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12月議会で、
新駅の事業費総額が、
25億3567万5千円であると市は答弁した。

新駅と筑前前原駅との間は、
わずか1.3キロメートル。
財政が苦しいときに、なんということだろう。
 
昨年度は、財政状況が県下ワースト六位で、
学校の校舎はボロボロ、水道料金や介護保険料の値上げも検討する状況にあるのに、25億円もの豪華駅とは!
 

6年前の議会で、
浦伊三次議員が「新駅建設推進」を前市長に求めたとき、
市は、「駅舎はJRが作る」といって、
駅建設にお金がかからないような答弁をした。

しかし実際は、
周辺整備に膨大な税金を使う。
都合の悪いことは、いつも隠して説明しない。
 
前原東土地区画整理事業で作る,およそ1000戸の住宅を
販売するために、市も議会も新駅建設を優先し、
市を挙げて署名集めまでしたが、

一昨年、建設が決まってはじめて、
桂田踏切を閉鎖すると発表したのである。

 
 

いま、市が熱心にすすめている
雷山の運動公園建設と
市役所建て替え。
10月の建設産業委員会で、「雷山の運動公園と市役所建て替えに、
いったいいくらかかるとみこんでいるのか?」と聞くと、
市は、「およそ100億円」と答えた。

いったい、どこにそんなお金があるの?
学校はどこも老朽化し、モルタルが落下して、子どもの命が危ない状況なのに。

地域の災害避難所となる学校が、あんなにぼろぼろで、
よく「運動公園を災害拠点の施設に」と言えるね。

11月7日、8日、9日の運動公園説明会は、
どこも紛糾して反対の声が多かった。

  中央ルートの時もそうだったが、すべてにおいて、
   住民、市民の声を聞かず、計画をごり押しする市政は、
   志摩の環境技研移転と同じやり方。
議会の採択があったと、
部長が説明会で繰り返していたが、
「議会をダシに使うな!」と言いたい。
運動公園をつくるために、「いまあるスポーツ施設を廃止する」など、
請願の採択段階で議員は聞いていない。
聞いていたら反対していた
まるで詐欺。
いつもの市のやり方だ。
そもそも前市長が、団体に働きかけて請願を出したとなれば、
純粋の住民請願ではない。
市のシナリオ通りだ。
誰のための計画か。
ここにも、
市民より利害関係者の影がちらついている。


働く人の4割が非正規雇用となり、格差と貧困が広がっています。

食べ物があふれているのに、食事を満足にとれない子どもの実態が社会問題となっています。

『議会質問』からいとう~子どもの6人に1人が貧困状態で、母子家庭では2人に1人が貧困と 報じられているが、市の実態は?市~就学援助対象は1466人である。

一人親世帯は1184世帯で、貧困率は54・6%となっている。


いとう~子どもをめぐる貧困の相談件数は?


市~今年度、11月末現在で31世帯から相談があった。


いとう~貧困は見えにくい。 10月に茨城県で電気を止められ、ローソク暮らしをしていた家から出火し、 子どもが犠牲になった。 糸島市でもあったのではないか?


市~平成17年度に一件あった。


いとう~水道や電気は必要不可欠。 子どものいる家庭の電気を止めた場合、すぐ市に連絡するよう、 電力会社にお願いしていただきたい。


市~九電は家族構成までわからない。 平成26年度に市と九電で協定を結び、「通電停止世帯の異常を察知した場合、ただちに市に連絡する」ことになっている。


いとう~実態がわかれば、生活保護などで、市が対応できる。 行政の一番大事な仕事は、弱者救済と考える。 学校や保育所、地域、あらゆる場で子どもの貧困の実態把握に努め、 弱者救済に力をそそいでいただきたい。


※日本国憲法25条は、すべての国民に「必要最低限度の文化的な生活」を保障しています。



きょう、午後1時半から、前原公民館で、「共に歩んだ40年、共に育む未来」と題して、糸島聴覚障害者協会と糸島手話の会創立40年記念大会が行われた。

もりだくさんの笑い声があふれる楽しいつどいで、多くの参加者が満ち足りた気持ちになられたのではなかったろうか。

元気いっぱいのよさこいチーム流(ながれ)のパーフォーマンスのあと、木彫り師でろうあ者の平川信吾さんによる手話落語、プロ顔負けのうまさで、爆笑。聴覚障害者で、さまざまな差別にあいながらも、木彫り師としてひとすじの道を歩んでこられた人生と、作品のち密さ、素晴らしさに、会場から感嘆の声。

そして最後のろうあ者のトークショーは、圧巻だった。

一つ一つのエピソードが、実に面白い。

1000人の観客で伊都文化会館を満員にして成功させた15回大会には感心させられ、台風の中、出かけて行った黒川温泉でのお話には、大笑い。愛すべき、貴重な活動がつまった40年。

