食堂やレストラン、美容院、洋品店、雑貨店、食品店、電器店、工務店…。
町がうるおうためには、市発注の公共事業が、地域に還元されることです。
四車線の中央ルートや、産業団地の造成工事では、ゼネコンや一部の土木業者しか、うるおいません。(いまゼネコンの清水建設と地元の平成建設が、土地開発公社の発注で、産業団地の造成工事をしています。なんと、6億8000万円)
行政区の要望がつよい生活道路の整備や、子どもの通学路の整備、側溝の改修や歩道設置、学校や公民館の改修、公園などの身近な公共事業は、地元の業者にたくさん仕事をつくり、しかも地域でお金が回ります。
平成17年度で、500万円以下の小さな工事入札や、100万円以下の随意契約の工事で、のべ役160社が、一億4000万円で仕事しました。
BCDランクの地場業者です。
学校がきれいになり、安全なまちづくりが進めば、子どもやお年寄り、市民が喜び、市の職員も感謝されるでしょう。
いま一番の問題は、地域密着型の公共事業がぐんと減らされ、大型土木事業が優先されて、借金財政を深刻にしていることです。
市の公共事業をたくさん受注している企業には、市内の下請業者を活用する、下請いじめをしないなどの「企業としての社会的責任」をきちんと果たすよう、市が指道すべきです。
ところで、入札の予定価格を公表していないのは、福岡都市圏では、太宰府市と前原市だけです。
「巨額の工事費の内訳が、議員にさえわからない。
一般競争入札を導入し、予定価格を公表し、最低価格も設定すべき」と求めると、今後、その方向で検討しているとの答弁がありました。
地域を限定するなど条件をつけて、地場業者を保護しながら、入札制度を改善させましょう。
東中のプール裏の側溝が途中で切れて、大雨のときは周囲が湿地帯のようになって、夏はボウフラがわき、グランドにも雨が流れてきます。
側溝を作ってほしいとPTAが要望しても、お金がないとしません。
100万円くらいでできる必要な工事を延ばして、億単位のムダ使いをしているのです。
九月議会で、また市は5億6600万円の借金をすることに。
副市長が理事長の土地開発公社が、企業誘致のため、泊地区に2ヘクタールの造成工事をする資金を金融機関から借りる。
市がその保証人になるというわけ。
前原市は、いまでも貯金は10億円程度。
一方、借金は他会計もふくめて500億円をこえるのに、これ以上、どうして大型土木事業で借金をふやそうというのか?今の前原の借金・貯金の実情を知ったら、二丈や志摩も結婚(合併)したいと思わないでしょう。
しかも、この債務保証は、A産業団地と違い、オーダーメイドではないため、土地を買って造成しても、企業がくるかどうかもわからない。ばくちです。
市が熱中していること。ひとつは、120億円の中央ルート。
もうひとつは産業団地。市は、開発会社ではなく、自治体なのに。
市民には、国保税・介護保険料の引き上げ、公民館・あごらなど施設使用料の引き上げ、そして小学校の給食まで民間委託し、今でも少ない職員をさらに削減しようとしている。
14日には、下水道料金まで引き上げた。
前原の貴重な自然を破壊し、反対住民の声を聞かず、ゼネコンとわずかの会社しか儲からない巨大な土木事業に熱中しているのです。
夕張市の前に財政はたんした福岡県赤池町の当時の町長は「土地開発公社の負債がなければ、財政再建団体の申請など、考える必要はなかった」と西日本新聞に書いています。
経常収支比率は、すでに96.7%という大変な事態なのに、土地開発公社のこれ以上の借金に、賛成できるでしょうか?しかし議会の採決は、巨額の出費にもかかわらず、反対討論が、日本共産党の古川、伊藤の二名。
ほか、15名は発言もせず、賛成に手をあげました…ゼネコンの清水建設と平成建設の企業体が、いま土地開発公社から請け負って、A産業団地の造成を7億円(!)近い工事費でやっています。(清水建設の指名停止問題はこの次に)
小さな業者がうるおう生活道路や学校改修の予算は1億もないのに。福祉のカナメ社会福祉協議会への補助金は、3年間で500万円減らされ、7年前、毎年80歳以上に出ていた敬老祝い金は、今年からついに88歳だけになり、かつて2千万円あった予算は、とうとう190万円。夏休みに子どもたちが楽しみにしていた映画会も、今年から中止、50万円節約。東中のプール裏の側溝は、とちゅうで切れて、夏はボウフラがわくし、大雨のときは、雨水がグランドにも流れてくる。
7,80メーター側溝を作れば、解決する。工事してくれとPTAから要望が出ても、お金がないとしない。
100万円くらいでできるのに。こんな小さな小さな節約をどんだけしても、一方で湯水のように、土木事業に税金をつぎこめば「企業誘致でもうける」まえに、財政破綻してしまいます。
「取らぬ狸の皮算用ではなく、身の丈にあった市政への転換を!」と、声を大にして言いたい。
九月17日は、敬老会。池田公民館に夫の母、静さんを連れて参加。(彼女86歳!)
朝から少しおしゃれをして、「この服でいいかいな?」と息子に聞いているところがかわいい。
わたしは、民生委員さんなど役員さんたちの準備のお手伝い。
あさ、8時から集まって用意してくださった百人分くらいのお赤飯のおべんとうに、紅白饅頭などなど。出汁からとったお吸い物は、味がいいし、氷水で冷えた缶ビールもおいしい。
台風の影響で一時どしゃぶりになったが、白鳩保育園の園児たちの器楽合奏や、三味線、おどりなど、楽しみながら、にぎやか。
「伊藤さん、お茶もってきてくれんね」「焼酎は、お湯で割ってな」「はいはい。しばらくお待ちを」「あまり飲ましたくないばってん、主人にお酒をいっぱい、おねがい」「あんたも座って、いっぱい飲みない…」「去年は入院してあったんですってね。大丈夫ですか?」「相変わらず、お元気そうですね!」なんて言葉を交わすのは、とても楽しい。私まで元気が出る。
最後は、くじ引きでお開き。ささやかなプレゼントでも、くじを引くのは楽しいもの。
うちの静さん「三味線がよかったね」と感想。
とにかく、区長さん、役員のみなさん、おつかれさま。
ほんとに、ありがとうございました。
お年寄りが安心して暮らせるまちづくり。
それと逆行する福祉の後退。敬老祝い金の削減もあわせ、いま「前原の風」9月号に書いています。
さて、2時すぎからは、県で農業問題の学集会に参加する。日本農業の再生のために、また食の安全を確保し、自給率を高めるために、どうすればいいのか?農家や議員、農業委員さんなどの参加で、日本共産党の農業政策の学習と、実践を交流。
農民組合の方がもってみえた巨峰をごちそうに。
夜は娘とホームページを見ながら豆腐ハンバーグを作った。
マンネリな私の料理も、娘のおかげで少し進歩してきたよう???
