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議会報告、ちよ便り3号です。
6月議会報告を書いています。


選挙公約で、「わかりやすく議会報告をします」と市民のみなさんにお約束し、17年間、書き続けてきました。

このたび、政党は離党しましたが、選挙公約は守りたいと考え、「議会報告 ちよ便り」を議会ごとに発行することといたしました。ひとりでのチラシ配布には限界があるので、どれくらいできるかわかりませんが、可能な限り続けていく決意です。

今後とも、よろしくお願いいたします。

※なお、12月13日に電話が壊れ、修復できず、ほとんど連絡先が分からない状態になっております。私の仕事上の携帯電話は、 080-8553-6591です。



わたくし伊藤千代子は、政党を離党し、この12月議会から無所属となりました。その理由については、まだつまびらかに語ることができません。しかし、たとえ離党しても、日本共産党がどの政党よりもクリーンで、国民の立場に立った政党であるとの信念は変わりません。柳明夫市議のような誠実な人柄の方と、1年半、ともに議員団活動ができたのは幸せでした。今後も市民のための政策で一致する多くの点で、協力していけると信じています。12月10日の一般質問で表明したように、女性の目線で命とくらしを最優先に、今後も議会活動を行ってまいります。私は、この17年間、人間としての良心と議会人としての良識にたった議会質問を心がけ、わかりやすい議会ニュースを書くということを大切にしてきました。生活に根ざした女性の感覚や市民目線から見ると、おかしいのではないかと思うことがたくさんあり、ばく大な税金を使う市の事業について、調査をし、市民の声を聞き、議会のチェック機能を果たすべく取り上げつづけました。そのため、随分と困難な議会活動を強いられました。日本の多くの議会が、男性中心で閉鎖的で封建的ななか、15年間、ヤジ、暴言に苦しめられました。しかし、昨年2月に改選してからは、だれからも怒鳴られることなく、こころ穏やかに議会活動ができるようになりました。本当にうれしいことです。議員ひとり一人が、議会改革へ向けて、一歩一歩、歩もうとする気運も感じられます。それは、これまでなかったことで、とても良いことだと思います。格差と貧困や世の荒波の中で、さまざまに苦労している方が、糸島にもたくさんいらっしゃいます。市民の声、弱者の声を議会に届け、優先すべきは何なのかを訴えてまいりたいと思います。これまでの温かい激励やアドバイスにこころから感謝いたしますとともに、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。なお、インターネットで、12月議会の一般質問をぜひごらんください。今回は、子どもの貧困と、原発の再稼働の危険性をとりあげました。心を込めて、熱意をもって、質問しております。



昨日、4月30日、福岡地裁にて「公務災害国家賠償請求事件」の裁判を傍聴し、深く感銘を受けた。3時間を超える尋問は、まさに法廷ドラマのごとき緊迫感があった。 ※ ※ ※ ※遺族の妻、元職員2人、計3人の証人尋問によって、合併後、1人の管理職が過労自殺に至るまでの経過が、目に見えるようであった。市が業者から訴えられた難解な裁判や住民負担増の条例制定を担当させられた担当課長が、愛する家族を残して自死するまでの孤独で壮絶な仕事ぶりと、上司、議員のパワハラに苦しんでいた様子が、胸に切々と迫って涙を禁じ得なかった。6年前の合併当時、職員の心の病の発症率は県下ワースト二位で、次々と職員が突然死したのもこの頃。私自身は15年の長きにわたって、「きさま」とか「おまえ」という言葉が飛び交う議会の異常なパワハラに苦しみ続けてきたから、裁判所という司法の場で、市役所、議会の負の部分が、ごく一部でもあぶりだされたことを、心から歓迎する。市役所、議会は、民主主義と人権の守り手でなければならない。原告勝訴の判決が下されることを心から願うと同時に、裁判の記録ができたら、全国の方にぜひ読んでいただきたいと切に思う。



昨日、やっと糸島市の三月議会が閉会しました。新駅建設や庁舎の建て替え、区画整理事業、中央ルートと大きな事業が目白押しなので、調査と発言にエネルギー使いました。税金の使い道のチェック機能を果たすと言うことは、容易なことではありません。議会の最中も、やなぎ議員と私の元に生活相談が。貧困と格差、こんなにもと胸を締め付けられます。ちなみに、糸島市の財政は、県下26市の中でワースト2位。来年度、学校の老朽校舎の修繕費は、現場からの要望のわずか15%です。



1998年の11月に41歳で初当選したので、2015年は、議員になって17回目の新年を迎えたことになる。当時はもちろん、今よりずっと若かったから、子どもたちの通う小学校や中学校で、役員もしながら、自転車で東に西に走り回り、中学校給食の実現をめざす運動や、学校の老朽施設の改善、通学路の安全や環境問題、さまざまな暮らしにかかわる相談活動など、それはそれは忙しかった。障がい児を二人育てていたお母さんが過労で倒れ亡くなって、障がい児の預かり制度を議会で提案した時は、大勢の市民が議会に詰めかけ、涙ながらに傍聴してくださった。小学校の老朽化していた国旗掲揚台の鉄のポールが倒れ、子どもの頭を直撃して亡くなったときのことは、今も忘れられない。学童保育所の子どもが、保育中に学校前の川でおぼれて亡くなったのも衝撃だった。安全と思っていた学校で、わが子を亡くした親の悲しみははかりしれない。子どもの命にかかわる「学校施設の改善」をつねに議会で求めていった。原発、暮らし、子育て、貧困、仕事、環境、老後、街を歩けば、次から次に市民の切実な願いに出会う。利権がらみとしか思えないムダな事業に、湯水のように税金が使われて、なぜもっと身近な市民生活にかかわるところに、税金がいかないのか?税金の使い道を変えれば、もっといいことがたくさんできるのに。議会で、活発に発言すればするほど、怒鳴られ、のけ者にされ、心の休まる時がなかった。「女が何か」「共産党がなんか」地方の旧態依然とした、暴言のまかり通る「品性のかけらもない議会」。初めて出席した議員全員協議会で、意見を言って「貴様黙れ」と議長に怒鳴られた日、市民文教委員会の年配議員から、「ここでは声の大きなものが勝つとよ」と言われ、愕然とした。議会は、市民を代表して議論するところなのに。 × × ×1年前の選挙で、良識ある議員が複数当選しただけで、議会の雰囲気はずいぶん良くなった。面と向かって、私に暴言を吐く議員がいなくなった。女性や、障がい者や、若い人たち,さまざまな階層の人々が、もっともっと議員になって、普通の感覚で活発な議論ができる議会になってほしい。それが財政難と閉塞感に苦しむ地方を救う大きな力になるだろう。



