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昨日は、A君からうれしい電話があった。

「障がい者年金が、わずかだが支給されることになった」という。

「組合の人も、助言してくれてですね」

「よかったねえ!生活費には全然足りないけど、自立の助けになるよ。よくがんばった。すごい!すごい!」

私は手放しで喜んだ。彼は、

「伊藤市議、伊藤市議・・・」と私を呼び、家族とうまくいかないことや、非正規のために国民年金が払えない、生活が大変なこと、などを、夜遅くでも突然電話してきてしゃべりつづける。

知的な遅れはないのに、コミュニケーション能力に障害があるため、人に理解してもらえず、無視されたり、いじめにあったり。

ずいぶん、いろいろな経験をしたようだ。人にとって、理解されない孤独ほどつらいことはない。

彼の風貌や行動は少し風変わりだから、一歩ひいてしまう人もいるが、よくよく話せば、彼が人の悲しさに共感できる人柄であることや、社会や政治、宗教にも関心をもっていることがわかる。

「母親が、介護が必要になってしまったとですよね・・・」

「あなたが、これからしっかりしていかないといけないわね。お母さん、大事にしないと」

「そういうことですかね」・・・・・・

「広汎性発達障害」が、彼の病名。A君。がんばっているね!何年も社会の片隅でまじめに働いてきたあなたを、私は心から尊敬するよ。



きょうは、朝からはげしい雨。志摩のふれあいでは、17回目となる「動作法による心身障がい児(者)の療育・指導」研修会が行われ、見学に行った。広い畳の部屋のマットの上で、トレーナーにトレーニーの子どもたちがマンツーマンで訓練を受けていた。時折、カミナリが鳴り響いたが、静かな空気の中でのおだやかな訓練風景だった。障がいのある子どもたちは、体が硬くなっている。自分で緊張をとりのぞくことが難しい。しかし、トレーナーの先生方のやさしいゆるやかな根気強い指導に身も心もゆだねていると、少しずつ緊張がほぐれるのか、のびのびリラックスした心と体になっていくようだ。顔の表情や体の動きを見ていると、素人の私にもわかる。障がい児(者)にとって、てきせつな訓練は、発達を促すうえでとても大切だということが伝わってくる。だからこそ、子どもたちの笑顔と成長を励みに、17年もお母さんたちは、この訓練会を続けてこれたのだろう。もちろん、それにこたえて訓練に来てくださる研修講師の先生がたがいらっしゃったおかげだが。議員になったときから、毎年のように見学にいっているが、当初の頃は先生方の宿泊先の確保から苦労しておられたのを思い出す。子どもたちはどんどん成長する。新しい顔ぶれも。小さかった子がいま二十歳を超え、作業所に元気よく通っています、などと聞くと、とてもうれしい。障がいがあっても、生き生きと生きていける社会を、だれもが願っている。乳幼児期の訓練や教育、成長してからの仕事、親亡き後の障がい者の老後など、切実な課題、願いは多い。しかし、さまざまな困難を乗り越え、明るく和気あいあいと力を合わせて取り組むお母さんたちやボランティアのみなさんが、ひときわ輝いて見えた日だった。



私は女性で母親だから、常に母と子の幸せを願って活動してきた。15年前、当選して初めての一般質問で取り上げたのは、障がい児の預かり制度の実現だった。議会4階の傍聴席に、あふれるばかりにたくさんの人が、障がい者をもつお母さんたちが詰めかけて、涙ながらに応援してくださった。14年前、小学校で老朽化したポールが倒れて子どもの頭を直撃し、不幸にも亡くなったときは、学校施設の充実にもっと教育予算を増やせと取り上げた。そのころ、新日本婦人の会のお母さんたちや大工さんなどと、夏休みに学校施設を訪問して、現地調査する活動をいっしょに始めた。聴覚障がい者の皆さんと、市役所に手話通訳者の実現のため、署名活動をし、議会で取り上げ、実現にこぎつけたこともあった。東中学校しか給食がなかったので、すべての中学校に地元の食材を生かした自校直営の給食をと、署名運動をしたのは、10年も前。このときは、自校方式ではなくセンター方式で実施するという市長や与党議員たちと、どれだけ議会で論戦したことか。新婦人のみなさんや実現する会のみなさんと必死になって2年間で2万筆を集め、センター方式にいったん決まったのをくつがえして、自校方式を勝ち取った。加布里のホテル救済の道路建設問題や雷山の残土捨て場建設問題、川にヘドロを二週間も垂れ流した飲料工場の移転問題、波多江駅のエレベーター設置、水害の多い高田に避難所をつくる願い、貧困世帯への援助、高い税金、公共料金の問題、玄海原発の危険性、・・・15年間、毎回毎回、徹底的に調査して議会で取り上げた。一般質問は一度も欠かさなかった。入院して病院から車いすで議会に出てきたこともあれば、胃がんの手術の前々日に、九大病院から議会に出てきたこともあった。この前の懲罰にあって出席停止を受けたとき以外は、毎回、質問に立った。議会で市民の切実な要求実現に力を尽くすのが議員の責任だと思って、一生懸命やってきた。関係者に取り囲まれて吊るし上げにあったり、大勢で怒鳴られたりといろんな妨害にあったけれど、くじけずに頑張ってきた。昨年度、市は、市県民税の徴収率が全県1位だったという。税金を集めるのは1位だが、使い道はどうだろう?市長は、6月議会で田原議員の質問にこたえて、潤南に中央ルートをつくっていく決意を述べた。地下8メートル、幅員36メートルの4車線の巨大道路だ。市役所もおよそ60億円で建て替えようという。30階建ての市役所を建てたいと言ったのは一昨年だったか。120億円の中央ルートより、子どもたちに安全な通学路を!市民プールを!市営住宅を!介護施設を!本格的な図書館を!・・・と言わずにおれない。市民に役立つ事業の方が、地場産業の振興になるのです!と。6月議会で出席停止にされ、一般質問できなかったのは、本当に悔しかった。どんなに苦労して、多くの市民が税金を払っていることか。市民のみなさん、声を上げよう。おかしなことは、おかしいと。市は、県内でいちばんの借金財政。これ以上、納得いかない税金の使い道は、やめてくれと言いましょう。税金は、使い道が一番大切なのだから。家庭と同じように。※ゆうべ、ジョイ倶楽部のコンサートに友人とアクロスまで。障害をもつ若者たちのコンサート。二回目でしたが、高いレベルと内容の素晴らしさ。はちきれんばかりに生き生きと踊り演奏する姿に、大感動。まさに「ハートフルコンサート、天使の奏でるハーモニー」でした。ありがとう!、



