をする。今朝は、波多江駅で演説。前原市は20億円しか貯金がないのに、500億円も借金をかかえて、大変な財政難。子どもの学校の校舎はぼろぼろ。税金、公共料金はつぎつぎ値上げ。9月議会で下水道料金をねあげしたけど、来年か再来年には、都市計画税を導入して、固定資産税にうわのせしようとしている。これじゃ、どんなに節約しても、くらしは苦しくなるばかり。このまま、中央ルートのような無駄な公共事業をつづけたら、市の財政は破たんしてしまう・・・。そうなったら、安心して老後をくらすことも、当たり前の市民サービスも受けられなくなる。私は、日本共産党の議員になってまる9年。長野峠のトンネル計画 50億円。加布里のホテル救済の道路計画 8億円。東風小学校の庭園つくり 7億円・・・古川議員といろんな無駄な事業を議会で追及し、前原の風で市民にわかりやすく知らせ、市民とともに計画中止に追い込んできた。こんども、あきらめずに行動し続ければ、必ずやめさせらると信じている。いまも思い出して笑ってしまうのが、トンネル計画について質問したときのこと。「ほとんど車が通らない山に、50億円ものトンネルは必要はない」というと、当時の市長は、「夢のあるトンネルをつくりたい」と答弁。(傍聴に来ていた人たちが、あきれて「トンネルの中に、映画館でもつくる気か?」)つぎつぎと、どうしてこうも市民の願いとかけ離れた無駄な事業を思いつくのか?優先順位を考よう!お金ないんだから。ちなみに、財政破綻した夕張市が、去年の十一月、明らかにした財政再建の枠組み案は、① 赤字360億円を20年間で解消。② 市職員を3年で六割減。年収四割減。③ 七校の小学校を一校に。  養護老人ホーム廃止。介護ヘルパー派遣事業廃止。  図書館廃止。子育て支援センター廃止。公共施設の統廃合などなど・・・④ 市民税、固定資産税、軽自動車税の値上げ、保育料値上げ、等々・・・市民から、「住民負担は全国最高、行政サービスは全国最低か!」と怒りの声があがったのも当然。夕張市の財政破たんには、国や県の責任も大きかった。炭鉱閉山後の処理や、地方交付税の削減等など。くわしくは、「夕張、破綻と再生」(自治体研究社)参照


稲刈り終わった田んぼの前に,Aさんのうちがある。トラクターがあったので立ち寄ると、真っ黒に日焼けしたAさんが、「ちょっと茶でも飲まんですか」と言って、コーヒーを入れてくれた。米価が安くて、いつまで米作りができるかという話になった。子どもも後をつぐ気はないらしい。農民新聞に、米農家の自給が256円とかいてあったけど、これでは日本の農業がすたれて、自給率がおちるはず。「園芸に切り替えても、うまくいくかわからない。せめて福岡市並の補助金があったら…」「トーモロコシなんかの家畜肥料が、バイオエネルギーの需要のために、値段があがって、酪農かも大変」と、いろんな話になった。真っ黒に日焼けして、汗だくに働くひとが、安心して暮らせるような農政にしないと、環境も水も山も守れない。「開発で、土地が高く売れたらいいと思っている百姓ばかりじゃなかとです。こげん働いても、農業で暮らせない今の政治が悪かとです」12月議会は、農業問題と、ゴミの問題をとりあげよう。


朝、ニュース作りをしていたら、Mさんが電動のこぎりを持ってきて、「忙しいでしょう。庭の植木を切りましょうか?」と言って、あっという間に庭をきれいにしてくださった。近所の奥さんが、「きれいになりましたね」とにこにこ。「おかげさまで。いつもすみません。やぶみたいで…」「いいですよ」とにかく、いろんな人の親切のおかげで、わが家はなんとか回ってます。健康のために、ヨガを始めようと思っているけど、バタバタ忙しくなかなか始められないので、とりあえず歩くことにした。ある七十代の男性から、「心臓にペースメーカー入れてから、調子悪かったとよ。でも、朝晩1時間、歩き始めてから、元気ハツラツ。前原の風配ってあげよう」わあ、うれしい!「伊藤議員も、だまされたと思って、歩いてみればよかよ」といわれ…そこで、きのう、今日と、書類を放りだしたまま、それっと歩きに出た。朝日を見たり、夕日を見たり。まだ二日だけど。「おかあさん、三日坊主よ」と娘。「あら、ちよこさん。また歩き?」と静香さん。(夫の母)夜の会議が続いたりすると、続けられるか心配。そうだ!歩いた日は、夫から200円、ご褒美をもらおう。コーヒー豆を買う「ぶたさんの貯金ばこ」に、彼が毎晩小銭を入れてくれることになった。胃がんの手術をして、ちょうど3年。3年前の今頃は、井上病院の3階の窓から、秋空と稲刈りの田んぼを眺めていたっけ。


志摩町で、11月25日に合併の是非を問う住民投票が行なわれる。「財政がきびしいから、前原と合併する」と町長は言っているらしい。合併相手の(結婚相手の)前原の財政状況をご存知だろうか?一市二町の財政状況        志摩町       前原市      二丈町人口17、738人     68、727人13、601人積立金   8億円       26億円15億円借金 総額  92億円      535億円82億円一人あたり借金52万円       78万円60万円経常収支比率96,5%      96,7%93,2%※平成18年度決算による※借金には,地方債の他、特別会計、企業会計、債務負担行為、 土地開発公社、消防厚生施設組合分も含む。 経常収支比率は、75%以下が望ましいといわれる。97%近いというのは、市の財政は、ほとんど全く余裕がないということ。今年から、市が無料でおこなっていた子供向けの映画会が中止になった。50万円節約できたと市はいうが、どんなに節約しても、以下のような事業を優先していては、財政破たんしてしまう。     合併後も優先される前原中心の大型公共事業120億円の中央ルート          潤地域に、JRをくぐる地下8メートル、4車線の巨大道路計画。          はじめ100億円だったのが、最近120億円にふくれた。     07年度からの3ヵ年で、約1億5千万円も借金の予定。産業団地計画(200ha)          前原インター周辺ふくめ、数十億から数百億円の開発計画。     ゼネコン、一部土建業者対象の土木事業。国、県の補助なし区画整理事業          総事業費22億円の予定。いま協議中。     浦志地区の水田を開発し、1300戸の住宅を増やす計画。100億円・広域基幹林道       雷山山系に百億円の道路づくり。毎年1億円もの税金を使う。大雨のたびに山や道路が崩れ、市の税金で補修している。それだけで、3億円前           後の修理代がかかっている。みなさん、どう思いますか?学校の電気がきれても、ガラスが割れても、すぐに修理できないほど、財政が大変な中で、上記の事業を絶対にやる必要があるのかどうか・・・


