3月議会に市は、男女共同参画都市宣言の議案を提出した。
詳しくは省略するが、議会で女性議員を中心にいろいろな意見が出て、市は、この議案を今議会で成立させることを断念し、3月議会の中日頃、市長以下執行部が「取り下げる」と議員控室に説明に来た。
取り下げの理由は、「議会や市民の十分な理解ができていないから」。
妥当な判断だ。(めったにない事だが)市民や議会のなかに、「この議案には問題がある」「もう少し検討して、より良いものにしたらどうか?」などとの意見があるなら、議案を取り下げるのも民主主義上、必要なことだと思う。条例やこういう議案の提案権は首長にある。議員はだれもそれについて、とやかく言わなかった。
1人を除いて。
その1人は、議案の取り下げが気に入らなかったようだ。
執行部に向かって、いつもの吐き捨てるような口調で、「一度出した議案を取り下げるっちゃ、どういうこと?こんなことは今後絶対にないようにしてもらいたい」と言った。睨み付けるように。
1回議案を提案したら、何が何でも取り下げるな、絶対に通せとでも言いたいのか?この人は。
市長は、何も言わなかった。
部長以下もみな、神妙に与党の有力議員の言葉を聞いていた。私は思い出す。
3年前の6月5日、自殺した担当課長は、合併後、農家の負担を新たに増やす議案の成立を任されていた。彼が命を絶つ前日に委員会室で会ったとき、真っ青な暗い顔をして、議案が成立するかどうか、不安な様子だった。
彼は議員から、議案成立について、相当な圧力、すさまじい暴言を受けていた。
当日の土曜の朝も、議会の対応のために、家を出ようとしていたのである。
市長が持ち出した住民負担を増やす議案成立のために、なぜ1人の職員が命を絶たねばならなかったのか。
3月議会 予算委員会の二日目。
総務費について民主党の徳安議員が「新婚世帯応援祝い金」の質疑をしていたとき、企画部長が、「区画整理のことも話されましたけど、…(略)人口の受け皿としての区画整理事業は積極的に推進していかねばならないと、市としては考えています」と答弁した時、ある有力議員が、「余計なことまで答弁すな!言わんでもよかことまで答弁せんでよかたい。わかっとろうが!」と、どすの利いたヤジを飛ばした。
それは、ヤジというより恫喝。それで、次に私が質疑に立った時、「さきほど企画部長の答弁の後、人権を損なうようなヤジがとんだ。議会の品位を守るうえで、注意をしていただければありがたいと思います」と谷口委員長に頼んだ。
すると、委員長は「このまま暫時休憩」と言って、議会のビデオテープを止め、「どういうことですか?」と聞いた。
私は「徳安議員の質疑中、企画部長が答弁した後、余計なことを言うな!云々」と口汚く怒鳴り声をあげた議員がいました。
こんなヤジを飛ばされると、職員は萎縮して緊張します。だから、注意してください」と言った。委員長は、「私にはよく聞こえませんでした」といって、質疑を続行した。議長席は、この議員の席から離れているのでヤジの中身はよく聞こえなかったかもしれない。しかし、まるでヤクザのような怒鳴り声があったのは気が付いたと思う。
驚いたのは、そのあとである。次の休憩中、私が議場を出ようと出入口のそばにきたとき、怒鳴りあげた例の議員が、執行部席の一番前にいた企画部長のところへやってきた。そして部長の真ん前に立って、小さな声で「余計なことまで答弁せんでよかけん」と言った。
部長は立ち上がって、「はい」と返事をした。
私は、あきれた。そして腹がたち、悲しくなった。この議員は、相変わらず、自分が職員の管理監督者のようにふるまっている。まるで影の市長のように。
議員のパワハラを苦に、職員が一人命を絶ったというのに、いまだに全く反省もなく、同じことを続けている。
自殺した職員(担当課長)の死が、3月に公務災害認定された。
亡くなる前の1か月間、「議員に耐えられない」と彼は遺族に漏らしていた。
自殺した前日も。10年くらい前に退職したOBの職員が、議長室に呼び出され、当時の議長とこの議員に「議会のあの答弁は何や!」と怒鳴られた経験を語ってくれたことがある。
だれも助けに来ない密室。そのときの恐怖。
「胸の動悸がして、鬱になります」と。合併後、9か月たったころ、ある自民系議員が議員控室で私に言いにきた。
「志摩の職員が、『前原の議員は恐ろしか』言うとる。机を叩いて、職員を怒ったりしなんなって注意したばい。『飲み屋から、職員を呼び出したりするのもやめない』って言うたばい」と。
私は、「よく言ってくれました」と言った。(この人自身も、議場でたまに大声を上げることがあるが、ただ職員に対しては無礼で侮辱的な言葉をなげつけることはない。私の知る限り)「学校で陰湿ないじめをなくすには、傍観者でいてはいけない」というが、市役所内では、それがまかり通っている。見て見ぬふり。複数のパワハラ議員が、権力をかさにきて職員の上に立っている。
それが、職員の自殺や「ウソとやらせの行政運営」につながっているのだから、見逃すことはできない。
昨日、松本市長は、議会の昼休み時間に「議員各位」へ文書を配った。
それは、糸島市の職員が2010年6月議会中に自殺したのを、地方公務員災害補償基金福岡県支部が公務災害として認定したことを公表する内容であった。(今朝の新聞でも報道)画期的な認定だ。
久しぶりに、「正義は勝つ」という思いがこみ上げ、ほんとうに嬉しかった。市は、職員が何か月も夜中の1時2時まで働いていたのを知りながら、「遺族が申し立てた時間に、職員が働いていたのは事実だが、無理に働かせた実態はない」 と言って公務災害を絶対に認めようとしなかった。