9月14日の9月議会最終日に、下水道料金の約1割値上げが決まった。来年4月から。
一方。中央ルートとは100億円から、120億円に事業費がふくらんだ。
下水道値上げの反対討論は、私だけだった。採決結果は、反対2、賛成15 反対は、伊藤、古川(ともに日本共産党の議員)だけで、賛成は、おおぜいの自民系議員、公明ふたり、民主ひとり、社民ひとり、その他無所属議員。
市が「お金がない」といえば、どんな値上げにも、みんなが賛成する。
国保税でも介護保険料でも、施設使用料金でもそうだった。多くの市民は、6月の住民税の大増税でも打撃をうけ「これ以上、どこを節約したらいいの?」と苦しんでいるのに。
以下に、反対討論の原稿を添付。
水道、下水道は、市民生活になくてはならないライフラインであり、下水道整備には、ばく大な費用がかかり、利用者の負担だけではまかないきれません。
それゆえ、独立採算制であっても、市民生活に密着していることから、国や自治体が一般会計から補助金を出して、事業の運営を支える必要があります。
今回、下水道使用料の料金を約1割、値上げする議案が出されました。
「財政赤字だから、しかたがない」とか「1立米あたり150円を下回る料金になったら、国が2.3億円の補助金をカットするといっている。やむをえない」と、市の説明をきいて賛成するひともいるでしょう。
しかし、多くの市民は、昨年の前原市による国民健康保険税の値上げ、介護保険料の値上げ、今年、国がおこなった定率減税廃止による住民税の大増税と、連続値上げのなかで、苦しんでいます。
そのうえ、派遣労働やパート、アルバイトの生活を余儀なくされている人が、3人に一人の割合になってきており、国民全体の貧困化がすすみ、生きることさえままならない状況です。
美容院を経営している女性は「同業者が増え、お客が減っているのに、税金だけが増えた。そのうえ下水道料金まで上がると聞いて、頭が痛い。
金のない庶民の気持ちは、市役所の人にはわからんのでしょう」といい、4人の子を持つ若いおかあさんは、「主人が派遣社員で、非課税です。収入が低いのに、子どもが多いから、水道代や下水道代が高くて大変。どんなに貧乏でも、公共料金は負けてもらえない」と話していました。
私は、国土交通省に電話をかけ「なぜ国は、使用料単価が150円を下回ったら、補助金を削減するとはひどいじゃないか」と訴えました。
すると、国土交通省の担当職員は「下水道工事をする土木の補助金は、国土交通省はけずりません。しかし総務省が、下水道の維持管理費のための交付税を削減するといっているのは事実」と答えました。
地方向けの必要な交付税を、行政改革のもとで削減するとは、許しがたいことです。
国は財政が苦しいと言いながら、グァムへの米軍移転費用に3兆円を約束し、トヨタ1社に約2000億円もの援助をするような、大企業言いなり、アメリカ言いなりの政治をしているからです。
しかし、国と同じ道を歩んでいる前原市が、この冷たい国を批判できるでしょうか。
春田市長の頃、平成12年度には、2億7500万円あった一般会計からの繰り入れが、松本市政になって18年度には、ついにゼロになっているのです。
前原市も、中央ルートや産業団地にぼう大な税金を投入しつつ、下水道への補助金をけずってきたのです。
下水道会計が赤字になった大きな原因はそこにあります。
市がいまも精一杯、市民の生活のために一般会計から援助し、がんばっているならいざ知らず、これ以上の負担増を市民に押し付けることには反対です。
今後も、都市計画税の導入で、市街地における固定資産税を引き上げようとしています。
中央ルート等の無駄遣いに目をつぶって、市民への負担だけに賛成できるでしょうか。
私は市民のくらしを守る日本共産党の議員として、今回の料金値上げのための条例に反対を表明し、討論を終わります
ああ、なんと、10日もさぼってしまった。
炎天下、核兵器廃絶を訴える平和行進があり、新婦人の大会では、残留孤児になりかけたMさんのお話を聞き、きのうは、糸島原水爆禁止協議会から広島への派遣団を送り、私は、生活相談やあれこれの用事を済ますのに、ばたばたしていて、9月議会もまもなくだし、9日は、核廃絶の署名で・・・
とにかく、暑いわりには、元気でがんばってます。
自民・公明与党の大敗で、皆さん、喜んでいる。
これからが大事!つねに、市民の立場で、がんばりますよ。
さて、中央ルートの建設費、県が出さないから、市が出した。
120億円!3年位前の事業計画、100億円から20億円も増えた。
似たようなところを参考にして計算しただけで、ゲンミツな信頼できる数字じゃない。と言うことは、地盤や地域の密集度を考えたら、もっと増えるでしょう。
住民税が上がって、どんなにおおくの人が苦しんでいることか。
市税は15億円だけで、あとは県のお金です、といっても、それならいいわと言えません。下水道料金値上げや都市計画税の導入を、市民がだまって賛成するとは思えません。小学校の給食まで民営化するというし、敬老祝い金だって、80歳以上に毎年だしていたのを、ついに、88歳だけにしちゃった。
敬老祝い金の2000万円あった予算がいまや190万円に。
お金の問題じゃない。年寄りを大切にしようという気持ちだよ。
とあるおじいさん。
ちいさな福祉・教育予算をけずって、中央ルート推進では、困ります。
「だまされました」と若いお母さん。
市長選挙で、3番めの子どもの保育料は無料にすると公約してあったから、投票した。
ところが当選したら、「3人、いっしょに保育園に通っていることが条件だって。バカにしてる。こんなのアリ?」
久保田橋は、老朽化がひどく、いつか落ちるのではないかと心配。という近所の人。
