一般質問その2
土地区画整理事業と水害対策について
動画は下をクリックしてください⬇️
https://youtu.be/9O8uYbb2o9A?si=k9KTr3JXY_NW1BLX
(概要)
2、 土地区画整理事業と法令遵守、水害対策について
① (仮称)池田東土地区画整理事業の水害対策について。開発面積と埋め立てる水田の面積はいくらですか。
② 水田を埋め立てると、保水能力はどのくらい失われるのですか。
③ 瑞梅寺川下流の高田は、大雨が降るたびに国道が浸水します。河野流域の住民は、大雨のたびに不安を抱いています。県の防災計画ではこの地域の危険性が指摘されているのではないかと考えますが、いかがですか。
④ 水田を埋め立てるには、農業振興地域を除外する必要があります。その会議はいつ開かれたのか。そこでは水害対策について、だれがどのような説明を行なったのか、うかがいます。
⑤ 原発でも水害でも、何らかの危険があるのに、「大丈夫」と説明をしたら、判断を間違えて市民生活に重大な影響を及ぼす恐れがあります。都市計画課長は、会議で委員に事実に基づいた正しい説明をしましたか。
⑥ これは「平成23年糸島市農業振興地域整備促進協議会」の議事録です。前原東土地区画整理事業のとき、農振除外の会議が開かれた。そのとき委員から、13ヘクタールの田んぼを一度に埋め立てることについて、水害を心配する質問があった。すると都市計画課長の田中幸昌氏が、「そこには既存の池がある。ため池を活用して水を徐々に下流に流す計画だ」と説明したため、それなら安心と全員が賛成した。しかし、この説明は事実ではなかったのです。なぜなら、ため池は埋め立てて宅地にしたからです。
それで私が2013年12月議会で説明が違うと指摘したら、田中幸昌都市計画課長は「間違っていました。済みません」と謝りました。謝って済む問題ではありません。市長。命に関わることで、職員が説明を間違えていいと思いますか。
⑦ いま行われている泊土地区画整理事業についてです。市が行なう関連事業の事業費はいくらか。また進捗状況は何%ですか。
⑧ 令和3年6月18日付福岡県公報には、理事7人の名前と住所が公表されていました。当土地区画整理事業においては、なぜ理事個人の名前と住所を公開するのですか。
⑨ 会長は田中幸成氏、副会長は田中幸昌氏。これは事実ですか。
※前原東土地区画整理事業では、井上智元前原市議会副議長と小島忠義建設産業委員長(当時)、それに井上義浩建設都市部長(当時)が有力な地権者でした。市と議会は常に車の両輪で多額の税金を使う開発事業を推し進めました。利害関係者が議員と市の幹部ということがしばしばあったのです。
前原東土地区画整理事業では、松本・月形市政を通じて、新駅建設と浦志踏切の閉鎖、アンダーパス(中央ルート計画)が進められました。どんなに議会やデモで反対しても、圧倒的多数の自民系議員、公明議員、立憲議員、他の無所属議員の賛成で、やめさせることができませんでした。国の沖縄への対応と同じです。
今の議会にはチェック機能がありません。「不正、腐敗をなくし、そこに住む人々の声と願いが反映する政治に!」と願わずにおれません。
なお昨年12月議会の答弁で、泊一環境保全組合の初代会長は田中幸成行政区長(当時)でした。行政区長が多面的機能支払交付金の活動組織の会長を兼ねるとして、令和2年の国の検査まで組合の総会を開いてこなかった。十何年も議決せず交付金を使ってきた責任は、歴代行政区長にあると言ってよいでしょう。
床上浸水の見舞金は 1世帯あたり1万円
全壊、全焼、流失で6万円 引き上げを!
糸島市災害見舞金支給規程より。大事な災害見舞金の金額に大きな誤りがあったので、お詫びして訂正します。
雷山川 波多江のマンションの近く。アスファルトの道路が大きく陥没して危険だったので、すぐ建設課に連絡。転落防止の対応を取ってもらう。
ここは地下8メートルのアンダーパス予定地、潤南から250メートル東。
近くに大きな地下道路ができるのは、本当に不安。
雷山川 井上病院から西へ約100メートル。こずは橋から撮影。激しい濁流。
ここはアンダーパス予定地から400メートルほど。
土地が低く道路が冠水。浸水被害も。市民の方が撮影して送ってくれたもの。場所は波多江校区。
上の写真はすべて7月10日に撮影。
糸島市では災害の見舞金は「床上浸水が1世帯当たり1万円」
ちなみに住宅が全壊、全焼、流失した場合は、1世帯当たり、6万円。
半壊、半焼は、1世帯当たり3万円です。
もっと被災者の生活実態に合わせて、金額を引き上げるべきです。
きららの湯や保育所5件の無償譲渡では、建物と設備、備品を3万点、およそ10億円も無償譲渡しました。市の財産をタダでやってはいけない。助けるべきは災害被災者です。
詳しくは、こちらをクリック⇩
大宰府でアンダーパスが水没 犠牲者も…
今度の豪雨で大宰府のアンダーパスが水没し、亡くなった方(50代)もありました。
水害に弱いアンダーパスは中止し、潤南の踏切は平面で拡幅すべきです。
とくに通学時の子どもたちやあごらを利用する多くの市民が被害にあうのではと心配です。
身近な道路を安全・きれいに~あごらの南側と東側の市道
健康福祉センターあごら南側の市道
「あごらの南側の市道が草ぼうぼうです」とのご指摘が市民から寄せられ、今日、市議会本会議の後、建設課に寄って情報提供してきた。
あごらは、10万市民の福祉のカナメとなっている場所。高齢者や障害者にもっともよく利用される施設である。夕方から夜にかけては、この道路をジョギングや散歩して楽しむという人も多いと聞く。