それどころか、2011年8月1日に、公務災害の申請に来た市の窓口で、申請書を受け取ろうとしなかったのである。(私と弁護士が強く抗議して、最終的には受理させた)職員が、過重勤務やパワハラで命を縮めるような市役所であってはならない。
この認定は、遺族だけでなく、まじめに勤務している多くの職員に、希望と勇気を与え、ムダな開発行政を推進し、市民と職員に冷たい松本市政に大きな打撃となるだろう。
××××私が議会でとりあげたときの「糸島の風」の記事を載せておく。
(2010年12月議会報告) 市役所のある課(14人)の職員が、昨年6月5日の議会会期中に自殺し、二ヶ月後には同じ課の職員が長期病休に陥りりました。
職員の「心の病」発生率が県下ワースト1位の糸島市役所で、何がおきているのでしょうか。私は、職員が亡くなる前日6月4日の午後、委員会室で会い、疲労して議会対応の重圧に悩む姿を見ていました。
調査すると、中間管理職の異常な過重勤務の実態が浮かび上がりました。 1月から3月は、通常業務に加え、合併後のぼう大な事務、白糸残土処分場の裁判準備、議会と特殊な業務が続きました。
4月と5月は、水路やため池工事などの負担金を1割取る「農漁業施設工事分担金条例」の業務を任され、農家や行政区への説明会が約20回。400人もの住民に説明し、負担金のお願いに回りました。
休日、夜間勤務の連続で、5月はおよそ130時間の残業をしています。
上司に過重勤務のつらさを訴えても無視され、前原で反対の強かった分担金条例について市長に相談しても、「条例が通ればいい」と言われ、苦しみます。
そのうえ、住民説明会に出席した議員たちからは、「お前の説明が悪い」と言わんばかりに罵声をあびせられ、「議員のパワハラに耐えられない」と、苦しんでいました。
パワハラは、「職場で立場が上にある者からのいじめ」で、人権侵害です。
しかし、市は、前原市のときから有力議員の暴言を一度も注意したことがなく、長年、多くの職員がパワハラに苦しんできました。
12月14日の議会会期中も、委員長職の議員が、職員を議員控え室に呼びつけ、議員全員のいる所でどなっていたので、議長に注意し、やめさせました。 遺族が、「自殺は、過重勤務とパワハラが原因。調査してほしい」と求めたのに、市はこの半年間、事実関係を調査せず、亡くなった職員の責任にし、遺族を二重三重に苦しめていました。
パソコンの記録では、亡くなる前の1週間は二人分の勤務をさせられ、6月4日は、わずか1時間半の睡眠で出勤し、市長が議会で議員に答えるための「答弁書」(議員8人分)を、夜の9時半まで作っていました。
5日土曜日の朝も、7日月曜日の本会議に間に合うよう答弁書を書き上げるため、仕事に行こうとしていたのです。 市長は、死の直前まで自分のために働いていた職員に感謝し、遺族にあたたかいたい対応をすべきです。
「人件費削減」を優先し、残業代を支給しない中間管理職に過重勤務をさせ、パワハラを放置した市長の責任は重大です。 遺族から訴えがあっても調査しないのは、隠ぺいと同じです。
これでは第二、第三の犠牲者がでます。 実際、二ヶ月後に同じ課でまたひとり、中間管理職が、過労で倒れました。 職員が自殺する前日は、市役所で複数の人から、屈辱的パワハラを受けたこともわかっており、市は再発防止のため、事実関係を明らかにすべきです。
職員の人権さえ守れない市役所では、市民の命を大切にする「あたたかい まちづくり」はできません。
※ 今年度、市役所を二十人以上退職するが、 「職員削減」で来年度の新規採用はゼロである。
行政のチェック機能を果たすべき市議会の議員が、市民に虚偽の説明をしたり、女性の人権を侵害したり、立場を利用して私腹を肥やすようなことをしても、糸島市では、市民がその議員の政治倫理を問うシステムはない。
せいぜい、次の選挙で入れないようにしようと思うだけである。しかし会津若松市の「議員政治倫理条例」は、じつにきびしい。
驚くべきは、第11条。
「市民は、議員が政治倫理に違反していると認めたとき、4人以上(!)の連署で、議長に対し審査を請求できる」のである。わずか4人とは!説明してくれた会津若松市の議員さんによると、この条例の審議中、議員は「市民100人以上の連署で…」と案を出した。それに対し、公募して議会改革の委員となっていた女性が、「100人は多すぎる。集められない。
1人でいい。 議員の皆さんは、そんなに自分の議員としての倫理に自信がないのか?」と発言したという。
その言葉が議員の委員の心に響いた。結果、「4人の市民の連署で議員の倫理を審査請求できる」条例ができたのである。 × × × ×自分の土地の開発に熱中する議員、女性に暴力を振るってもやめようとしなかった議員、学校の入学式で怒鳴りあげた議員、机を叩いて職員を恫喝する議員、ヤクザのような言葉で他の議員の発言を邪魔する議員、入札にかかわる利害関係者と平気で飲み食いする議員…私は、市長と糸島市議会議員の政治倫理をずっと問題にしてきたが、そのたび発言停止、出席停止などの処分を受けてきた。
しかし会津若松市議会の議員条例は、「高い倫理観と深い見識をもつ議員」「市民からのゆるぎない信頼があってこそ…」と高らかに謳っている。
学校でのいじめ、体罰、自殺、柔道界での指導者によるわいせつ、パワハラ等々、さまざまな人権にかかわる悲劇的な問題が表面化している。関係者の苦悩は、はかり知れない。