12月議会の報告を載せた糸島の風28号ができたので、今日は池田南の町内に配りました。途中で家庭菜園の菜の花や小松菜を頂きました。雨が降りそうで降らなかったので、結構あちこちでお話できて楽しかった。表面は、やなぎ議員。裏面は私が書いています。去年2月の選挙後、議会のヤジ暴言が激減して、初めて恐怖感のない落ち着いた議員生活を送ることがてきました。数少ない女性議員として、いのち、環境、暮らし、税金の使い道、子ども、高齢者、障害者、身近な生活に関わることを,積極的に議会で取り上げて行きたいと思います。今年もよろしくお願いします。




この度、井上健作議員とともに、全国議長会から議員15年の表彰を受けました。
6月18日の議会最終日の夜、盛大な祝賀会を開催していただき、議長はじめ。議員のみなさま、市長以下執行部のみなさま、忙しい中でのご出席、ありがとうございました。
この15年間、市民目線でおかしなことをおかしいと言い続けて、波乱万丈の議員生活でした。
そう思うと、この表彰はとてもありがたく、心から喜んでお受けしました。
               
×     ×     ×
60回の一般質問は、一度も休まず、全力投球。
10年前、癌の手術の前々日も、九大病院から電車で一般質問に向かいました。
5年前は、医師会病院から車イスで議会へ。家事、育児、高齢の義母との同居。
町内やPTAの役員、中学校給食の実現や中央ルート反対などのさまざまな運動とのかかわり。生活相談。目の回る忙しい暮らし。今年2月2日に5期目の当選を果たして、はや16年目に。
地方の古い体質が色濃く残る市議会で、女性はごく少数。男性社会の中で、オール与党の中で、あらゆる暴言にもへこたれず、気が付けば15年。
そうそう!ちょうど1年前の6月議会は、「いじめじゃないの」と一言つぶやいただけで懲罰委員会にかけられ、三日間の出席停止を命じられました。
議会最終日、私は傍聴席から、自分が不当な辞職勧告決議を受けるのを黙って見ているほかありませんでした。
あれからちょうど1年。同じ6月議会の最終日、今度は議会、執行部そろってお祝いしていただくことになるなんて。いったい誰が想像したでしょう。
人生とは、おもしろいものです。
どんなときにも私を信じ、支えてくださった支持者のみなさん、市民のみなさんがいらしたからこそ、今日という日を迎えることができました。
心から感謝を申し上げます。(綺麗な花束も頂きました。台所のテーブルに、その一部を飾っています)

※一番、大事なことを付け加えます※
それは、党員、支持者のみなさんが、骨身を惜しまず、しんぶん赤旗を配り、『糸島の風』を配り続けてくださっていること。合併してからは、インターネットでの配信もしてくださっている。
不特定多数のどれだけ多くの人が、「市政がよくわかる。糸島市には日本共産党が必要だね」と共感の声をかけてくださったことか。
そして、骨身を惜しまず活動する議員団があることです。
古川さん、ひわださん、長い間、お疲れ様でした。やなぎ議員は、新人ながら、すばらしい質問をされます。くわしくは、今後。



今日は建設産業委員会で、午前中、所管の農林水産部の施設を巡った。
伊都彩、木材の再利用と山間地の森林再生に向けた施策が進められている。
ここでは、薪ストーブ用の薪を作っているが、職員の方が、実際に薪を機械で割るところを見せてくれた。
山林活用に向けた取り組みが期待される。
森林に囲まれた緑いっぱいの瑞梅寺山の家は、これからのシーズン、家族で家族連れなどで賑わう。
整然と綺麗で、非常に管理が行き届いていた。
二丈の広域基幹林道沿いに2カ所展望台ができていた。
そこからの眺めを写真で撮影。海と山と農地の織り成す美しい景観が、糸島の最大の魅力だ。
20数キロ先に玄海原発がある。午後からは市役所で会議。
白糸の残土処分場の裁判の件が、ようやく解決したという。
住民の方々が、喜ばれるだろう。今日は、市民の方から2件の生活相談があった。
メールでも1件。「主人が契約社員になって、子どもの学校の支払いや税金が滞っている」と若いお母さんが、電話口で涙ごえで話された。
親の非正規雇用が増えて、子どもの貧困が深刻になっている。
3月議会で取り上げたことを話し、就学援助の申し込みをするようすすめた。(糸島の風も参照)

15日の無料法律相談もお気軽にご利用ください。
4月、5月は行事が多く、忙しかった。
昨日は、初当選したやなぎ明夫議員と、はじめて市役所の門前で演説とビラ配布。
6月1日からは、6月議会も始まる。
市民の目線で、とくに弱者の立場で今期も議会活動をすすめます。


3月4日から、二丈バイパスの波呂北交差点角の農業振興地域だった水田(約3,000平方メートル)で造成工事が始まった。

ここに、コンビニエンスストアが出店する。

「農振地域の第一種農地に、なぜコンビニが出店できるのか? 