手話言語法が社会の中に根付き、コミュニケーションによる障害が大きく改善される日の来ることを、願わずにいられない。



6月議会12日の一般質問で、「子どもたちに伝えたい平和の尊さについて」質問した。そのなかで、当時人口4万5千人だった糸島市(旧糸島郡)で、なんと2299人の若者が、戦争で犠牲になったことがわかった。かけがえのない夫、父親、息子を失った人々の悲しみ、つらさは、言葉に尽くせなかったろうし、それだけの青年が命を落としたとなれば、社会的衝撃も相当なものだったと思う。戦後70年で振り返る市の戦争被害についての質問を記しておく。※答弁は、『糸島の風』で書きます※1、 今年は戦後70年。戦争の惨禍を子どもたちに伝え、平和の尊さを語り継ぐことは非常に大切です。第二次世界大戦では、世界で6000万人以上、日本ではおよそ310万人が亡くなったと言われています。糸島市でもたくさんの若者が犠牲になったと思います。市の戦死者は何人でしたか。2、福岡県全体では、何人でしたか。3、愛する夫やお父さん、かわいい息子を亡くした遺族の悲しみ、苦労は、計り知れません。傷を負って帰国した傷痍軍人の方は何人でしたか。4、寝たきりの親がいるとか、妻が病気とか、家庭の事情があっても徴兵は拒否できず、戦争に行けない障害者は、「非国民」と差別されました。戦争をするかどうかを決めるのは、国の権限です。しかし戦争が始まれば、実際に召集令状を配るのは地方自治体の仕事でした。徴兵された人は、何歳から何歳まで何人だったか、わかっていますか。5、戦没者は主に、どこで亡くなったのですか。6、餓死やマラリアなどで命を落とした人も多かったと聞きます。片道だけの燃料で、爆弾を抱えてアメリカの軍艦に突撃する特攻隊、人間魚雷。このような悲劇的な戦死をなさったかたは、どれくらいいらっしゃったのですか。7、戦没者の遺族の状況をうかがいます。8、戦争末期には、米軍のB29による本土空襲が激烈になります。雷山空襲の被害についてうかがいます。9、きのうも福岡空襲で逃げ惑ったという市民の方にお会いしました。またある方は、長崎原爆で家族が全滅し、子どもだった自分一人が生き残って福岡へきましたとおっしゃっていました。市における被爆者の実数がわかりますか。10、70年たっても、世界に核兵器が何万発もある中で、被爆者は、核兵器の廃絶と戦争のない世界を願っておられます。戦争に反対して治安維持法で検挙され、投獄された方々も、戦争の犠牲者だと考えます。逮捕者は数十万人、送検された人75,681人、小林多喜二のように取り調べ中に虐殺された人もいます。福岡県でも数百人が検挙されたと言われます。市の犠牲者についてわかっていますか。②戦争を語り継ぐことの大切さと憲法9条について1、ここに雷山空襲の悲劇を伝える紙芝居があります。これは各学校の平和学習でも活用されていますか。また学校での平和教育はいまどのように行われていますか。2、福岡大空襲では1100人以上、東京大空襲ではおよそ10万人が焼死し、広島・長崎の原子爆弾では20万人がその年に亡くなりました。空から爆弾が降る無差別爆撃は、一般市民を多数犠牲にし、残酷であまりに非人道的です。これらは国際法に違反しないのですか。3、70年間、戦争放棄の憲法9条のもとで、日本の自衛隊は、海外で戦闘行為を行うことはありませんでした。今の憲法の下で、市が行っている事務は、自衛隊の募集だけですか。4、アフガンで井戸を掘り、かんがい事業に取り組むペシャワール会の中村哲医師は、「憲法9条があるから、安心して紛争地域で活動できる」と語っています。③子どもや孫の世代に、豊かな自然と平和な社会を残すための自治体の役割について1、最近も雷山空襲の被ばくの後をたどる冊子が刊行されたと糸島新聞にありました。駅前で、核兵器廃絶の署名活動をしている市民グループや、平和劇を続けている市民もいます。非核平和都市宣言をしている北九州市は、今年、長崎へ親子150組を派遣する被爆地ツアーを計画しているそうです。糸島市は、どのような事業を行っていますか。2、飢えや栄養失調で亡くなった子どもたちは、戦争の犠牲者には含まれません。先日、伊都美術館で開催された100人の母たちという写真展で、輝く笑顔で子どもを抱くお母さんの自信と幸福に満ち溢れた写真を拝見しました。青い空、広がる麦畑。平和と自然の中にこそ、人の平凡な幸せがあることを改めて痛感しました。最後に、月形市長の平和への思いをお聞かせください。3、戦争被害では、日本の海外派兵によるアジア諸国への加害責任も忘れてはなりません。政府の行為で再び戦火が起きることのないよう、平和の尊さを伝えていく決意を述べて、次にうつります。



総額332億7992万円の予算に賛成できない最大の理由は、財政上の理由です。市の実質公債費比率は14.8%で、福岡県下の一般市26市の中で、ワースト2位というきわめて厳しい状況です。予算概要のなかにも、「余裕がない硬直化した財政構造になっている」「市税収入の好転は見込めない」と分析し、予算委員会でも「5年スパンの中長期」で財政をみると、「公債費は増加する」と答弁しました。 いま、市が取り組むべきは、財政破たんに陥らないように、不要不急の公共事業を見直し、「市民福祉の向上」を謳う地方自治の本旨に立ち返って、税金の使い道を市民目線で見直すことです。しかし、税金や延滞金の支払いに苦しむ市民が増えているのに、市長など特別職と議員のボーナスを引き上げる予算になっており、市民の理解は得られないでしょう。しかも投資的経費の増大で、27年度末には市債残高が約8億9335万円も増え、303億7146万円になってしまいます。それは、後で述べる上下水道事業の起債総額もあわせれば、年度末の借金総額はおよそ519億円にもなってしまい、市民一人あたり赤ちゃんから高齢者までおよそ50万円以上の借金を背負わされることになります。ごみ処理をはじめとした随意契約による膨大な委託料と、中央ルートや新駅整備事業費、前原東土地区画整理事業などの大型事業が、市の財政を圧迫しています。それに加え、市は平成36年度までに市庁舎の建て替えを宣言しました。ひっ迫した財政難のとき、市庁舎を建て替えようとすれば、財政はさらに厳しくなり、市民負担がいっそう増える恐れがあります。市内の小中学校は、お金がないと、修繕予算を減らされ、老朽化が激しく、学校現場からの修理の要望がたくさん出されているのに、来年度は、そのわずか15%しか対応できない予算となっています。またばく大な税金をかけて潤に中央ルートをつくっていますが、潤、浦志の通学路は、きわめて狭く危険な状況です。庁舎建て替えよりも、未来を担うこどもたちのための政策こそ、最優先すべきです。この予算の概要には、「若者が希望に燃え、豊かさを実感できる予算」をくんだと書かれています。しかし格差と貧困がひろがる中、6人に一人が貧困状況にあるなかで、税金の減免制度などの低所得者への福祉政策は不十分です。市は、来年度も部落解放同盟に、例年通り、944万3千円という大きな補助金を計上しています。昨年度、部落差別は一件もなく、今年度は1件だったと言いながらです。社会には、性のマイノリティや女性差別、障がい者差別、思想差別、貧困による差別、学歴差別と数多くの人権上許されない差別が存在しています。国は、同和対策事業を平成13年度末には終結しており、糸島市も同和事業は集結し、弱者、貧困対策こそ力をいれるべきです。27年度予算は、ばく大な税金を投入する新庁舎建設へ道に開き、総事業費10億6千万円の新駅整備や総額16億円の前原東土地区画整理事業などの大型事業をすすめる予算であり、絶対に賛成できません。よって反対します。