東中学校の老朽化、何とかできないですか?トイレをがまんする子どももいますよ。
中央ルートより、することがたくさんあるとの声、声。
自転車で走り回って、市民のみなさんと話すと、いろいろな声が聞けて、ほんとにためになります。
TシャツとGパンのスマートな20代の若者が、事務所にやってきた。
彼の相談は以下のようなものだった。(プライバシー保護のため、多少設定を変えています)
仕事がないとき、知り合いの男に「うちで働かないか」と誘われ、関西の会社に行かされた。
一日一万円稼いでも、二千円は紹介した男にピンはねされるようになっていた。
他にも約束が違いすぎるので、だまされたと思い、無一文で逃げてきた。
その男に、「一年働くと約束したろうが。途中で辞めるんなら、俺の取り分のカネを払え」と脅され、ノイローゼになりそうです。
それは恐喝ですよ。弁護士を紹介しますから、いっしょに解決しましょう。と言うと
ほっとしたのか、ぼつぼつ1時間ほどこれまでの話しをしてくれた。
私が「派遣業がはびこるなかで、職のない若者を人買いのように集め、働かせ、ダニのように寄生する違法な個人の派遣業者が出てきています。闇金のようなものです。『規制緩和』といって、労働法制の改悪に賛成したのは、自民・公明だけでなく、民主党も賛成しました。これが大企業、財界の要求だったからです。労働者の権利を守り、人間らしく働ける社会をつくるためにがんばりましょう。」と言うと
「今まで、学校の勉強はよくわからず、いっしょうけんめい勉強したことがなかったが、これからは社会のことも勉強します」と言って、帰っていった。
今、日本は労働者が人間らしい扱いをうけていない。
先日乗ったタクシーの運転手さんは「規制緩和でタクシーが増え、時間給300円くらいかもしれない。小泉を恨んでいると。とにかく、派遣業の実態は、あまりにひどい。」
若者や働く人を守る、若者に人間らしい職場をつくることが大切と、心から痛感した。
1、庭で草むしりをしていた中年の物静かな女性の話です。
北九州市で、「おにぎりが食べたい」と書き残して餓死(がし)した男性の新聞記事を読んで涙が出ました。他人事ではありません。
働いてずっと税金を払ってきたのに、いざ困っても助けてくれないでは、税金を払う意味がありません。困っている人のためにこそ税金を使ってほしい。
同感です。北九州の餓死事件は、昨年もありました。それを市のトップが、反省も謝罪もしないのに、この女性は憤っていました。(ちよ)
2、若いお母さん。子どもを虐待するのではないかと思うほど、ストレスで苦しい・・・と。
子どもが二人いる母子家庭の母親です。毎日8時間以上働いても、手取りは月に十二、三万円しかなりません。児童扶養手当が四万円あっても、病気をして収入がなかったとき借金をしたため、月、三万円返しています。生活が苦しく、ストレスと過労で死にたくなるときがあります。一生けんめい働いても貧しさから抜け出せない。家賃の安い公共住宅に入りたい。ゆっくり寝たい。相談して心が晴れました。貧しい人の味方、日本共産党を応援します。
きれいで、チャーミングで、何の悩みもなさそうなお母さんが、選挙事務所に子どもを連れてきました。話を1時間ばかり聞きながら、児童扶養手当の削減をしたのは、自民・公明だけでなく、民主党もですよ、と言うと、びっくりしていました。(ちよ)
3、お年寄りです。戦争中、兵隊にとられ、九死に一生を得た。戦地から幅員する船の中で、戦争放棄の憲法九条をはじめて読んで「これでもう戦争はない」と、抱き合って泣いた。自民党も民主党も九条を変える立場は同じ。戦前、迫害を受けながら命がけで戦争に反対した日本共産党に、大きくなってほしい。
わたしが、日本共産党に惚れ込んだのは、命がけで戦争に反対したから。(ちよ)
4、これもお年寄り。大金持ちには減税、貧乏人には増税はおかしい。政治は、弱者を助けるためにあるのではないか。医療費や介護保険の値上げで「年よりは死ね」と言わんばかり。この年になって、こんな思いをするとは思わなかった。こんどの税改正で、すごく税金が4倍くらいになったそうで、市役所に抗議の電話をしたそうです。
前原市議会で、株をもっている人の税金を半分にする「金持ち優遇」税制の改革に反対したのは、日本共産党だけ。わたしが反対討論しました。(ちよ)
5、中年の男性。 「政治とカネ」で汚れた国会議員ばかり。「女性は産む機械」とか、「原爆投下はしょうがなかった」とか、最小限のモラルさえない。安倍総理やら二世、三世議員にはわからんだろう。自民と民主は、大企業から献金をもらい、消費税増税も憲法改悪も、同じ立場。共産党には弱者の立場でがんばってくれ。格差社会の進行で、「大臣の子は、大臣。貧乏人の子は貧乏」と言う時代でいいのか?と怒っていました。(ちよ)
「市の保健婦さんが訪問してきて、いろいろ力になってくれたの。気がめいってたけど、またあしたからがんばろうって元気が出たわ」
ご主人が何年も寝たきりの奥さんから聞いた話。
「調理員さんたち、真夏にあんな熱い火を使う調理場で、一生けんめい仕事してるわよ。何百人という子どもたちの給食を、安全においしくつくるって、すごいことよね。民間委託しないで、きちんとした給料を払って当然よ」
臨時で、小学校の調理員をしたことのある女性の話。
「障害者手帳の手続きが分からないで、問い合わせたら、親切に対応してくれました。心配して電話して、市職員がやさしくモノを言ってくれると、ほっとする」障害のある女性。
「学校の図書室に、司書が配置されたでしょう。すごいですよ。子どもたちの本の貸し出しがぐんと増えました。学力の基本は、読書力です。本を読む子が増えて、図書室が充実したのは、司書の先生のおかげです」学校関係者の話。