きのう、志摩町で一市二町の障がい者の運動会が開かれ、私も飛び入りでいっしょに玉入れをしたり、「お茶しましょ」の協議に参加して、とても楽しかった。車イスの人も、知的障害のある人も、聴覚障害の人も…その他さまざまな障害をもつ人たちが、一同に会して青空のもと、ゆっくり、のんびり協議しながら、笑顔で交流した。バザーも、てづくりのかりんとうでも、カレーでも、ケーキやクッキーなどのお菓子でも、とにかく安いのに、心がこもってほんとにおいしい。すごく得をした気分になる。「いとうちよこさん、でしょ?」と20代の女の子が、にっこり笑顔で声をかけてきた。「あら、どうして私の名前知ってるの?」と聞くと、「だって、ずっとまえ、パン屋のさぎょうしょにいたとき、よくきてくれてた、おぼえてるもん…」と。うれしかったね!市や町の福祉関係の職員や、学校の先生たち、保護者やボランティアの人たちが、生き生きと手伝っているようすは、気持ちがよかった。願わくば、もっと福祉予算をふやして、障害者が元気の出る町に!昼からは、午後2時と夜7時に、「日本の青空」の映画が伊都文化会館であったので、事務局の手伝いに行った。これも、楽しかった。夜の部は、娘もいっしょに映画を見た。日本国憲法9条の成り立ちについて、戦争の悲惨さについて、少しは学んでくれたかな。チケットを一生けんめい売って、映画の成功にがんばったみなさん。おつかれさま。さて、今日は、あさから波多江校区の運動会。笑顔や歓声が天まで届くような、これも楽しい運動会だった。準備の役員さんたち、ほんとにごくろうさま。自転車のタイヤのレールで輪まわしする競技にでたけど、後半、調子付いて全力疾走した。きのうと今日は、たくさんの市民と交流できて、ほんとに楽しかった。ビラつくりで、頭やら肩やら首やら、凝ってくたびれていたのが、さっぱりして、きょうはとてもいい気分。さあ、明日からもがんばりましょ!


救急車の行き先…

2007年10月12日

急に容態が悪くなった知人が、救急病院に行くのを見送って、さきほど帰ってきた。かかっていた福岡市の大きな病院が、ベッドがないと受け入れなかったため、希望の病院へは行けなかった。心配だ。診療拒否で、たらい回しにされる患者の問題が、マスコミでも問題になっている。急に具合が悪くなっても、安心できる医療体制にしてほしい。先日、視察に行った栃木県の小山市(人口15万人)で、市立病院が市民の信頼を得ており、「救急車に乗せられたら、市立病院へ行ってくださいと市民が頼むほどです」と、職員が胸をはったのを思い出す。「赤字なんですが、市民の命には代えられません」…岩手県の葛巻町は、人口が一万もないのに、町立病院が住民の命を守っていた。人口の多少にかかわらず、「住民の命とくらし」を守る政策を優先すること。それが大切なことだと思う。さきほどの糸島の救急隊員(3人)は、夜中のことながら、きびきびと真剣に対応してくださった。早く元気になって、帰ってきて!


ベトちゃんの死

2007年10月08日

ベトナムのベトちゃんが、6日になくなった。米軍が散布した枯葉剤(猛毒のダイオキシンを含む)により、戦争後、多くの障害児が生まれた。弟のドクとベトは、下半身がつながって生まれた。1981年2月のこと。98年、分離手術をしたが、ベトは重い脳障害で寝たきりだった。ドクは、涙を流し、「兄の分までがんばって生きる」と。ふたりは、アメリカの「正義の戦争」という主張の不条理を、私たちに教えてくれる。自衛隊こそ、ベトナムへ行かなかったけれど、日本の米軍基地から毎日のように爆撃機がベトナムへ飛び立っていた戦争中。ベトナムが日本の米軍基地を攻撃しても、おかしくなかった。「アメリカは、ベトナム侵略戦争やめよ」「ベトナムへ募金をおくろう!」あのとき、戦争に巻き込まれなかったのは、平和憲法と日本の平和運動の力が大きかったと思う。今日は体調悪く、久しぶりに寝ていると、「あした、核兵器廃絶の署名にでてこれますか」と電話が入った。広島・長崎の原爆、ベトナムへの枯葉剤、イラクへのミサイル攻撃…無差別に無防備な民衆を大量に虐殺することが、許されていいものか?思想、信条が違っても、私たちは、平和の問題で手をつなぐことができる。13日には、午後2時と午後7時から、伊都文化会館で、「日本の青空」という、映画が上映される。日本国憲法9条(戦争放棄)を変えて、日本の自衛隊がアメリカといっしょに、世界中どこででも戦争できる国にしようとしているとき、ぜひ、多くの人に見ていただきたい映画です。


あっちで、こっちで市民の方々と話すのが、一番、元気が出る。まじめに生きたら、ささやかでもいい、ぜいたくしないでいいから、人間らしく生きていけるように!そう願っている人がどんなに多いことか。私が、「前原の風」を配っていると、「いとう先生!がんばんない。わしも70こえてるばってん、まだ働きよるよ」と新聞配達のおじさん。バイクにまたがった日焼けした顔が、ニコニコ笑っている。ありがとうございます!今年の夏は、ホントに暑かったですね。涼しくなったら、疲れが出やすくなります。おたがい、気をつけましょう!ところで、いろんな人が、ボランティアで「風」を配ってくださっている。でなきゃ、とても、毎月全戸配布できない。(80%~90%くらい)ほんとうにうれしい。ありがたい。みなさんの共感と応援が、何よりのエネルギー。感謝感謝!です。