(一般質問の原稿を書かねばならないのに、 ついブログに向かった。)4日の本会議で、補正予算が可決し、小学校、中学校のエアコン設置が実現する。以前、議会で質問した時、無理と言っていたのに、国の交付金を使って、今回予算化した。4日の質疑で、397教室につけると、市は答弁した。地場産業の振興になるような発注を要望しておいた。 前原市の時(合併前)だったが、小中学校にテレビを備えたときは、 5千万円で ビッグカメラに一括発注し、 税金を払う地元に お金は落ちなかった。すべての事業が、地域の産業に役立つように効果を考えて発注すべきと思う。階段が多くて大変な波多江駅南口に、エレベーターが実現する。これも議会で何度も要望してきたが、地域の方たちが喜ばれるだろう。



市の文化課が取り組んでいる「平原遺跡の発掘」が 半世紀をこえ、昨日は一日、「伊都国女王と卑弥呼」と題して、講演会とパネルディスカッションがあった。伊都文化会館がほぼ満員。内容も素晴らしかった。歴史を学ぶ知的好奇心に、会場は満ち溢れていた。たしか、「考古学は、地域を元気にする」と森浩一先生がおっしゃった。まさにその通り。世界一の大鏡や日本の夜明けの歴史が、もっと市民に身近な存在となり、多くの考古学ファンを引きつけ、町おこしに つながればと思う。



私は、12月議会で、「国保税引き上げを提案しながら、市長や議員のボーナスを上げるべきではない」と反対討論したが、自民系、公明、民主、維新の賛成多数で可決した。ボーナス引き上げ反対は、いとう、やなぎ、高橋、藤井、波多江、三嶋栄幸の6議員。国保税の引き上げ反対は、いとう、やなぎ、藤井の3議員。今回の国保税引き上げで、所得500万円以下は、のきなみ13%以上もあがる。農家、自営業者、高齢者、非正規雇用の若者などへの影響が心配だ。年収が1051万円以上の高額所得世帯は、制度上1円も上がらない。国の高額所得者優遇税制によるもの。大きな問題は、弱者救済制度なく、生活保護以下にも重い税がかかること。市には、難病やけがで収入が激減しても「減免制度」がない。そのうえ、生活保護基準以下の世帯にも「国保税」が課税され、滞納すれば約1割の延滞金が課せられる。 ※ ※ ※ ※ ※☆国保税、いくら上がる?(4人家族、子2人。親40代の場合)〇所得200万円の世帯は、4万2500円の負担増。31万2500円から、35万5000円に。〇所得500万円の世帯は、8万8100円の負担増。68万1100円から、76万9800円に。☆冬のボーナスについて市長、副市長、教育長 3人で48万円の増額議員 (22人) 22人で190万円の増額嘱託職員(170人) 冬夏の一時金 なし



昨年7月からJR一貴山駅と福吉駅は無人化され、職員がいなくなりました。私は6月議会で、「福吉駅は階段が多く、車いす利用者などは、 駅員が地上のスロープ(通路)を開けてホームに乗り降りできるようにしてきた。 無人駅になったらどうするのか」とたずねました。すると市は、「JR深江駅から職員を派遣して車イスの対応をする」と答弁しました。しかし無人化後、現実はそうならず、住民から「ベビーカーの母子がホームで困っていた」とか、「スロープが閉鎖されている」と相談がありました。そこで12月議会で、「議員は市民の代表だ。議会答弁と違うのは、議会の信用に関わる」とただしました。市は、「その点については申し訳なかった」と述べ、「唐津駅に連絡すれば、 そこから職員を福吉駅に出向かせる」と答えました。「職員がいなくなってから、駅が暗くさびしく感じる」「防犯上、心配」など、安全安心な町づくりへの願いは切実です。「市役所は、前原中心の開発に税金を使いすぎているのではないか。二丈や志摩住民のことをもっと考えてほしい」との声もあります。二丈の人口は減ってきており、駅の無人化や二丈支所の廃止で、合併後の二丈がさびれるようなことがあってはなりません。(「二丈の風」から)



親の飲酒やギャンブル依存、破産や家庭崩壊等で、貧困や虐待で苦しむ子どもが増えている。

児童虐待防止法に基づく昨年度の市の虐待件数は、101件。通報は2990件。

通報を受けると、48時間以内に安否を確認することが義務付けられている。

市では、嘱託員二人を含む四人の職員が、昼夜その対応にあたっている。

日常的に見守りをしている家庭も400軒を超えている。

職員の資格は、保健師、保育士が正職員。

教師二人が嘱託職員。子どもの人権を守るためのとても大切な仕事。

私にも母親としての自信を無くしたことが原因で、子どもを叩いた苦い思い出がある。

子どもの虐待は、どこの家庭にも起こり得る。

母親、養育者を孤立させない子育て支援について市の施策を聞いた。

子育て支援センターの活動や、乳幼児健診を軸に、子どもたちの実態をつかみ、孤立化させない支援をしていくとの答弁であった。

× × × ×

お正月を前に、格差と貧困をなくすための施策として、今回一般質問を行った。

若い世代の非正規雇用増大によるワーキングプア化、貧困による子どもたちの状況、市役所の中の賃金、労働格差について。


※殴るけるなどの暴力、わいせつな行為、暴言、恫喝、脅し、食事を与えられない、 不潔にしたまま、病院に連れて行かないなどの虐待の相談件数は、2012年度で全国では6万件を超え、2011年度には、58人の子どもが犠牲になっている。