同じ校区の方が26年にわたる保護司の活動で瑞寶雙光章を受賞され、きょう記念祝賀会があり、来賓として出席させていただいた。会場には、多くの保護司のかた、OBの方々にくわえ、多くの来賓が来られて、心あたたまる祝賀会だった。保護司は、犯罪や非行をした人の立ち直りを地域で支える民間のボランティア。法務大臣から委嘱された「非常勤の国家公務員」だが、給与は支給されない。・・・・・・・・・・・・愛情うすい中で育ち、犯罪を犯し、リストカットを繰りかえす少女の苦悩に寄り添ったお話は、胸に残った。四半世紀という長い間、会社を経営しながら、どん底まで落ちてしまった人の立ち直りに援助してこられた人生にふれ、頭の下がる思いだった。最近は、あまりに凶悪な事件が多く、胸が痛くなる。その裏側には、実にたくさんの非行や犯罪が起きているのだろう。困難な保護司の仕事。もっと多くの人に、「保護司の役割」を知ってほしいと思ったことだった。小さな善意と努力が、町と社会を良くしていく力ですね。きょうは声をかけていただき、ほんとうにありがとうございました。※保護司は、保護観察官と協働して保護観察に当たるほか、犯罪や非行をした人が刑事施設や少年院から社会復帰を果たしたとき、スムーズに社会生活を営めるよう、釈放後の住居や就業先などの帰住環境の調整や相談を行う。このような保護司は、全国に約4万8,000人。※子どもの非行や犯罪に悩む親の会が、福岡にもある。そこでは、すさまじい非行から立ち直った子ども自身が、悩む親たちに語り、励ます場もある。



「今日、選挙行ってきましたよ!主人もつれて」「派遣の息子が、正社員が当たり前の社会にっていう、共産党の訴えに共感したって。 がんばってください」昨日、宣伝カーから降りて家に帰ると、うれしい電話がかかってきた。自民党の悪政と正面から立ち向かう日本共産党の姿を、多くの国民にしって(言って)ほしい。ひわだ議員は、法律相談のために来れなかったので、私と古川議員とでまじま福岡選挙区候補の宣伝カーに乗ったが、国民の期待の声が響いてくる。糸島市は、玄海原発に近いから、原発の再稼働はとても心配。西に原発、北は海、南は山、東は風下地域。国道は大渋滞でとても逃げられないでしょ、と近所の人。消費税が上がったら、店はやっていけないという商店の人。株でぼろもうけしている市民は、ほとんどいない。アベノミクスは、関係ないという人が多いのだから。国民の7割は、中小企業(零細企業)で働いている。大企業べったり、アメリカ言いなりではない、国民が人間らしく生きていける社会を!と願わずにいられない。



その人は、私の議会質問のうわさを聞いて、電話してきた。市の委託事業を随意契約で請け負っている会社で働いていたが、もうやめたという。 「市の委託事業なのに、社長の一族はベンツとか、高級車を乗り回し、 自分たち社員は、ワーキングプア。生活できない。 どうしてこんな不公平なことがありようとですか? もう、糸島はこりごりです。福岡市に引っ越します」 ・・・市の委託事業の中には、社員を公務員並みの賃金で雇う人件費を払って契約している事業がある。年間、何億円となるそれらの事業は、随意契約である。しかし、その人件費を社員にどのように払っているか、市はまったく関知していない。前原市の時から、議会で私がその点を指摘すると、市はいつもこのような答弁をしてきた。「委託料を払った後、それをどのように使うかは業者の判断で、市の関与すべきことではない…」と。ピンハネ自由なのだ。市民の税金で行っている事業で、そんなデタラメなことがあっていいものか? 公務員並みの人件費を補償する理由は、市民サービスを確保するためだ。社員を使い捨てのように雇っていたら、市民サービスは低下し、社員(市民)の人権にかかわる。私は、この若者と約束した。時間はかかるが、この問題も必ず市民に明らかにして、現場で働く人たちが泣かされないような告発と提案をしていく、と。 × × × ×選挙となれば、松本市政のもとで、「わが世の春」を謳歌している人たちが、つまりさまざまな利害関係者が、応援に駆け付ける。その先頭に立っているのが、与党議員のみなさんだ。次回は、議員とカネもうけについて。



九州、西日本に台風が接近している。心配なのは、水害、土砂崩れなどの災害だ。市が7割所有する『柱田ため池(1万6699㎡)』は、地域の遊水地になっていたが、この4か月でほとんど埋め立てられてしまった。

1千戸の住宅開発・前原東土地区画整理事業で。

ここは、水が上流から集中するところで、水害の危険地域。「遊水地になっている広大なため池を埋め立てるのは、非常に危険」と議会で取り上げてきた。私が調査したところ、

柱田ため池の貯水可能量は、   1万7千トン。

埋め立て途中の水田の貯水可能量は、2万6千トン。 

              合計 4万3千トン。

これだけの遊水地が埋め立てられると、集中豪雨や台風の雨水は、下流の浦志や泊、新田、隣の潤へと流れる。

区域内には、調整池もないし、雷山川も近い。ほんとうに心配だ。ここで重大なのは、市が、開発の埋め立ての許可を得るために、「流出する水の心配はない」と、農業委員会や農業振興地域整備促進協議会でウソをついていたことだ。

× × × ×

さらに、この数か月、前原東区画整理事業の埋め立てに使われた「盛り土」は、真砂土ではない。閉業予定の砕石場の「大量の石粉」。それに福岡市の樋井川の「河川改修に使った残土」である。

「住宅開発地に、都会の河川改修残土を搬入するとは!」と、地元の土木業者さんたちが驚いている。「きれいな真砂土で埋め立てると言っていたのに・・・ いったい区画整理組合は、 残土処分場の許可を得ているんですかね?」「県は、許可していないと言っていました」と私。 

・・・・・ ・・・・・では市が許可したのか? 