「手話通訳が市役所に配置になって、聴覚障害者の人たちが、とっても喜んでしますよ。市役所に言って、自分の言いたいことを正確にわかってくれるだけでなく、あかるく親切に接してくれるでしょ。嘱託で申し訳ないくらい。でも本当は、もうひとり、必要なのよね」
「親が仕事で忙しいから、放課後児童クラブの先生には、感謝してます。子どもも先生が大好きで、ホント助かります」と若いおかあさん。(放課後児童クラブの先生も、労働とその責任からすれば、待遇は劣悪)
「うちの子、あの保育所の先生にはすごくお世話になったんです。うちの子、いろいろあったから…。いまも先生には、頭があがらない」二十歳すぎの息子をもつお母さんが、今年から民間委託された保育所の話をしながら、教えてくれた。
「収税課のなんとか言うひとは、いい人でしたよ」
「ケースワーカーのだれそれさんには、お世話になりました」
「市の職員がいろいろバッシングされてるけど、気の毒です。熱心で親切な人もおらっしゃあとです」・・・
住民に奉仕する公務員が、目に見えにくいところで、市民の力になり、感謝されている。
8年も議員をしていると、市の対応の悪さに怒る市民の声をたくさん聞き、胸をいためるときもあるが、うれしい話を聞くと、あたたかな気持ちになる。
市の方針や姿勢には、しばしば怒りもわくが、現場で市民と接しながら苦労している職員には、がんばってほしい。介護の現場など、もっと若い人を正式に採用して、雇用の場の充実、市民に役立つ市役所に・・・。日本の公務員は、福祉や教育のすすんだ北欧などに比べると、格段に少ない。
一番多い公務員は、防衛省の自衛隊員。すでに日本は世界有数の軍事国家。
日本という国が、ぼうだいで無駄な公共事業を削減し、30000億円で戦車を327も買ったり、新型イージス艦ひとつ1400億円を二隻買ったり、・・・(きりがない。今度詳しく)
とにかくこんな軍事費を減らして、もっと必要な公務員(教師やケースワーカー、介護関係などの教育福祉分野や、気象庁、消防等の災害対策関係や、税関や農林魚業関係や、商工関係など、とにかく国民の暮らしに役立つ公務員を、正職員として増やしたら、若い人の職場がぐんと増えるだろう。
北欧あたりがいい例だ。いい職員は、市民の宝。
しかし財政難といって、前原でも人員を削減し、小学校の給食まで民間委託しようとしている。
中央ルートのような事業と、開発のための職員にはいくらお金をかけても。
市の収税率が悪すぎると、補助金をけずるなど、きびしいペナルティを課す無慈悲な国。これじゃ、地方だけよい子じゃいられないだろうけど、それでも、心から、市民のしあわせのためにいっしょうけんめい仕事する職員に。
そのためには、まず市のトップが、有力者に顔を向けるのではなく、市民に顔を向けること。
それが、責任と自覚の第一歩では?ついでに言いますが、地震後、職員を総動員して徹底的に被災後の家屋(家畜小屋や工場なども含めて)の調査をして、義援金を一部損壊まできちんと配分した新潟県小千谷市は、なんと市の職員が、前原市の2倍。
およそ人口の1%だった。(昨年、わたしが調べたとき)
孫が4人いるという、まだ若いおばあちゃんが、憤って言う。
伊都文化会館で、去年まであってた子ども向けの無料映画が、今年からなくなったとよ。ひどかばい。
子どもが楽しみにしとうささやかな予算けずってからに。
生活苦しいから、映画やら連れて行けん家もあるとよ。
そもそも前原には文化施設がすくなかろうが。
図書館でも、あんなちっさいんで。東中の側溝がない話にもびっくりしたばってん、もっと、子どもや教育にお金をださなあ。
わずかな福祉や教育費をけずって、市長は、将来のために100億円も税金のかかる中央ルートをつくるって、おかしかよ。
うちら、まったく必要、感じんもんね。中央ルートやら。
かえって、迷惑ばい。南風の南に、ラーメン工場や運送会社が来たっちゃ、なんで九大への道がいるね?
ほんとは、選挙で応援してくれた業者のためやなかろかって、言いよるとばい・・・。
まともな頭の人は、行政におらんとね?
よほど、お孫さんたちが喜んでいた無料映画がなくなって、腹が立っていたのでしょう。
わたしが話すスキもないほどに、熱心に。
「いとう議員。共産党の議員があと二、三人、必要ばい」
国政でもそうなんです。
とにかく、新しい情報と激励、ありがとうございました。
「前原の風」を読んで、夕方電話してきたのは中年の女性。
6月16日の男女共同参画社会の記念式典に、わたしも出席してました。
うちは西日本新聞じゃないから、部長のわいせつの話、知らなかったけど、市長があいさつの中で「区長等の話を聞いたから、女性の話は聞く必要はないと議会で答弁した」と言ったとき、ちょっと、市長!男女共同参画の式典で、どうしてそんなことがいえるの?女性の話を聞かない調査など、ぜったいにおかしい。と、大声で言いたかったけど、あの場では声を上げることができなかった。
おかしいことに、だれも声をあげない。議会の傍聴に行ったら、品がなくて恥ずかしかった。そんな古い前原が、いやだという女性。
自分の奥さんや娘さんが、他人にお腹をさわられたり、失礼なことをされたら、市長や部長は黙っていないでしょうにね。
「風」を読むと、市の状況がよくわかります。がんばってください!と激励された。
おかしいことに、おかしいといえる人は少なくても、これでいいのかと思う人は、確実に増えています。
人間には良心があるから、こんな市政でいいの?と。
スーパーで買い物して時計を見ると夜10時。
レジでアルバイトしている若者達も、いまから家路につくのかな?