おかしい。調べてほしい」と言う匿名の電話があったのは、2月2日の市会議員選挙前後のこと。 

「市は、自分たち農家には、『農業振興地域に建物は建てられない』と言って、 農振除外の申請をさせないのに、でたらめだ。 不公平すぎる」と言う怒りの電話であった。

農地が宅地になれば土地の値段は跳ね上がる。

多くの農家が、様々な事情で農地を宅地にしたいと思っても、農業振興地域であれば不可能だ。

3月議会の一般質問で、市の答弁を含め、わかった経過を書いておく。

経過

2013年5月19日、大手コンビニエンスストアが、農業振興地域内の土地に出店するための住民説明会を開く。市役所に、「休憩所および店舗出店のため」、農振除外の申請書が出され、市が受理する。

2013年7月2日、農業振興地域整備促進協議会で承認される。(その後開発申請、農地転用が申請され、

今年2014年2月に許可が下り、 3月から工事が始まった。)

※ここで大事なのは、農振除外は、「農業振興地域の整備に関する法律」13条第2項の5要件すべてを満たす必要があるということです。

5要件とは、

①農用地区域以外に代替えすべき土地がない

②農業上、効率的かつ総合的利用に支障がない

③農用地の利用集積に支障を及ぼさない

④用廃水施設に影響を及ぼさない

⑤地改良事業より8年以上経過している…です。


コンビニは明らかに①を満たすことができず、絶対に許可できないのに、市は申請書を受理していました。

市民から「不公平だ。違法な除外は許せない」「水田を潤す川が、大型ダンプなどの泥やオイルで汚染される…」と、怒りの電話が寄せられています。

農地が宅地になると、跳ね上がる土地の価格。いったい、なぜ市は、除外の申請書を受理したのでしょうか?



明日は、午前10時から一般質問が行われます。

日本共産党は、やなぎ議員が10時からトップバッターで。

私は3番目なので、たぶん午後1時から。

やなぎさんは、消費税問題、原発再稼働と再生可能エネルギー問題をとりあげます。

私は、再稼働の危険性と避難、弱者に対する税金の徴収について、また農業振興地域除外の公平性についての3点です。

市民の目線で、命、くらしを守る市政にとがんばっています。 

お時間のある方は、(お時間に余裕のない方は、ぜひ!一度 インターネットで見てください) 議会へ傍聴においでください。



今日、12時に締め切られた議長選挙の立候補。

さっき、議会事務局からのファックスで、3人が立候補したことがわかりました。

届け出順に、

1、浦 伊三次 6期

所信表明の概要

①議会改革特別委員会の設置

②常識ある議会を目指す

③開かれた議長室


2、谷口一成 7期

所信表明の概要

①凛とした議会を目指す。


3、伊藤千代子 5期

所信表明の概要

①地方自治法、条例を守り、品性ある議会運営を行う。

②議場内における人権侵害の暴言は、きちんと注意する。

③他市のように、少数意見も大切にした議会運営を心がける。


選挙の投票前に、10分以内で目指す議会について、演説をすることになっています。それから、投票です。議長の任期は4年です。副議長、委員長職もこの日に決まります。



糸島の風23号で書いた記事の一部を、載せておきたい。

2年前、出席停止の懲罰にあった。

以来、私は議会で熾烈な攻撃にあってきたが、松本市長の引退を前に、その公務員倫理のなさを、あらためて痛感せずにいられない。

市民の大切な税金の使い道を、だれが決定しているのか?いつもそのことを考えさせられる。

[糸島の風 23号より(再度)]

土地区画整理事業と新駅設置をめぐる「行政、議会、地権者、業者の関係」について

1991年(平成3年)頃~

・前原東土地区画整理事業と新駅設置の話が、議員や有力者などの間で持ち上がる。

2003年(平成15年)~

・区画整理準備会の委員長(自民系市議)と、清水建設福岡営業所長が、協力関係を約束した覚書を結ぶ。

2005年(平成17年)~

・松本みねお氏が前原市長に当選。翌日、前原南産業団地の建設を決定。入札せず、随意契約で清水建設と平成建設の共同体に7億円の事業を発注。

2010年(平成22年)~

・1市2町が合併して糸島市が誕生。

・12月議会で浦伊三次議員(建設産業委員長)が、前原東土地区画整理事業と新駅設置の実現を求め、市長が「先頭に立つ」と表明。この時、「駅舎の建設は原則、税金は使えない」と答弁。

2011年(平成23年)~

・1月5日、市長、浦議員、(株)へいせい社長、幹部職員が小料理屋で飲食。

・2月新駅設置期成会が発足し、松本市長が会長に、浦議員と区画整理組合理事長が会長代理に就任。

・3月議会で「市長と特定業者との飲食は、公務員倫理に反する」と追及した伊藤議員に、自民系議員らが「おまえは黙っとれ!」「共産党は出ていけ!」と暴言を吐き、出席停止の懲罰処分にする。