今度の一般質問で追及する予定だった。



昨日からはじまった6月議会に、TPP交渉参加の撤回を求める意見書(案)を提出しました。

議会最終日に提案、質疑、採決します。

糸島議会では、市長に何でも賛成のオール与党と、日本共産党との「自共対決」ですが、TPPに関しては違うと思います。

TPP交渉参加の撤回を求める意見書(案)3月15日、安倍晋三首相は、2月22日に行われたオバマ・アメリカ大統領との対談において、「聖域なき関税撤廃」でないことが確認された」として、TPP(環太平洋経済連携協定)への交渉参加を表明した。

しかし両首脳間で確認されたのは、交渉前にすべての関税撤廃を表明する必要はないということでしかなく、これをもって、いわゆる「聖域」が確保されたなどとおよそ評価することはできない。

糸島市は農業が基幹産業であるが、我が国の農業は、食品加工、生産資材・農業機械等製造業、運輸、観光など広範囲な産業と結びついており、地域の農業が衰退するようなことがあれば、地域の経済や雇用、景観や国土保全に与える影響は計り知れないものとなる。

また消費者にとっては、日本で許されていない食品添加物がアメリカから大量に入ってくることになる。

残留農薬の基準も日本より緩やかであり、子孫に影響を及ぼす遺伝子組み換え食品への不安もぬぐえない。BSEに感染した輸入牛肉の検査体制も後退する恐れがあり、食の安全が脅かされる危険性が非常に高いことが懸念される。

TPPは、農業だけでなく、国民皆保険制度や政府調達・金融サービス、雇用などさまざまな面で大きな影響を与えるとされているが、それもまだ明確になっていない。 

よって、地方自治法第99 条の規定により、この意見書を提出する。



先日、生活相談である家を訪ね、用事がすんで帰ろうとすると、そこの家にたまたま2人の人がたずねて来た。


家主が私を紹介してくれたので、「何か市に要望はありませんか」と二人にきいてみた。高齢の女性は、「アパートの家賃が高い。年金が少ないので市営住宅に入りたい」とおっしゃった。

60代くらいの女性は、「孫が障がい者。障がい者に優しい町をつくってほしい」と。「同感です」と私。高齢者は、家やアパートを借りようにも、保証人を見つけられない人が多い。

市営住宅は少ないので、入りたくても倍率が高く、多くの人が困っている。

「市は、人口を増やすと言って、区画整理事業で1000戸の住宅開発をしていますが、それに税金を16億円も使うより、市営住宅の建設の方が、ずっと市民に喜ばれます。

地元の建築業者の仕事にもなります。障がい者や高齢者に優しく、市営住宅が充実していれば、人口は増えます。糸島には養護学校もない。

障がい者福祉センターや作業所のさらなる充実など、たくさんやることがあります。

3人とも、熱心に耳を傾けてくれた。

むだな中央ルートは国道できっぱりやめて、南側につくる予定の中央ルートはやめる。

80億円は使わない。

それと同時に、「国の消費税値上げもやめてほしい。もっと大資産家や大株主など、取るべきところがありますから」というと、

「そうそう!」とうなずいてくださった。

「息子の給料はあがらないのに、物価だけが上がった」とも。もっともっと、市民のみさなんの声を聴かなくちゃ。



先日ビラ配りをしていると、庭で草むしりをしていた女性が、

「私もTPPには反対よ。食料自給率が下がるけど、農業だけの問題じゃない。保険も医療もみんな影響受けるんでしょう。アメリカでは、まともな公的保険がなくて、無保険者は盲腸の手術で何百万円もかかるってね。とんでもないわ」

「お詳しいですね。国民皆保険が壊されてしまいます。郵便局の保険もねらわれてますよ」

「そうそう。安倍総理は、なんであんなに暴走するの?自民党は反対じゃなかったの?せっかく投票したのに」

「自民党の候補者は、衆議院選挙の時、7割近くの候補者がTPP反対、自民党はウソつかないって公約したんです。ぶれない自民党!って」

「ふうん。とうとう共産党だけになったねえ。でも私、北朝鮮とか、中国共産党は嫌いなのよね」

「1党独裁とか、世襲政治はわたしも大嫌いです。戦前の日本みたいな自由のない社会は、絶対にいやです。このビラを読んでください」

戦前、日本共産党が命がけで戦争に反対し、天皇主権ではなく国民主権を主張して、たくさんの党員、支持者が弾圧された。小林多喜二のように。



「人口を増やすのが、最重要課題」という松本市長。

その政策をきいていると、耳を疑う。人口を増やすため、市外から引っ越してくる人には、家のリフォーム代を最高50万円まで出すという。

夫婦の片方が40歳以下なら、最高70万円までだす。

ただし、市民は対象外。

人口が増えないから。その税金は、市民が苦労して払っているのです。

ウソみたいなホントの話。


きょう、高田でビラ配りしていて、庭にいた女性にこの話をすると、「まあ、許せないね。腹が立つ。市民が怒って、こんな市は出ていくと転居したら、人口が減るよ。そんなこともわからないの。

誰のために税金を使えばいいかもわからないのね」と、言われた。

その通り。また、ある男性の高齢者は、「そこの瑞梅寺川が平成3年に氾濫したとき、床上浸水した世帯に市が出したのは、わずか1万円。畳も替えられなかった。被災者にこそ手厚い援助をしてほしい」その通りだ。