ただ「せっかく歩道があって安心して歩けるのに、防犯灯が少なくて夜は怖い。もう少し防犯灯を増やしてほしい」という声があり、危機管理課にも寄ってみた。
「防犯灯の要望は、地元の行政区長に言ってもらえませんか」と職員。でもここは、地元行政区だけでなく、市内のあらゆる人が利用する道路。
そう言うと、「防犯灯の電気代は、地元行政区の負担になるので…」という。そうだった!糸島市は、市の設置した防犯灯の電気代のうち、3分の1を地元行政区自治会に負担させている。
なんともセコイ話。自治会は任意加入の組織なのに、市長が自治会長を行政区長に任命する仕組みをとっているため、こんな歪んだ費用負担が発生している。
建設課や危機管理課の仕事は、市民の安全に直結する。身近で必要な予算は増やして、職員が直接要望を受け、責任をもって計画的に整備を進めるべきだ。
ちなみに市内の防犯灯はおよそ9千個あり、すべてLED化が完了したという。
あごら東側の市道
地下8メートルのアンダーパスにするため、58億円も使うと市長が言い続けている道路。平面で広げれば、ばく大な事業費はかからない。
なぜそうまでしてアンダーパスにこだわるのかまったく理解不能。
福祉や教育、インフラ整備、施設の維持管理に今後、ぼう大な税金が必要になる。
しかし「ワンランク上のまちづくり」にアンダーパスは絶対に必要と、月形市長は固く信じておられる。困ったものだ。いったい、だれの要望なのか?
伊藤「アンダーパスに反対する住民の声を聞いたか」
市長「聞いていない」
月形祐二市長 3月議会一般質問から
議会中継は コチラ⇓をクリック
アンダーパス総事業費約58億円!
地下8メートルの巨大道路を住宅地の真ん中に建設
・反対署名を無視し住民の声を聞かず推進
・雷山川のそばで水害や地域分断の心配
中村建設都市部長
用地買収もほぼ完了し、今年度から工事が始められるそうである。環境破壊と税金の無駄遣いであるアンダーパスは中止し、平面で拡幅すべきだ。
運動公園総事業費62億円とあわせて約120億円
もっと優先すべきことがたくさんある
運動公園の総事業費は、62億円。アンダーパスの事業費を合わせると約120億円。
戦争、食料不足、物価高騰、所得格差…。市民生活が年々苦しくなる中で、市は、九州大学関連の大型事業に税金を投入し、九大周辺で利益追求を狙う企業等のための開発計画が目白押し。その先頭に立っているのが馬場貢副市長である。
きららの湯を民間に無償譲渡したが、わずか5年で休業に陥った。市長や議長の長年の「お友達」への無償譲渡は、大失敗に終わったのである。
きららの湯の無償譲渡については、当時の馬場健康増進部長と谷口俊弘副市長(=森林公園でやらせの事業者選定をした)の責任がもっとも大きいことを忘れてはならない。
「市とグルなのね!」
今回も「多面的機能支払交付金」に関わるところで、堀田勉議長が私の質問を1時間も中断した。交付金の不正受給や書類の偽造は重大な不正なのに、堀田議長も井上健作副議長も知らんふりで、私の質問を中断し妨害している。
今度の議会中、議会運営委員会や議員全員協議会で「なぜ大事なことをスルーするのですか?」「あなた方、市とグルなんでしょう?グルなのね!」と言った。しかし、激怒したり、「許さん、懲罰じゃ!」と叫ぶ者はいなかった。
25年も彼らと命がけで闘ってきたので、はっきり断言できる。市が「やりたい放題」になったのは、議会が行政のチェック機能を果たさなかったからだ。多くの議員が執行部の味方をして、市の不正に目をつぶってきたからである。不正を追及する議員に不当な懲罰を課すなど、積極的に不正の隠ぺいに加担してきたからである。
障がい者や高齢者が不便なアンダーパス
上の写真は大野城市のアンダーパスを通る車椅子の高齢者。「毎日通るのに、とても不便」と語っていました。これとほぼ同じ道路を、糸島市は潤南の健康福祉センターあごらの東側に建設中です。アンダー部分だけで50億円、総事業費は80億円ともいわれます。
地元は大反対「地域分断」「環境破壊」「水害の危険」
潤南は住宅街なので、アンダーパスができたらもっと多くの人が困るでしょう。福祉施設のあごらに行く障がい者や高齢者が、いちいち踏切の下をくぐって渡らなければなりません。
いま月形市長は土地の測量や住宅の立ち退きをすすめ、国、県、市の税金がすでに何億円も使われました。福岡市の周船寺の踏切のように平面で拡幅すれば、10数億円で建設できるのに、本当にムダづかいです。
周船寺の踏切のように平面で拡幅すべきです↓
上は周船寺の踏切の写真。この踏切のように、平面で拡幅すべきです。
しかし、アンダーパス事業に議会で反対の質問をしたり、住民の声を取り上げる議員は、私と日本共産党だけです。市民が汗して収めた税金の使い道に関して、12人の自民系議員、公明2人、無所属2人、それに立憲民主の議員も賛成してきました。圧倒的多数が現市政の与党。市政が変わらない最も大きな要因です。
アンダーパスの中央ルートには、波多江校区と東風校区の住民はずっと大反対でした。しかし松本嶺男前市長は、各地の住民説明会で職員をサクラに使い、行政区長に「中央ルート建設」の要望書を出させ、部下の公務員を使ってアンダーパスを推進しました。下はその例です。
住民説明会で市の幹部職員をサクラにした前市長
2007年2月23日、この日は小雨の中、高田・板持の住民が波多江公民館に60人くらいつめかけた。22人がつぎつぎ発言。ルート反対の意見ばかり。それも市の説明よりずっと説得力がある。わきおこる はくしゅ! はくしゅ!