きのう、議会の後半、猛烈に気分が悪くなった。

胸の動悸がはげしくなり、涙がこぼれ、呼吸が苦しくなった。

議会事務局の職員が「救急車を呼びましょうか」と心配して言ってくれたが、何とか3つの反対討論をし、採決を終えてから退場した。

この3年ほど、理不尽な場面で極度にストレスが高じると、胸が苦しくなって呼吸困難な状況に陥ることがしばしばあった。

しかし、議会ではいつももちこたえてきた。

たとえ、どんなにことがあっても。そうだ。

昨日の本会議。私とやなぎ議員は、30議案のうち、26議案に賛成し、3議案に反対した。

1、国保税の大幅な引き上げ

2、中央ルートへの4500万円の予算増額(親しみのもてる道路をつくるためとか)

3、九州電力の古い営業所への図書館移転工事費の増額弱者救済制度もないまま、国保税の大幅引き上げ決まったとき、心臓がきゅーっと絞られ、引きちぎられた気がした。


最近、相談にのった若い夫婦。夫の難病で国保税を滞納し、数年間で元金は40万円になっていた。(延滞金も38万円ほどついていた)

病気になったり大けがをして、翌年所得が激減しても、糸島市には救済制度がない。

そのうえ、10%近いペナルティの延滞金がつく。

生活保護以下の世帯にも、10万、20万と言う多額の国保税が課税される現実。

そして何より、今度の引き上げでもっとも負担が増えるのは、所得300万以下の低所得者世帯。(4人家族の場合)なんと13~15%近く上がる。

その一方で、年収1051万円以上の世帯は、なんと1円も上がらない。

この理不尽で不平等な高所得者優遇の引き上げが決まった瞬間、私は胸が押しつぶされ、吐き気が襲ってきた。

議会は、数の力で決まるから、こんなことで、いちいち肉体的に苦しんでいたら、議員なんてできないのに。

* * * *

5年前の合併以降、中央ルートや土地区画整理事業などの大型開発問題を議会で取り上げ、税金の使い道をただせと追及してきたのは、私だけだった。

そのため、市といっしょに開発を推進する中心派の議員たちから、徹底的に攻撃された。

「共産党は出っていけ」「きさまはだまっとれ」ありとあらゆる暴言を浴びせられても、ひるんで、スジを曲げることはしなかったが、私はときどき病院に通うようになった。

胸の動悸と不眠で。

「議員の暴言に耐えられない」との悲痛な言葉を残して、自ら命を絶った職員の無念を思えば、私はまだ、議員を辞めるわけにはいかない。

私を必要とする市民がいる限り、いま、やめるわけにはいかない。

※ やなぎ議員の国保税の反対討論は、これまで聞いた中でいちばんよかった。

議員1年目で、これだけ知性と良識をもった発言のできる人はいない。同じ党派だから言うのではなく、人間としての率直な感想。インターネットでごらんください。 

12月議会、2日目に市長や議員のボーナスをあげて、最終日に国保税を大幅に引き上げる。私たちは、どちらにも賛成できませんでした。



今日高橋議員が、議員のボーナス引き上げを削除する修正案を提案しましたが、残念ながら否決されました。

賛成は高橋、藤井、波多江、三嶋栄幸、柳、伊藤の6人。

反対、賛成、かなり白熱した議論が行われましたので、ぜひインターネットで傍聴してください。

市議会の驚くべき姿を赤裸々に見ることができます。

私は六つの議案の質疑及び討論を行って、少し疲れました。

お正月を前に生活に困っている人や税金の支払いに困っている人がたくさんいます。

それにもかかわらず、今回、市長や議員のボーナス引き上げの議案が出た一方で、市民には国保税の大幅引き上げの議案がだされました。

人事院が職員給与の引き上げを勧告したからと言って、お正月前でも非正規職員には一円の一時金も出さないのに、市長、議員のボーナスをあげるとは!

市民が格差と貧困に苦しんでいるというのに、ムダ遣いと批判の多い中央ルートには4500万円の工事費増額。

親しみやすい道を作るためとか!ため息が出ます。

一般質問、がんばります。

私は12月11日午後1時から、

柳議員は12日、午後2時からの予定です。



今度の9月議会では、初めて手話を使った賛成討論をしました。

手話言語法制定を求める請願が、聴覚障害者団体から提出されていたからです。


たどたどしい私の手話。

でも終わってから、顔見知りのろう者の方々が、傍聴席から満面の笑顔で、良かった!ありがとう!と手話でエールを送ってくださいました。


10年くらい前に、市役所に手話通訳士の設置を求めて署名運動をご一緒にしたことがあります。

手話は、本当に美しい言語です。

請願は、笹栗議員が紹介議員となっていました。



今日は、心身障がい児(者)の療育訓練の研修会が、志摩の「ふれあい」で開かれ、開会式に出かけた。

18回目の今回は、9人のトレーナーと17人もの講師の先生方、10名以上のボランティアでさらに充実した体制になっていた。

保護者とボランティアと、先生方の私心のない熱意で続いてきたこの研修会。

動作法による子どもたちの成長が、なによりの励みだったに違いない。

議会からは、市民福祉委員会の井上議員、松月議員、徳安議員が みえていた。とくに、女性議員の松月議員が、障がい児の問題等をていねいにとりあげていたのが印象に残る。

議会では、女性議員はわたしと彼女だけ。

女性は、子どもや高齢者や生活に身近な問題を議会で取り上げることが多いので、共感することも多い。

私は、3月議会で「障がい者の親は、親が亡き後の子どもの将来、老後を心配している」として、グループホームの状況を尋ねた。

もっともっと、福祉、人が人間らしく生きられる社会への政策充実についてが、議会で議論になってほしいと思う。

× × ×

帰りに「いとしま応援プラザ」(志摩支庁、図書館のところにある)に立ち寄って、ウサギの絵のかわいい陶器のコーヒーカップをゲット。

世界中に一つしかないマイカップ。地元の職人さんたちのあったかくてしゃれた商品が、いっぱい。

プレゼントにいかが?コーヒーやお菓子がまたおいしい。

こんな素敵なお店が、前原商店街の中にもできないものか?