読売新聞の27日付の記事を送ってくださった市民の方、ありがとうございました。実質公債費比率の県内ワースト101位 福岡市(23%)2位 東峰村(22%)3位 築城町(18.3%)4位 広川町(18%)5位 志摩町(17.9%) 6位 筑後市(17.8%)7位 前原市(17.8%)8位 二丈町(16.6%) 9位 新宮町(16.5%) 10位 嘉麻市(16.3%)※実施地公債費比率は、18%を超えると、起債するのに県の許可が必要になる。ともに財政破たんの不安ある一市二町。志摩の住民の方が、「そんなに金がないなら、前原と合併したらよかろうもん」と言ったら、「前原市の借金は500億円をこえている。一人当たりの借金は、志摩よりも多いんじゃ」と言われた、とか。飯塚市と合併した穂波町の人が、「合併して、サービスは悪くなり、負担が増えた。合併しなければよかった…」前原市長の音頭で、合併の話がすすんでいる。11月25日には、志摩町の住民投票。その前に、充分な情報を住民に公開させる必要がある。


すごいですねえ。沖縄の県民集会。11万人もの市民が、老いもわかきも、「集団自決」教科書検定、撤回を求めて集まった。「教科書から日本軍の関与を消さないでください。たとえ醜くても真実を学びたい」と訴えたのは、高校生の照屋奈津美さん。胸がじーんときました。今朝一番のうれいいニュース。二晩続けて、市民の方々と市政について(財政)、また核兵器廃絶の運動について、学習し、語らった。てっていてきに、前原市の財政状況を調べている。先週は、非常に忙しかったが、有意義だった。今度詳しく書こう。とにかく、一市二町の合併で、志摩町・二丈町が、前原のばく大な借金を背負わされたら、大変なことに。会合の後、夜更けに、自転車で積文館によって立ち読み。楽しい。夜、寝れないときの愛読書は、サザエさん、ポアロ、周五郎、吉川英治…どうしても気分転換になるもの。おもしろすぎて、寝不足なるものも困るけど・・・。


秋晴れの朝、中央ルート反対の宣伝行動を、今日も市役所前で30分。エプロンがけで、集まってくれた12人のみなさん。おつかれさま!6、7、8月は、本当に暑かったけど、やっとすずしく気持ちのいい季節になりました。経常収支比率は97%近く、たいへんな財政難のとき、潤のあごらの東側に、4車線で地下8メートルもある巨大な道路を市と県がつくろうとしている。事業費100億円が、120億円に!いまでも500億円の借金財政。貯金は10億円程度。財政事情は、県内でもワーストテンにはいる。財政はたんは、けっして他人事ではないのです。地域の人が「水害、環境破壊」と心配する無駄な公共事業、中央ルートはやめさせよう!税金、公共料金の値上げ、職員給与カット、人員削減、あらゆる福祉・教育の民営化・・・子どもたちや先生、保護者、市民、農家の方たち、市の職員や学校関係者が、心から愛し、守ってきた、食のとりで、小学校の給食まで民営化しようとしている。ガードレールやカーブミラーなどの安全なまちづくりの予算は、1千万円あったのを半分にへらし、学校のPTAが要望しても、わずか100万、200万の工事を、お金がないとやらない。なにしろ、学校改善費の予算も、かつての半分しかないのだから。「いとうさん、ブログでちゃんと宣伝日をお知らせしとかないとダメですよ」とT君。「あっ、そうだった!ゴメンゴメン。わたし抜けてるもんね」「さすがに4回も続けると、職員の人たちもなれてきたのかな」とAさん。「私たちを見るときも、きつい顔じゃなくて、おだやかな顔になってきたたみたい。うれしいね」とBさん。「財政はたんしたら、市民もだけど職員も大変よ。根気強くすれば、きっと通じるわよ」とCさん。ぺちゃくちゃおしゃべりしながら、解散した。先日、合併しないで自立の道を歩むユニークな大木町の元町長さんの話を聞いた。「身の丈にあった公共事業をしたら、合併しなくても、ちゃんとやっていけますよ」じつに誠実な話しぶりで、心引かれた。一度視察に行ってみよう。今日は、夕方5時から、前原駅で「核兵器廃絶の署名」(国連に提出するために、平和団体や被爆者が世界中で集めている)の署名行動に参加する。近くを通ったら、ご協力ください。


○「ねえ、いとうさん。福田と麻生とどっちがいいと思う?」ビルで掃除のパートをしている高齢の女性が声をかけてきた。そうですねえ。二人とも自民党ですから。…奥さん、いくつですか?「72よ。どうして?」いま医療費は、何割負担です?「1割よ。69までは3割だったけど、1割になってほっとしてるとよ」それが来年の四月から、70歳から74歳までは、2割になるんですよ。「えっ、ホントね? 困るねえ。二倍になるんやから。糖尿と目の病気といろいろあるけんねえ」自民党と公明党が、強行採決で決めたんですよ。総裁の顔が変わっても、こういう政策は変わらないということですよ。それに75歳以上は、高齢者医療の保険料を、年金から天引きするというんですから。「ほんとやねえ。体がきついけん、そろそろ仕事やめたいばってん、やめられんねえ」○「ああ、いいとこで会った!電話で話をきいてもらおうと思いよったとよ」天神から電車に乗ろうとしていたら、顔見知りの奥さんが駆け寄ってきた。「息子が警察のお世話になったと。初犯やけん、起訴はされんかったばってん、どうつきあったらよかろうかと悩んでたんよ…」乗客の少ない電車の中で、ゆっくり話を聞いていると、だんだん、顔が明るくなった。非行の子どもと向き合い、その更正に力をつくしている親の会を紹介して別れた。若者が使い捨てにされ、年金も保険もない職場で長時間労働を強いられている。将来の夢や希望を語れるような、雇用対策が必要だと思う。○「この先、どうすれば?…」はじめて電話をかけてきた女性は、涙声で言った。「娘が仕事先でいじめにあって、ひきこもりになったんです。もう2,3年も。病院にもかかってますけど、将来が心配で…」いろいろな人の、ときには名前さえ知らない市民の方の話を聞きながら、みなさん、幸せになってほしいとつくづく思う。その手伝いをするのが、私たち、議員の仕事。この生きがたい世の中を、励ましあって、知恵出し合って、少しでもすみよくしていきたいもの。最近、マイケル・ムーア監督の映画「シッコ」の感想をたくさんの人から聞いた。アメリカの医療のひどさがよくわかり、医療費無料の国々との対比で、人間らしい国とはどんな国か?を考えさせられるようだ。


