職員の平均年収が県内1位 全国1788中48位
なぜ福岡市北九州市より高いの?
上は2020年、福岡県の自治体職員の年収ランキングです。糸島市職員の平均年収は、692万4044円で、北九州市、福岡市を抜いて県内1位になっています。4位は春日市。20位までのランキングは以下の通りです。
「生活費の高い福岡都市圏より高いのは、納得できない」
「そもそも財政が苦しいから、合併したのではないのか?」
「税金、公共料金は高いのに、職員も議員も給料が高すぎる」
「市役所内で働く非正規雇用の公務労働者や派遣社員と待遇があまりに違い過ぎる」
「生活費の高い東京などの大都市圏より高い。これはどういうことか?」という意見もありました。全国のランキングを見てみましょう。
確かに東京、神奈川、千葉、埼玉と都市圏の自治体より高い年収になっています。全国の1788団体中48位とはやはり驚きです。
民間企業が調査した糸島市民の平均年収は、だいたい以下のような状況になっています。
糸島市では、民間会社の年収はどちらかというと、低い方です。
「同一労働、同一賃金と言うけれど、市役所で働く派遣社員は年収200万円前後。補償もなく、ワーキングプア状態です」
「部長クラスは1千万円を超えるんじゃないのか?月形市長は庶民の生活を知っているのか?」
という声もありました。
誠実で熱心な職員もたくさんいますが、やはり他市に比べ高過ぎる年収は問題です。市長給与、議員報酬共に、今後考えていくべきだと思います。
しかし一番重大なのは、嘘やヤラセを繰り返し、法令を順守しなかった市の幹部が、議会の有力者らが守ってくれるおかげで責任を問われず、退職後も天下りし、さらに高給を得ていることです。
市民生活を守る公務労働
市民生活を守るためには、市民の立場で働く公務員はとても大切です。バスの充実、子どもの貧困、虐待対策、高齢者・障がい者支援、零細業者の仕事づくり…さまざまな市民の困りごとを丁寧に聞き、知恵を出し合い、制度を生かし、ときには新たな制度を作って解決していく。それこそが全体の奉仕者たるべき公務員の仕事ではないでしょうか。
ところが糸島市は、財政難と言って正規職員を減らし、全国で最も少ない職員定数になりました。特に、福祉と教育分野を徹底的に減らし、補償のない非正規雇用に置き換えています。
その一方、57億円のアンダーパスのような無駄な公共事業をつぎつぎ推進するので、財政が苦しいのは当然のことです。
政治腐敗を正し子ども達に胸のはれる市政を
今日は4月1日。月形市長が多くの随意契約を結ぶ日です。特に特定業者との随意契約は、年々増えています。市の職員がしていた仕事を、毎年高い契約金で請け負い、笑いが止まらない企業もあります。
私は24年間の議員生活で、職員が特定業者や有力議員の顔色をみて仕事をしなければならない現状を見てきました。ヤラセをしたり、虚偽の文書をつくったり、不正を隠ぺいする市は間違っています。それを誰も告発せず、見てみぬふりをしているとしたら、このまちで育つ子ども達にとても恥ずかしく、申し訳ないことだと思います。
※刑事訴訟法第239条2項で、「公務員は、その職務を行うことにより、犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない」と定められている。
参考
首長給与県内ランキング
議員報酬県内ランキング
引き上げや引き下げがあまりあっていないので、実態はそれほど変わっていないと思います。市民のみなさん、私が気がつかない情報を、今後も電話やメール等でお寄せください。このブログ、あるいはメールアドレスへ。↓
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