それは、市役所も同じだ。私が、現市長をまったく信用できないと確信したのは、総務部長のわいせつ事件のときだった。
2007年5月11日、午後9時過ぎ、市長は市内のスナックに幹部職員5人を引き連れて入店した。
7人の行政区長の方々もいっしょだった。
企画課長は真っ赤なドレスを着て踊り、随分盛り上がっていたらしい。
そんな中で、市長の側近中の側近、総務部長が、飲んでいい機嫌だったのだろう、カウンターにいた顔見知りの女性に気づいて近づき、「三段腹」とからかって、おなかを触ったのである。
翌朝、女性から苦情の電話を受けた市は、部長、課長に一升瓶をもって女性の会社に謝罪に行かせた。
女性側は、一升瓶ではなく、公務員らしくきちんとした対応を求めた。すると市は、とたんに事実を否定し始めた。「わいせつ行為」をなかったことにしようとしたのである。
「なぜ、女性の側から苦情が来ているのに、1か月たっても対応しないのか」と議会で尋ねると、市長は「私もそこにいたから一部始終を見ていた。客観的に見てそんな事実はなかった」と答弁した。
そして西日本新聞の記者に総務部長は、「ちょっとからかっただけ。冗談と受け止めてもらったと思っている」と弁解した。
自分が、市役所の最高幹部であり、人権担当部長であり、「女性を守る」男女共同参画社会担当の最高責任者であるという自覚は、微塵もない。「女性の敵」としか言いようがない発言だ。加害者側の言い分だけを聞いて、被害者側の言い分を聞かない対応で、市は「そんな事実はなかった」と隠ぺいした。
このとき何人かの議員は、「こんなことを取りあげるから、職員が飲みに行きにくくなったじゃないか。
飲み屋の売り上げが減って、地場産業に打撃を与えた」と私を非難した。
倫理観のない常識はずれの市長と、人権感覚の乏しい議会の馴れ合いが、公務員倫理や議員の品性をないがしろにし、今もパワハラ体質は消えず、市政が捻じ曲げられている。市役所・議会内の深刻なパワハラの実態を、もっともっと市民にしらせ、なくす努力をすべきだった。
そうしていれば、合併後、議員・上司のパワハラで、職員が自殺に追い込まれる悲劇を防げたかもしれない。今もそれが悔やまれる。
※地方公務員法第29条は、全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあった職員には戒告、減給、停職、免職の懲戒処分を科することができると書いてある。
ちなみに、当時の部長クラスの給料は、年間800万円程度であったと記憶している。
処分をまぬかれたこの部長は、退職後、市の補助金団体に天下りした。選挙の時は、自分の危機を救ってくれた市長のために、さまざまに活躍しているのは言うまでもない。
この人たちは、いったい自分を何様と思っているのだろう。
市民が気軽に議会を見に来て、市政に関心を持ってほしいと思わないのだろうか?議員は、市民を監視する立場にはない。
議員こそ、市民から「ちゃんと仕事をしていますか?」と監視されて当然の立場にある。
この威張り方!この時代錯誤の古い感覚!
きょう、「傍聴人の対応について」、議員全員協議会で、議長が議会運営委員会からの提案を示した。
その中身は、
① 傍聴受付の徹底。
② 傍聴人への啓発~禁止事項の張り紙を目につくようにする。
③ 傍聴席での職員による巡回。
④ 議長による注意、及び命令
私が「徹底、確認するとは、職員を雇って、議会中、常時入り口で名前、住所を書いたかの確認作業をしてから、傍聴室に入るようにするということか」ときくと、議会事務局がそうだと、うなずいた。
「そもそも、議員は、条例で品位の保持を義務付けられているのに、あなた方が9月議会最終日に暴言を吐いて、私のわずか5分間の討論を妨害したのが原因であって、傍聴人の責任ではない」というと、「伊藤議員が議長の注意を聞かないから、他の議員もわあわあいう。堪忍袋の尾が切れた」(そうだそうだ!わあわあ)「議長の言うことを聞かんからたい」(そうだそうだ!わあわあ)私は続けた。「議長に訴える。地方自治法133条で「地方公共団体の議会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる」とある。
9月27日に私の発言中、「共産党は出て行け」と思想信条の自由を保障した憲法に違反するヤジを飛ばした議員、10月17日の全員協議会で、私をお前呼ばわりした議員を、侮辱した件で処分していただきたい」議長「あなたが、議長の注意を聞かないから悪い」「そうよ。議長の制止でやめなかったのが、始まり。
やめておれば、議員らが暴言を吐くこともなかった」「自分で反省する気がないのか!」伊藤「九星飲料の件は、討論内容にあっている。九星のことを言われて妨害したのだ」議員ら「違うやろうが!…わあわあ…」私が「傍聴人を監視するようなことには反対だ」というと、「まったく反省せん」「これでいこうや!」と口々に言い、ついには、「退場になった人が次の議会に来たら、入れるべきではない」「善良な市民ばかりではない。怖い傍聴人がいる。
持ち物検査もしたほうがいい」との発言まで出た。地方自治法上、さすがにそれは通らなかったが、この提案は賛成多数で決定した。市民のみなさん。こんな嫌がらせに負けないで、気軽に傍聴に来てください。
市民は怖い存在ではなく、ともにまちづくりをする仲間であることを知らせましょう。