障がい者も、高齢者も、子どもたちも、若い人も、いとしまの市民が気楽に集えるミニ図書室やカフェが、市街地にほしい。

手話カフェとかあれば、入り浸りたい。

建設産業委員会は、秋に商店街活性化の視察に東北に行く予定。


※学校ウォッチングについては、次回。



いとう~7月1日から福吉駅と一貴山駅が無人駅になると、 二丈の5つの駅のうち4つが無人になってしまう。

駅員さんがおられることで、掃除が行き届き、 朝8時から夜8時まで安心だった。

無人化で駅が非行少年等のたまり場になる恐れもあり、防犯対策が心配だ。

市は、現地に足を運び、直接住民の声を聞いたか。


市~5月に代表区長に話し、我々も駅の現地を見た。警察の巡回を増やすよう、お願いしている。


いとう~100段近い階段のある福吉駅は、無人になったら高齢者や障がい者は乗り降りできず、観光や親せきも来られなくなる。対応は?


市~車イス等は(乗るときも降りるときも)深江駅に連絡あれば、係員が出向いて対応する。車イス利用者には、JRが説明をする。


いとう~JRの無人化基準は、一日の利用者が700人。加布里駅が今700人。 このままでは前原以西は無人駅ばかりになってしまう。

二丈は合併後、人口が減って、過疎高齢化がすすんでいる。

人口減少対策は、前原ではなく、周辺部が必要だ。市長はどう考えているか。


市長~「・・・」

市~電車もバスも地域が乗って支えるべきだとアピールする。市民もそう理解してほしい。


いとう~福吉校区の方が手紙をくださり、JRに電話で抗議したが、 上が決めたことだと切られたという。 「糸島市が人口を増やしたいのなら、弱者を切り捨てないで」と訴えている。 市は、今後、ばく大な税金で新駅の整備費用を負担する予定だ。 市長は、JRに住民の声を届け、無人化の中止を要望していただきたい。


市長~「・・・」

市(部長)~JRは、基準を設けてしている。やむを得ない。



市は、昨年、九州電力に頼まれ、10年間使っていなかった古い営業所(築33年と築21年)を6千万円で購入し、今年度から4億円かけて整備します。


交通の激しい国道の前に図書館を移転するのは、非常に危険です。

6月議会では、図書館移転の工事予算に私が反対討論をしました。

結果は、反対が、いとう、やなぎ、他1名(寺崎議員)の3人でした。※いい図書館をつくっているところは、どこも市民と協働してその信頼関係の中でよいものができています。

「市はもっと市民を信頼して、市民の声を聞けばいいのに、どうして押し付ける様なことをするのでしょう?」と図書館で読み聞かせのボランティアをしていた方が言っていました。同感です。



[質疑応答]

いとう~瑞梅寺川と雷山川に挟まれた池田、板持は、過去、水害のため、床下浸水、床上浸水の被害にあってきた。

住民の水害時の公的な避難所は、どこに指定されているのか?


総務部長~池田と板持住民は、波多江公民館と小学校の体育館。

志登住民は、東風公民館と体育館。である。


いとう~ゲリラ豪雨の時、瑞梅寺川を渡って高田にある新公民館に避難するのは非常に危険だ。旧波多江公民館は、まだ築30年で駅からも近く利便性がいい。「解体はもったいない、公共施設として活用を」との声が、高齢者を中心にたくさんある。人口1万2千人のマンモス校区であるのに、公民館以外に公的施設がないのは、前原では波多江校区だけ。避難所、住民サービスの拠点として活用を再検討していただきたいが、市長いかがか。


市長~「・・・」

教育部長~3月議会で解体を決定しており、再検討できない。いとう~足が悪い人はどうなるのか?川が増水したら、逃げられない。市~波多江小学校の体育館をご利用いただく。


いとう~西方沖地震の時、波多江公民館を見に行くと、高齢者や(こども連れの家族)がたくさん避難していた。公民館は畳があり、ゆっくり避難できる。体育館は、弱者、高齢者にはつらいのではないか。市~近いところに避難し、まずは安全を守っていただく。


※この関係の質問は、三嶋ひでゆき議員と私が行いました。市の方針を変えられず、残念です。(解体費用は1100万円)。




あごら西の交差点が、前原東土地区画整理事業のために、通行止めとなっている。
潤南(うるうみなみ)では、静かな住宅街を通り抜けの車両が増えたため、
「子どもたちがあぶない」と困っている。大勢の市民から、
「いったい、いつになったら通れるとですか? 不便です・・・」
と言われる。雷山から拡幅され、浦志のサニー前に続く市道は、
実に便利な生活道路だからだ。         
 ×      ×     ×     ×
ところが、この道路。市道有田浦志線。廃止になるという。
「うそでしょう?」「まさか?毎日利用しているんですよ」という池田南、怡土、雷山、篠原の人。そのわけは、AZホテル前の踏切が、廃止になるからだ。
「なぜ、踏切が廃止になるんですか?」
「浦志の新駅建設のためには、そうなるのです。駅のホームが130メートルあります。その長さを確保するためには、踏切をなくさないと駅ができないのです」
だれもが、唖然とする。「新駅、新駅って、大騒ぎして、便利になるからと署名集めて、なんですか今ごろ。署名集める時、そんなことになるってことを知っていたら、署名しなかった。
ひどいですね」と、新駅に期待していた住民の方が嘆く。
糸島市と新駅設置促進期成会は、昨年12月、JRと3者で覚書を結んだ。
この覚書に「新駅建設のために桂田踏切を廃止する」という重大な約束があった。
こんな重大なことは、2月の選挙前に発表して、市民の審判を受けるべきだったのだ。
半年もしてからようやく記者発表するとは、あまりに不誠実だ。
私が「ここは、雷山と国道を結ぶ貴重な生活道路。
踏切が廃止になると、住民だけでなく、浦志の店舗や地場業者に打撃を与える。 
どうするのか?」と聞くと、市は「糸島高校の踏切から、農協前の国道へ出るようにする」と答えた。
糸島高校周辺は、離合しにくい狭い道路であるうえ、通学時間帯は大混雑するというのに。