「生活道路はわるい。お年よりも増えている。2.5キロに100億円使う中央ルートより、やることが、ほかにいっぱいある。」「財政がはたんしたらどうする?」
すると市長は、「将来のための投資」「この道をつくれば、町は発展する」とくりかえす。
「市民の賛成が少ないのに、こんなに住民が反対しているのに、なぜ中央ルートをつくるのか?」 市長の答え。「必要なら、反対多くてもやる」
最後の方で、つと男性が立ち上がり、「みんな反対だ。賛成の人、いるんですか?」と会場の人たちに聞いた。すると後ろの席にならんだりっぱな背広姿の6,7人の男性が、さっとそろって手を上げた。みんな市の幹部だった。
この当時、説明会はどこもかしこも満員で、「100億円のムダづかい」「水害のときアンダーパスは水没するぞ」と怒る声があふれていました。賛成意見を言ったのは、のちに工事を請け負う会社の社長だけでした。こうしてごり押しで進めてきたのが、松本前市長だったのです。この卑劣なやり方は、住民の反対署名を無視してアンダーパスを推進する月形市長に受け継がれています。
なお、中央ルートのはじめの計画は4車線で100億円でした。反対の声が大きかったので、2車線になりましたが、それでも総事業費は80億円となっています。
アンダーパスはムダづかい「平面で拡幅を!」
福祉・教育担当の職員削減や市民への増税・サービス削減は、ムダな公共事業があまりに多すぎるからです。落札率99.99%の雷山運動公園整備事業は、総事業費60億円。今年から工事が始まりましたが、利用者を2倍に見積もった過大施設です。
糸島市の新庁舎建設が旧丸田公園で始まり、総事業費は64億9千万円です。月形市長は、財政難のなか、コロナ禍で市民生活が苦しく先が見えないときに、つぎつぎと大型事業を推進しています。これらはすべて松本前市長のときからの計画です。
ちよ便り26号
「水害の被災地を見よ」と市民
右=ちよ便り19号裏面から
市は国が認可した(国もカネを出す)と言って、ますます住民が大反対のアンダーパスを、潤南の住宅街に作ろうとしています。
しかし今、相次ぐ台風、豪雨で大災害が発生し、市民のみなさんから怒りの声が寄せられています。
「市長さんは水害の被災地を見てないのですか?」
「アンダーパスは水没して危険だ。この温暖化の時代にバカだよ」
「潤は名の通り、水に弱い所。前にも浸水したとハザードマップに書いてある。」
「雷山川が近いのに、地下8メートルの道路だなんて、誰が考えてもおかしい」
「気の毒に被災者は泣いている。国に無駄な税金を使わせるな。被災者支援に回せ」
「近所ではみんな、反対しています。市は財政がひっ迫しているんでしょ」
「総額80憶円もかかるのですか!ムダづかいですよ」
「地元住民の反対を押し切って、誰のためにやろうとしているの?」
アンダーパス予定地近くのマンションでは、水害に備えて土のうを積んでいた(8月末)。
右は反対の横断幕。
「あごらの東側は平面交差で道路拡幅を!」
昨日夕方6時ごろの映像。
激しい濁流となって流れゆく雷山川。
市は、この下流500メートル位のところに、地下8メートルのアンダーパスを50億円でつくろうとしている。(道路まで含めると80億円の大事業)
住民は大反対。いったい、だれのためか?と怒っている。
アンダーパス予定地の近くのマンション。玄関に土のうが積んであった。
潤という名の通り、土地が低く、水に弱い所。
こんなところに、巨大な地下道はいらない。
波多江の井上病院の近くのこずは橋から。
アンダーパス予定地のすぐ東側。
このあたりは、災害時、最悪2メートルの浸水が想定されている場所。
地域住民は、一日も早く、平面で踏切と道路の拡幅を願っている。
そうすれば、数億円で建設できる。
福岡市西区周船寺の踏切は、アンダーパスではなく、平面で建設した。
アンダーパスは、福祉、教育のためのお金を食いつぶし、市の借金を増やす。
そもそも浦志の住宅開発で金儲けしたい人達が集まって、新駅作って踏切閉めてアンダーパス…と筋書きを書いたもの。絶対に許せる計画ではない。
平面交差で拡幅した福岡市西区周船寺の踏切。アンダーパスでないため、費用は数億円。
一般質問を3回にわけて、アップしています。その2回目。
1回約20分程度です。
建設都市部長は、潤の住民およそ100人に「平面交差ではなく、アンダーパスを建設する!」と断言し、ショックで涙ぐんだ人たちもいます。
その建設都市部長も、事業を審査した建設産業委員長の小島忠義議員も、実は、開発区域に土地を持つ区画整理組合の組合員(地権者)でした。
職員も議員も利害関係者だという重大な事実を、市は7年も隠し続けてきました。県の資料で、それがついにバレました。
私がこの事業の質問をするたびに、議場内で利害関係者の議員本人から、議事を妨害されました。
ヤジられ、緊急動議で質問を中断され、本当に大変な思いをしました。
地方自治法第117条「利害関係者の議員を議場から除斥する」ことが、守られていません。
議会運営が、デタラメなのです。
議会運営委員長は、私に暴言を吐いた寺崎強議員。