市民を敵視してはいけない、ということを教えさとしましょう。「『オマエ』は糸島のヒョウジュンゴ(標準語)たい…」私に「オマエが悪いったい!」と怒鳴った議員の声がした。「そうたい。オマエって、御前(おんまえ)と書くとよ。だから敬語よ」私は以前、よく「きさま!」と怒鳴られたが、
これも「貴様」で敬語でしょうか?ちなみに、議会運営委員会のメンバーは、すべて自民系議員で、私に「オマエ」だの「共産党は出ていけ!」などと怒鳴った議員がほとんど。
つまり、先頭にたって暴言を吐く議員が、議会運営委員なのである。これでは、まともな提案を出せるはずがない。今年の1月、女性への暴力行為で書類送検された自民系議員を、「女性の方に問題がある」と一生懸命かばった委員長職の議員がいる。
議会運営委委員の一人だ。この人が、昨日は「傍聴人は怖いから持ち物検査をせよ」とまで言った。
本当にあきれる。
9月27日の議会最終日
わたしの5分間の反対討論を大勢で怒鳴り散らして妨害した議員たちが、今度は「俺にヤクザと言った傍聴人はだれだ!」と犯人捜しをはじめた。
そのための議員全員協議会を11月5日に開くという。
「俺はヤクザじゃない。その傍聴人に証拠を出せと言ってやる…」というのを10月17日に聞いたとき、思わず笑ってしまったが、どうやら本気らしい。
自分たちが、まさに「ヤクザ」のように怒鳴りあげて発言中の議員に罵声をあびせ、議会を中断させた。
そのことを全く反省せず、傍聴席から「あんたたちはヤクザか!」と一喝した傍聴人を見つけ出して、懲らしめようとしているのだ。
9月議会中、一回も議員として議場で発言しないで、品性のないヤジを飛ばして他の議員の発言をじゃまばかりしている自分を反省しなさいと言いたい。
あなたが利害関係者とどんな関係があるか、ぶちまけましょうかと言いたい。
議員自身が、開発に利権があるから黙っておれないのでしょう。
3月議会のときは、キリスト教の牧師さんが傍聴に来られていて、やはり議員たちの品性のなさに驚きあきれ、傍聴席から議長に「議長、議会運営がおかしいですよ」と説教をなさった。
ところが、それを聞いた議員たちが「傍聴人は黙っとれ。議長、注意せい!」と叫んで、議長は牧師さんを「退場」処分にした。
糸島市議会は、こんなところです。
たぶん、日本中でいちばん、ひどい議会でしょう。
だから、議員のパワハラを苦に自殺する職員まで出たのだと、私は確信しています。
建設産業委員会(浦伊三次委員長)以下8人の委員は、来月11月6日から8日まで、岩手県盛岡市と秋田県横手市、秋田県仙北市に行政視察の予定である。
しかし、私は「行かない」と宣言した。
市民の代表である議員を『お前』呼ばわりし、議会で「黙れ!」の「出ていけ!」の「つまみ出せ」のと暴言を吐いたことを謝罪しなければ、不安で不愉快で、とてもいっしょに昼夜の行動などできない。
(今までは我慢してきたが)
8人中、女性はわたしひとり。
7人は、みな松本市長派の男性議員ばかり。
一人に大勢で怒鳴り散らすのは卑怯です。
「たかが女ひとり」と見くびらないで。
「やくざのような口をきいて、申し訳なかった」と一言いえばいいのです。
自らの品性のなさを棚(タナ)にあげ、傍聴の市民を敵視今日は「庁舎の在り方等調査特別委員会」が全員出席の元、議員控室で10時から開かれた。
ちなみに、議長、副議長、委員長など市議会の重要ポストはすべて、自民系議員が独占している。
たとえばこの委員長は、総務文教委員長と予算委員会委員長とこの「庁舎の在り方…委員会」と、ひとりで3つの委員会の委員長をひとり占めしている。
ある議員が「委員会前に言いたいことがある」と言って、9月27日の議会最終日のことを話し出した。
傍聴席からの暴言が許せないというのだ。
議会で自分の意に沿わない発言に、暴言を吐く傍聴人を、そのままにしていいのか。
人物を特定して、傍聴を禁止すべきだということを主張した。他の議員も口々に息巻いた。
「議員は、国会でもやじっている」
「傍聴人は発言も拍手もしたらいかん」
「傍聴人を特定できるようにできんのか」
「インターネットに映っていなかったのか?」
「傍聴席にカメラをつけさせれ」委員長の議員はさらにこう言った。原発の請願がうちの委員会にでていて、傍聴の市民がおおぜい来たが、「椅子が足りんから用意せれ、とか、説明に来た執行部に『なぜ、もっときちんと説明せんかったのか?』と文句を言いに来たという。傍聴人の傍若無人な態度は問題だ」
すると、浦志の新駅建設および、前原東土地区画整理事業の利害関係者の議員が
「前原の時からこんなことがあった。それはいつも、特定議員のときだった」と私の方を向き、いかにも私が問題だというような顔で睨み付けた。
私が「傍聴人がどうのと言う前に、自分たち議員の品性のない発言、私の討論を大勢で怒鳴って妨害し、「共産党は出ていけ!」と怒鳴ったことをまず、謝罪すべきではないのか」と言うと
ある議員は「オマエが余計なことを言うけんたい!」とさらに怒鳴った。
私は「大勢で怒鳴りあげるあなた方の方がずっと怖い。つまみ出せとか、出ていけとか、オマエ呼ばわりする議員とは、一緒に議会活動はできない」といって、今日の会議をボイコットして帰った。
更年期もあるだろうが、胸の動悸がして、しんどかった。
市役所を出て、かかりつけの神経内科に行き、薬をもらった。
私は、14年間「きさま」「お前」呼ばわりする議員と辛抱して付き合ってきたが、そろそろ限界である。
この人たちにつける薬はないのか?