・市長、浦議員、地権者代表の元議員らが、集めた署名を持ってJRに新駅設置を要望。

2012年(平成24年)~

・3月31日土地区画整理組合と清水建設が契約を締結。推定30億円の事業を随意契約で発注。その後、地元では(株)へいせいがその下請けに。

・JRが期成会に自費での新駅建設を断ってきたため、「地元が建設資金すべてを負担するから、駅をつくってほしい」(請願駅)と交渉する。

2013年(平成25年)~・浦志、篠原の水田、ため池埋立てを清水建設が開始。

・12月、JRが新駅設置に合意。

JRは「1円の負担もしない」ことで覚書を締結。

※地元の自民系市議や自民党県議も『期成会』の役員。



伊藤千代子の「一般質問」は、11日午後2時からの予定です。

※ぜひ、一度傍聴においでください。

1、障がい者が大切にされるまちづくりについて

①市の障がい者の実態について。

②特別支援学校設置の要望について。

③障がい者福祉の中心的役割を担う「障がい者福祉センター」の要望について

2、中央ルートについて

①国道南の事業計画、費用について

②地下道の危険性(水害、犯罪、騒音)と地域への説明会について

3、ごみ・し尿について

①市の契約における随意契約の状況について

②ごみの収集運搬委託事業について。

③ごみの資源化への提案について


6月議会は出席停止で一般質問ができなかったので、とても楽しみです。

ともに住みよいまちづくりを考えていきましょう。



前回の「癒着・なれあいをただそう!その1」の記事で、利害関係者と職員、委員長職の議員が、市の職員逮捕中に飲食していた件を書いた。

これには後日談があって、あとでわかったことだが、 この利害関係者は、議会前にも建設産業委員会のU議員と、 『自分を市長に紹介した議員』のふたりを、 飲食店で接待していた。

どうりで、この議案が建設産業委員会で審議された昨年の3月議会で私が、「議会の直前にできた会社に、キャンプ場など市の大事な施設を10年間も無料で貸すのは、地方自治法上間違っている。

信用できない。それに市は、会社がずっと前からあったようなウソまでついて、この議案をだした。許されないことだ」と反対したとき、自民系6人、公明1人の7人の委員全員が、すんなりこの議案に賛成した。つまり、話は裏工作ですべてついていたのである。 (その後、委員のひとりである自民系議員が 「前原は裏工作が多すぎる」と正直に語っているが…)

そう言えば、このとき、今回のため池問題で、ウソをついているK議員は、「農林水産部長は、一生懸命やっている。信用してもいいと思う」などと言って、賛成の意見を述べた。自分のため池について、部長が「相の町ため池は水利組合のもの」とウソをついてくれているのを知っているから、委員会でいっしょうけんめい、部長をかばう発言をしたのだ。

ほんとうに、卑劣な人たちだ。多数決で、議会本会議でも、この議案は日本共産党以外の賛成で、すんなり可決した。だれも、市のウソを責めない、

追及しないのである。市の虚偽の報告を議会が許していいのか?それでは、議会制民主主義は成り立たない。地方自治は、死んだも同然だ。

そして、政治倫理条例があるにもかかわらず、罰則がないからといって、利害関係者との飲食を恥じない議員。それは市長も同じだ。


※昨日は議会で議員全員による委員会があった。

議員控室では、私が来る前、議員たちが 「伊藤の懲罰の記事が広報いとしまに載って、 みんな大喜びでげらげら笑って喜んでいた」

と聞いた。議員の役割、地方自治の意味を考えさせられる。

みなさんは、どうお考えになりますか?



政治倫理条例で、市長や議員は、市民に疑われるような行為を禁じられている。職員倫理条例で、職員は利害関係者との飲食を禁じられている。市民全体の奉仕者だから、癒着・なれあいをなくし、公務員倫理を守るのはとても大切なこと。去年の1月、下水道工事の入札をめぐる官製談合で職員が逮捕された。市長は、テレビや新聞で、「公務員倫理を徹底する」と宣言した。ところがその2か月後、市は、3月議会の開会1週間前にできたばかりの会社に、およそ2億円の資産価値がある市の林間施設を、10年間無料(!)で貸すという議案を提出した。3か月前の12月16日に、議員の口利きで市長に面会にきたA氏が、会社も資金もないのを知りながら、市長は、林間施設の管理運営をA氏のつくる会社に任せると決め、部下の農林水産部長らに命令して、実行させたのだった。私伊藤千代子は、部長が議会に虚偽の報告をしていたこと、会社がつい最近設立されたばかりで、信用できないことをあげ、地方自治法違反の業者選定だと追及した。そして3月26日の議会で反対討論をおこなったが、日本共産党以外のオール与党で可決した。それから約1か月後の4月末、上記の職員がまだ逮捕されている最中に、農林水産部長と農林土木課長、職員が、利害関係者といっしょに飲食した。しかもその場には、行政をチェックすべき建設産業委員会の委員長、U議員も同席していた。私が、9月の一般質問で「利害関係者と飲食していいのか」とただすと、部長は「意見交換会だった」と答弁した。ウソをついてはならない。目撃していた人の話では、べろんべろんに酔っぱらって上機嫌だったという。こんなふざけた意見交換会が許されるのか? 糸島市では。この宴会は、「日本共産党と二丈の住民の強い反対にあったが、 それを乗り越え、無事に議案を可決して、市長の命令を達成した」という打ち上げにしか見えない。それに、U議員までいっしょだった。市と有力議員が手を結べば、何でもできる。前原東土地区画整理事業のように。私は、癒着・なれあいを正すのも議員の務めと思っている。2011年1月5日に、市長が、糸島市最大の利害関係者(株)Hの社長と肩を並べて歩くのを見て、飲食店まであとをつけた。職員の手本となるべき市長が、公務員倫理をまもらないでどうする?と思ったからだ。それは、今回のため池問題の原因となる「前原東土地区画整理事業」が、まさに始まろうとしているときだった。※このときは、業者選定をめぐって「うそとやらせ」「でっちあげ」を行ない、「存在しない会社」を「ある」と偽って、農林土木課で事務を行い、虚偽の文書まで作って、副市長まで加わった「やらせ」をしていた。※※詳しくは、「糸島の風№15 うそとやらせの業者選定」を参照。2012年9月議会の一般質問またはブログ2012年9月12日付前後参照。