議会の8割を占める市長派議員のやりたい放題が、旧態依然とした市議会の実態です。
#伊藤千代子
#糸島市
#糸島市議会議員
水に弱い浦志、潤の地域。昨年7月。
2010年(平成22年)1月1日、1市2町が合併し、そのときの選挙で私は4期目の当選を果たした。
所属する建設産業委員会の構成は以下の通り。私以外は全員市長派議員。
委員長 浦伊三次 副委員長 寺崎強
委員 田原耕一 笹栗純夫 小島忠義
堀田勉 中村進 伊藤千代子
改選後、建設産業委員会から農業委員会委員を選出した。
いつもは委員長ひとりを議会から選出するのだが、この時は小島議員と浦議員の二人を選出したので、私は不審に思った。
2011年(平成23年)10月6日。
糸島市農業委員会総会で前原東土地区画整理事業の開発予定地にある柱田ため池と相の町ため池を埋め立て、廃止する件が議題にあがった。
柱田ため池 面積1万6,699㎡、貯水量1万6,750トン
相之町ため池 面積 5,669㎡、貯水量1万4,630トン
ため池を廃止すれば水田への用水、大雨の時などの水害等が懸念される。農業委員から対応策はどのように考えているか質問があった。
議長は地元の小島議員を指名し、意見をきいた。小島議員は、
「…今2つ、つぶそうとしとる池の浦志水利土木組合がもういっちょため池を持っとるんですよ。カノウバルため池というのを。ですから、そのため池と今説明にあった地域内に暗渠で雷山川の水、用水のやつを暗渠にしながら両方でやっていくということなんで、大丈夫だというふうに組合では判断しております」と言った。
浦志は大丈夫だろうが、水は上から下へ流れる、下流にも影響があるのでは…とまた心配の意見が出た。
すると田中幸昌都市計画課長が、「確かに水は下にしか流れないということで、小島議員に説明いただいた水利の意向は取れとります…」と述べた。
小島議員は「心配される話はいっさい起こらない」と重ねて繰り返した。
こうして開発区域内のため池二つの廃止が決定した。地元ではない浦議員では他の委員を上手に説得できなかっただろう。
しかし小島議員は「つぶすため池」の名義人であった。その土地に所有権を持つ一人であった。
農業委員会等に関する法律第24条では、「農業委員会の委員は、自己又は同居の親族若しくはその配偶者に関する事項については、その議事に参与することができない」と定められている。
このことを何人の委員が知っていたのか?
利害関係者の議員が市と一体となって開発を進めれば、市政は歪む。議会制民主主義は崩壊する。税金がいくらあっても足りない。
私はそのことを言い続けた。しかし圧倒的多数の与党議員に無視され、理不尽な非難を受け続けた。
なお、当時ため池廃止の事務を担当したのは農林土木課で、その時の課長が今の建設都市部長である。
市長の言う適材適所とは、利害関係者のための適材適所だ。
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浦伊三次議員は、小島議員が名義人となっているため池について私が議会で質問するのを快く思っていなかった。2011年(平成23年)6月13日、浦議員は一般質問の中でこう述べた。
「今度、浦志に新駅をつくるということがもう決まりまして、いろいろ活動しているんですけれども、…
もう1つ浦志のため池、代表名義、もう言いますめえ。
代表名義の方(小島議員のこと)、あたかも自分の土地を売るように言われると、大もうけしてあると、冗談じゃないて、個人の懐(ふところ)には入らない…
何か俺も一緒になって、あの2,300万円使うたっちゃなかろうかというふうに思われても、たまったもんじゃない…」
「人権やいじめ」について執行部を問い詰めた後半部分の一コマ。彼はこの調子で建設産業委員長、議長と2018年2月まで市議会に四半世紀君臨した。部長たちが機嫌をそこねないよう、必死で答弁していた姿が目に浮かぶ。
相之町ため池。埋め立て後、小島議員が(2分の1所有で)売却した。
#伊藤千代子#糸島市議会議員#糸島市議会
新駅設置のため廃止された桂田踏切。南北を結ぶ道路が閉鎖され、大変不便に。30メートル西に駅ホームをずらせば、踏切を廃止する必要はなかった。いま周辺は混雑し、近隣が大反対するアンダーパス事業を80億円で整備し始めた。
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先週、3月1日の施政方針演説で月形市長は、財政厳しい中、
新庁舎建設(約65億円)と雷山運動公園建設(約50憶円)の大型事業二つを同時に実施する決意を述べた。
また新駅については「関係者のご尽力が実を結び、長年の夢でありました新駅“糸島高校前駅”とその周辺整備が終わり、無事に開業を迎えることができる…」と述べた。
市が半分所有していた柱田ため池は新駅のまん前にあって、ため池跡地はなんと坪55万円で売れ、3億円に。全く大したものだ。
40億円以上の税金を使い、1日4000人の利用者があった踏切を廃止した浦志の開発。この開発に最も尽力したのは、市長と市の幹部、一部の議員だったと思う。