私に暴言を吐いたことを謝罪してほしい。
議員は、大勢の市民の代表だ。特定議員を侮辱することは、代表として送り出してくれた市民をも侮辱することになる。
2年前、複数の議員と上司のパワハラ、合併後の過重勤務を苦に、愛する家族を残して命を絶った職員の気持ちが私には、痛いほどよくわかる。激しく怒鳴り散らす議員たちの餌食(エジキ)になったら、まともな神経ではいられない。
退職した職員にきくと、過去にも、議長室と言う密室に呼ばれて「あの議会答弁は何や!」などど、机をたたき、怒鳴られて、具合を悪くした職員が相当いたようだ。
傍聴人のガラの悪さを問題にした二丈のT議員は、私が「H建設と市長のゆちゃく疑惑問題」を議会で追及した時「品性がない」と私を懲罰にかけたときの懲罰委員長だった。
しかも、自民系の中心議員が女性への暴力とストーカー行為をしでかして書類送検されたとき、まっさきにかばった。
こういう人たちが、市議会を牛耳っている。
ちなみに27日の議会で、発言中の私を「関係なかろうが!」と最初に怒鳴りつけた議員が、議会運営委員長だからあきれる。
議会ではまったく発言せず、ヤジだけ飛ばすす議員のなかには、息子がH建設に就職していたり、市役所に親族が勤めて、市長が上司というものもいる。
自分の土地が開発予定地になっている利害関係者もいる。
市長とH建設社長と仲良しで、いっしょに飲みに行く議員もいる。
水戸黄門の「おぬしもワルよのう」というあの場面が、いつも目に浮かぶ。
視察に行くと、行った先でほとんど質問もせず、毎晩の宴会だけはゲラゲラ笑って盛り上がる。
市民には「法律で決まったこと以外はしない」のに、議会事務局の職員に、仕事外の「宴会の場所取り」を平気でさせている。
前原時代、視察先の宴会に、コンパニオンを呼んだこともあったそうだ。
傍若無人、やりたい放題は、市民ではなく、あなた方、松本市長べったりの議員である。
去年。特定業者と市長との癒着疑惑を取り上げた私を、市議会は出席停止一日と「懲罰」を加え、発言をどこもかしこも「削除」した。
そのとき、懲罰委員会委員長だったT議員(総務文教委員長)が、こう締めくくった。
「品意のある議会運営を心がけ、市民の負託にこたえる糸島市議会となるように務めることとします」ところが先日の議員全員協議会で、この議員は、女性暴行事件で書類送検された議員について「暴行にも程度がある」とか「女性の倫理観を疑う」とか、品性のかけらもないことをしでかした委員長を、一生懸命かばった。
この人たちの品位は、私たちの思う品位とは違うみたいだ。
議員になってすぐの全員協議会で、議長から「きさま、黙れ!」と怒鳴られた14年前。
大変なところの議員になった、と覚悟した。
ヤジ恫喝の市議会で、いろいろな経験をした。
市役所内で、私たちが反対していたある公共事業推進グループに、吊るし上げにあった。
議場の前で取り囲まれ「『前原の風』を書き直せ」と大声で怒鳴られた。
そのとき、複数の議員がにやにやしながら見ていたのを思い出す。
ドアの向こうにいる議会事務局の職員も、誰も助けに来なかった。
目的のためには、女性の人権、議会民主主義など関係ない。
今回。女性問題で辞職した議員は、予算委員長、決算委員長として議長席から大声で怒鳴ったり、不当にも私の質疑を何回も打ち切ってきた。
市に都合が悪くなると、平気でそんなことをした。
今回のことで、市民が、わが市の「議会の常識」が一般社会の常識と違う・・・と気がついてくれるのを期待する。
今日、10時から糸島市議会議員全員協議会があった。
例の女性に暴行、ストーカー行為を行った議員の件で。
結論から言って、日本共産党の議員以外だれ一人、議会の信頼をいちじるしく失墜したことや、この議員の品性、市民の信頼を裏切ったことを問題にしなかった。
だれひとり、この議員に、毅然とした責任ある態度をとるよう、求めなかった。
まず会議の冒頭、この議員が入ってきて「議会のみなさんにおわびします。今後一切、こんなことはしません」と反省の弁を述べ、退席した。
このとき議長は、彼に対しての質問を認めなかった。
そのあと、議長が「刑が確定した訳ではない」と繰り返し、他の議員も「疑わしきは罰せず」「新聞に書かれても、議会として軽々にとがった話をすべきでない」と弁護。
ある委員長職の議員は「暴行というが、暴行にも程度がある。嫁さん持ちの男にひっついた女性の倫理観を疑う」とまで(事実の確認もしいないまま)言った。
「その発言は、被害女性を二重に傷つけるもの。発言を取り消してほしい」と求めたが、取り消さなかった。
反対に議長はそれ以上発言するなと私を制止した。
これで、議会として市民に説明責任が果たせると思っているのか。
ある議員は帰り際、私に「伊藤さん、あんた、同じ議員の仲間を罪に落とさんでよかろうもん。まだ刑が確定しとらんのやけん」と大声で怒鳴って帰っていった。
議員は、公の人である。
女性の人権を守るべき市民福祉委員会の委員長なら、なおさら責任は重い。
委員長職をやめるくらいで、許されるものではない。
議員辞職は当然である。彼をかばう自民系の有力議員たち。
それはおかしい、厳しい対応を、と主張した私たち3人。
黙っていた民主党はじめ大勢の議員。
「住所を教えたのは、人権侵害」と言いながら、議員の責任については一言も言わなかった社民党の議員。
中央ルートと同じ。みんな仲良し。みんないっしょ。
議会のたんびに一緒に飲んでいる仲間。
癒着馴れ合いのきわみ。
批判精神のない議会。
2006年12月11日に、飲酒して議会にでていた当時の市民福祉委員長を、退場させよと求めたときも、議長や委員長や当時の自民系議員がかばって、退場させまいとした。
ほか黙っていた大勢の議員。
あのとき、飲酒の市民福祉委員長を「問題ない」とかばう意見を堂々と述べたのは、今度書類送検された市民福祉委員長だった。
「自浄能力がなく、常識はずれの市議会」これでいいのですか?