5月15日は、波多江公民館の政治学級によばれて、地元議員3人のうちわたしと三嶋栄幸議員が出席しました。

今年オープンした新しい公民館は、5月のさわやかなひざしをあびて、広々ときれいでした。

三嶋議員と二人で交代で、議会改革や市政へのおもいを熱く語りました。

和やかで、活発な意見交換会は、とても楽しく、あっという間の2時間でした。


× × ×

みなさんの大きな関心のひとつは、旧波多江公民館の解体でした。

築30年でまだ十分使える施設を、1100万円で解体するのは、あまりにもったいない。多くの住民が、とくに池田住民が、川を越えて、この公民館に通うのはとても大変と、サークル(公民館の講座受講生)をやめた人たちも・・・

しかも大雨の時、池田住民が川をわたって現公民館に避難するのは危険です。

駅に近いこのすばらしい公民館は、高齢者の憩いの場、健康づくりの場になっていました。ぜひ残してほしい、と。

3月議会で、この件を質問したのは、私と三嶋議員と二人だけでした。


今朝、近所で高齢の方々が集っていらしたので、話をすると、やはり公民館の解体の話をされていました。

「市長に直訴しようかというひともおるとですよ」とおっしゃるかたも。

市民協働のまちづくりが、いよいよ問われるときです。

あとで、旧公民館の写真をアップしておきます。


施設をめぐるバスの充実や、スポーツ施設の充実、それによる高齢者の健康維持は、医療費を削減し、市の財政を助けると、話がはずみました。



17の保育園の子どもたちに夢と希望を届けてきた移動図書館車が、財政が厳しいと、廃止が決定しました。

反対は、伊藤、柳、高橋、藤井、波多江の5人。

福岡県内の一般市で最も財政が悪い糸島市は、市民のためになる小さな予算を削って、中央ルートのような大型公共事業につぎ込んでいます。

私の反対討論から移動図書館車の運転業務委託費年間67万円、臨時職員の人件費を含めても年間約300万円でできる移動図書館事業を、なぜ廃止する必要があるのか、理解できません。

この300万円の事業費で、17の保育園の子どもたちに、長年、笑顔と希望を届けてきたのが移動図書館車パピルス号です。

行政は、現場の声を聞いて、事務を進める必要があります。

今回の場合、現場の声とは、サービスを受けている子どもたちの声です。

移動図書館車の廃止を、現場の保育園やこどもたちは望んではいません。幼い子どもたちは、自分の言葉で「移動図書館車をなくさないで!」と保育士の先生方に訴えることはできません。

しかし、移動図書館車が軽快で楽しい音楽を流しながら保育園にやって来た時の目の輝き、そして本を選んでいるときの楽しそうな様子を見れば、子どもたちの気持ちは理解できます。

わずかなお金を惜しんで、子どもたちの願いを、踏みにじるべきではありません。

昨今、悲惨ないじめや虐待、青少年の犯罪の深刻化など、子どもがからんだ事件が社会不安を増大させています。

未来を担う子供たちの健やかな発達のために、文化、教育の予算をきちんと確保することは、とても大事なことではないでしょうか?

私は、あちこちでお母さんたちから、「夕飯のとき、子どもが『お母さん、きょう、パピルス号きた!』と 楽しそうに話します。

こんなに子どもが喜んでいる事業をやめなければならないほど、 市は財政難なのですか?」と聞かれます。 

「財政難なら、東風小学校前の中央ルートみたいな ムダづかいをやめた方が、ずっといい」ともいいます。まったく同感です。

九電への4億円もの図書館移転事業費を思えば、市長の気持ち一つで簡単に継続できることです。昨年の12月議会でも、同僚議員の方々が熱心に訴えていたように、図書館サービス検討委員会の中で、移動図書館車の廃止に反対の声がたくさんありました。

だから、付帯意見として残したのです。

廃止するのは、簡単です。新しく当選した市会議員のみなさんに検討委員会でだされた付帯意見をきちんと配り、もう一度、サービス検討委員会で練り直して、保護者へのアンケートも実施しながら、検討し直すべきと考えます。

そして、子どもたちのために、子育て支援のために、パピスル号を残してほしい。

それが心からの願いです。よって、この条例に反対します。



前原東土地区画整理事業の造成工事が、健康福祉センターあごらの西側で始まった時、市民の方から

「あれは何の工事ですか? 運動公園かなにか、できるんですか」ときかれた。

「いえ、あれは1000戸の住宅を作って売る事業です。16億円も税金を使うのですよ」

「なぜそんなことを税金でやるのですか」

「少子化だから人口増やすとか、九大関係者に良好な住宅を提供するとか市は言ってます」

「人口が減りよるのは二丈や志摩、前原の山間地やないですか。反対ですよ」といい、

「私は健康づくりのため、寝たきり予防に役立つ、 市民プールがほしいのです。 民間のプールは、年金暮らしには高いです。 スポーツ施設とか、市民が作ってほしい施設は作らないで、 なんで住宅作るのに、多額の税金を使うのですか」