特に建設産業委員長の浦伊三次前議員は何度も議会で取り上げた。
平成20年12月議会で「区画整理事業と新駅はセット」と言い、
平成22年12月議会では新駅建設を市長に強く要望、市長が「先頭に立って頑張る」と答弁すると、「ありがたい答弁をいただきました」と感謝した。
翌平成23年に新駅設置促進期成会が結成され、市長が会長に浦議員と組合理事長で元議員の井上智氏が会長代理に就任した。
私には、すべてがシナリオ通りに思えた。
小島忠義議員と井上健作議員は地元選出議員として長年、期成会役員に名を連ね、新駅設置に邁進した。
当時の小島議員のブログや議会ニュースには、新駅設置に向けて活動する姿が、生き生きと描かれている。
平成25年3月議会では井上健作議員が「前原東土地区画整理事業は、定住促進に一番効果がある」「これに不可欠なのが新駅なんです。ここには絶対駅がないと土地も売れん、土地の評価も上がらん…」(会議録の91ページ)と発言した。
この二人の共通点は、地元で不動産賃貸業をしていること。平成25年当時の資産報告書によると、
井上議員は約53,000平米の土地と約3,500平米の建物を所有し、
小島議員は約12,000平米の土地と約2,000平米の建物を所有していた。
自ら尽力して新駅ができたことで、アパート、マンション経営をしている2人の議員には大きなメリットだったはず。しかしこれは政治倫理上、いかがなものか。
いま糸島市議会の三つの常任委員会の委員長は、以下の通りである。
総務文教委員会 委員長 井上健作議員(自民)(不動産賃貸業)
市民福祉委員会 委員長 笹栗純夫議員(公明)
建設産業委員会 委員長 小島忠義議員(自民)(不動産会社社長)
・・・・・・ ・・・・・
税金を使う優先順位が違うと考え、市民の命、くらしを最優先する市政へ!と議会で訴え続けてきた。弱者救済や教育予算の拡充、面積が広い広い糸島市のバスの充実。だが… 。
#伊藤千代子#糸島市議会議員#糸島市議会#アンダーパス
場所は健康福祉センターあごら近くの潤南です。
のどかな住宅街に、市は、地下8メートルのアンダーパスを建設しようとしています。総事業費は80億円。アンダー部分は50億円。
今年は、測量を始めました。
雷山川も近くにあります。水害の危険地域に地下道はやめて!と2000筆の反対署名を届けましたが、市はまったく聞こうとしません。
浦志の踏切が廃止され、潤南は交通量が増えて、子どもたちの通学路や住民の生活道路が危険な状態です。
一日も早く、平面で拡幅をしてほしいと、願っています。
下の写真をごらんください。
周船寺小学校の東側にあるこの道路は、平面でJRの線路を渡ることができます。福岡市が約15億円で建設しました。地下8メートルのアンダーパスではなく、このような平面交差の道路にしてください。
台風や集中豪雨の被害が増えている中で、水害に強いまちづくりが必要です。
潤の地域に、地下8メートルのアンダーパスは止めてほしいとの声が高まっています。
通行止めになっていた、あごらの西交差点から北へ、今また通行できるようになって、市民は「やっと通れるようになった」「便利!」と大変喜んでいます。しかし新駅の建設で、AZホテル前の「桂田踏切」は、2017年の3月末で廃止になる予定です。 (議会の私への答弁より)1日に2~3千台の自動車や自転車が通行するこんな大きな踏切が廃止されたら、雷山、篠原、だけでなく荷物の宅配業者、郵便や新聞配達、運搬車、農家、等々、地場産業や交通体系に悪影響を与え、多くの市民が不便になります。潤南であった住民説明会で、市は、32年前、地域の地権者が農地を宅地にするために前原東土地区画整理事業を思いつき、駅の建設もその時からのことだと説明したそうです。4年前の12月議会で、当時、建設産業委員長をしていた浦伊三次議員の質問にこたえて、前市長が「前原東土地区画整理事業と新駅建設を推進する」と宣言したのを思い出します。来年度から、さらにばく大な税金が土地区画整理事業に投入されます。
上の写真は、東風小学校の付近から、国道方面を撮影したもの。ほとんど車の通りがないのどかな住宅街の道を、40軒もの家を立ち退かせて、ここにはまったく似つかわしくない巨大な道路をつくっている。年内、国道北側は完成予定。将来1万台が通行すると言うが。九大に毎日1万台も行く?すぐ近くの通学路になっている市道は、潤(うるう)も浦志(うらし)も道幅が狭く、危険なところが多くて、子どもたちが危ない。子どもや市民が日常的に使う道路を安全にすることが、最優先では?この国道から南へは、さらに4車線で地下8メートルになる予定だったが、12月議会で「見直し」を求めた私の質問に、市ははじめて、交通量調査をして見直すと答弁した。毎日のように、「税金が高い」「病院代が大編」「子どもの進学費用が…」「失業した」・・・こういう市民の切実な悩みを聞いていると、税金の無駄遣いとしか思えない事業は、市民に申し訳ない。悲しい。子育て支援や高齢者福祉や、たくさんのことができるのに。財政難のなか、まだ続けますか? 中央ルートを。必要ですか? 本当に?