ちなみに2009年7月にも、床上浸水が14件あっている。



23年度、市町村税現年度課税分の徴収実績で、糸島市は県内60市町村のうち、市税で第一位。国民健康保険税は、二位だった。

市長も多くの議員も、「よくやった!」と胸を張り、喜んだ。税金の徴収率が上がるのは悪い事ではない。

税金を納めるのは、国民の義務。

しかし、不況が長引く中で、真面目に働いていても、倒産や失業、病気、様々な事情で税金を納めるのが困難な状況に追い込まれることがある。

とくに、糸島市の場合、災害の減免はいくらかあっても、経済的な減免制度がないために、多くの市民が苦しんでいる。

昨年度の所得で課税されるため、翌年度に所得がガクンと減って、払えないという人がでてくる。

減免がないと分納するしかないが、それがなかなか大変なのだ。

差し押さえが増えているのは、この徴収率と無関係ではない。悪質な滞納者を、許すわけにはいかない。納税者に直接対応する職員ほど大変だ。

問題は、政治をする市長の政治姿勢。有力者に甘く、市民に冷たい。

しかも、こんなに苦労して集めた税金を、湯水のように開発に使う。

中央ルートに120億円。前原東土地区画整理事業の住宅開発に国、県市で16億円。


もったいなくて涙が出そうだ。



安倍首相が、オバマ・アメリカ大統領との会談で、TPP(環太平洋連携協定)交渉参加に踏み出す意向を示しました。食料自給率だけでなく、医療、保健、雇用と国民生活のあらゆる分野に深刻な影響を与えるTPPには、反対です。

「聖域なき関税撤廃が前提でない」から交渉参加とは、国民を欺くものです。

主婦連合会は「食糧だけでなく、日本の社会保障制度、安全基準なども撤廃。

規制緩和の対象となり、TPP交渉への参加と交渉推進は消費生活に重大な影響を与える」と指摘し、JF全農、JF全漁連、医師会など多くの団体が反対の声を上げています。

自民党政権の時、派遣労働の野放しなど規制緩和を推し進め、汗して働いても食べられない貧困層が増大しました。これ以上の規制緩和は、さらに格差と貧困を拡大させるでしょう。

日本全国で、水害や土砂崩れを防止してきた農業が壊滅的打撃を受けてしまうでしょう。

自然と環境、食糧、雇用、医療、これ以上、ぶち壊さないでほしい。

今日は、朝、市役所で中央ルート反対の宣伝行動をしました。ムダな税金を使わず、国民、市民の喜ぶことを最優先でやってくださいと、心から訴えました。



                    
前原商店街「糸島にぎわい市場」
きょう、ひわだ議員と商店街を歩いた。
昭和の風情を残した陶器のお店や、白壁の落ち着いたたたずまいのレストラン、障がい者の作品を置いたしゃれた店、喫茶店に洋装店、楽器店に果物屋さん…
視察に行った他市の商店街よりも確実に魅力があると思った。
サンリブは、解体の真っ最中。
亡くなった母が、時折、波多江からぐるりんバスに乗って買い物に行っていたのを思い出した。
サンリブの自動販売機の前の椅子で、三々五々お茶を飲んでいた高齢のみなさんは、どこにいかれたのだろう?「足が悪いから遠くにいけないけど、ここでは友達に会える。
クーラーもいらんし」という夏に会ったおばあちゃんは、もう90歳だった。
お元気かな。お昼は、糸島にぎわい市場でちゃんぽんを食べた。
糸島野菜がたっぷりで、キャベツがとっても甘い。モヤシもしゃきしゃきしている。500円。
お店には、新鮮で低料金の魚屋さん、これまた安い八百屋さん。働く人の明るい声が響いている。
今日は買わなかったけど、大好きな牡蠣、たくさん入って500円。
おいしそうだった。タイのあらの吸い物と、おからのサラダで今夜はびっくりするほど経済的。
なにしろ新鮮なタイのあらがいっぱい入って100円で、超キレイなおからが50円。明日は1匹150円のあらかぶに、糸島大豆を煮てそれから…とにかくもっと宣伝したら、市民や職員の人たちが来たくなるお店になると思った。
前原駅前に止まっていた顔見知りのタクシーの運転手さんが、「市役所が浦志かどっかに移転すると、前原はゴーストタウンになりそうで心配です。
今でも空き店舗が多いんでしょう…」と話しかけてきた。
糸島市の顔、市役所と前原駅周辺、商店街に図書館、銀行、郵便局、ホテル。有機的なコンビネイションと市民の愛と情熱で活性化させたいとだれもが願っている。
そういえば、商店街の空き店舗を活用して、街中(まちなか)公民館や街中図書館をつくり、こどもや障がい者や高齢者、女性たちの憩いの場になっているところがあったはず。・・・・
気軽に休み、お茶やコーヒーが飲め、おしゃべりでき、文化、スポーツに親しめる商店街。
昼にみんながあちこち集まるところがあれば、真夏のクーラーやエアコンの電気料金が節約でき、エコなまちにもなる。


全面通行止めとなっていた糸島市川原の糸島峠が、明日、午後一時から開通する。


昨年3月からだったから、本当に多くの人が困っていたから、よかった。

原因は、県道わきの地すべりと言うが、広域基幹林道の工事が関係しているのか?

平日は、6000台の通行があるという。

県土整備事務所様、中央ルートはムダと思いますが、市民生活に必要な道路の整備は、ちゃんとお願いしますね。




※造成中?「柱田ため池」(上の写真)と、のどかな「相の町ため池」(これも近いうちに??)
10月頃、市民の方が電話をしてきた。「浦志のスーパーサニーの南にある線路のとこの大きなため池が、 水を抜かれて埋め立てられようとしている。 
あんなどでかいため池を埋め立てたら、周辺や下流は水害が心配だ。 
どうにかならないのか」というものだった。             ×     ×     ×     ×
前原東土地区画整理事業では、浦志・篠原の優良農地の水田13ヘクタールと、ため池をふたつも宅地にする計画。
そのひとつが、その方がおっしゃる広大な「柱田ため池」
もうひとつは、その南東にある「相の町ため池」
潤、浦志は今でも雷山川の近くで、ちょっと大雨が降ると側溝や小川から水があふれ、浸水の被害を出してきたところ。
最近の集中豪雨でも、潤のマンションの1階が浸水し、駐車場の車をあごらのグランドに避難させたとも聞いた。行ってみると、確かに1万平米をこえる広大な桂田ため池は、水を抜かれ、開発のための遺跡調査がおこなわれていた。
またその斜め向かいにある「相の町ため池」は、半分くらいたまった水面に、潤の家々の屋根が夕焼けに映えていた。
秋の草がなびく大きなため池ふたつ。二つ合わせれば、波多江小学校の敷地ほどもあるのではなかろうか。
今頃の台風では、ずいぶん地域の住宅街を豪雨から守ってきたことだろう。貯水量も相当あるはずだ。ほんとうに、これらのため池を埋め立て宅地にして、水害は起きないと断言できるのか?
北部九州の豪雨やゲリラ豪雨の報道があるたびに、心配だという地域住民
防災こそ、いま何より優先して対策をとるべき課題と思うのだが…