秋田県湯沢市(人口5万5000人)の市長さんは、日本共産党員。ホームページで検索したら、「市長の部屋」があって、なかなかおもしろい。市民プールも運動公園も、本格的な図書館もない前原市としては、「スキー場」だの「市民プール」だの、「体育館」「弓道場」等まで、文化スポーツ施設がまずきちんとあるのが、うらやましい。ところで、この市長さん、カラオケの名人とか、一度「しんぶん赤旗」で読んだことがある。庶民的でクリーンで、この間、借金財政を立て直しつつ、市民の暮らし守ってがんばってきた。だから、二期目も再選されたのでしょう。先日、ひさしぶりに一緒に夕食をとった夫が、「きみ!カラオケに行こう!」と言う。「たまには、息抜きしないとダメだよ」と言うので、夜の街にでかけた。歌のうまいTさんもさそって、なんと3時間。気持ちよく歌って、あっという間だった。(焼酎の水割り1杯で)「不景気で、商売やめようかって考えてるのです」とお店のママ。生活が苦しくなって、まず節約するのは、外で飲むことですもんね、と。地元の業者に仕事が行って、お金が回り、町が潤うようにしたいもの。


壁にぶちあたったら、原点に帰れというが…きのう、午前中、「前原の風」の原稿を書いて、昼から、唐人町の障害者の作業所にでかけた。2年ぶりだったが、食事していたKさんは「あっ、いとうさん!」とよんでくれたし、焼いたコーヒーカップをみがいていたTくんは、満面笑顔で合図を送ってくれたし、5~6年ぶりのOくんも、昔と変わらない穏やかな笑顔で迎えてくれた。総勢20人くらい?みんな、モウレツに暑い中、牛乳パックの紙を梳いたり、焼き物をみがいたり、豆腐屋さんやソフトクリームやさんもにぎやかで、それぞれせっせと仕事にがんばっていた。なにもしないで、その様子を部屋の隅でぼんやり見ているだけで、なぜか楽しい。自分なりに働く場所があり、社会とつながり、自信をもって生きている。その喜びや誇りが、作業所の中ににじみ出て、蒸し暑くてたまらないのに、心地よい。障害者自立支援法で、政治の痛みと矛盾に苦しめられながらも、「陶友」は元気だった。所長のOさんは、プロレスラーか、格闘家のような、そうそう同じ郷里の英雄・西郷さんみたいな風貌で、その実、こまやかな気配りとやさしさに満ちた人。その哲学的で、実践的で、心揺さぶる的を得た話は、いつもメモらずにいられない。わたしが二十歳からのつきあいだから、30年の月日が流れたのに、少しも変わらないのは、たまに会えば必ず、なにげない有意義なひと言を、心に残してくれるということ。「工房陶友」で検索してみてください。新たな世界が広がります。夜、市政の報告をしに行って、家に向かう。午後10時。こんな時間に、国道を自転車で走っているのは、わたしだけかな。この2,3日、あちこちで市政報告をしたが、どこでも真剣に聞いてくださる。重税、格差社会の生活苦、財政はたん、物言わぬ議会…みなさん。力を貸してください。歪んだ政治をただし、庶民のかけがえのない命と暮らしを守るために。


敬老会で・・・

2007年09月18日

九月17日は、敬老会。池田公民館に夫の母、静さんを連れて参加。(彼女86歳!)朝から少しおしゃれをして、「この服でいいかいな?」と息子に聞いているところがかわいい。わたしは、民生委員さんなど役員さんたちの準備のお手伝い。あさ、8時から集まって用意してくださった百人分くらいのお赤飯のおべんとうに、紅白饅頭などなど。出汁からとったお吸い物は、味がいいし、氷水で冷えた缶ビールもおいしい。台風の影響で、一時どしゃぶりになったが、白鳩保育園の園児たちの器楽合奏や、三味線、おどりなど、楽しみながら、にぎやか。「伊藤さん、お茶もってきてくれんね「焼酎は、お湯で割ってな」「はいはい。しばらくお待ちを」「あまり飲ましたくないばってん、主人にお酒をいっぱい、おねがい」「あんたも座って、いっぱい飲みない…」「去年は入院してあったんですってね。大丈夫ですか?」「相変わらず、お元気そうですね!」なんて言葉を交わすのは、とても楽しい。私まで元気が出る。最後は、くじ引きでお開き。ささやかなプレゼントでも、くじを引くのは楽しいもの。うちの静さん、「三味線がよかったね」と感想。とにかく、区長さん、役員のみなさん、おつかれさま。ほんとに、ありがとうございました。お年寄りが安心して暮らせるまちづくり。それと逆行する福祉の後退。敬老祝い金の削減もあわせ、いま「前原の風」9月号に書いています。さて、2時すぎからは、県で農業問題の学集会に参加する。日本農業の再生のために、また食の安全を確保し、自給率を高めるために、どうすればいいのか?農家や議員、農業委員さんなどの参加で、日本共産党の農業政策の学習と、実践を交流。農民組合の方がもってみえた巨峰をごちそうに。夜は娘とホームページを見ながら豆腐ハンバーグを作った。マンネリな私の料理も、娘のおかげで少し進歩してきたよう???