市民の目線で、勇気をもって発言する議員が増えなければ、糸島市はよくなりません。
私は去年の3月議会で、市の最大の利害関係者であるH建設社長と市長のゆちゃく疑惑を追及して、不当な懲罰を受け、1日出席停止になりました。
あの時の会議録を見ると、H建設の名前が入ったところは、すべて発言削除に。
まるで戦前の言論統制のようです。
さて今回、女性に暴力をふるい、ストーカー行為まで行った議員に対して、明日、議員全員協議会で、議会はどんな対応をするでしょう。
なにしろこの議員は、ただの議員ではないのです。
長年、市議会の与党である大勢の自民党系議員の中心人物であり、犯罪を犯した青少年を指導する保護司(一昨年表彰を受けた)であり、女性の人権をまもるべき市民福祉常任委員会の委員長!なのです。
ついでに、市長の従兄弟(いとこ)でもあるのです。
長年、交通安全協会の副会長で、糸島警察署とも親しいのを自慢にしていました。
これまでさまざまあったにもかかわらず、懲罰どころか、一度も注意をうけず、二十年も副議長や委員長職の重要な職についてきました。
そういえば、合併前、お酒の匂いをぷんぷんさせて本会議に出席していたある自民系議員を、議場から退席させよと私が求めたとき、みんなでかばいました。
あのとききびしく退席を求めたのは、古川さんと私だけでした。(無所属のKさんも味方してくれましたね)
結果的には、本人がいたたまれなくなって退場しましたが。(毎日新聞で報道)
とにかく、糸島市議会が、どういう議会か。
市民に問われるまたとない機会です。
きょうの夕方、ニュースで、糸島市議が女性に暴力をふるった容疑で書類送検されたと報道され、我が家にも市民から問い合わせが相次いだ。
市議会の議員のモラルを正してほしいという意見が多かった。
西日本新聞の夕刊には、昨年8月ごろ、交際相手の女性を殴るけるなどし、昨年12月、女性が被害届を出して、市議の家を家宅捜索。
その時は容疑を認めていたという。女
性は、市議の暴力を避けるため、知人女性宅に転居したが、市議が、早良の郵便事業者で転居先を聞き出した。
教えた郵便事業者(かつての郵便局)は、本人の同意なしに、住所を第三者に漏らしてはならないと、社内規定で禁止されている。
ストーカー事件で殺人などが起きている中、当然のことだ。
相手が市議と聞いて、つい信用して教えたのか?
男女共同参画社会を推進する役割を果たすべき市議会議員として、DVの被害をなくすべき立場にある議員として、けじめをつけるべきだが、西日本新聞によると、「議員はやめない」そうだ。
男女共同参画社会を推進する「総務委員会委員長」を何年も務め、教育関連の文教委員会の委員長も何年も務め、現在も弱者にかかわる市民福祉の委員長を務め、議会運営委員の重要な役職にもついている。
それでも辞めないとは?
糸島市議会では、それぐらいのことは許されると思っていらっしゃるのだろうか?
12日の一般質問で、また波乱があった。
詳しくは、議会中継を見ていただきたい。
議会傍聴に来ていた人たちが、大変でしたね、と声をかけてきた。
夜、涙声で「市が、弱者の立場などまったく考えていないのが、よくわかりました」と電話をしてきた女性もいた。
最終的に私の質問が一部、議長によって削除された。
市長が困る場面になると、大勢の市長派の与党議員がヤジを飛ばし、質問を妨害する。
日本共産党以外オール与党の、市長に何でも賛成議会のなかで、低所得者、市民の声を代弁し続けることは、ほんとに大変。
波乱があったのは、質問3、市民にあたたかい市役所…についてのところ。水道の給水を、滞納を理由に止める場合、お金があっても払わない悪質滞納者と、払いたくても払えない世帯は、きちんと区別して対応しなければならない。
ところが、赤ちゃんがいたり、病人がいても、市は料金滞納者の水道を止めている。
失業や倒産など不況で苦しむ市民にとって、他人事ではない。
そこで「なぜ、市は水道を止める前に、家庭の状況をきかないのか」と聞くと
「事前に調べるようになっていない」と答えた。
驚いた。こんな冷たいことを、平気で答弁するとは。
一言、聞けばすむことなのに。
× × ×視察に行ったとき、職員が毎晩の宴会の場所取りをしている。(せっかく苦労して宴会場所をとっても、「料理がまずい」と苦情をいう議員もいるが)この議会中の議員と執行部の宴会の場所取りも、職員がやっている。業務外で。
市民にも職員にも冷たく、議員にやさしい糸島市である。ぜひ、みんなに知らせてほしい(協力してください・・・)「口コミ」・評判が、一番大きな力になります。
「おい!○○! ちょっと来い!」
委員長職の議員が大声で叫んでいる。
6月議会の議員控え室。
げらげら笑い声にまじり、議会事務局の職員が走っていく。
「おい、○○!」
今日は何べん叫んだろうか。
自分を何様と思っているのだろう。
今まで何度も注意した。
昨年の12月議会では、議員全員の前で。
でも治らない。
「人権、人権」といいながら、議員の横暴には、まったく口が出せない市の執行部。
職員は議員の家来じゃないのよ。呼び捨てにされていいはずないでしょう?