私も同感です。

前原東土地区画整理事業は、総額16億円。1年で平均2~3億円。

東風小学校の前のあまり車が通らない道路を、あんなに広くする中央ルートも、本当に税金の無駄遣い。

これだけのお金があれば、子どもたちや市民に喜ばれる事業がたくさんできるのに。



あしたから、長い3月議会が始まります。

私は、まず玄海原発の再稼働の危険性について、一般質問をします。

市民、特に弱者への税の徴収のしかたなども尋ねます。

予算委員会では、財政、農業、教育、などあらゆる予算関係の質疑ができます。

総額およそ600億円です。


明日の3日は、人事関係の採決、5日の本会議は、補正予算で、クリーンセンターごみ処理施設の大改修、および学校給食の委託についてたずねます。

さて3月議会には、保育園を巡回してきた「移動図書館車を廃止する」条例が出されています。

子どもたちが喜んでいる事業をやめるのは、とても悲しいことです。

写真を前に載せましたので、ごらんください。

多くの議員が反対してくださるといいのですが。

※ ※ ※

大変いそがしい毎日でした。

多くの方が、市政に関心を持って、傍聴に来ていただきたいと願っています。




保育園を訪ねたら、ちょうど移動図書館車パピルス号が到着したところだった。
市が、「財政上」の理由で、来年度から廃止をすると言っているパピルス号。
市内の何千人ものこどもたちに、本と希望と喜びを届けてきたパピスル号。
喜々として絵本に群がる子どもたち。
年間70万円の委託料で、どんなに子どもの教育や子育て支援に役立っていることか。
それを廃止するなんて・・・
有力者のためには、どんなに多額の開発予算も、湯水のようにつぎ込んでいながら。
子育て支援とはかけ離れた市の決定は、納得できませんよ。
子どもたちのために、移動図書館車パピルス号を守りましょう!


みなさんは、家計が火の車の時、家を新築しますか?車を買いますか?

ノー!いいえです。

市政も同じ。ばく大な借金財政の中で、庁舎を建て替えるとか、1000戸の住宅開発だとか、4車線の巨大地下道路(中央ルート)とか、必要でしょうか?

市民の命を守ることこそ、最優先されるべきです。

職員に、「お前ら、余計なことまで答弁すんな!」と怒鳴り

私に、「オマエは黙っとれ!」「伊藤をつまみ出せ!」と叫ぶ。


全国にもまれな品性のない議会。

黙って何でも賛成すれば、攻撃はされません。

でもそれでは、議員の役目は果たせない。

ムダな開発をやめなければ、市民負担は増え続けます。

だから、たたかい続けてきたのです。

つぎつぎと、不要不急の大型開発を推進する人たちと。

その先頭に立っている市長や議会の有力議員たちと。

今年は、良い年になってほしい。

心から、願わずにいられません。



年末のきのうも、二つの生活相談があった。

幼子を抱えて夫を亡くした女性や、子どもがトラブルに巻き込まれて、弁護士を紹介してほしいという電話。

「いつも糸島の風を読んで、共感していたので、お電話しました・・・」という声には、私も励まされる。

先週は、「この頃失業しました。子どもはまだ高校生と大学生です。妻にも話せないでいます。」という方から匿名の電話があった。

「クリスマスでにぎわう街で、寒い中、一生懸命、再就職先を探している」と。

「駅でもらった『糸島の風』を読んだ。わたしたち弱者のためにがんばってくださいと言いたかった」と。

市民の暮らしがこんなにも大変なときに、つぎつぎムダな大開発を推し進める市に、私は黙って賛成の手を挙げることはできない。


来年もがんばります。ご支援ください。



消費税を導入したとき、「高齢化社会のため」と言った国は、高齢者を大切にしないまま・・・・・10月1日、安倍総理がまた「社会保障のため」と言って、消費税の大増税を宣言した。

生活保護費の削減や、年金の削減を強行しながら。糸島市の9月議会に「国に消費税増税の中止を求める意見書」の提出を求める請願が出され、私はその紹介議員になった。

9月27日の最終日、その請願に対する賛成討論をおこなった。

インターネットでは始めの方なので、ぜひみていただきたい。

肩の具合が悪く、パソコンを打てなかったので、原稿はメモ程度でおこなった。

だから、原稿をここに載せられない。市内3000業者や 農家が、消費税が5%から8%になることで打撃を受ける。7月の参議院選挙で、自民党議員当選のため昼夜奮闘していた女性は、昨日、「肥料から、農薬から、苗から、ビニールから、燃料から、何から何まで消費税がかかるから困る」と私に言った。

安倍総理!税金は、大金持ちと大企業からもっともっと取りなされ!株で大儲けしている大資産家や、内部留保を何兆円とため込んでいる大企業から!これが多くの一般国民の声ではないだろうか。

低所得者と中小業者に打撃を与え、景気を悪くする消費税増税には絶対!反対。


※日本共産党は、まだ「あきらめていません」各界の方と協力し合って 消費税8%実施直前まで。 

いろいろな形で。反対行動を起こして たたかっていきます。 

みなさまの、ご協力をお願いいたします。



「いとうせんせ、市役所の言うことが、 ようとわかりません。いちど、来てくれんですか。」

80代半ばのAさんが、電話の向こうで言った。

「いいですよ。あした朝、10時にいきます。待っててくださいね」

翌朝、行くと深々頭を下げて、

「学校もいっとらんし、年もとっとるし、 説明書きを見ても、わからんことばかりですけん、ご迷惑かけます」

数十年も前に、子どもさんとは仲たがいをしたまま、行き来はない様子。

「早くおかあさんとこに行きたか、思いますばってん、簡単に死なれんとです」

「死ぬなんてまだ早いですよ。80歳までがんばって働いたのに。毎日、顔を見せてくれる職場の後輩の方もいらっしゃるでしょう」

「そうですと。買い物を毎日してくれるとです」

「そんな親切な人はなかなかいませんよ。Aさんがいい人だから、そうしてくれるんですよ」

「はい。でも、お墓も買いきらんまま、年とって。海にでも投げてもらいましょうか」

「私が市役所と相談してちゃんとしますから、死ぬことばかり考えないでいいです。 そのときがきたら、『よく働いた誠実な人生でした』って、集まった方々に私が胸をはっていいますから」