「農業委員会をだまして同意の意見書を得た」問題では、「ウソとやらせの天才」と書いても沈黙したままの市長が、7月12日、「なぜ市長は、遺族の訴えを握りつぶしたのか?~自分自身が当事者だった」の記事については、削除するよう求めてきました。「公務災害ではない」と決めつけた事実はなく、遺族の訴えを握りつぶした事実もない、全面的に誠心誠意協力した、と主張しています。しかし市長。あなたは、3年前の議会中に自殺した職員の遺族が、「過重勤務と職場でのいじめ」を訴え、当時の人事課長に調査するよう訴えたにもかかわらず、調査をしませんでした。するべき調査をしないことで、真実を求める遺族の願いを踏みにじったのです。それがいかに遺族の心を傷つけ、公務災害申請をするうえで、大きな困難を強いたことか、わからないのですね。さらに市は、職員が何か月も夜遅くまで働いていたのを知りながら、「遺族が申し立てた時間に、職員が働いていたのは事実だが、 無理に働かせた実態はない」 と言って公務災害を認めようとしませんでした。それどころか、2011年8月1日に、遺族代理人の弁護士と私が市の人事課の窓口に行き、公務災害の申請書を提出しようとすると、「市側の弁護士に出すように」と言って、申請書を受け取ろうとしませんでした。私と弁護士が抗議して、最終的には受理しましたが、30分も窓口で押し問答しなければなりませんでした。今年3月、さまざまな困難を乗り越え、正式に公務災害の認定がおりました。もし、市長が本当に公務災害だと思うなら、職員を守り、管理監督する最高責任者として、今からでも、遺族に心からの謝罪に行くべきです。「申し訳なかった」と。そして、二度とこのような悲劇が起きないように、最善を尽くすと誓うべきです。女性に暴行し逮捕されても辞職しようとしなかった議員、職員をオマエ呼ばわりし、人にバカと言ってなぜ悪いと開き直る人権感覚のない議員、大声で怒鳴り、机を叩いて職員を怒る議員…それをまったく注意してこなかった市長。品性と人権の欠如した前原市議会からの深刻で異常な議会の実態が、この事件の背景にあります。市議会〇〇長という権力を笠に着て、市議会で威張り散らしている有力議員に、いち職員がどうして反論したり、怒りかえしたりできますか? 誰もが我慢してきたのです。 ※ ※ ※ ※ ※ ※なお、私がブログに書いている記事は、誹謗中傷ではなく、すべて調査や事実にもとづいたものであり、削除しません。私は、政治において、ウソややらせが平然と行われるのを、もっとも憎んでいるものの一人です。それを忘れないでください。



今日は、日本共産党議員団3人で、いとしま漁協に懇談に行きました。

まずは、5月25日に県漁連の主催で決起集会が開かれたこと、糸島から60名ほどが参加されたことを知りました。

円安で燃料代が高騰し、高止まりしている状況で人件費もでないほど深刻なところもあるとか。

新聞では「イカ釣り漁船が燃料代も出ないと、漁を取りやめた」ニュースもありましたが、実際、この3年間で1・7倍ほどにもなっているそうです。

沿岸漁業は、魚が減り、海は温暖化で海水温が上がり、若芽わかめを食い散らす南洋生物を駆除しなければならない、など、漁業者の苦労が語られました。

海を守るために、環境生態系管理、保存の事業や、魚の稚魚を放流する事業を行ってあることも知りました。

漁業で食べていけて、子どもたち、若者に継がせることのできる漁業の振興が求められます。

※ひわだ議員が、一般質問で取り上げます。



私の一般質問は、17日の2番目、11時くらいからです。

ぜひ、傍聴においでください。

1、 地震大国における原発の再稼働について 再生可能エネルギーの導入計画について

2、 潤南の中央ルートについて

3、 波多江駅南側のバリアフリー化について

4、 市役所におけるいじめ、セクハラ、パワハラについて 公務員倫理について


前原東土地区画整理事業について 学校や地域社会でのいじめや人権侵害をなくす責任を負う市役所内で、 職員が議員、上司のパワハラを苦に自殺しました。

それがこの3月に公務災害に認定されました。 「ウソ・やらせ・パワハラ」が蔓延する市の責任を問います。


☆だれもが、人間らしく生きていけるまちを目指して。

☆税金の無駄遣いも、なれ合い・癒着も許さない。

公平で、クリーンな糸島市へ。



今朝、8時から8時半まで、日本共産党市議団は市役所の門前で「糸島の風」を配りながら、宣伝行動をした。

古川議員とひわだ議員が「おはようございます!」と元気に風を配り、私が演説。

『みなさんの同僚である職員が、3年前、6月議会の最中に、過重勤務と議員のいじめ、暴言に耐えられないと自殺しました。

その死が、この3月、公務災害に認定されました。人権を守り、学校や教育現場でのいじめをなくすべき市役所の中で、議員のパワハラで職員が命を絶つようなことは、絶対にあってはなりません。』何人かの人が、頑張ってくださいと声をかけてくれた。

ありがとうございます。

国政では、安倍首相が、侵略戦争の歴史をゆがめ、平和憲法を改悪しようとしていることや、橋本大阪市長が、女性の人権を踏みにじる発言をしたことへの批判も少しいれた。まさに、国政も市政も実態は、「自共対決」・・・・・・・・・・・・


演説から帰って、犬の散歩中、農家の人が、「いとうさん、TPPは、農家じゃなくて消費者の問題だと言わな…」と、声をかけてきた。

中国野菜だけじゃなく、アメリカの野菜も肉も危ないのだから、その通りだ。

今、犬の散歩から帰ると、近所の人がたくさんのキンカンを持ってきてくれていた。ありがとうございます。

みなさんのご厚意で、元気が出ます!