9月14日の9月議会最終日に、下水道料金の約1割値上げが決まった。来年4月から。一方。中央ルートとは100億円から、120億円に事業費がふくらんだ。下水道値上げの反対討論は、私だけだった。採決結果は、反対2、賛成15 反対は、伊藤、古川(ともに日本共産党の議員)だけで、 賛成は、おおぜいの自民系議員、公明ふたり、民主ひとり、社民ひとり、その他無所属 議員。市が、「お金がない」といえば、どんな値上げにも、みんなが賛成する。国保税でも介護保険料でも、施設使用料金でもそうだった。多くの市民は、6月の住民税の大増税でも打撃をうけ、「これ以上、どこを節約したらいいの?」と苦しんでいるのに。以下に、反対討論の原稿を添付。 水道、下水道は、市民生活になくてはならないライフラインであり、下水道整備には、ばく大な費用がかかり、利用者の負担だけではまかないきれません。それゆえ、独立採算制であっても、市民生活に密着していることから、国や自治体が一般会計から補助金を出して、事業の運営を支える必要があります。 今回、下水道使用料の料金を約1割、値上げする議案が出されました。「財政赤字だから、しかたがない」とか、「1立米あたり150円を下回る料金になったら、国が2.3億円の補助金をカットするといっている。やむをえない」と、市の説明をきいて賛成するひともいるでしょう。 しかし、多くの市民は、昨年の前原市による国民健康保険税の値上げ、介護保険料の値上げ、今年、国がおこなった定率減税廃止による住民税の大増税と、連続値上げのなかで、苦しんでいます。そのうえ、派遣労働やパート、アルバイトの生活を余儀なくされている人が、3人に一人の割合になってきており、国民全体の貧困化がすすみ、生きることさえままならない状況です。 美容院を経営している女性は、「同業者が増え、お客が減っているのに、税金だけが増えた。そのうえ下水道料金まで上がると聞いて、頭が痛い。金のない庶民の気持ちは、市役所の人にはわからんのでしょう」といい、4人の子を持つ若いおかあさんは、「主人が派遣社員で、非課税です。収入が低いのに、子どもが多いから、水道代や下水道代が高くて大変。どんなに貧乏でも、公共料金は負けてもらえない」と話していました。  私は、国土交通省に電話をかけ、「なぜ国は、使用料単価が150円を下回ったら、補助金を削減するとはひどいじゃないか」と訴えました。すると、国土交通省の担当職員は、「下水道工事をする土木の補助金は、国土交通省はけずりません。しかし、総務省が、下水道の維持管理費のための交付税を削減するといっているのは、事実」とこたえました。 地方むけの必要な交付税を、行政改革のもとで削減するとは、許しがたいことです。国は、財政が苦しいと言いながら、グァムへの米軍移転費用に3兆円を約束し、トヨタ1社に約2000億円もの援助をするような、大企業言いなり、アメリカ言いなりの政治をしているからです。 しかし、国と同じ道を歩んでいる前原市が、この冷たい国を批判できるでしょうか。春田市長の頃、平成12年度には、2億7500万円あった一般会計からの繰り入れが、松本市政になって18年度には、ついにゼロになっているのです。前原市も、中央ルートや産業団地にぼう大な税金を投入しつつ、下水道への補助金をけずってきたのです。下水道会計が赤字になった大きな原因はそこにあります。 市が、いまも精一杯、市民の生活のために一般会計から援助し、がんばっているならいざ知らず、これ以上の負担増を市民に押し付けることには、反対です。 今後も、都市計画税の導入で、市街地における固定資産税を引き上げようとしています。中央ルート等の無駄遣いに目をつぶって、市民への負担だけに賛成できるでしょうか。私は、市民のくらしを守る日本共産党の議員として、今回の料金値上げのための条例に反対を表明し、討論を終わります


娘とテキスト通りに「親子どんぶり」を作ったら、大成功!すばらしく美味で、夫もびっくり。テキトーにつくっていた自分の30年近い台所人生・・・西日が当たってモーレツに暑いキッチンだけど、娘とおしゃべりしながら料理するって、最高。9月議会が始まって、あわただしく調査活動などしていたら、またブログがとんじゃった・・・また、今日からがんばろう!あしたからいよいよ一般質問。明日は、江頭議員、古川議員、井上健作議員、黒田議員あさって13日の木曜日は、伊東山議員、田原議員、北畠議員、伊藤です。私は午後2時くらいになるでしょう。今回は、入札問題、高すぎる国保税の問題、120億円に膨れ上がった中央ルート問題。14日は、討論採決。下水道料金値上げの議案が出ます。泊の産業団地建設のための債務負担行為の補正予算も。2ヘクタールの開発で5億6千万円とか。・・・!傍聴においでください!


炎天下に自転車であちこち走っていたら、夕方、頭がくらくら…暑い、暑い!でも町には、市民の声がいっぱい。地震とか、災害が心配よね。高田は避難所もないのよ。 久保田橋は、老朽化してるけど、落ちないかしら?玄海原発のプルサーマル計画はどうなってるの?年金から健康保険料も天引きするってほんと?田畑に家畜の糞尿をまいて悪臭がひどいけど、行政指導はどうなっている?おじいちゃんが退院して行く施設が見つからない・・・9月議会の参考になる。市内の被爆者の女性が来られて、「戦争も原爆もいやだから・・・」と「憲法9条が子どもを守る」という新品のTシャツを9枚くださった。「9条の会のみなさんで着てください」とのこと。ありがたいことです。10月13日(土)日本国憲法60周年記念の映画『日本の青空』が伊都文化会館で。


時間がない!でもうれしいから、一言。きのうの中央ルート反対の市役所前座り込み(というより宣伝行動)には、新しい顔ぶれが7人も。夏休み中の子どもを連れてきた若いお母さんも含め、総勢16人。私など、忙しくてほとんど声かけしていないのに、だれかれの口コミでちゃんと集まってくださる。なんてうれしいこと!「Aさんが仕事でいけないから、代わりに行ってと頼まれました。こんなことはじめて。でも中央ルートはぜったいにいやだから、来ました」という人も。いままで、政治のことや、行政のことにほとんど関心なかったという女性がほとんど。百億円と言っていた中央ルートが、もう120億円に。ムダで環境破壊の公共事業は、ごめんです。来月は、もう少し広げましょう。そして、運動はたのしく!元気に!