笑顔になったAさんは

「ご迷惑かけて、わたしはまだ、生きててよかでしょうか」と言った。

「もちろんです。でも、足元が少しふらついてきましたね。介護認定の調査にきてもらいましょうか?福祉のみなさん、みんな優しいですよ。ヘルパーの若い女性が訪ねてくると、気もちも明るくなるでしょう」

「おねがいします…」Aさんと会うたびに思う。

なんと謙虚なひとだろう、と。

ひとり暮らし、夫婦二人の高齢者が、市にも何千人といらっしゃる。

戦争、食糧難と苦労して生きてこられた世代。

最後まで人間らしく、温かく。

孤独にならないように…高齢者の方々と接するたびに、そう願わずにいられない。



市が最重要課題として進める浦志の前原東土地区画整理事業と潤の中央ルートは、税金のむだ遣いです。

のどかな住宅街に、地域を分断し、水害の危険性がある道路は必要ありません。中央ルートだけで県と市の税金が2億5000万円も使われました。市県民税が高いと多くの市民は悲鳴を上げています。

市長は、潤南に中央ルートを続けるため、県に事業計画を急がせると言いました。とんでもありません。県に急がせるべきは、40年来の願いである特別支援学校の建設です。

障害のある子どもたちが、往復3時間もかけて、大宰府の養護学校までバスで通っている。この過酷な現実を一刻も早く改善することこそ、急務です。

国と地方の借金は1000兆円を超えており、総額120億円の中央ルート事業は、きっぱり中止すべきです。

税金16億円を使って浦志に1000戸の住宅開発を行う前原東土地区画整理事業も、いまゼネコンの清水建設が、造成工事を行っています。

地場業者は使われていません。

こういうお金が、弱者や市民のために使われれば、たくさんのいい事業ができます。市民の声がたくさん載ったこの調査報告書をみると、市民プールがほしいという声があふれています。大きな図書館やグラウンド、スポーツ施設を整備してという声もあふれています。

子どもの通学路の改善も 遅れています。

安心して遊べる公園の整備は、県内最低レベルです。学校の校舎は、あちこちペンキが剥げたり、老朽化しています。

ムダな開発事業をやめれば、不況にあえぐ地場の建築業者に小さな学校改修工事をたくさんしてもらうことができます。身近な小さい事業をたくさん発注することが、地域振興になるのです。 

決算委員会で私が、昨年度の部落差別の報告件数を聞くと、「一件もない」つまりゼロであることがわかりました。

それでも昨年度の同和団体への運動補助金は、944万円です。すでに国の同和事業は終結した。解放学級等の同和関係の事業費は、ただちに廃止し、他の低所得者対策に振り替えるべきです。

ごみ関連の塵芥処理費は13億700万円。毎年、同じ企業に発注する随意契約がほとんどを占め、税金の使い道が不透明です。同じ経営者が複数の会社を経営し、随意契約を何億円と受けている実態は、特定業者優遇と批判されて当然です。いま社会には、貧困で学校へ進学できない子どもたちがいます。

部活動の道具を買えず、泣く泣く部活をやめさせたという親の話も聞きました。年金が生活保護に満たない高齢者世帯も増えています。餓死・孤独死が起きない、温かいまちづくり、本気で人権を守る低所得者対策に力を入れるべきであり、開発優先の昨年度決算には反対します。



きょう、平成25年度糸島市一般会計補正予算に、反対討論を行いました。

以下その原稿です。このなかには、5140万円の図書館等教育関連施設整備事業費が地方債補正として組まれています。

いま伊都文化会館横にある図書館を、「九州電力の旧前原営業所」に移転させるため、今年度、6600万円で九電の土地建物を買うのです。図書館移転事業費の総額は、4億2790万円です。

この移転で、図書館の面積は、トイレや階段、会議室をのぞくと面積は約2倍になりますが、3階建てのため、ワンフロアの面積は今までより狭くなることがわかりました。

これでは、広々とした大きな図書館を願う市民のニーズにはこたえられません。しかもこの場所は、国道の交差点のすぐそばで、道は狭く、常に交通が激しく、市民が気軽に出入りしにくいという最大の難点があります。

子どもの飛び出しや、高齢者や障がい者が思わぬ事故にあう危険性を否定できません。そもそも、図書館は本を借りて読むだけではなく、市民の憩いの場、学びの場として、文化の拠点として、『入念な基本構想、基本計画の下、丁寧に市民の声を集めて』建設するものです。

ところがこの“降ってわいたような図書館の移転計画”は、原発の補助金に依存してきた九州電力が、原発停止による財政難で、不要な施設を各地で売却し始めたことと無関係とは思えません。

昨年、九州電力から土地、建物の購入を持ちかけられると、市は、長期計画や3年計画にもなかった図書館整備事業を突然立ち上げ、国の補助金が全くないなかで4億3000万円も税金を使う事業を決定しました。

これを知った市民が驚き、「いきあたりばったりの図書館移転だ」「九電救済ではないのか」と疑問を抱くのは当然です。

たとえば。伊万里市では、国のまちづくり交付金16億円を活用して、すばらしい図書館を作っています。

市民が使いやすく、まちの誇りに思える図書館を、丁寧に市民の意見を聞いてつくるべきであり、九電救済としか思えないこの移転には賛成できません。

またこの予算には、税金16億円を使って浦志に1000戸の住宅開発を行う前原東土地区画整理事業で、都市計画道路の工事予算が入っています。

2億4千367万円の工事をするのに、地場業者を使う予定はなく、開発優先のムダ遣いであり、日本共産党は、この補正予算に反対します。



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