3月補正予算に反対した理由は、繰り越し明許費に前原東土地区画整理事業の2億6500万円が計上してあること。
市民が大反対している潤の中央ルートにも1300万円追加。保育園の子どもたちが喜んでいる移動図書館車(年間300万円)を廃止するなど、市民のためのわずかな予算を削り、巨額の公共事業を推進することは納得できない。
しかも、元議員及び現職議員名義の広大な土地がある。
現職議員名義の土地の開発は、いかなる理由があろうと、市民の税金を使ってやるべきではない。
市民は、いま税金が高くてどんなに苦労していることか。
政治倫理上も問題であり、自分のものでなければ、名義を変えるべきである。
私が、この件を議会で反対討論していたら、U議長が「討論に関係ない」と発言を中止させた。
浦氏は、前原東土地区画整理事業と新駅の建設を、議会で最も熱心に求めてきた議員。しかし、私はなにがあろうと、中央ルートと前原東土地区画整理事業の推進に反対する。
このふたつは、あまりに市の財政に打撃を与え、市民の願いに反しているから。
「浦志うらし川」
浦志川は、JRの下をくぐり、下流の浦志地域へ流れ、約1キロ下流で雷山川にそそぐ。
線路を超えると、パチンコ店、国道、住宅街となる。前原東土地区画整理事業で、水田13ヘクタールとため池ふたつが埋め立てられる。
この広い水田を埋め立てると、2万トンから3万トンのぼう大な雨水が行き場を失う。
農業振興地域整備促進協議会で問題になったのは、そこだ。
市は、「柱田ため池があるから、そこに溜めて少しずつ排水するから大丈夫」と説明して、委員を納得させた。
しかし、その柱田ため池は、この事業ですでに埋め立てられてしまった。
虚偽の説明で、農振除外の許可を得たと言われても仕方がない。
区域内に新しく作る調整池は、わずか2400トン。まったく足りない。
つまり、埋め立てによって、大量の雨がこの小さな浦志川に流れこむ。下流の浦志一帯は土地が低いのに、ゲリラ豪雨などで浦志川や周辺の水路があふれれば、非常に危険だ。
いっぽう市は、区画整理事業の地点から1キロ下流に、人工のため池(調整池)を、「水害対策として」7~8億円で建設する計画を発表した。
上流のため池ふたつは開発で埋め立て住宅地にし、下流には7~8億円と言うばく大な税金を使って、水害のための調整池をつくるという。これ、かなり変じゃないの。
区画整理の地点から新しい調整池までの人口の多い「1キロ区間」の浦志が、もっとも危険になるということだ。
9月議会で、土木費として、2億4360万円の大きな補正予算が出た。
「何の工事予算か?」と聞くと、『前原東土地区画整理事業域内の道路や水路』を つくるための予算であることがわかった。
2億円以上もの道路や水路建設となると、不況にあえぐ地場の土木業者に何百もの仕事がいくお金だ。
市民の税金を使う事業は、できるだけ地場産業の振興に役立つものでなければならない。
しかし市は、「事業主体は、前原東土地区画整理組合。
市は事業主体ではないから、わからない」と言う答弁をした。
驚いた。
この区域内には市の土地があり、市もこの事業にかかわっている。
市長も組合員だ。しかも市が最重要課題として取り組み、税金を16億円もつぎ込むこの事業で、地場業者を積極的に使うのは、当然だ。
「わからない」などと言う答弁は、請負業者のゼネコン、清水建設に「何もものが言えない」と言っているのと同じようなもの。
いま地元の土木、建築業者は、どんなに苦しい経営をしていることか。結局、何十億円もの税金をつぎ込む開発事業は、地場産業の振興にならないということだ。
それよりは、生活道路や農業用水路、通学路などの市民生活に役立つ小さな土木工事を何百も発注した方が、ずっとずっと市民、業者のためになる。
地域振興になる。その件は次回。
6月議会で、市長は、自民系の田原耕一議員の一般質問にこたえて、中央ルートができれば、インターにつながって、便利になるかのような答弁をした。
中央ルートはずっとバイパスにつながると答弁してきたのに、インターにつながるとは初耳だ。
そこで9月議会で、その根拠は何かと聞いてみた。
すると、「構想だ」と答えた。構想なら構想と言うべきでしょう。
今は現実の事業計画の話をしているのだから。
しかし、その構想も怪しい。なぜなら、市の10年間の長期総合計画書の交通体系図に、波多江インターの計画はない。構想と言っても、10年計画にも載らない、夢のような話だ。4車線で、地下8メートルの巨大なアンダーパス道路が、「インターにつながらない」と知れば、「無駄だ!」と多くの市民が思うだろう。
実際、多くの市民はそう思っている。
だから、構想(夢)だけでも「インターにつながる」と言いたいのであろうが、構想ぐらいで、中央ルートができればいかにも波多江インターが実現するような答弁は、やめるべきだ。国と地方で1000兆円の借金を抱え、国家の財政破たんを心配する時代。
借金財政で消費税も上げるというときに。
しかも、前原インターがこんなに近くては、市内にふたつめのインターは非現実的との意見が妥当だろう。
事業の優先順位が違う!もっともっと、ほかにやるべき仕事があるでしょう!と、潤のあの巨大な中央ルート現場をみるたびに、市民は思うのである。
昨日の私の質問の中で、中央ルートについて、「4車線を2車線に」、「JRをくぐるアンダーパスの地下道路を、JRを超えるオーバーパスに」市が、見直しを検討していることが分かった。
それを聞いて、インターネットで傍聴していた潤南の人たちが、
「うれしい」「よかった」と電話をくれた。
「あれだけごり押ししていたのに、見直しを言ったのは、大成果です!」と。
地下8メートルの4車線をのどかな住宅街につくれば、水害、犯罪、地域分断と、環境破壊は目に見えている。
見直しは当然だ。5年間、毎月、市民のみなさんと、市役所前で反対の宣伝をしてきたが、無駄ではなかった。
しかし、やった!と喜んでばかりはいられない。
アンダーでもオーバーでも、2車線でも、環境破壊と税金のムダづかいに変わりない。
西日本では、かつてない異常な暑さが続いているが、東北では連日のように集中豪雨と土砂災害のニュースが流れている。
異常気象が珍しくない昨今、とくに水害の危険性は高まっている。こんなとき、水害の危険性が叫ばれている潤と浦志にある「柱田ため池と相の町ため池」を開発のために埋め立てていいのか?