雨が止んで、うす暗い中、ひとり自転車を走らせていると、今夜の伊都文化会館での演説会を思い出した。
「若者の二人に一人が非正規雇用。低賃金で、アパート代を払えず、一晩1000円のネットカフェで夜をすごし、翌朝、派遣のしごとに出かける若者たち。ネットカフェ難民…」
「最近はその1000円も払いきれず、マック難民、つまり一杯のコーヒーで、一晩マクドナルドのイスで過ごす青年たちが現れた。公園じゃないだけで、多くの若者が健康保険証も持たないホームレスになっている・・・」
日本共産党の若者仕事室長で参議院福岡選挙区予定候補の田中みゆきさんが、心をこめて若者の実態を語った。
自分を責める青年に、悪いのはあなたではない、政治の責任だと励ます田中さん。
本当にそう。
わたしの周りの青年も、多くが誠実で、ヤル気があり、優しい子どもたち。
しかし一部を除いて圧倒的多数が、なんの保証もない会社で、低賃金の仕事についている。
大学時代に借りたばく大な奨学金を返すこともできず、その日の暮らしに追われて、苦しむ若者たち。
働く者の権利がどんどん奪われて、大企業と大金持ち、高級官僚と一部政治家だけが肥え太ってきた日本。北欧諸国のように、まじめに働いたら、人間らしく暮らせる賃金、社会保障がちゃんとあるようにするのが、国の仕事ではないの?わたしまで、涙がこぼれそうだ。
小泉首相は、「自民党をぶっ壊す」「国民は、痛みをがまんせよ」と言って総理大臣になったが、ぶち壊したのは、国民のくらし。その痛みはかなり強烈で、安倍さん以後、さらにひどくなっている。
6月議会で、市税条例の改正があり、国民には、定率減税の廃止で住民税の大増税をしたのに、株を持っている大金持ちには、20%の税金を半分の10%にした減税をつづける。
「大金持ちには減税、市民には増税ではおかしい」と市議会で反対したのは、わたしと古川議員だけだった。
家族が寝静まった家の中で、片付け物をしながら、ふと思う。
だれもが、つつましくとも安心して暮らしたいと願っている。
それは、けっしてぜいたくな願いではないはず。
政治家になって9年。
多くの人の悲しみと苦しさに立会い、市民の願いから離れた行政の姿を見てきた。
わたしにできることは少ないが、一日一日、心開いて市民のみなさんと語ろう。悔しくてへこたれそうなとき、ヒューマニズムにあふれた「しんぶん赤旗」を読み、元気をもらい、市民のみなさんの何気ないひとことに励まされて、つづけてきた。
あしたが今日より、もっとよい日になるように!
信じられなかった。
プールの裏に整備されているはずの側溝が、とちゅうで切れて何十メートルも整備されていない。
あたりには水が溜まり、湿地帯のようになって、夏はボウフラがわく状況。
生徒の活動するグランドやプールに近いのに、こんなに不衛生でよいの?
老朽化した東中学校の改善を求める請願が、PTAから出されていたので、総務文教委員会で視察に行ったときのこと。
もともと、ただ土を掘った「素掘りの側溝」だったようだが、長い年月の間に風化して、今のような状態に。
何しろ、今年の中学校三校の工事予算は900万円。
一校あたりわずか300万円。
これでは、学校の改善がすすむはずがない。
市は、側溝をきちんとするという学校運営の基本的な整備を、財政難といってやらない。プールも授業に支障が出るほど、老朽化している。
「20年先、将来のために中央ルートをつくる」という市長。
しかしその前に、いま子どもたちや市民のためにすることがたくさんある。
学校改善を求める請願は、6月議会の総務文教委員会で審議未了になった。
採択に賛成したのは伊藤、北畠の2名。
採択に反対したのは自民系の議員4名。
審議未了にした理由は、「市は財政難。何でも市に頼まず、もっとPTAがやるべき」「実施計画に載っているから、採択の必要がない」というもの。
しかし、PTAでできることと、できないことがあるでしょう。
実施計画に載っていてもお金がないと中止されることもしばしば。
「中央ルート推進」の請願は、実施計画に載っていてもみなさん賛成したじゃないの。
側溝さえない、ボウフラのわくプール裏側の湿地帯。
穴が開いたでこぼこの玄関前。暗いトイレ。
・・・きりがないくらいひどいのに。
こんな学校の管理状況に胸を痛めない行政、議会では、こどもたちがかわいそうです。
働いてばかりではよくないと、コンサートにさそわれましたが、なかなか日にちがあいません。
仕事と家事で一日があっという間です。
共働き家庭のお母さんは、ほとんどそうでしょう。
でも娘にさそわれて1年に2本くらいは映画を見ます。
最近見たのは、「パイレーツオブカリビアン3」面白かったけど、やはり第1作が傑作。
度肝を抜かれました。
思えば、中学のとき、鹿児島の山村の田舎で映画館に行くことはなかったけど、学校の授業で(道徳とかの時間に)、全校生徒4~500人、体育館に集められ、よく映画を見せてもらいました。
今井正監督の名作「橋のない川」、題名は忘れたが、戦争の悲惨さを訴える作品「父ちゃんのポーが聞こえる」などの感動もの、クリント・イーストウッドの西部劇シリーズ、加山雄三の「若大将シリーズ」、石原裕次郎のヒット作、ゴジラやガメラなどの怪獣ものなど、けっこう娯楽作品もとりまぜて、じつにたくさんの映画を学校で見た。
とにかく映画のある日は楽しみで、ストレス発散になったばかりか、同じ文化作品をみんなで共有するから話題にもなった。
田舎の子どもたちに、世界の広さを教えてくれただけでなく、人生とはを考えさせる時間ともなった。
いま、そんな学校はないのかな?、
市は来年度中に、JR波多江駅にエレベータを二機つけてバリアフリーにすることにしました。
一日5千人が利用する波多江駅につけないで、部落解放同盟が事務所にしている隣保館(一日50人利用)に、優先的にエレベータをつけた前原市。
いままで、議会でなんども取り上げましたが、そのたびに「五機つけなければならない」とか「中央ルートにお金がかかるから、財政難でできない」とか、いろいろ理由をつけて拒否してきましたが、ついに市民の声に負けたのです。
工夫をすれば、ヤル気になれば、できるんですよね。
とにかく、昨年12月議会に、約1400筆の署名を駅周辺であつめて議会請願しました。
それは、中央ルート推進の議員たちに否決されてしまいましたが、市民の声にはかないません。
署名をしてくださったお年寄りなど、よかったよかったと、会えばその話でもちきりです。
署名のご協力ありがとうございました!