2003年(平成15年)からはじまった国道赤坂橋の架け替え工事が、年内に完成する。(仮橋の撤去など一部の工事は年を越すが…)

長い間、工事中で通りにくく渋滞状況になることもあったので、近隣住民、関係者に喜ばれるだろう。

橋の前後の歩道の整備を含め、22億円の事業費がかかったが、多くの人にとって、必要なインフラ整備、生活道路の整備はきちんとしてほしいもの。

築90年だった赤坂橋。

大雨のたびに増水して道路にあふれたり、みんな心配していた。今までありがとう。

そしてまた、これからもよろしくお願いします。

波多江校区に築80年の久保田橋があり、これもかなり老朽化し、狭いのに交通量が多く、交通事故もおきて地域住民が不安をかかえている。

これは市道の一部なので、市の責任で架け替えなければならない。

県が東風校区の潤につくっているあの中央ルートの国道北側だけで、40億円。住宅の移転補償費が一番大きい。

ムダな事業をするのは、なんともったいないことか。


× × ×今日、衆議院が解散した。生活に苦しむ人がこんなにいる時代に、税金のムダづかいをやめれば、もっともっと多くの人が救われる。

今日は建設産業委員会があり、また驚くようなことがあった。それはまた今度…



私は、前原の山間地や二丈・志摩の海岸線が大好きだ。

それは私のふるさとにも似て、心に潤いと元気を与えてくれる。

黄色い麦の穂が一面に実り、赤々と美しい夕焼けが空に広がるのを見たとき、思わずうっとりした。

子どもの小さい時に(自分自身がそうであったように)、農村で子育てしたかったなと、つくづく思った。

糸島は、山、海、農村が実に魅力的なところだ。

最近は、若い人たちで車に乗らない人たちも増えている。

高齢になれば、免許証を返還して車に頼れない世帯も増える。

私は、糸島市の活性化は、バスの充実にあると思っている。

だから、バス路線の拡充と、片道600円などという高い料金の引き下げ、九大線なみの200円の均一料金を議会で提案してきた。

コミュニティバスは、体内をめぐり栄養をはこぶ血管のように、糸島の人々の交流を促進する。もよりの駅と住宅地、公共施設を結んで。

子どもたちや高齢者、観光客、買い物の主婦や通勤、通学の市民を乗せて。

もちろん、障がい者にも配慮して。旧前原市は、この20年のあいだに人口が急増したが、必要な施設の整備は遅れている。まず、スポーツ施設。

そして、本格的な図書館。健康づくりに気軽に利用できる「市民プール」。100円くらいの小銭をもって、気楽に行けるプールがあったら、どんなに楽しいだろう。

そして、運動公園や体育館。視察に行くと、小さな町でも市民のための施設がきちんと整備してあり、お金を使わなくても、老後を生き生きと楽しめるようになっているところもある。夏休みには、子どもたちを乗せたバスが、図書館やプールを回っていたりする。

「ねたきり予防」の政策として、高齢者には、無料のバス券やプール券が配られていたところもあった。

駅を降りると、そこからバスで施設に行けるし、観光めぐりもできる。

中心市街地の魅力的な街づくりをすすめて、いろいろな市民活動ができる街中公民館があったり、伝統工芸のお店や食べもの屋、カフェ、と地の利を生かした工夫で、つまり、バスと地場産業と公共施設のコラボで活性化への道をさぐる時代なのだと思う。



他市に行政視察に行って、りっぱな市役所でどんなにいい話を聞いても、一歩市役所を出て、周辺の商店街が空き店舗の続くシャッター通りであったり、駅周辺がさびれていたりすると、とてもがっかりする。

いま、サンリブが撤退して、いよいよさびしくなった前原駅周辺ににぎわいを取りもどすため、知恵と工夫と必要な政治的援助をそそぐときではないか。

市は、職員を投入して浦志駅の建設に全力をあげているが、前原駅周辺の活性化こそ、優先課題と思う。

「ちよこさん、サンリブに冬の洋服を見に行きたいんだけど…」90歳の夫の母親は足が弱っているのでめったに出かけないが、年に1、2回は、サンリブで杖をつきつつ、下着や洋服や小物を買うのを楽しみにしていた。

6,7年前は、駅のように階段を登る必要のないコミュニテイバスで前原にちょこちょこ出かけ、「昔は商店街のあそこの店で梅干しの梅を買っていた」とか、「あの食堂のちゃんぽんはおいしいとよ」とか、「知らないおばあちゃんとバス停で話したら、私を70代かと聞きんしゃった」などと、楽しそうに話していた。

私がいまの状況を話すると、「サンリブもなくなったと! 合併しても、すたれよるやないね」。

本を読むのが大好きで、足が悪くなる前は図書館で本を借りて、ぼつぼつ歩き、商店街、銀行と回り、丸田池公園や市役所をめぐる「小旅行」もできた。糸島市には、母のような高齢者が何千人といるはずだ。高齢者だけではない。

子連れママや、若者にも車に乗らない人が増えている。こういう人たちが、行きたくなるような前原商店街にするためには、どうしたらいいか?

福岡での会議の帰りに、息子の中学の時の同級生と電車で隣り合って座った。彼女は、ボーイフレンドと大宰府の博物館に行ってきた、という。彼氏も車に乗らないらしく、デートはもっぱら公共機関らしい。

陶芸、革細工、さまざまな伝統工芸品を見るのが好きで、ヨーロッパ旅行に行ったときなど、手工芸の店が続く商店街のオープンカフェで、町ゆく人を眺めながらゆっくりコーヒーを楽しむのが最高という。

「糸島には、陶芸だの、ろうそくだの、木工品だの、7、80人も芸術家がいるのよ」と話すと、「えっほんとですか。見てみたい。駅の近くにあったらいいのに…」車で移動しなくてもいい商店街。魅力的な商店街にするためのヒントを、市民はいろいろ提供してくれる。

みんなの力を寄せ合って、商店街に元気と賑わいを取りもどそう!