昼からは参議院選挙に向けた政策宣伝で、マイクを握る。

よかったら。声をかけてくださいね。また、張り切ってがんばれますので(笑)



今日は、波多江公民館で、政治学級に参加させていただいた。(同じ小学校区の議員3人中、2人~私と三嶋さん~が講師として出席)

ほんとうに、活発な意見が次々あり、あっという間の楽しいひとときだった。

私は、15年間の議員政生活の中で、心に残る一般質問、住民の方たちと力を合わせて実現したことなどを話した。議会改革についてや、市の財政状況など、問題意識の高い質問がたくさん出た。和やかな雰囲気のなかで。活発に議論し、よりよいまちづくりを!との点で一致した。

呼ばれれば、どこへでも行きます。お気軽に、声を掛けてくださいね。夜は、無料法律相談。

× × × ×

今食事をして、パソコンに向かっている。テレビでは、TPPのニュース。

アメリカの「農産物の安全基準」が、日本よりずいぶん甘いこと。

「食品添加物」でも「残留農薬」でも。こういう国民が知りたい情報を、マスコミが『きちんと報道』してくれるとうれしい。



3月議会、一般質問の前に、ふたりの議員が声をかけてきました。

ひとりは、議員控室で 

「ため池のことは、もうせんでもよかやろう。やめときない」

もうひとりは、委員会室で 

「ため池は〇〇議員のものやないと、市が言うてる。だけん、質問しなんな」

ふたりとも、議会運営委員会の保守系議員。


今までも、ムダな開発をめぐっては、議場前で吊るし上げにあうなど実にいろいろな経験をさせられましたが、「一般質問をするな」というのは初めてです。

もちろん「はい、わかりました」と私が言うはずがないのはわかっていたでしょう。

それでも、「誰かが止めないとまずい」「市が困る」ということで、このお二人がそのイヤな“役を仰せつかった”のです。

それにしても、みんながウソ・偽りと知りながら、知らんふりをして真実を覆い隠し、バレそうになると、議場であろうが、廊下であろうが、議員控室であろうが、「飴とムチ」で攻撃して臭いものにフタをしようとする。

その「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という《鉄壁の団結力》には、いつもいつも感心させられます。議会人としての良心がみじんも感じられない。

それは、巨額の原発マネーで結びついた原発メーカー、御用学者、国と自治体の原発利益共同体と、あまりにもそっくりではありませんか。

みなさんは、どう思いますか?


※ 3月議会の一般質問では、ため池の所有をめぐる真実の決着は即ついた。

他にも委託契約や不透明な入札のことなど、いくつかの点で行政をただす必要があった。

実に多くのことが、「市民に知られないように」特定の業者の利益になるように進んでいると、いまさらながら驚かざるを得ない。

「きりがない」とはまさに、このことだと思う。



遅くなりましたが、議会視察で共感したことを、書いておきます。


2月8日の最終日は、埼玉県の鶴ヶ島市議会へ。

説明の中心は、改革の先頭に立ってこられた議長さんがしてくださいました。いちばん、印象に残ったのは、「市民、住民の声を聞く」ということに、実に誠実であること

。民主主義の原点ですが、なかなか難しいのです。

糸島市では、「議員が市民の代表っちゃけん、いちいち市民の声を聴きよったら、進まんめーが。聞く必要はないと」という議員が圧倒的に多い。

だから、市民の知らないところでムダな開発がどんどん進められてしまう。ここでは、全議員がいっしょに議会報告をし、住民の声を聴く。批判的な意見もどんどん言ってもらう。まじめに、まちづくりの議論をする。

それがいい。議会の役割と権限を理解し、心が広くないとできません。議会で執行部と議論する時、圧倒的に議員の側は情報が足りないので、議場でパソコンのツールを活用できるようにしたとか。タブレット型端末の使用を許可したのです。


また、災害時に災害支援本部員としての議員の役割を議会で明確にしていたのも参考になりました。

ちなみにこの市では、公金による議員の委員会の視察は中止しています。

明日から、3月議会で本格的に忙しくなります。

わたしの一般質問は、11日10時からです。



糸島市議会では、議会にさまざまな請願を出しても、その審査を傍聴するのにきびしい制限がある。

最近では、原発の再稼働に反対する請願が多く出されたが、傍聴にきた市民が見ることができるのは、執行部の説明時とそれに対する議員の質疑の間だけである。

議員の討論、採決になると、退席させられる。(その理由は、傍聴者がいると、議員が圧力を感じて自由に意見が言えなくなるからという)

よって、議案や委員会によってはわずか10分とか30分とかの傍聴だけで退席を求められてしまうケースもある。

しかし、我孫子市議会では、討論、採決の最後まで傍聴を許可している。

しかも、インターネット中継のできる委員会室がひとつあり、各委員会の審議の様子を中継しているのだ。

その請願、議案について、議員がそれぞれの立場から意見を言うのを、聞くこともできる。請願が採択されたかどうか、確認して帰ることができる。

「ありのままを映し、議会への関心を深めていただくことを目的に、委員会の様子もインターネットで中継することにした」とのこと。あの大きな議場と違って、議員7人、8人の少ない委員会で、議員がそれぞれ意見を言い合うのだから、面白い。

原稿がないから本音も出やすい。


ああ、この議員は、福祉についてこんなことを考えていたのか、へえ、この議員は、地場産業の振興について、こんなことを言うのか、などと市民にとって関心のもてることがたくさんあるだろう。議員と市民の間の距離が縮まって、政策についての認識が深まるにちがいない。

議会中継について、昨年度、本会議は3247件のアクセスがあり、委員会はそれより多い3859件のアクセスがあった。今年度は両方合わせて1万件を超えている。あっぱれ!

