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市の不正は容認し議会は伊藤千代子に問責決議

工事受注業者=利害関係者についての質問を

私生活にわたる言論」とすり替え非難


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問責決議を提案する波多江貴士議員。後ろは堀田議長。

7月16日、波多江貴士(自民系)が提案した「伊藤千代子議員に対する問責決議に関する議決の再議について」が、自民系12、公明2、維新1、立憲1、無所属2の全員賛成で議決しました。

提案の様子とわたしの弁明、採決の様子はユーチューブの動画をごらんください。


〇波多江貴士議員の提案(字幕付き)

https://youtu.be/i99jZF8B-8M?si=c3NKCG6jTdn2ErFG


〇伊藤千代子の弁明(字幕付き)

https://youtu.be/lvgePUwzT7w?si=ElgGq9058wvA-3B9


〇議会開会から採決まで(字幕なし)

https://youtu.be/bSiS4h1SHcQ?si=H1gNS20uy7-UPYnb


わたしの弁明(原稿) 

みなさん、私たち議員の仕事はなんでしょうか。

第一に行政をチェックすることです。税金の使い道がきちんとしているか、政治は公平・公正におこなわれているか。利害関係者との癒着(ゆちゃく)はないか、監視することです。

市と契約した企業が、税金の滞納はないか。暴力団とのつながりはないか、などの情報を、市は市民に説明する責任があります。

 さきほど波多江貴士議員が読み上げたこの問責決議案には、わたくしが本年6月17日の一般質問で、特定企業の課税情報に関する発言をした、それが、地方自治法第132条に該当するというのです。

地方自治法第132条には何と書いてあるか?「無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる発言をしてはならない」と書いてあります。。

無礼の言葉とは、お前だの、きさまだの、出ていけ!だの人を侮辱することばです。私は何遍も言われました。

「他人の私生活にわたる言論をしてはならない」というのは、「議事に関係のない、個人の私生活について議論してはならない」という意味です。

私が議会で、いつ個人の私生活について発言しましたか。この問責決議案には、そのことが書いてありません。

特定企業の課税情報に関する発言が、なぜ個人の私生活に関する発言なのですか? 私は提案者にうかがいたいです。

昨年度約5億円の工事を受注した建設会社支店が、法人市民税を払っているかどうかを質問したのです。個人の私生活の話などしておりません。

したがって、この決議文には重要な事実誤認があります。

事実認定に誤りがあるのに、多数決で罰をくだせば、それは議会ハラスメントです。議会制民主主義の破壊です。

 月形市長が契約を結んだ(株)キューボウ糸島支店は、糸島市に登記しておらず、実際に支店があるようにも見えない。それで、市に法人市民税が入っていますか?と聞ききました。

市は「個人情報である」と答弁しませんでした。個人情報ではないのに、個人情報だと言って答弁しないのは、市民の知る権利を踏みにじるものです。

議会が注意すべきは私ではなく執行部です。「説明責任を果たせ」と注意すべきなのです。

市長が契約を結んだ建設会社支店が、実際には支店として存在していないのではないか、そういう疑惑があるから私は質問しました。

過去に市は、なんども架空の法人を使って法人選定した事実があるからです。

利害関係者についての私の発言は、個人の私生活にわたる言論ではありません。したがって、私の発言は、地方自治法第132条に該当しないため、この問責決議案は違法です。

このような問責決議は、地方議会における「懲罰的対応」です。多数派による少数派排除のためのハラスメントそのものです。

意見がちがっても、立場はちがっても、安心して議会活動ができる議会になってほしい。私は心からそう願っています。以上です。


関連ブログ⇩をクリック

〇6月議会の質問内容

※官製談合とは?会社の実態はあるのか?支店は本当にそこにあるのか?信用できない市の答弁




堀田議長よ これが私生活にわたる言論ですか?

(本年6月17日一般質問より)

〇伊藤千代子~令和5年12月18日、市は(株)キューボウ糸島支店と深江小学校の大規模改造工事を4億1,250万円で契約した。キューボウ糸島支店は糸島市高田1丁目14-25となっているが、会社があるように見えない。支店を登記していないので、法人市民税は払っていませんよね。確認します。

〇市~法人市民税に関しては、個別具体的な課税に関する内容は、地方税法の守秘義務に当たることから答えられない。

〇伊藤千代子~登記をしていなかったら、法人市民税を払う必要はない。市と多額の契約を結ぶような業者に対しては、きちっと登記をして法人市民税を納めていただくべきだと思うが、いかがか。

〇市~公共工事の請負は、建設業法による建設業許可及び経営事項審査を受けていること、支店や営業所の実態があることが要件。(株)キューボウ糸島支店は確認ができており、発注先としては問題ない。登記の必須化は実施しない。

〇徳安達成~議長!動議!

〇堀田勉議長~徳安議員。

〇徳安達成(立憲)伊藤議員から、特定の法人が市民税を払っている、払っていないというふうな言及が確定的にされた。地方自治法に違反する可能性がある。確認をするため、休憩の動議を申し上げる。

(午前11時37分 休憩)

(午後1時29分 再開)

〇堀田勉議長(自民)~伊藤議員の特定企業の課税情報に関する発言は、地方自治法第132条「議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない」に該当すると判断する。


 不正から目をそらす野党叩き~議会は市の番犬でいいのか?

与党議員が女性への暴行にストーカー行為、覚せい剤使用で逮捕されても、議会は懲罰的な対応を一度もとってきませんでした。市を追及するわたしにだけ、懲罰や辞職勧告をしています。

与党議員らは、市がヤラセをしようが、虚偽公文書を作成しようが、見て見ぬふりをしてきました。議会が懲罰的対応(議会ハラスメント)で、市の数々の違法行為から目をそらす(隠ぺいする)役割を果たしてきたのです。何十年も議会は行政のチェック機能を果たさず、市の番犬になりさがっています。現在、市議会で野党はわたしだけです。


⇩下のブログ参照

4)〇ヤラセと虚偽公文書作成が蔓延~市と議会がグルの官製談合天国


市長が結んだ工事契約書

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「支店は法人市民税を払っているのか?」の質問に市は答えない。


A09852B9-3D79-412C-89B3-B6DF2BB4F7DD 問責決議の趣旨。


関連ブログ

1)議会は市の犯罪行為をスルーして執行部と宴会へ

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3)臨時議会は16日~問責決議は不正隠しが目的のイジメ 

4)市と議会がグルの官製談合天国