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つい、先日も潤の住民から、水路が7月初めの大雨であふれたという相談が寄せられたばかりだ。合計2万2千㎡にもなる広大なため池は、農業用水の確保のほか、水害防止や生物の多様性など多面的機能をもつ。
1時間で100ミリの雨が降れば、2200トンの雨がため池に降る。
それが、徐々に下流に流れていくので、水害の防止に役立っているのだ。
市と小島議員は、「ため池は、道路より高いところにあるから、水はため池に入らない。だから、水害防止にはなっていない」と言うが、雨は上から降るのである。その当たり前のことを、なぜ認めないのか?水害の危険性をごまかしているようにしか考えられない。
開発区内の20万㎡ともなれば、100ミリ降れば、2万トンの雨水がここに降りそそぐのである。ぼう大な水量だ。
そして、ため池埋め立て後、ここにつくる調整池は、わずか4250トン。
全然足りない。市民の命を長年守ってきたため池を、住宅開発で埋め立ててよいのか?
ということだ。
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浦志から、新田、泊にかけて、ため池の埋め立て後、集中豪雨で水路が雨水であふれ、住宅地に被害が出たら、市はどうするつもりなのだろうか?
板持行政区に、糸島の風と波多江の風を配りに行った。
いつも配ってくださる方の体調が悪かったので、別な支援者の方と自転車で配布した。
空が青く、日差しが暖かい。
時折冷たい風が吹くけれど、いい気持ち。高齢のおしゃれな雰囲気の女性が、家の前で掃除をしていた。
「こんにちは」というと、笑顔で近寄ってきて、会話になった。
東風小学校の前を通って、中央ルートの建設現場を見たそうな。
「ムダな道だと思うわ」と一言。
「それより、板持には狭い道がいっぱい。久保田橋も老朽化していつ崩れるかとしんぱい。どうして、必要なことをさきにしないのかしらねえ。ふたりも市会議員がいるのだけど…」(そのおふたりは市民福祉委員長と建設産業委員長。委員長は議会に4人しかいない。半分は板持行政区ということになる。ちなみに行政区の数は、約160!)
市民福祉委員長の議員の女性暴行事件のことも、ご存じだった。
「地縁、血縁で選挙するのが、よくないのよね」そのとおり。
久保田橋を見に行った。
ちょうど、前日、建設都市部で、この橋の問題を話してきたばかりだった。
市民の方たちと話すのは楽しい。議会活動のうえでとても役に立つ。
恐るべき税金の無駄遣い、中央ルートの補正予算が、今日可決した。
3.620万円。
これで国道沿いの用地買収は、ほぼ完了する。
東風小学校の前は、午後3時ごろ、平日、30分間で、わずか7台しか車が通らなかったあの道が、空港の滑走路のような巨大な道路になってきている。
これだけのお金があったら、暮れに不景気で苦しむ中小業者に、たくさんの仕事をつくれるのに。
賛成したのは、日本共産党の3人以外、全員。
行政と議会が一体となって、ムダな公共事業を推進し、市民が苦しんでいる。
4車線は、糸島にはない!