× × × ×糸島市議会は、本会議の中継だけだが、今年度、何件のアクセスがあったか、確かめてみよう。

とにかく、市民要望の強い老朽化のひどい学校施設の改修や、二丈の中学校も自校給食にという願いや、身近な生活道路の改善や、波多江駅の南側にもエレベーターをとか、国保税の引き下げをとか、障がい者福祉センターの設置をとか、さまざまな市民要求が請願として議会に出され、所管の委員会で議員が熱心に議論する様子を市民が直接見れるようになったら、議会は市民に親しまれ、面白くなるだろう。



昨年4月に立ち上がった「議会改革」をめざす特別委員会(9人)に、私も委員として入ることができた。(委員長は井上健作議員)2月6,7,8日と、今日まで視察に行っていたのだが、まれにみる有意義な視察だった。

(他のメンバーは、副委員長笹栗議員、委員には江頭議員、寺崎議員、三嶋俊蔵議員、三島栄幸議員、徳安議員、松月議員。それに議会事務局から2名の総勢11名)

「何をしているかわからない」と住民から批判の多い議会を、どのように改革していったのかが、そこの議員さんの話を聞きながら勉強できて、とても参考になった。

そうだ。糸島市議会も変われるよと確信がもてた。明日から、その目から鱗の他市の経験を書いていこう。休みの間にたまった相談事の対応や3月議会の準備もあるが、ぜひ市民のみなさんに知っていただきたいのである。

まず第一日目は、福島県会津若松市議会。マニュフェスト大賞を何度も受賞している全国でも先進的な議会。全議員がチームを作って地域に出かけ、議会報告会を行い、市民の声を聴いている。

この議会から…・・つづく(お楽しみに)



市民の方が、興奮して電話を下さった。

「市長が、今宿からJRで通勤しているのを見たという人がいます。糸島市民をバカにしている。いったい、こんなんでいいんですか?」


「(福岡市の)今宿にお宅がありますが、住民票は糸島市にあると思います」と私が言うと、

「でもそこに、本当に住んどうとですか? だれに聞いても知らんと言うし。家はどこですか?」

「前原駅の近くの線路をあがったところに、セブンイレブンがあるでしょう。その向かいの賃貸マンションの最上階、たしか5階です」

「そうですか。でも、家族で普通の市民生活をそこで営んであるんですか」

「さあ、よくわかりません」


そんなとき、また別の市民から手紙をもらった。

「市長は、郵便受けに名前を出していない。こっそり暮らしている。

『何でも糸島』とか、『ふるさとを愛する愛郷もんになれ』とかいうが、自分はそうしているのか? 地域で日々の付き合いや買い物をしてもいない人に、『何でも糸島』とか、言ってほしくない。議会でとりあげてほしい」と書いてあった。


そうだった。私が去年、ビラを配った時も、マンションの郵便受けに名前はなかった。

市長なら、堂々と名前を出したらいいのに。

出せないわけでもあるの?と思った。


林間施設の民営化問題を議会で取り上げたとき、市長は「ウソとやらせの天才」と思った。

前原東区画整理事業の件では、さらにその思いを強くした。

存在しない会社を「ある」と偽って事務を進めるなど言語道断なのに、オール与党の議会が容認して、何でもアリ。

こんなスゴ腕の市長のマンションを、どんな人たちが訪問しているのかしら?


※議員は住民票がなかったら立候補できないが、首長は住民票がなくても立候補できる。

また議会事務局の話では「法的には、そこに住まないままでも市長をやれる」というが、それでは市民が許さないだろう。



市民が「格差と貧困」で苦しむ中、松本市長は議員、有力者の土地をつぎつぎ開発している。その開発議案に、糸島(前原)市議会では、利害関係者の議員本人が議論に加わり、議場で賛成の手をあげるのだから、あきれる。

議員は、自分に利害関係のある議事には参与できないから、あきらかな地方自治法違反なのだが、圧倒的多数の自民系議員が、議会運営委員会と重要ポストを独占して、こんなでたらめな議会運営がまかり通っている。

行政のチェック機能を果たすどころか、癒着、なれあいと批判されても当然だ。

市長は、合併前、自民系議員の中心的存在だった議員の調整区域にある土地を開発した。

この議員は、議会で自分の土地の開発議案に自ら賛成の手を挙げ、翌年めでたく8千万円の利益を得た。

このとき市長は、開発担当職員に議員の家族の職員を使ったり、(職員倫理条例違反)農業振興地域の除外に関する申請書が不備であるのに受け付けたり、(行政手続条例違反)「地区計画」の制度を市民に知らせる前に申請を受付け、多くの職員を動員して事務をし、地域を巻き込んで住民説明会を開き、必要書類をそろえた。普通の市民ではできない、あらゆることをしてやったのである。