そのために、活発に意見交換する場が必要です。



今日は、福岡県自治体問題研究所の主催で行われる年に一度の学習・講演会の分科会で、糸島市の原発運動の状況を報告することになっている。


場所は西南大学。関心のある方は、検索を。

先週は、毎月の「120億円の中央ルート反対宣伝行動」や、相談活動、12月議会に向けた様々な資料集めと調査活動で非常に忙しかった。


ところで、うれしかったのは、市が市民モニターのアンケート結果を出したこと16億円も税金を使う1000戸の住宅開発など、だれも望んでいない。

市民プールや運動公園など、健康維持や暮らしを豊かにする公共事業を求めているのがよくわかる。

さあ、元気を出して出かけよう。

今日は、すばらしい先生方のお話を聴けそうだ。



予算委員会で、高すぎる国保税に苦しむ市民の実態を述べていると、「またそんな話か。聞きたくもない」と吐き捨てるようにヤジった議員。

この人の土地も公共事業で開発された。議会で、貧困にかかわる発言は、ほとんどない。弱者救済の思想が貧弱。

「税金の徴収率をあげよ」と迫り、中央ルートのようなムダな巨大開発には市の言いなりに何でも賛成だ。

市民運動が盛り上がり、市長選挙で勝って、加布里のホテル救済の新道建設を断念させたこと、給食センターの建設をやめさせ、自校給食を守ったことがある。

真実を知った市民の怒りの声が、一番、政治をまともにする力。

日本共産党議員団と、保守系の議員二人が協力したことが大きかった。

議会で真実を追及し『風』で知らせる。頭にきた推進派が仕組んだのか、10数人の見知らぬ人たちが、議場の前で待ち伏せして取り囲まれ「前原の風を書き直せ!」と怒鳴られた。

「できません」と拒否すると、口々に10分以上も怒鳴り散らされた。ふと見ると、議員控室からいつも私を怒鳴る委員長の議員が出てきて、おもしろそうに見ていた。

そのにやにやした顔が、今も忘れられない。

「市役所内で騒がないでください」と職員のだれひとり止めに来なかった。

九大病院で胃がんの手術をする3日前、病院から電車で議会にでてきて一般質問をしていたら「12月議会は、もう死んでおらんばい!」とやじられた。


あれから8年。

私は、憎まれても嫌われても、税金を食い物にするような「汚い政治」と「ムダな公共事業」の追及はやめるわけにはいかない。

生活に苦労し、眠れない思いをしている市民がたくさんいるのを知っている。

税金の使い道を変えれば、文化や福祉や教育や、もっといい政策がいっぱいできる。

癒着・腐敗した政治は、弱者には冷たい政治だ。議員である以上、独自調査もせず、見て見ぬふりはできない。



9月27日の議会最終日。

私が補正予算の反対討論で、5月に大量のヘドロを流した疑いのある飲料工場からの多額の寄付金が、市の会計を通って、任意団体である新駅設置期成会の会長「松本みねお」の口座に振り込まれる問題を発言していると、突然、大勢の自民系議員が、「関係なかろうが!」「議長、やめさせれ!」「中止じゃ中止!」「共産党はなんば言いよるか!」と大声で狂ったように怒鳴り始め、議場は騒然となった。


私が、怒鳴り声に負けじとさらに大きな声で発言を続けると、議長が、議案に関係ないから発言をやめるように言った。

私が「関係あります」と言って続けると、「はよ、やめさせんか!」「関係なかろうが!」「共産党は出ていけ!」とさらに怒号が強くなった。

議長は、議長権限で私の発言を中止した。

あまりに品性のない議員たちと、民主主義のかけらもない議会運営に、傍聴席の市民が怒って抗議の声を上げると、議員たちは、二階の傍聴席を見上げ、「傍聴人はだまっとれ!」「名前を言え!」「永久に傍聴禁止じゃ」「おまえら共産党やろうが!」「ああ、議会は中止じゃ、中止じゃ」と叫んだ。

ある委員長職の議員はさっさと席を立ち、何か捨てゼリフを吐きながら議場を出て行った。議長も出て行き、3,4人残してみんな出て行った。

前原市のときから、何べんも何べんも何べんも繰り返されたこの光景。

市に都合が悪くなると、5人から10人の市長派議員が大声でがなりたて、発言なんてできない。私は、14年の間、こんな議会でたたかってきた。

「きさま!だまれ!」と怒鳴られ、「つまみだすぞ!」とどやされ、吊るし上げにあい、心臓の悪くなるような思いを何度も味わったが、絶対に長いものにまかれたりはしなかった。だが、この日は本当に悲しくなった。

インターネットが普及して、糸島市議会も少しよくなったと思ったが、本質はちっとも変わっていない。さっき、この時の様子をインターネットで確認しようとしたら、そっくりそのまま、この場面が削除されていた。

私の発言と議員たちの乱暴な暴言をすべて、インターネットと議事録から削除して、市の言い分だけが残してある。

今年になって、傍聴の市民が3人も議長に退場させられた。電気屋さんや、牧師さんや、年金ぐらしの普通の市民だ。議長は、口汚くののしるやくざのような議員はまったく注意せず、同じ自民系の市長の味方ばかりしている。

執行部がどんなに議会でウソをついても、見て見ぬふりだ。

何度も「共産党は出て行け!」と叫んだ議員のなかには、今度の議会で、ただの1回も発言せず、「議場でわざわざ聞かんちゃ、よかと。

はよ終わりない!」とまるで、発言する人を悪者のように罵倒する議員や「はよ終わって、飲みに行こうや」とヤジって、ゲラゲラ笑った議員も含まれる。

私は、発言を削除されただけでなく、それ以降の発言をすべて禁止された。

議長は、私の発言権を奪ったのである。

そのため、120億円のムダづかい中央ルートの問題点を指摘する決算の反対討論などができなかった。

それが残念だ。二日後、傍聴に来ていた女性から手紙をもらった。

美しい字で、議員の発言を封じる非民主的な議会運営に怒っている気持ちがつづられていた。

ありがとうございます。元気が出ます。

しかしなぜ議員たちは、あれほど狂ったように怒鳴ったのか?