きのうの朝日新聞に、『長崎原爆は「実験」』という見出しで、原爆投下の真の目的は、「新型兵器の威力を試す人体実験だった」という科学者の記事が大きく載っていた。地獄を見た多くの被爆者は、どんな思いで読んだろう。前原市内にも、長崎原爆で家族が皆殺しになった後、たったひとり孤児として戦後を生きぬき、ようやく幸せな老後を送り始めた矢先に、被爆時、体内に残ったガラス片の近くにガンがみつかり、闘病している被爆者の方がいる。そんな彼を、国は、申請して2年を過ぎるのにいまだに原爆症と認定していない。戦前、日本の731部隊による中国での人体実験や、九州帝大での米兵の人体解剖なども、悪魔の所業としか思えない。戦争は、人々を狂わせ、無数の人を不幸にする。きのうの「原発学習会」でいただいた資料(佐賀新聞7月31日付)によると、柏崎原発の地震での揺れは、最大2000ガルを超えていたという。建設されて30年をこえた玄海原発の1号機、2号機の耐震設計に用いられている基準地振動は、わずか180ガル。(5月に総務文教委員会で玄海原発の視察に行ったが、九電からはそのような説明はなかった。)地震列島に、なぜ危険な原発をいくつもつくるのか?長崎原爆で使われたプルトニウム。それを使う玄海原発での「プルサーマル計画」の危険性と問題点がよくわかった。前原市は、もし事故がおきたとき、放射能なら数十分で到達するくらいの地点。「電気を使っているんだから、しょうがなかろうが」というのではなく、地球温暖化やエネルギー政策の転換もふくめて、おおいに議論し、行動するときかも。


「いとう議員、どげん思わっしゃあですか」と電話の主は言った。夜、前原市内のある飲食店で飲んでいたら、例の「男女共同参画担当部長のセクハラ」問題について、ケンケンガクガクの議論になったという。部長の肩をもつ人たちは、「尻や腹をさわったって、減りはせん。そんなことぐらいで、オナゴはぎゃあぎゃあ言うもんじゃなか」「最近は、少しのことで騒ぎすぎとう」・・・それにたいして、「あなたの奥さんや娘さんでも、そういいますか」「西日本新聞では・・・」「前原の風には・・・」と、電話の主をはじめ何人かが反論して、女性の人権について、討論会になったそうな。また飲み屋のママさんたちから聞いたが、「市内には大きな企業もない中で、市役所の職員が飲みに行くおかげで市の飲食店は経営がなりたっとる。市役所に文句言うて、職員が安心して飲みに行けなかったら、飲食店はつぶれてしまうぞ」とふれまわっている人もいるとか。これが本当なら、「市のすることには、何の文句も言うな」という考え方になってしまいます。(そういえば数年前、議会でのわたしの質問に市は、市の政策に反対する市民の会などの集まりには、公民館を貸さないと答弁した)しかし、子ども、女性、お年寄り、市民だれもが安心して、食べたり、飲んだり、歌ったりできる健全な町をつくるため、また市外からも安心してお客様にきていただくため、暴力やセクハラ、ワイセツの心配がないまちづくりは必要です。この問題では、「女性の話を聞く必要はない」と「ごうまん」な態度で、市長が公平な調査をせず、ことをうやむやにしたため、勇気を持って市に苦情を申立てた女性が、「金がほしいのか」等々の悪者扱いをされ、さらに人権を傷つけられています。そのいっぽう、新聞であれだけ報道されても、女性のお腹をさわるというわいせつをした部長は、女性の人権担当のままです。けじめをきちっとつけられない。それでいいのか?ということです。西日本新聞で報道された後でもいいから、もし市長が謙虚な姿勢で、「市民のみなさん、飲食店のみなさん、ご迷惑をかけて、本当に申し訳ありませんでした。先頭になって男女共同参画社会を推進すべき市として、今回のことでは深く反省しています。部長には、立場の重要性から人権担当から他の部署に移動をさせ、減給の懲戒処分をし、現場に同席した私自身と助役も責任をとって、給料のカットを行なうことと致しました」とでも言えば、それで女性は納得したでしょう。市民も、「市長はさすがだ、安倍総理とは違う」と見直したかもしれません。また、もし市長のそばでアドバイスする立場にあったら、こう言うでしょう。「酒を持って被害者に謝罪に行くという「いんぺい工作」みたいなことや、土下座して謝罪するとかの前近代的な対応は今後はいっさいしないこと、また被害者の声を大事にして法や規則にもとづいた対応をすると決意を述べれば、いっそう市民の信頼は高まるでしょう」


8月15日の午前中は、浜田の海岸で海をみた。錦江湾のかなたに、開聞岳と桜島がくっきり見えた。砂はまで遊ぶ家族連れ。正午すぎ。鹿屋の特攻隊慰霊塔の前で、手を合わせた。高校生の娘と東京に住む妹と彼女の中学生の息子と3人。908人の二十歳前後の若者の名が刻まれた石碑の前で、友人の兄の名を探す。青々とした空に浮かぶ白い雲。クマゼミがなく木立。足が悪く慰霊塔の階段を登れない母が、芝生の向こうで手を振っている。老いた両親や幼い弟妹を残して、だれが喜んで巨大な米戦艦に突撃しただろう。本当は、だれも死にたくなかった。17日の朝日新聞。「やっぱり、いやだなあ。かあちゃん、会いてえなあ」と叫びながら次々出撃する特攻隊員を描いた演劇をみて、開戦時の首相東条英機の孫にあたる女性が、「若者の純粋な思いに涙があふれた」「当時は命をかける値のある国家だった」と感想を語っていた。当時の国や政治を美化する発言を聞くと、悲しい。出撃するかどうかの自由もなく、「国のために死ぬ教育」を徹底的に叩き込まれ、「非公民」「卑怯者」のそしりを受けないためには、出撃する以外なかった。うその大本営発表に国民の多くがだまされて、赤紙一枚でいやおうなく徴兵され、国土防衛とは程遠いビルマやフィリピンやニューギニアなどにおくられ、爆撃にあい、殺され、傷つき、ジャングルをさまよい、飢え、マラリアに倒れ、死んだ。そんな時代に、「美しい国」などと言ってもどそうとする人たちがいる。世界一の軍事大国アメリカは、イラク戦争ですでに3千人の若者を死なせた。安倍総理は、このアメリカと肩をならべて戦争したいよう。えらい人たちは安全なところにいて、戦場におくられるのは、いつもふつうの庶民。10年も仕事がなく、月に十万円程度の収入しかないフリーターの若者が、テレビで「憲法を変えていい」と発言していた。フリーターでいるよりは、戦争に行ったほうがまだいいという彼の言葉。定職にないつらさは、身にしみてよくわかる。が、・・・格差と貧困をなくし、憲法9条をまもることの大切さを痛感した夏だった。