しかし、市は、中央ルート推進を変えていないので、都市計画税を導入したり、下水道料金の値上げも検討中。
小学校給食の民営化も。安心できません。
25日、朝8時から10時まで、中央ルート反対、エプロン行動で座り込みをします。
市役所前です。
「何かせずにいられない」という方々の要望に応えて、突然決めて、突然しますが、応援、よろしくおねがいします!
ささやかなことでも、つづけていきます。
昨夜もある会合に参加させてもらったら、国保税が高くなって払うのが大変という声がでていた。
昨年の引き上げは打撃です。
しかも、滞納した場合の延滞金(利子)が高い。
14・6%。国は、銀行の0金利が恨めしくなるような高い利息を、低所得者に押し付けている。
そのため、一度滞納したら、なかなか減らない。ある家庭では、4年間で35万4800円滞納したら、利息は9万9700円。国は、差し押さえを増やし、サラ金なみの取立てを市町村に指導しはじめました。証券優遇税制による減税で、株券を持つ申告所得百億円以上の長者7人に、年間200億円の減税の恩恵があるそうな。(日本共産党佐々木憲昭衆院議員の調査)
億万長者には減税とは、さかさま。これでは、ますます格差と貧困が広がると、心配です。
サクラが終わり、藤の花が満開。
田植えの頃にはアジサイがきれいでしょう。
農協のお店で2本150円のひまわりを買って、台所のテーブルにかざったら、部屋がパッとあかるくなりました。
昨年の3月議会で、日本共産党以外の議員の賛成で国保税が平均一割上がりました。
議会では「税金の滞納が多い。市民の納税意識が低い」と発言する議員も。
しかし、年金や所得が減ったのに税金が上がって、「払いたくても払えない」人が増えたのです。
旧同和地区に貸し出した住宅新築資金の滞納3億円のうち、約7千万円を税金で穴埋め。
市は「お金がない」と言いながら、個人住宅の滞納を、なんと市民の税金で補填(ほてん)したのです。
昨年度は火事が17件も発生し、住む家がなく家族ばらばらになるケースも…。
すぐに住宅を提供できる「政策空家」の制度が必要です。
災害の被災者や、住宅に困っている市民こそ、優先して対応すべきと思います。
行政区から出ている生活道路の改善も「予算がない」となかなかすすみません。
税金の使い道を、同和優先、開発・土木優先から、市民のくらし優先に変えれば、財政を立て直し、たくさんのことが実現できます。
市は、全国から地震被災者に寄せられた「義援金」を被災者に5%しか配分せず、「次の災害のために…」と1千万円を貯金。
お見舞いのお金さえ困っている市民のために使わず、いつ市民のための政治ができるというのでしょう?
能登地震を倒れ、崩れた家屋の様子や、被災者の避難生活をテレビ等で見て「気の毒に。何か役に立ちたい」と、送ったとお見舞金を送るのです。
それが被災者に渡らず、市役所が「次の地震のために」と貯金していたとしたら、「ふざけるな!」と怒るでしょう。
次の地震のために、義援金をおくったのではなく、今困っている人のために、送ったのだから。
PTAから出された、前原東中学校の老朽校舎の改善を求める請願を、3月議会の総務文教委員会で審議していたときのこと。
毎回、この手の請願に反対している議員が
「市は、金がないっちゃけんくさ・・・」と、はき捨てるようにいうと
他の議員も
「何でも市に頼むのはいかがか・・・」
「近頃は、リヤカーも引けん親がいるっちゃけん・・・」
「もっと地域やPTAでできないのか」
「そうだ、材料をやって、地域やPTAにさせたらどうか」・・・
PTAは学校の草取り、植木の剪定、花植えと、いまでもさまざまな協力をしている。
そのうえ、玄関前の広場や、給食室前のでこぼこ道にコンクリートを塗ったり、トイレや排水溝、プールの工事までしなければならないというのか?
中央ルートのような公共事業には、ばく大な税金をつぎこむのに黙って賛成する人たちが、わずかな学校改修の要望には、こんな議論を何年も繰り返している。
学校の施設を安全に管理するのは、自治体の仕事。
前原では7年前、小学校で老朽化した鉄のポールが倒れ、小学5年の男子が亡くなった。
この痛ましい事件がなんの教訓にもなっていないのに、怒りを覚える。
2年前くらいに、東中のプールのサビだらけのシャワー室のペンキを塗りなおすよう、議会でなんども要望して、ようやく実施した。
わずか20万円程度のことに、「金がない」とすぐにやらない。
しかも今年は、中央ルートのしわよせで、過去最低の学校工事予算。(中学校1校あたり、わずか300万円。同和地区の下水道改修に、所得制限なく1戸あたり30万円も補助するが、その10軒分しかない)
「金がない」と、学校施設のメンテナンスをおこたってきたため、学校施設のボロボロぶりは、あまりにひどく、老朽校舎の改善は市民の強い要望。
プールの裏を見に行ったら、排水溝が途中で切れて、あたりは湿地帯。
ボウフラが涌き、蚊が大量発生する状況。
ああ、保護者は、このことを知っているのだろうか?