そして16日の議会最終日。控え室に議員がそろったところで、議長にお願いする。
「職員を呼び捨てにし、呼びつけるような議員はきちんと注意してほしい」と。
そして
「次の議会までに改善しなければ、議会の品性を損なうとして、懲罰にかけていただきたい」と。
議長は一言「それぞれ気をつけるように…」
糸島市では1年前、上司と議員のパワハラを苦に、過重勤務状態にあった担当課長が自殺した。
その教訓が何も生かされていない。
9日の一般質問のとき、△△委員長と××委員長がぺちゃくちゃおしゃべりして、執行部の答弁が聞こえないので
「静かに。聞こえない」と注意すると
「聞こえよろうが!」と開き直って怒鳴る。
市議会に初当選して、希望を胸に議会に出かけた日。
当時の議長に「貴様!」と怒鳴りつけられ、心底驚いたあのときから14年。
インターネット中継が始まって、だいぶましになったがまだまだ・・・
解決策は、ひとつ。市民の目。
昨日、4月12日、13時。建設産業常任委員会に行って驚いた。
UI委員長が「(議員の)質問を他の議員に聞かせる必要はない」といって、 「委員会では、執行部の説明を聞くだけで、質問は認めないやり方で今年度はやりたい」と言ったのだ。
えーっ!うそでしょう!
議会は議論するところ。
執行部の説明をきいて、それはどういうことか?
何の目的か?
財源はどうするのか?
市民の役にたつのか?
環境破壊にならないか?
など聞きたくなるのは当然でしょう。
しかし、賛成多数で決定してしまった。
信じられない。
3月議会で、私の発言を削除するだけでは気がすまないで、こんどは質問禁止とは。
だれが喜ぶか、わかるでしょう。
それから、農林水産部の農林土木課が「白糸地獄残土処分場の林道使用不許可裁判の経過」について説明にきたが、この市民的関心の高い重大問題を、わずか3分ほどで説明し、議員の質問は認めないことに決めたと委員長が言うと、さっさと退席した。
これでは、議会は行政のチェック機能などまったくない。
言いなり議会ですよ。
長糸の住民も、二丈の住民も、この実態を知ったら、びっくりするよ。
次に建設都市部の都市計画課がきて、あらたに泊と大門で調整区域の農地を住宅開発する地区計画の準備をしていると説明したが、これも5分ほどだったろう。
また住宅開発なの。
都市計画というと、公園つくったり、住みよい住宅環境づくりをしないで、また!こんどはだれの土地なのよ?
今度は、どこの建設会社がするのかしら?
議員の質問は認めないことになったということで、説明だけして執行部はさっさと退席した。
市民は、朝から夕方(晩)まで働いているのよ。
じっくり行政の政策を、それでいいのか。
財政は大丈夫なのか。
市民の代表である議員が吟味しないでどうするの?
上下水道部が、30年間で123億円かけて、可也引津区に下水道事業を行うと説明。
これも15分くらいだったね。
質問できないから、すぐに引き上げて行った。
九州と山口の市でワースト3位の財政難の糸島市としては、部分的に合併浄化槽に切り替えることも含めて、公共事業を見直さないと、財政破たんする心配がある。
大震災で、国はお金がいくらあっても足りなくなってきた。
今までどおり公共事業に国がお金を出せない状況になってくる。
いいのか?
きわめつけは、総務部の説明。
「九州電力に玄海原発について要望した」という。そ
れはよいことだが、今のこの時期、福島原発が収束していないとき、二丈の一部は原発からわずか20キロ圏内にあるのに、糸島市の議員が、市の説明だけ10分くらい聞いて、質問もせず、終わりとは!玄海原発1号機は、36年もたっており、老朽化している。
ウランの20万倍も危険なプルトニウムを使っプルサーマル発電もやっている。
もっとしっかり議会で議論しないと、議会の役割を果たせないじゃないか!
1時間半程度で終わって、あとは、委員会と執行部の歓送迎会の飲み会をどこでいつするかで盛り上がっていた。
悲しい。
委員長が言う「質問を他の議員に聞かせる必要はない」は、議会制民主主義を真っ向から否定するもの。
他の議員の意見をきいてこそ、議論は深まる。その話を今日ある青年にしたら、「糸島市議会ってファッショ的ですね。反対意見を認めないヒトラー的な」と。
的を射ている。
11年前、議員になって一回目の議員全員協議会で、議会だよりに発言した議員の名前を書かないという提案が議会運営委員会からあったとき
「議員は自分の発言に責任をもつべきで、議会だよりに議員の名前を書くのは当然」と言うと
「特定の議員の宣伝になる。名前は消す」と言う。
「議員は市民の代弁者。それは発言しない議員のためのようなものだ」と言うと
突然、議長が立ち上がって
「きさま、だまれ!」と怒鳴りつけた。
あたりは凍って、だれもみな、下を向いて黙っている。
「これが、言論の府の議会?」ほんとに、驚いた。
それから長い間、ヤジと怒号の議会で議員活動をしてきた。
おかしいことはおかしいと言い続けた。
「議員に怒鳴られて、トラウマになった」と言う職員、
職員に怒鳴られたと言う市民。
いろいろな人が、いろんな話をしてくれたが、願いはいっしょ。
力で人の意見を押さえつけない、パワハラのない、市役所、議会、行政。
きのう私が一般質問をしていると、突然議長が「暫時休憩」といって、議事を中断した。
質問中の私も、大勢の傍聴人も、何がなにやら分からないまま。
どうやら私が、高田の地区計画は、市長のいとこの議員救済のためで、この議員は、政治倫理条例で定められた資産報告を見ると、4000万円の借金を返せずに困っていたと述べたのが、気に入らなかったらしい。
それから大騒ぎでテープを回して聞き直したりしたようで、30分位して議会運営委員会によばれた。
議長、副議長、他議運のメンバーの中に、上記の議員も混じっている。
議会で他人の私生活を述べてはならないから、借金4000万円は、削除せよという。