8月19日(日)は、14時から原発問題学習会 場所は、伊都文化会館 お話しするのは、玄海町東光寺元住職で、玄海原発対策住民会議世話人 仲秋 喜道(なかあき・きどう)氏 主催は、日本共産党前原市後援会8月22日(水)は、あさ8時から、8時40分まで 市役所前で、第3回、「中央ルート反対すわりこみ行動」 できればエプロン持参で。  ※ 横断幕に「百億円の中央ルート反対」と書いているので、   120億円に改めなければ。    でも事業主体の県が試算したのではないので、もっと増えるでしょう。・・・8月31日(金)は、波多江駅で、夕方6時から、防災の日を前にした「中越沖地震被災者募金」行動。もうすぐお盆。田舎の老父母に会いにいくので、胸がわくわく。お墓参りも。涼しい田舎の古家で、4~5日、9月議会の準備を。入札問題、災害対策、中央ルートなど考えてる。夕べはうれしかった。以前生活相談でアドバイスした女性が、3年ぶりに電話をくれた。しっかり働いて、4人の子をひとりで育てているという。身分保障のないパートでの生活は大変なよう。でも前向きに明るくがんばっている姿が、声に表れて、しみじみうれしくなった。元気をもらったのは、わたしの方。さあ、きょうもがんばりますよ。


笑顔

2007年08月10日

きのう、市役所に行く途中、電車のなかで障害者作業所のみなさんに会った。学研都市駅まえのイオンに、社会見学をかねて食事に行ったらしい。とても楽しかったのか、目がいきいきと輝いていた。彼らとは、顔なじみ。丸田公園で、汗だくになって公園の掃除をしてくれてる。「おはようございまーす!」と声をかけると、わたし以上に大きな声で、「おはよう!」「おはよう!」「おはよう!」とあちらから、こちらから元気よくあいさつが飛んでくる。くったくのない澄んだ目の明るい笑顔。指導員さんも、にこにこと美しい笑顔。なんだか、わたしまでうれしくなった。


夕べは、蒸し暑かった。がまん強いおばあちゃんが、「ちよこさん、夕方やのに34度もあるわよ」というので、今年初めてクーラーをつけた。長崎で体内被曝したMさんが、若いときつくった歌をメールで送ってくださった。  路地路地に 原爆反対訴える この年もまた 夾竹桃の花せみしぐれと夾竹桃の花。62年前の今日、長崎にアメリカが投下した一発の原子爆弾。あの地獄の日も、戦時下とはいえ、今日のようなフツウの朝だったんだろう。広島の原水爆禁止世界大会から帰ってきたYさんが、横井久美子のCD~「にんげんをかえせ」を届けてくださった。広島に行って、ますます核廃絶と被曝者の原爆症認定のためのたたかいにがんばる決意をされたようだ。6日の記念式典での広島市長の演説は、すばらしかった。被爆者の地獄の苦しみを生々しく語り、唯一の被爆国である日本政府に、被爆の実相を学んで、世界に広める責任を訴えた。さらに、21世紀は、市民の力で問題を解決できる時代。日本政府は、世界に誇る平和憲法を遵守し、米国の時代遅れで誤った政策には、はっきり「ノー」というべきだ・・・と。武器を持たない市民を大量に無差別に虐殺する核兵器。地球上には3万発の核兵器があり、アメリカ、ロシアなど核保有国がおこなった2000回もの核実験で、世界に放射能の汚染地帯が広がり、数百万の核実験被曝者がうまれていることは、まだまだ知られていない。わたしは、今から波多江駅に。今日の駅での演説のテーマは、ノーモアヒロシマ・ナガサキ。核兵器廃絶。夕方6時からは、中越沖地震の被災者募金を波多江駅でします。ご協力ください。 


ああ、なんと、10日もさぼってしまった。炎天下、核兵器廃絶を訴える平和行進があり、新婦人の大会では、残留孤児になりかけたMさんのお話を聞き、きのうは、糸島原水爆禁止協議会から広島への派遣団を送り、私は、生活相談やあれこれの用事を済ますのに、ばたばたしていて、9月議会もまもなくだし、9日は、核廃絶の署名で・・・とにかく、暑いわりには、元気でがんばってます。自民・公明与党の大敗で、皆さん、喜んでいる。これからが大事!つねに、市民の立場で、がんばりますよ。さて、中央ルートの建設費、県が出さないから、市が出した。120億円!3年位前の事業計画、100億円から20億円も増えた。似たようなところを参考にして計算しただけで、ゲンミツな信頼できる数字じゃない。と言うことは、地盤や地域の密集度を考えたら、もっと増えるでしょう。住民税が上がって、どんなにおおくの人が苦しんでいることか。市税は15億円だけで、あとは県のお金です、といっても、それならいいわと言えません。下水道料金値上げや都市計画税の導入を、市民がだまって賛成するとは思えません。小学校の給食まで民営化するというし、敬老祝い金だって、80歳以上に毎年だしていたのを、ついに、88歳だけにしちゃった。敬老祝い金の2000万円あった予算がいまや190万円に。お金の問題じゃない。年寄りを大切にしようという気持ちだよ。とあるおじいさん。ちいさな福祉・教育予算をけずって、中央ルート推進では、困ります。「だまされました」と若いお母さん。市長選挙で、3番めの子どもの保育料は無料にすると公約してあったから、投票した。ところが当選したら、「3人、いっしょに保育園に通っていることが条件だって。バカにしてる。こんなのアリ?」久保田橋は、老朽化がひどく、いつか落ちるのではないかと心配。という近所の人。東中学校の老朽化、何とかできないですか?トイレをがまんする子どももいますよ。中央ルートより、することがたくさんあるとの声、声。自転車で走り回って、市民のみなさんと話すと、いろいろな声が聞けて、ほんとにためになります。