委員会の傍聴にきてください。
市民の前では、こんな発言はできないと思いますよ。
請願は、六月議会へ継続審議になりました。
二丈町に行く途中、車の窓から加布里湾の美しい海をながめていたら、ラジオのニュース。
石川県の輪島市で震度6の地震(マグニチュード6.9)。
被害が大きくなければよいが。
およそ二年前の3月20日。福岡県西方沖地震で、前原市は25戸が半壊、3千軒あまりが一部損壊の被害をうけた。
震度5強で、立っていられないほどの恐ろしいゆれ。
築27年の我が家も、屋根のかわらが落ち、うち壁がはがれ、20万円相当の被害があった。
150万円から200万円も一部損壊の被害をうけた家々もある。
(その晩、数ケ所の公民館をまわると、100人くらいの人が避難していた)
無数の家々の屋根はブルーシートでおおわれ、「保険が出ない。とりくずす貯金もない」「年寄りには、金を貸すところがない」となげく声、声、声。
玄海島をはじめ、地震の悲惨な状況がテレビに映し出され、全国から被災者に善意の義捐金が寄せられた。
そのうち、前原市には8300万円が配分された。
市が財政難なら、せめてこのお金を被災者に配分したり、家の修繕に、無利子の貸付を行ったりすれば、市民はどんなに助かることか。
しかし、8300万円のうち、被災者に配分されたのは、495万円(6%)だけ。
(半壊世帯に15万円、重傷者に15万円など)
あとの81%、6725万円は、小学校校区区長会を通じて、行政区に配られた。
防災の名目で、公民館の修理、テントの購入などに使われているが、パソコンの購入を予定しているところもある。
一番許せないのが、市が「今後の災害に役立てる」との名目で、義捐金のうち、1000万円(12%)を貯金したことだ。
それも、公金ではないといって、予算書の災害対策費にもはいっていない。
先日の予算委員会で、「いったい、あの1000万円の義捐金は、どこにあるのか?」と聞くと
「歳計外収入として取り扱っている(通帳に入っている)」
「市のお金である以上、公金だ。議員がチェックできないお金があっていいのか」
と抗議する。
通帳に貯金して、あるにはあるが、どこの予算にもでてこないから、議員がチェックできない。
そのうち、わからなくなるだろう。
そもそも、被災者への義捐金を被災者に配分せず、貯金するなど前代未聞。
新潟県では、県知事の指示で、市町村は、一部損壊まで詳しく行政が被災家屋を調査し、多くの市町村で、一部損壊まで義捐金を配分した。
隣町の志摩町も一部損壊に2万円を配分したそうな。
前原市は、一部損壊の被害を市として、きちんと調べなかった。
100年に一度という、「未曾有」の災害が発生したのに、その被災記録をきちんととっていない。
そのために、義捐金の配分ができなかったのだ。
多くの市民は言う。
「地震があっても、市は何もしてくれなかった」と。
同和地区の個人住宅の滞納3億1千万円。その焦げ付きの処理を7000万円近い税金でやりながら、地震被災者の住宅改修には、貸付利子の補給(半分)をわずか十数万円しただけ。
こんな義捐金の配分を許す麻生県知事の責任は重い。
(市長は、県の職員だった頃、知事の片腕だったという。与党議員、区長会長が県知事に頼みこんで、前原市長として推薦されたのが、今の市長)
27日、義捐金の配分をした県に対して、意見書を提出するよう提案する。
子どもたちが、「被災者に」と、小さな手でおこづかいを募金箱に入れてくれたかもしれない。
それが、被災者のために使われず、市が貯金しているとしたら、どう思うだろうか。
「こんなに福祉が悪かったら、心配で、障害のある子を残して死ねない。いっしょに死のうかとさえ思う」
と、涙ながらに語るお母さん。
自民・公明の与党が可決した障害者自立支援法は、「自殺支援法だ」という車椅子の女性。
月1万5千円だった通所費用が、今は3万円になったそうです。
福岡市西区の日本共産党予定候補・熊谷あつこさんを応援に行ったとき、後援会での話です。
「40歳の息子は難病で、余命あと4年と医者に言われています。今頃はサクラがきれいだろうね、とかモミジがきれいかろうね、というのを聞くと、あちこち連れて行ってあげたいのですが、お金がなく、タクシーも使えません。
下山門の駅の階段が上れないので、エレベーターをつけてほしい・・・」
髪に白いものがめだつお母さんの目は、涙でいっぱいでした。
波多江駅のエレベーターもいっしょです。
いま署名をつけて議会に請願しています。
「中央ルートより、福祉の充実をおねがいします。がんばってください」…みなさんの必死の声を議会で訴えます。
14日は、傍聴においでください。
昼、自転車で走り回ったから、モウレツに眠たい。
…がパソコンの前に座る。
時には、のどかな楽しい話を書きたい。
夫が美空ひばりの古いレコードを買ってきたとか、疲れた夜は、落語を聴いて眠るに限るとか、波多江駅の夕市で、顔なじみの農家のおばちゃんたちが、直径11センチくらいの大根を80円で売っていた…とか。
しかし・・・今夜は高田公民館で、送水管問題での住民説明会。
畳の部屋に120人くらいの人が、ひしめいていた。
前市長が不許可にした飲料工場の送水管の市道への埋設を、現市長がなぜ公共性があると認め、許可したのか。
1月13日、突然、会社が高田の住民を集め、市の許可が出たから、「オタクの前の市道を掘らしてもらいます」と言っても、「ハイソウデスカ」といえますか。
平成13年から、市と会社はこのことで相談しあってきたのに、5年以上もの間、迷惑をかける地域住民になにひとつ説明しなかったのは、なぜ?
「民間のすることですから、説明しなかったといわれたら、そのとおりですよ」と開き直る課長。
決して「関係住民には申し訳ない」と謝らない。
公共性があるといって、住宅密集地の市道を1500メートルも穴掘って、一企業の送水管を埋めていいよと、市が許可をだしたのですよ。
何ひとつ、市のこたえに納得いかない住民たち。
「主権在民なのに、市には対話の姿勢がない」「区長から陳情が出たというが、住民集会で決めたわけではない」「農業振興地域に、工業用井戸は掘れない」「高田は、道が悪く、災害ひなんしょさえない」「子どもの遊べる公園も少ない。引っ越したい」・・・住民の発言の方が、はるかに道理と説得力があり、力強い拍手がわく。
それにひきかえ、市は、迷惑をかける住民より、会社の立場。はやく説明会を終えて、工事の説明に入りたい。
ここは井戸世帯がたくさんある。ウチの井戸が枯れたら、誰が責任をとってくれるのか?