それには、理由がある。



今年も残すところ、3か月となった。


今年もいろいろな市民が、様々な生活相談に訪れたが、その中で忘れられないのが水道料金を4万円滞納して、水を21日間止められた家族のことだ。夫は手取りが十数万円だった。

妻は妊娠中で、小さい子どももいた。

夫が仕事に行く前、バイクで毎朝水を18リットル缶で汲みに行き、それで生活をしていた。

妻と二人で一緒に市役所に行って「水を出してほしい」と頼んだとき

市は「苦しくてもちゃんと払っている市民もいる。期日までに払うという約束を守らなかった」「同居のおばあちゃんが、勝手に水道の栓をこじ開けようとした」など

悪質滞納者のような口ぶりで、絶対にあけるとは言わなかった。


市長派の有力議員が、「真面目に払っているものもいるのに、払わないで(水道)出してやれば、不公平だ」と主張し、議会で税金や公共料金の徴収率を上げよと迫るなかで、職員の大変さはわかる。


違法なことも平気で命令するパワハラ市長のもとで、真面目な職員が苦労しているのもわかっている。

上司、議員のパワハラと過重勤務で自殺した職員の公務災害申請の援助もしているから、職員のつらさはよく知っている。

しかし、この家族は悪質滞納者ではけっしてなかった。

賃金の未払いにあったり、不景気で給料が減ったりしていた。

子どもがいて妊婦なのに、料理をつくれず、お風呂に入れない生活を強いられていた。

数日後の給料日に払う誓約書を書いて帰った。

その日には開けてはもらえなかった。

私は職員の前で涙がこらえきれなかった。

公務員と違って、期日にきちんと給料のはいる市民ばかりではない。

同じ保守の市長でも、春田市長のころは、まだこんなではなかった。

市役所の外に出ると、今までずっと黙って耐えていた妻が声を上げて泣き始めた。

私は背中をさすってあげることしかできなかった。

松本市長は、口では「人権、人権」と言いながら、生活困窮者の声をきこうとせず、120億円の中央ルートや、(株)へいせいが住宅を建てる前原東区画整理事業、その最寄りの駅になる浦志新駅建設に没頭している。


法律や条例をやぶってフォレストアドベンチャーの誘致を勝手に決め、7月のオープンまでにアクセス道路を完備するため、崩れた基幹林道の修繕工事を市税6千万円を使ってやってのけた。

ちょうどこの相談があったころ。幹部職員を使って、その違法な誘致に、どれだけの人件費を使ったろうか。

「高級アスレチックのフォレストアドベンチャーを経営する会社が糸島市にできて、よかったやないか。なんで反対するんだよ」と市長派の議員たちは私たちを怒鳴るが、市がやるべきことはもっと他にある。

利用料がひとり3500円もかかるフォレストアドベンチャーより、市民プールや体育施設の方がずっと必要だ。

市の言いなりに何でも賛成はできない。

不正を見逃すこともできない。この苦しい時代に、市民が苦労して払っている税金だ。


議会が厳しくチェックしなければ、悪い市長のもとで市は暴走する。



                    
快適、美しい~! 大切に使ってね。
8月はじめ、学校施設の改善に取り組む女性たちや大工さん方と、学校訪問をした。

私が行ったのは、波多江小学校、東中学校、雷山小学校、怡土小学校、東中学校の5校。
そのなかで、東中学校の大規模改修事業が進んでいる現場を見学した。
特に、生徒の使うトイレを見て、うれしくて涙がでそうになった。
工事の済んだトイレは、バリアフリーで、清潔で花が飾られ、美しかった。
校長先生もうれしそうだった。今までほんとうに、ひどいトイレだった。
天井はカビで真っ黒。汚くて暗くて。
何年前だったか、生徒会長の女の子が「いとうさん、トイレをきれいにしてほしい」と訴えてきた。
あの子に早く教えてあげよう。
老朽化がひどく、14年前、議員になってからずっと「東中学校の施設改善」を求め続けてきた。
中央ルートのようなムダな事業を推進し、年々減らされる身近な公共事業の予算。
とにかく、ようやくトイレはきれいになった。
よかった!よかった!
しかし、管理棟はまだ改修されておらず、保健室も給食室もひどい。
必要な学校の施設改修で、子どもや地域の人が喜び、不景気な建築業界に仕事を増やし、地場産業の振興をと、さらに訴えていこう。

今日は市役所前で、朝8時から30分間「120億円の中央ルート反対!」の宣伝行動をした。
事業の優先順位が間違っている。
写真を載せますネ。おまたせしました。


8月5日は、志摩のふれあいに障害のある子どもたちのトレーニングの見学に行った。

臨床動作法研究親の会~レインボーサークルが、ボランティアの先生方と10年以上にわたって続けているもの。

時間の関係で子どもたちの見学はできなかったが、お母さんやボランティアの方々といろいろな話ができてよかった。

親亡き後の子どもたちの心配、糸島に支援学校が必要なこと、障がいのある人やボランティアや様々な障がいをこえて集まれる場、センターがあれば、もっと手をつないでいろいろなことができるなど、子どもの幸せを願う気持ちをひしひし感じた。みなさん、なんと明るくいい顔をしているのだろう。


私はいま、商店街のなかに手話カフェを開けないかと考えている。

6月議会で、空き店舗の多い前原の商店街に、街中公民館や街中カフェを開く提案をしたが、市も今回その方向では進んでいるとの答弁を得た。

もう少し調べてみよう。


6日は、広島に原子爆弾が投下されて67年になるので、原水爆禁止糸島協議会のみなさんと8人で、前原駅前で1時間「核兵器廃絶」の署名行動をした。

たくさんの人が署名におうじてくれ、うれしかった。

この署名は、ニューヨークの国連本部に送る。日本だけでなく、世界中で取り組まれ、吉永小百合さん、瀬戸内寂聴さん、宮崎駿さん、大江健三郎さん、日野原重明さん、益川敏英さんなどなど、たくさんの人が協力してくれている。