1976年、私が国立大に入学した頃の学費は、たしか半年で1万8千円だった。その後の相次ぐ値上げで、今や日本は世界一の高学費。初年度入学金は、国立大約81万円! 私立大約130万円!「多額の借金しないと大学にやれない」という家庭が増えてきた。 それから、1970年代は老人医療費は無料だったけど、年々負担が増えて、金の切れ目が命の切れ目になってきたよう。年金は何十年も払い続けなければ受給できないし、一部の大企業が、空前の大もうけをしているのに、国民の暮らしは「格差と貧困」が広がるばかり。7年前、世界でもっとも貧富の差が小さいデンマークに、自費で調査に行った。九州位の面積に、福岡県ほどの人口五百数十万人が住む北欧の小さな国。 国民の医療費は無料。学費は大学まで無料。年金は何十年もかける必要がなく、年をとってからの心配がない。一番おどろいたのは、労働者をすべて正職員で雇うこと。民間でも、公務員でも。学校は一クラス十数の少人数学級。障害者福祉も充実し、たくさんの若者や女性が、教育・介護の現場で正職員として、生き生きと働いていた(残業もない)。30数頭の牛を飼う小さな農家も訪問したが、夫婦子ども二人、充分生活できると言っていた。いろいろ課題もあろうけど、自然エネルギー政策でも世界の最先端をいき、女性の国会議員も半数近く。他の北欧に共通するところがあり、参考にすべき点が多かった。というより、衝撃だった。税金の使い道で、こうも違うのか・・・と。「格差と貧困をなくす」ためには、どうしたらいいのか?とにかく、人間らしく働くルールを確立しなきゃだめと思う。先日、相談にきた青年は、けっして珍しい例ではないだろう。サービス残業がはびこり、まともな社会保障もない職場で働かされている多くの労働者。こんなにも雇用が破壊され、働く人が踏みにじられていいのでしょうか?


23日月曜日は、中央ルート反対の座り込みを、市役所前で。エプロン姿の女性たちが、「いらんばい、税金のムダ遣い中央ルート」の横断幕をもって立つと、生活感があって、しかも華やか。(男性の方もありがとうございます)前回参加して今回仕事でこれなかった人たちが、心配して「どうだった?」大丈夫!13人が来てくれた。ニューフェイスが6人も。専業主婦さん、八百屋さん、看護師さん、営業職、退職したばかりの女性…多くは初対面。来月は22日水曜日、8時から8時40分までやろうと決めて別れた。続けることが、インポータント!(大事です)25日の今日は、平和行進。周船寺から深江まで原水爆禁止協議会のみなさんと歩いた。私はアナウンサーだったから、車の中。しかも加布里までだったが、ずっと行進したみなさん、本当にお疲れ様。毎年のことだけど、「ノーモア広島、ノーモア長崎」と核兵器廃絶を訴えながら、周船寺と鹿家間の20数キロを、この炎天下、ときには雨風に打たれて、歩き続ける平和行進。もちろん、一歩でも二歩でも、自分が歩けるだけでよいのです。思い出すのは、被曝50周年の年、8月5日、原水爆禁止世界大会が開かれる広島につくと、平和行進の行列は、5~6千人もの巨大な人波になって、原爆ドームを埋め尽くしてた。タヒチで、フランスが核実験をしようとしていた年のこと。今年も、暑い夏がきた。


たまたま何とかと言うタレントのブログを見たら、英語と日本語が乱れ飛ぶ、くだけたブログで、若者がたくさんアクセスしていた。おもしろい。彼流に書くとこうなる?中央ルートノン!ノン!ノン!のピープルたち。ツゲザーしようぜ! 23日のマンデイにさ。プレイスは、イン市役所。おっと、中はダメか。インフロントオブ市役所。市役所前だよ。タイムは、8時~9時。「税金のムダ遣い、ストップ!」って、続けることがインポータント!あきらめないのが、モアインポータント!


昨日、日本共産党の議長だった宮本顕治が亡くなった。天国の百合子は、「お疲れさま…」と、ふっくらした笑顔で、迎えたに違いない。20代の頃、獄中にいた顕治と妻で作家の宮本百合子との間に交わされた「12年の手紙」を読んだ。思想信条の自由がない暗黒政治の中で、ふたりの書簡はあかるく、あたたかく、深い愛に満ち、市井の人々への愛と、将来の希望にあふれていた。今では当たり前の「戦争反対」、「主権在民」を主張した当時の共産党の活動家たち。「非国民」「赤」とレッテルを貼られるだけでも恐ろしいのに、天皇制警察に逮捕され、拷問を受けた。野蛮な取調べで、幾多の罪もない人々が虐殺された。無数の犠牲の上に、今の平和と国民主権、基本的人権の尊重があるのです。こよなく憧れ、尊敬する宮本百合子様。あなたの豊かな精神があふれ出た作品と心にふれると、同じ女性として、いつも胸がふるえる感動を覚えました。中曽根康弘元首相は、宮本議長の死去について、記者団の質問にこう答えています。「・・・考え方は違うが、一人の政治家として信念を貫き、敬意を表していた」「(国会での質問は)かなりよく準備され、論理的に攻めてきた。敵ながらあっぱれだと感じていた」と。


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