「会社と協議します。被害があったら、協定書に補償のことが書いてあります」と部長。
それなら・・・と黙る住民。
しかし・・・ほとんどの住民が帰った後の工事説明会で、社長が本音を言った。
「今は(地下水を)800~1000トンとっているが、今後2000トンまでとる予定。3500トンとっても、許容範囲だから、周辺井戸に影響はない」
部長はだまって聞いている。
なんだ。はじめから会社は、周辺住民の井戸に、補償する気がまったくないじゃないの。ずるいね。
周船寺・泉の住民によると、会社の取水で、年々井戸の水位が下がっている。
田んぼの湧き水も枯れたところがある。
そもそも、公共性のない企業に、2キロ近くも市道を縦断して送水管を埋めさせるとは。福岡市は門前払いしたのに。許可した市長はなぜ来ない?
そりゃこれないよ。だれもが納得する公共性なんてないのに。
矢面に立つ部長や課長がかわいそうにさえなる。
みなさん。腹が立っても、職員はやめさせられない。
しかし、市長はやめさせられるのです。
今夜、市の職員が部長ひとり、課長ひとり、課長補佐ふたり、職員3人の計7人が来ていた。
残業代もバカにならない。
この会社のために、公共性があるといいつくろって、どれだけの職員を働かせてきたことか。
市道の地下には、水道管も下水道管も埋まっているから、下水道課、水道課、建設課、都市整備課、ずいぶん会社と協議をかさねたのだろう。
平成3年の農業振興地域への工場移転前からすれば、15年以上、会社と市は、協議し続けてきた。
公共事業でもないのに、ぼう大な事務をしてきた。
ばく大な人件費!得をするのは、だれ? 会社だけ。
全国に例のない一企業への長距離にわたる市道占用許可は、現市政最大の汚点。
加布里漁港のホテル救済の道路計画同様、有力者に甘い前原市の体質が、現れている。
夕べ、市の住民無視の姿勢が浮き彫りになった。
今夜の集会は決して無駄にはならない、と私は信じている。
きのう、3月議会の議案書が届きました。
健康福祉センターあごらも、伊都文化会館も、隣保館も、どこもかしこも、使用料を値上げするって。
学校の体育館や運動場の利用料も取るって。
市民プールも運動公園もなんにもないのよ、前原は。
ママさんバレーのおかあさん、少年野球の子どもたち。
みんなスポーツ施設の充実を求めています。それなのに。
敬老祝い金もまたへらしちゃうの?
とにかく、すごいね。市民サービスの切捨ては。
まとめて今度紹介しましょう。中央ルートのような、むだな公共事業のかげで、へらされる市民のための予算のことを。
一般会計の借金、240億円。特別会計あわせれば450億円。
大変だよ。市議会議長が、一市二町の議員研修会のとき、こういった。
「うちの市長は、あいさつがわりに、ゼニがないなあ、といっている」。
合併するかもしれない志摩町、二丈町の議員さんたち、どんな思いで聞いたでしょうか。
市長は、県の幹部だった時、財政難で身売りされた八女のグリーンピアの理事長だった。
「それについて、どう思っているのか」と、昨年の3月議会で聞いたら、まったく返事ができなかった。
経営感覚が問われているのは、市長自身だと思います。
「もしもし。いとう先生。おかげで無事に解決しました。ありがとうございました」
電話先で、若い女性の明るい声。
問題が解決して喜ばれるときが、一番うれしい。
議員活動の中で、生活相談はとても大事な仕事。市民のみなさんの直接役に立つことと、市民生活の状況を知って、議会の論戦や政策に生かせるから。
でもこのごろ、むずかしい相談が増えてきた。暴力をふるう夫との離婚がようやく成立しても、相手が破産状態で慰謝料も養育費ももらえない。結局は、女性が一人で子どもの養育をしなければならなくなる。
「離婚できただけでもよかった・・・」というけれど、今の社会状況で彼女たちの苦労ははかりしれない。夜昼、パートをかけ持ちして働いているお母さんたちがどんなにいることか。
しかも国が、児童扶養手当をおおきく減らしてきたなかで、ワーキングプアの状況に陥ってしまう。
議員生活8年間の中で、子ども4人と逃げてきた女性を、一晩泊めたこともあるし、私が配ったチラシを見て、「学校とうまくいかない」と電話をかけてきた男子高校生もいた。嫁、姑の悩みで電話をかけてきた人とは、我が家もそうですよと1時間も愚痴をこぼしあって、私自身が励まされるようなこともあった。
悩みは色とりどりだが、最近は「貧困と格差社会」のなかで、経済的な悩みを訴える人が増えてきた。医療費の支払い、生活苦、失業、借金・・・ サラ金等のことでは、いつも知り合いの弁護士さんに力を借りている。しかし弁護士さんの力を借りても、解決できないこともあるし、今の法律ではどうにもならないことも多い。私にできるのは、相談に来られた方の立場に立って、何とかできないかという気持ちで対応すること。
幸い、私は日本共産党の議員だから、議員仲間や生活を守るさまざまなネットワークを活用できる。一人で悩まず、声をかけてほしい。
先日、電話をかけてきた70代の男性は、「今は借金もなく、老妻とふたりでがんばっているが、これ以上、税金が上がると暮らせない」と言った。
その方の収入は、国民年金の60万円(年間)だけ。家があるから、どうにか暮らしているという。。「議会で、介護保険料や国保税、固定資産税を、これ以上あげないようにしてくれ」と言いたかったのだ。
むだな公共事業には、湯水のように税金が使われている。天下りもひどい。子どもやお年寄りや障がい者が、安心して暮らせるようなまちづくりをと心から願わすにいられない。