みなさんは、1年中、毎月、6日か9日に波多江駅か前原駅で署名行動している。

頭が下がります。暑い夏。平和でひとや自然に温かい社会を願います。



5月に工場排水を流した疑いで、県と市の立ち入り調査をうけた波多江の飲料工場が、1.5倍に規模拡大することになった。

今日、市の農業委員会が、会社の会長のもつ農地3万405平方メートルを農業振興地域から除外することに、同意した。(2名の委員は反対)

会社が周船寺から移転した10年前と同じ、農地法3条で手に入れた農地を。地元が同意したというが、その地元に、工場排水が流れる下流の池田や志登、板持の各行政区は入らない。

一番、被害を受ける池田の意見を何一つ聞かないで。

地元の議員が農業委員として出席していたが、何も言わずに賛成した。県と市の環境課が5月に立ち入り検査をしたことを、なぜ隠すのか?企業倫理を守らない会社であることを、他の農業委員は知らない。



糸島峠が山崩れのため全面通行止めになってから、早5か月。

あまりの不便さに「いつになったら、通行できるようになるのか?」という問い合わせが、我が家にもいくつも寄せられています。


昨日の建設産業委員会のなかで、市建設課の報告によると、地質調査等を終え、対策工法を検討し、詳細設計の一部を完了したとのこと。

一番気になる通行止め解除のスケジュールは、今年の冬から片側交互通行、来年の春ごろには全面交通開放の予定だそうです。

身近な生活道路は、迅速で安全な対応が求められます。

詳しくは、県土整備事務所へお問い合わせください。322-2962



古川議員が、市議会議員20年の永年勤続の表彰を市議会議長会から受けました。

古川議員は、日本共産党の議員として、長年にわたり「前原の風」の配布をはじめ、こつこつとがんばってきました。

特にうれしかったのは、古川議員が、昨年、一昨年と、猛暑で大変な学校現場にエアコンの設置を求めて議会で要望するなか、今年度、各教室に大型扇風機が4台ずつ実現できたのです。

子どもや先生から「教室の空気が全然ちがう。気持ちいい」という声を聴くと、本当にうれしくなります。

よかった!よかった!古川議員も、市民の喜ぶ声が一番うれしそう。

8月には、日本共産党議員団は、新婦人のみなさんや大工さんと、学校訪問して、学校の老朽化状況を調べます。

身近な公共事業で、地場業者に仕事をつくること。

これが私たちの願いです。

有田議長も、議長8年の表彰を受けられたので、今日はそのお祝いがいっしょに開かれました。

13年前、有田議長が一般質問で「南風小学校の建設で、下請けは市外の業者ばかり。これでは地場業者の振興にならない」という質問をされたので、私は共感して、有田議員の家に電話し「今日の質問はよかったです」と言った覚えがあります。

是々非々ですから。

健康にめぐまれ、市民のみなさんが支持してくださるからこそ、長年の議員活動ができるのです。

ありがたいですね。古川議員、これからも健康に気を付けて、夏バテしないようにがんばってくださいね。

そして、わたしとひわだ議員をどうぞよろしくおねがいします。



糸島の風7月号より(6月13日の一般質問の一部)

事業費16億円の前原東区画整理事業と浦志駅は、「平成建設が最大の利害関係者」伊藤議員は、篠原・浦志に1千戸の住宅を建設する前原東区画整理事業で

①住宅を建設する4業者のうち糸島の業者は平成建設だけであること

②会社が「浦志駅ができるから家を建てないか」と営業していること

をあげ「区画整理事業と浦志駅の最大の利害関係者は平成建設」と指摘しました。

※JRは「浦志駅」の建設を決定していません。


地場産業の振興と、中心市街地活性化について 伊藤議員は「開発事業の多くが平成建設がらみ。市民から『平成王国』と言われている。もっと地場業者(3千業者)の振興に力をいれよ」と述べ、以下の提案をしました。

○サンリブ閉店後の対策は…

①低料金のコミュニテイバスを走らせ、周辺部と中心部を結び、買い物難民の解消と消費の拡大をはかる。

②街中公民館として、空き店舗の活用をはかる。健康・文化教室等々。

○住宅リフォーム制度被災住宅や老朽住宅の修繕を補助する制度。建設業者に仕事が増える。

○中小業者の仕事を増やす生活道路、水路、ため池、学校修繕など行政区・学校などからの要望を優先する。


学校の消耗品費が足りずに、PTAがコピー用紙代や、給食の台車の修理費を出したり、年に何十万円も寄付しているところがあります。

子どもたちや障がい者のためのわずか、百円、千円を節約するのに、ごく一部の利害関係者しか喜ばない事業に、どどーんと16億円の税金が使われる。 

納得できません。 

ところで、潤の中央ルートも、国道北側が40億円かかりましたが、いよいよ南側へ四車線の巨大地下道路をつくろうとしています。

いいかげんにしてほしいです。市民の生活は苦しく、税金の支払いが大変な人が増えているのですから。




糸島の風 7月号から  
6月議会13日の一般質問より5月22日、波多江の飲料工場から下流の水路を、茶色い綿のようなものが大量に流れ、池田の水路はどろどろでした。
夕方、伊藤千代子議員が住民の通報で工場に駆けつけると、排水溝ではなく雨水溝から強烈な悪臭がしていました。(市の担当者もそこにいた)
しかし市は、工場の上流はきれいだったと認めつつ、「工場排水の水質は異常なく、原因は特定できなかった」と答弁しました。
綿のような物質やヘドロの検査はしていません。
田植え前に市のたいせつな農業用水路が汚されたのに、担当課が現場を見に来たのは6月になってからです。
5月27日は町内のみぞ掃除で、住民は悪臭と大量のヘドロに苦労し
「去年も梅雨前にこんなことがあった」
「本当に浄化槽を使っているのか。そのままながしているのでは?」
「硫化水素かアンモニアの臭いでは?」と心配しています。
伊藤議員が「工場が周船寺にあった2001年4月にも、工場排水をそのまま川に流し、福岡市の命令でバキュームカー十台のヘドロを回収した。
松本市長もきびしい対応をとっていただきたい!」と求めましたが、誠実な答弁はありませんでした。
※田植えが終わった6月25日、大雨の前後に、今度は赤紫色の水が工場下流の水路を流れた。


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