私は、同じ委員会にいたので、この議員が、長年多額の借金に苦しんでいたこと、調整区域の土地を処分して、その借金を返済したいと考えていたことを知っていた。思いがけなく、従兄弟にあたる松本みねお氏が前原市長に当選し大喜びだったが、まさに数年後、この人の願いは叶ったのである。市長に恩義のできたこの議員は、私が議会で市長を追及する場面では、さらに大声でヤジを飛ばしたり、予算委員長の時は、手を挙げているのに指名しなかったり、「あんたの発言はもうよか」とか、「さっきもゆうたろうが」などと委員長席からヤジを飛ばして、発言を打ち切ったりした。しかし、今年、1月に女性への暴力事件とストーカー行為が発覚し、しかたなく議員を辞職した。

このとき、「責任をとって議員をやめるべきだ」と主張したのは私たち3人だけで、自民系の委員長などは「女性の方が悪いのではないか」とかばい、他の議員もみんないっさい、批判しなかった。

こんな倫理感すら持ち合わせていない議会なのだ。

前原西産業団地の予定地は、(株)へいせい社長の山林である。市長は、この社長といっしょに飲み屋に連れ立っていくような人だから、さもありなんと思う。

政治倫理条例などどうでもいいらしい。今度の前原東土地区画整理事業(20ヘクタール)にも元議員、現職議員、幹部職員の土地が、かなりある。

そして、今回も私の議会質問を妨害した。議員が利害関係者だと、まともな議会運営はできない。この不景気で、市民は汗して働いても、月にどれだけの手取りがあるだろう。非正規雇用の労働者が、10万円20万円を稼ぐのは大変だ。我が家の夫の母も、ついに要介護状態になった。

91歳だから、今までよく頑張ってきたと思う。

多くの市民が、一生懸命生きている。

だれもが最後まで人間らしく暮らせるような政策の充実が必要だ。

そんなとき、議員や有力者の土地を開発するようなムダな事業はやめさせたい。

土地を転がして、ばく大なカネを手に入れるような不正は見逃せない。

たとえ、どんなに怒鳴られ、妨害されても。



12月議会の一般質問の日程が決まりました。

私の質問日は、13日木曜日、10時から。


ときどき市民の方がお手紙を下さる。

最近も、9月議会の様子をインターネットのナマ中継でご覧になったご夫婦が

「がんばってください!」と激励のお手紙を下さった。

ありがとうございます。

「ビール片手に見ています。テレビのドラマより面白い! 伊藤議員はよく調べていますね」と電話をくださった方。

「病気もされたんでしょう。ストレスですよ。体にだけは気を付けてください」市民の方々からの激励は、何よりうれしい。

一般質問は真剣勝負です。市民の命に係わる問題で、市が正直な答弁をすることを心から願っています。



きのう、12月議会の議案の説明に執行部が建設産業委員会にきた。そのなかの議案第118号の工事契約の締結について市の簡単な説明があった。

それは、波多江公民館建設工事で、条件付き一般競争入札による契約の相手方は、株 へいせい(代表取締役 西原幸作氏)になったというもの。

契約金額は、2億595万9600円。

いま、ここを5717万円で造成工事をしているのも、株へいせいだ。

「造成だけでなく、建設工事もへいせいになったのか。なぜ?どうして? その経過は?」と疑問に思ったが、浦伊三次建設産業委員長は、職員に議案説明だけさせて、私たち議員にまったく質疑をさせなかった。


これでは行政のチェック機能は果たせない。去年の地域説明会のときから「建設はへいせいになる」とのうわさがあった。

その通りになった。

市長の言う「何でもいとしま」が、ますます「何でもへいせい」になりそうな予感がする。

今年度の予算書を見ると、造成費の予算は4364万円だった。

それが1400万円も増額になっている。

13%増し。建設工事の予算は、1億5119万円だったのが2億596万になったのだから、5500万円も増額になって、14%増し。

何が言いたいかというと、最低価格で落札したはずなのに、予算を大幅にオーバーしているのだ。県下最悪の財政難だというのに、これでは予算をたてる意味がない。

とにかく、市が入札の仕方をどのように「改善」したか、きっちり調べ上げる必要がある。

社長が、行政と議会とに太いパイプを持っていることは、ずいぶん前から気が付いていたが、こうまで見え見えのことをされると腹が立つ。

他の委員会では、ちゃんと質疑を認めているではないか。



前原駅そばのイリスロード商店街で、長年市民に親しまれたサンリブの解体工事が、11月15日からはじまりました。

福岡市に本社がある不動産業者が購入し、マンションを建てる予定だったらしいが、マンションの需要が落ち込んできたため、マンション計画は白紙に戻し、再検討中だそうです。

約6000㎡の跡地は、前原駅、市役所が近く、市の顔みたいなもの。

駅周辺は、多くの市民が集い、文化的で明るい雰囲気になってほしいと思います。

今日から、イリスロード沿いに産直市場とカフェがオープンすることもあり、バスの便を良くして、市街地がモノづくり、個性的なお店が集まる楽しい憩いのばになったらすてきです。

サンリブの跡地の活用について、会社は来年3月までに決定したいそうですが…市民に聞いてみると、「マンションやパチンコ店は、ぜったい嫌ね」「またお店ができてほしい」「市民プールとか市民のための健康センターはどうかしら」若い人も高齢者も使える健康センター。

いいですね。全国に視察に行くと、町民プール、市民プールがあって、高齢者や障がい者には無料券が配られ、生き生きと健康づくりをしているところもあります。

市民プールやさまざまな健康スポーツ教室などで、市民が足腰をきたえる機会が増えれば、高齢者の寝たきり予防に役立ち、医療費が下がり、年間ばく大な税金の節約になります。

市民が集まるようになれば、お店も増えて空き店舗も少なくなるでしょう。

浦志の1000戸の住宅開発に、税金を16億円も使うより、前原駅周辺の活性化こそ、いま優先的にやるべき事業だと思います。



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