そんな要求は受け入れられない、と突っぱねた。
利害関係者の便宜をはかってまで、この計画をすすめた背景には、借金の問題がある。
議員の資産は、市民に公開されており、一般の市民の私生活と違う。
その議員の名前も言っていないのに。
関係のない女性問題をくどくど取り上げたのと、わけが違う。
おかげで1時間も議会が中断した。
しかし、ありがたいことに、傍聴の市民はほとんど帰らず、最後まで熱心に聴いてくれた。
そして「高田の災害避難所のためには、1回も会議を開かなかった前原市が、この議員のために、どんなに力になったか、よく分かった」
「はじめてきましたが、行政の私物化が、目に見えるようでした」と、言ってくださった。
職員は市長、上司の命令で働く。
多くの市民が喜ぶ仕事をさせるのが、市長の役目であり、特定の有力者が喜ぶだけの仕事では、職員が気の毒だ。
市街化調整区域の土地が売れる、地権者だけしか喜ばない若宮の地区計画は中止をし、高田に災害避難所や公園をつくるために、早急に協議をすべきである。
5千人も人口が密集した高田に、ここを開発して27戸の住宅を増やしても、何のメリットもない。
それにしても、議場に酒の匂いをぷんぷんさせて入ってきた議員を(この人も議運のメンバー)まったく注意せず、私が「退場させてほしい」と求めても、聞かなかった人たちが、こんなことで、1時間も議事を中断し、議会を長引かせた。
困ったものだ。
今年の小学校の入学式で、前代未聞の出来事があった。
入学式の最中に、それもちょうど来賓のあいさつの途中で、来賓席から入学式の児童名簿の名前の漢字が間違っていると、大声で指摘した議員(それも総務文教委員会の委員長の議員)がいたのだ。
居合わせた人の話では、なごやかな入学式が、一瞬凍りついたという。
私は、身近な人のお葬式で、その日、入学式を欠席していたから、その場には立ち会っていない。
だから夜、9時前だったろうか、校長、教頭が「申し訳ありませんでした」と、訂正した児童名簿を持ってうちに謝罪にこられたとき、正直、驚いた。
「こんなことで、来賓の家を回って謝罪しているんですか。今は一番いそがしいときだから、ついでの時に議会に届けてくださっていいのに」
と言っても、新任の校長、教頭は、深く頭を下げて帰られた。
その二日後の総務文教委員会で、居並ぶ教育委員会の幹部を前に、委員長の議員がまたも
「小学校は何をしている。入学式からウソを教えて。危機管理がなっとらん!」
と一括した。
教育委員会の部長以下、幹部の方々は、頭をたれて黙って聞いている。
「ウソを教えているんじゃないでしょう。あれは間違いです。先生方の名誉のためにも言っておきますが、あれはウソを教えたのではなく間違い、ミスです」と、私。
教育委員会が、こんなことで、学校の先生方をきつく叱るようなことがあってはならないと思う。
はっきり言って、議員の顔色を見て教育をするのではなく、子どもたちの心や声に敏感になって、いじめを見抜いたり、勉強の遅れを気がついてやれるような温かい先生になってほしい。
ゲンローンノフ
ロシア人の名前ではありません。議会のこと。
「言論の府」でおととい終わった予算委員会。
一日、ほとんど発言せず、座っている議員がなんと多いことか。
公民館・社会福祉センターあごら・学校の体育館・・・あらゆる施設使用料の値上げ、同和、中央ルート・・・なんでも賛成の議会で、よいのでしょうか?8年前、初当選して二回目の議員全員協議会。
「特定議員の宣伝になるから、議会だよりに、発言した議員の名前を書かないことに決定した」・・・議会運営委員会の報告・・・。
「それはおかしい。市民は、えらんだ議員が、議会でどんな発言をしたか知る権利がある」と、立ち上がって意見をのべていると、突然、議長が立ち上がり、「きさま、だまれ!」と恫喝(どうかつ)した。
驚いたことに、だれも下を向いてだまったまま。
議長をいさめる人はいない。
以来、ずっと「品性のない議会でよいのか?」と議会内外で訴えつづけた。
議場で、議員控え室で、おおぜいの議員相手に、何度げきろんしたかわからない。
傍聴に来た市民が、「ひどすぎる」と、抗議したことも二度三度あった。
ホテル救済としか思えない道路建設に反対する論戦(当時の「前原の風」(日本共産党議員団が毎月発行している議会ニュース)にリアルに書いている。民主主義をふみにじる議会でのヤジ・恫喝は、ほんとに許せない)をしていたときは、議場のまえで、推進派の人たち十数人に囲まれ、大声で怒鳴り散らされた。
その様子を、同じく推進派の複数の議員がわきを通りながら、ニヤニヤと面白そうに見ていた。
怒鳴り散らす声が、議場のある3階に響き渡っているのに、だれひとり注意に来ない。
あきれた。
「話があるなら、きちんと申し入れてください。でないと話しません」と突っぱねつづけ、15分ほどで帰っていった。
ホテルと親類の元町長から、古川議員もわたしも「名誉毀損」で訴えられたが、わたしたちが勝った。
この道路は、多くの市民と力を合わせ、市長選挙で勝利してやめさせることができた。
今また、オール与党にかつがれた市長が、市民の反対を押し切って、「中央ルート」を推進している。
市民の願いを優先する市政が実現できたら、どんなにいいだろう。
あるお母さんが、きのうの朝電話してきた。
「いとうさん。娘が休みをもらって、議会の傍聴に行ってきたらしいんよ。いとうさんががんばっているのを見て、いっしょうけんめい様子をはなしてくれたんよ。大勢の議員が、騒いで邪魔して、腹がたったって。前原は、いとうさんや古川さんがいなかったら、おしまいよ。市民がもっと議会に行って市政に関心もたなきゃ、と言うの。わたしもこれからは傍聴に行くからね!」
27日は、最終本会議。
今の前原市の税金の使い道に、賛成するのか、反対するのか。
採決の様子をみにきてください。