みなさん、小学校前のこの静かな道路を、1日に1万台も車が通るようになると思いますか。
東風小学校前は、20軒も家が取り壊され、広大な土地が広がっています。
この恐るべきむだづかいを、二丈のみなさん、志摩のみなさん、糸島市のすべての税金のむだづかいに怒るみなさん。
ぜひ一度見に来てください。
潤の国道沿いは、いま中央ルートの土地買収がすすんで、パチンコやさんから東へ、ずんずん建物が取り壊されています。
一番下の写真は、潤橋の西100メートル位の国道の歩道。
段差があり、狭くて危険。自転車でダンプカーなどとすれ違う時は、恐怖です。
住民が一番改善してほしいこの部分は、広がらないのです。
なんと、数十メートル前原寄りには、中央ルートで4車線の巨大な交差点ができるというのに。
不景気が続く中、家族で年を越せるか、心配な人も多いはず…
しかし、市のむだな開発は止まらない。1
2月議会にも、また中央ルートの補正予算が3600万円も。借金して。
一般財源から。このお金は、潤のあのラーメン店あたりの国道沿いの「土地買収費」
いま、潤の国道沿いが、パチンコ店の前あたりから、保育園の入り口近くの交差点の先まで、なんと370メートルにわたって、取り壊されつつある。
市民が苦労して払った税金が、こんなむだな道路に。
使われるなんて。しかも、潤橋のこちら(西)側の、あの一番危険で、狭い歩道。
「あそこは」広がらない。悲しくなる。
もっと、違うお金の使い道をしたら、いいことがいっぱいできるのに。
合併しても、あいかわらずの・・・・
糸島市のすみずみまでは行き渡らない。予算配分。
どれくらいの市民が、気がついてくださっているのだろうか?
もっと。もっと。知らせなくては!
このままでは、財政が持たないと思いますよ。
一般会計322億円の出費のうち、49億円は借金払い。
※住宅ローンでさえ、収入の10%が「めやす」なのに・・・(もっと。健全な使い道は、あるだろうに!)
「税金のむだづかい」の批判が強い、総事業費120億円の「中央ルート」の決算審査で、井上健作議員と小島忠義議員が賛成討論した。
賛成の手を挙げても、賛成討論する議員は少ない。
勇気ある発言だが、共感はできない。
30年先に必要とか、100年先に必要とか言われても、やはりいらない道路。
不景気で税の支払いに苦しむ市民が、許せる道路かどうか、いちど見てください。
2車線の国道北側だけで、31軒の住宅、店舗を移転させ、40億円もつかって巨大な道路を作る。
南側は、地下7.5メートル、幅36メートルの4車線のJRをくぐる地下道となる。
ロッキーパチンコの前から、潤橋の近くまで、370メートルも国道北側は買収される。
なんという巨大な道!それがあと1年か2年で出現する。
7月の集中豪雨は、すごかった。
死者1名、床上浸水14軒、土砂崩れ10件ほか、道路の冠水はあちらこちらに。
前原市は水害に弱い。
その水害の危険地帯である潤に、地下8メートルの地下道を含む120億円の中央ルート計画。
「水路から水があふれ出て、道とたんぼがいっしょになって、本当に怖かった。こんなところに、地下道をつくるなんて馬鹿よ」と電話をしてきた地域の人。
今回犠牲になった市民の方も、車で通行中、猛烈な勢いで流れる水路に落ちてしまわれ、命を奪われた。本当に無念だったと思う。
地球温暖化の中、真剣な災害対策が、求められている。床上浸水の市の見舞金は、1万円。
「畳さえ替えられませんね。地震のときの義捐金も被災者に渡さないで、市は貯金して、何を考えているのでしょう」
「伊藤議員の質問に、高田の住民は災害のときグッディに逃げるよう、市は答弁したそうですね。でも大雨の晩、グッディは閉まっていましたよ。前の道路も冠水してました。避難所は作らず、あきれた答弁です。それに大雨のとき、駐車場に傘をさして立っておけというのでしょうか」という人もいた。
市の職員のみなさんは、市役所に詰めて徹夜の警戒にあたったようだ。
本当にお疲れ様。市は、人口あたりの職員数が全国でもっとも少ない。
職員の労働強化と、市民サービスの低下が心配だ。前回の地震のときも、被災の状況を市の職員が直接責任をもってつかむということがなかった。
新潟では、全部の建物(農家の小屋も)を市の職員が回って、被害状況を公平に記録したと聞いた。それをもとに、一部被災者にも義捐金を配っている。
善意で寄せられた義捐金は、できるかぎり被災者に配分すべきとの考え方だ。
市では、建物の被災状況を調査する仕事を、行政区長に任せたため、統一した記録が残っていない。
だから、一部損壊の被災状況がわからず、8300万円の義捐金を450万円配っただけで、市の財政にくり入れた。
とにかく、豪雨の最中、あちこちお年寄りや障害者世帯を回るなか、またその後も、多くの市民から、中央ルートなんて、つくっている場合じゃないとの声が寄せられている。
16日の中央ルート反対集会は、雨もよいのなか、およそ200人もの人があごら会場に集まった。
北畠議員の基調報告は、大変分かりやすく、この事業がいかにムダで必要性がないか、よくわかった。
古川議員、私が話した後、会場からの発言を求めると、次々に手が挙がった。
どの意見も説得力があり、赤字を増やす120億円のムダづかいと、住環境の破壊に怒りがこもった発言が続き、時には共感の笑いもあふれるいい集会となった。
集会後は、現地で道幅36メートルの道路(天神の岩田屋前の道路なみ)とはいかに広いか、みなさんに実行委員会から説明があった。
60人以上が反対パレードにも参加してくださった。
松本市長になって、市の財政は県下ワースト一位(政令市の福岡市を除く)になった。
中央ルートは、9月27日の市長選の争点になるだろう。
今日は、朝8時半に市役所に集まって、集会決議を市に手渡すそうだ。
加布里のホテル救済の道路計画(8億9000万円)は、市民の力を結集してやめさせた。
今度も、必ずやめさせられる。
みなさん、がんばりましょう。